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誘惑の魔物2〜熊猫さん編〜
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「ハッハッハーッ! 早速、襲われてるな!!」
レックスは、レイの方を指差して腹を抱えて笑った。
「もうっ! 見てないで、助けてくださいよ!!」
レイは無我夢中で、顔に貼りついたもふもふを掴んだ。
べりっと剥がして、目の前に掲げる。
「もきゅ?」
つぶらな瞳と、レイの瞳がかち合った。
「……これが、熊猫さん……?」
「もきゅ!」
レイが尋ねると、誘惑の魔物は嬉しそうに鳴いた。
レイが抱き上げた熊猫さん型の誘惑の魔物は、姿はくまさん型の誘惑の魔物と同じふかふかのくまのぬいぐるみだった。
白黒の特徴的な模様は——残念ながら、レイが期待したものではなかった。
「……ハチワレ猫さん……」
「ああ。熊猫さん型は、くまさん型の誘惑の魔物の姿で、白黒猫のような模様をしているからな」
レイが目をぱちくりさせて呟くと、レックスが解説してくれた。
「もっきゅきゅう!」
レイが抱えている熊猫さん型の誘惑の魔物は、額のちょうど真ん中から綺麗にハチワレ模様になっていて、体の方はまるで黒いタキシードを着ているかのような白黒具合だ。手足の先は白い手袋や靴下を履かせたみたいに、真っ白だ。
背中には真っ白な小鳥の羽が付いている。
レイに抱っこされて嬉しいようで、元気に手足をバタつかせている。
「……これはパンダさんではないです……でも、これはこれでかわいいです……」
見慣れない模様ではあったが、かわいいことに変わりはなかったので、レイは衝撃を受けつつも、むぎゅっと誘惑の魔物を抱きしめた。
「だから『パンダ』とは何だ?」
レックスは冷静にツッコミを入れていた。
「とりあえず、おにぎりをやってやれ。こいつらの好物だ」
レックスはおにぎりを一つ、お弁当箱から取り出すと、レイに手渡そうと差し出した。
熊猫さん型の誘惑の魔物たちは、一斉にびくりと体を震わせると、怯えたようにレイの背後にぎゅっと固まって集まり、ぷるぷると震え出した。
彼らの瞳は、涙の幕でうるうると濡れている。
「光竜王様はこの子たちに何をされたんですか……?」
「俺は何もしてないぞ! おにぎりを渡そうとしただけだろうがっ!?」
レイがレックスに冷ややかな視線を送ると、彼は反論のツッコミを入れた。
(クロノといい、光竜王様がかわいい子たちに嫌われすぎている……)
レイは残酷な事実に思い至った。もちろん、口には出さなかった。
レイがおにぎりを分けてやると、熊猫さん型の誘惑の魔物たちは、嬉しそうにそれを受け取って、むしゃむしゃと食べ始めた。
彼らはレイのことは気に入ったようで、おにぎりを食べ終わると、もふん、もふふんと、レイに抱きついたり、よじ登ったり、「撫でて!」とせがんだりした。
「ふわぁ……かわいい……我が生涯に、一片の悔いなし……」
レイは頬をにやけさせて、熊猫さん型の誘惑の魔物を堪能した。
レックスは少し離れた所から、寂しそうにレイたちの様子を眺めていた。
***
「ルーファス、具合はどうですか?」
レイは、ベッドで横になっているルーファスに声をかけた。
「……朝よりも、だいぶマシになったかも。誘惑の魔物はどうだった?」
「とってもかわいかったですよ! 人懐っこい子ばかりでした!」
ルーファスがレイの頭を撫でると、彼女はにっこりと笑った。
レイの後ろでは、レックスが切なそうな表情を浮かべていた。
「そうそう、ご飯の時間ですよ。夕飯はこの部屋に運んでもらいますか?」
「いや、みんなと一緒に食べるよ」
ルーファスはゆっくりとベッドから起き上がった。
確かに、顔色は朝よりも良くなっていた。
大テーブルのある大部屋で、レックス、ルーファス、レイは夕食をとることになった。
本日の夕飯は、ご飯、川魚のつくね汁、なすとにんじんの漬物、魔鶏の照り焼きと唐揚げ、きゅうりと青紫蘇のサラダ、きのこといんげんの白和えだ。
デザートには、あんことバタークリームがたっぷりトッピングされたパウンドケーキが付いている。
「……レイ、今日はよく食べるね……?」
ルーファスが、レイの食べっぷりに苦笑いを浮かべた。
「おかわり!」
「はいよ」
レイがキラッキラに瞳を輝かせて空のお椀を渡すと、マーゴットはにこにことご飯をよそった。
「ありがとうございます! ご飯、サイコー!!」
「ふふふ。たーんとお食べ」
レイがにっこにこの笑顔でご飯をかき込むと、それを見てマーゴットも微笑ましそうに頬に手を添えた。
「……こいつ、大喰らいすぎだろ」
「普段はここまで食べないんだけどね……」
光竜兄弟は呆れた視線をレイに向けた。
(光竜の里に来て、本当に良かった!!!)
レイはソウルフードのご飯を咀嚼しつつ、じーんと、心から思った。
「そういえば、光竜王様は、昔、誘惑の魔物たちに何かされたんですか? みんな怯えてたんですが……」
レイは、あんことバタークリームのケーキをぺろりと平らげると、ルーファスに尋ねた。
「ああ、兄さんが子供の時にね……むぐっ!」
「ルーファスッ!!!」
ルーファスが何か言いかけると、レックスがケーキをルーファスの口に突っ込んで阻止した。
(……怪しい……)
レイは胡乱な目でレックスを見つめた。
ルーファスは、ゴホゴホと咽せている。
「……つまり、光竜王様が誘惑の魔物たちに無体を働いた結果、ああなったんですね……」
「無体とは何だ、無体とはっ!?」
レイが冷静にまとめると、レックスが声を荒げた。
「無理矢理なでなでしようとしたり、抱っこしようとしたり……?」
「……ゴホッ……レイの想像の通りだよ」
レイが小首を傾げて「無体」の内容を伝えると、復活したルーファスが小さく相槌を打った。
「ルーファス!?」
レックスは弟の裏切りに、彼の方を勢い良く振り向いた。
「兄さんは小さい子たちの扱い方を見直した方がいいよ」
ルーファスはお茶を飲んで喉を潤しながら、しみじみと言った。
「本当にそうですよね……ゔっ……」
ぞんざいな扱いばかりされているレイは、非常に納得したように深々と頷くと、席を立とうとした。急にピシリッと動きを止める。
「……どうした?」
「大丈夫?」
光竜兄弟がきょとんと尋ねた。
「……食べすぎて、お腹が……」
レイはパンパンになったお腹をさすって、苦しげにまた席に着いた。
ふはぁ……と深い息を吐いて、痛みを逃す。
「仕方がない奴だな」
レックスは眉を顰めて席を立つと、レイを小脇に抱えた。どうやら、彼女を部屋まで送ってくれるらしい。
もちろん、レイのお腹を片手で支え持っている。
「みぎゃーっ! 今はお腹を刺激しないでください!! こういう所ですよ、無体って!!!」
レイはお腹を圧迫されて、苦しそうにじたばたと暴れた。
「兄さん! 女の子に何て持ち方を……!! それはお腹が痛くなるやつだから!!!」
ルーファスが慌ててレイを奪って抱き上げた。
「何だ。竜が親切に送ってやろうと思ったのに……」
レックスは、チッと、渋面をした。
「「だから、そういう所っ!!」」
ルーファスとレイの叫びが綺麗に重なった。
レックスは、レイの方を指差して腹を抱えて笑った。
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白黒の特徴的な模様は——残念ながら、レイが期待したものではなかった。
「……ハチワレ猫さん……」
「ああ。熊猫さん型は、くまさん型の誘惑の魔物の姿で、白黒猫のような模様をしているからな」
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背中には真っ白な小鳥の羽が付いている。
レイに抱っこされて嬉しいようで、元気に手足をバタつかせている。
「……これはパンダさんではないです……でも、これはこれでかわいいです……」
見慣れない模様ではあったが、かわいいことに変わりはなかったので、レイは衝撃を受けつつも、むぎゅっと誘惑の魔物を抱きしめた。
「だから『パンダ』とは何だ?」
レックスは冷静にツッコミを入れていた。
「とりあえず、おにぎりをやってやれ。こいつらの好物だ」
レックスはおにぎりを一つ、お弁当箱から取り出すと、レイに手渡そうと差し出した。
熊猫さん型の誘惑の魔物たちは、一斉にびくりと体を震わせると、怯えたようにレイの背後にぎゅっと固まって集まり、ぷるぷると震え出した。
彼らの瞳は、涙の幕でうるうると濡れている。
「光竜王様はこの子たちに何をされたんですか……?」
「俺は何もしてないぞ! おにぎりを渡そうとしただけだろうがっ!?」
レイがレックスに冷ややかな視線を送ると、彼は反論のツッコミを入れた。
(クロノといい、光竜王様がかわいい子たちに嫌われすぎている……)
レイは残酷な事実に思い至った。もちろん、口には出さなかった。
レイがおにぎりを分けてやると、熊猫さん型の誘惑の魔物たちは、嬉しそうにそれを受け取って、むしゃむしゃと食べ始めた。
彼らはレイのことは気に入ったようで、おにぎりを食べ終わると、もふん、もふふんと、レイに抱きついたり、よじ登ったり、「撫でて!」とせがんだりした。
「ふわぁ……かわいい……我が生涯に、一片の悔いなし……」
レイは頬をにやけさせて、熊猫さん型の誘惑の魔物を堪能した。
レックスは少し離れた所から、寂しそうにレイたちの様子を眺めていた。
***
「ルーファス、具合はどうですか?」
レイは、ベッドで横になっているルーファスに声をかけた。
「……朝よりも、だいぶマシになったかも。誘惑の魔物はどうだった?」
「とってもかわいかったですよ! 人懐っこい子ばかりでした!」
ルーファスがレイの頭を撫でると、彼女はにっこりと笑った。
レイの後ろでは、レックスが切なそうな表情を浮かべていた。
「そうそう、ご飯の時間ですよ。夕飯はこの部屋に運んでもらいますか?」
「いや、みんなと一緒に食べるよ」
ルーファスはゆっくりとベッドから起き上がった。
確かに、顔色は朝よりも良くなっていた。
大テーブルのある大部屋で、レックス、ルーファス、レイは夕食をとることになった。
本日の夕飯は、ご飯、川魚のつくね汁、なすとにんじんの漬物、魔鶏の照り焼きと唐揚げ、きゅうりと青紫蘇のサラダ、きのこといんげんの白和えだ。
デザートには、あんことバタークリームがたっぷりトッピングされたパウンドケーキが付いている。
「……レイ、今日はよく食べるね……?」
ルーファスが、レイの食べっぷりに苦笑いを浮かべた。
「おかわり!」
「はいよ」
レイがキラッキラに瞳を輝かせて空のお椀を渡すと、マーゴットはにこにことご飯をよそった。
「ありがとうございます! ご飯、サイコー!!」
「ふふふ。たーんとお食べ」
レイがにっこにこの笑顔でご飯をかき込むと、それを見てマーゴットも微笑ましそうに頬に手を添えた。
「……こいつ、大喰らいすぎだろ」
「普段はここまで食べないんだけどね……」
光竜兄弟は呆れた視線をレイに向けた。
(光竜の里に来て、本当に良かった!!!)
レイはソウルフードのご飯を咀嚼しつつ、じーんと、心から思った。
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レイは、あんことバタークリームのケーキをぺろりと平らげると、ルーファスに尋ねた。
「ああ、兄さんが子供の時にね……むぐっ!」
「ルーファスッ!!!」
ルーファスが何か言いかけると、レックスがケーキをルーファスの口に突っ込んで阻止した。
(……怪しい……)
レイは胡乱な目でレックスを見つめた。
ルーファスは、ゴホゴホと咽せている。
「……つまり、光竜王様が誘惑の魔物たちに無体を働いた結果、ああなったんですね……」
「無体とは何だ、無体とはっ!?」
レイが冷静にまとめると、レックスが声を荒げた。
「無理矢理なでなでしようとしたり、抱っこしようとしたり……?」
「……ゴホッ……レイの想像の通りだよ」
レイが小首を傾げて「無体」の内容を伝えると、復活したルーファスが小さく相槌を打った。
「ルーファス!?」
レックスは弟の裏切りに、彼の方を勢い良く振り向いた。
「兄さんは小さい子たちの扱い方を見直した方がいいよ」
ルーファスはお茶を飲んで喉を潤しながら、しみじみと言った。
「本当にそうですよね……ゔっ……」
ぞんざいな扱いばかりされているレイは、非常に納得したように深々と頷くと、席を立とうとした。急にピシリッと動きを止める。
「……どうした?」
「大丈夫?」
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