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剣聖剣舞2
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「わあ! このお店は初めて入りました!」
「王都でも有名なお店ですよ。酒もつまみも美味いんです」
アルメダが瞳をキラキラさせて歓迎会が行われる店に入ると、すかさず新兵の一人が教えてくれた。
「バッカスの酒樽」は王都ガザルでも有名な店らしく、この砂漠の地域特有のダンスや剣舞が上演されるステージ付きの酒場だ。ステージがある一階席だけでなく、ステージと店内が見渡せる二階席もある。
ステージの上では、セクシーな衣装をまとった女性ダンサーたちが演奏にあわせて踊り、お酒が入った店の客たちが喝采やヤジを飛ばしていた。
店内はとても賑やかで、話し声や笑い声で溢れかえっていた。
「すごい! ダンスもやってるんですね!」
「そうです。ステージが空いていれば、飛び入りでも参加できるみたいですよ。あっ! うちで予約した席はあっちみたいです!」
アルメダが、ステージ上の女性たちのしなやかでキレキレのダンスを感心して眺めていると、兵士たちに腕を引かれた。
一階席の奥の長い木製テーブルには、いくつも丸椅子が置かれ、王宮の兵士たちもよく利用しているためか、慣れた様子でドカドカと席に着いていった。
レヴィと兵士たちの前にはエールがなみなみと注がれたグラスがドカドカッと置かれ、アルメダの前にはぶどうジュースが置かれた。
「……それでは」
「乾杯っ!!」
アルメダたちは、全員でガキンッとグラスを大きく打ちつけ合った。
つまみには、スパイスに漬け込まれた真っ赤なグリルチキン、王都ガザルならではの魔魚のフリット、ひよこ豆のコロッケ、クスクス入りのサラダが、大盛りで次々とテーブルの上に並べられていった。
「レヴィ師匠とアルメダ教官は、どこで知り合ったんですか?」
一人の新兵が興味津々といった表情で、話しかけてきた。
「アルメダには、私が森の中で困っている時に助けてもらいました」
「へぇ~、レヴィ師匠ほどの腕前でも困ることがあるんですね」
「ええ、その時の私は瘴気におかされていて、前後不覚な状態でした。私の攻撃を躱しつつ、アルメダが浄化してくれたおかげで、今の私がいます」
レヴィは新兵の質問に真面目に答えた。嘘はついていないが、いろいろとぼやかしているのは内緒だ。
「えっ!? アルメダ教官は浄化ができるんですか!?」
「うん、なんだかできちゃった」
「なんだかできるようなものじゃないでしょう!?」
兵士たちは驚愕の表情で、アルメダの方を振り向いた。
「そうなると、アルメダ教官は聖属性の魔術を使えるんですか?」
「一応ね。普段、使うことは無いけどね」
アルメダはグリルチキンに齧り付きながら答えた。じゅわっとした脂がジューシーで、スパイスがしっかり効いていて、結構ピリ辛だ。その分、お酒には合いそうだ。
「ダズ殿下とはどこで知り合ったんですか?」
「ドラゴニアで、私たちが冒険者をしていた時にカタリーナと知り合ったんです。その縁でサハリアに来ました」
「…………っ!!!」
レヴィは新兵の質問に淡々と答えていった。
一方で、アルメダは顔を赤らめつつ、辛さを誤魔化すようにぶどうジュースをがぶ飲みした。思いの外、グリルチキンは辛さが後からカッとくるタイプだった。
「へぇ~、ダズ殿下は鉄竜の鱗のメンバーですからね。今までも時折、殿下が旅の途中で知り合った人材に、いろいろな指南役を依頼されてたんです。魔術とか、罠作りとか、薬の調合とか……アルメダ教官、お水を頼みましょうか?」
「……お、お願いします……」
気の利いた兵士が尋ねてきたので、アルメダは涙目でお願いした。額には脂汗が滲んでいる。
アルメダの普段は見れない弱った様子に、周囲の兵士たちは「おぉっ!」と息をのんでいた。
(かっ……辛い……! 辛すぎる!!)
アルメダは舌を出して、両手でパタパタとあおいだ。
「あれっ? もうお水が来たの? ありがとう!」
「あっ……教官、それは……」
アルメダは半ば引ったくるように、テーブルに来た透明な液体が入ったグラスを掴むとゴクゴクと一息に飲んだ。あまりにも辛さが尾を引いて、耐えられなかったのだ。
***
「……アルメダ? 酒は飲まないんじゃなかったのか?」
「ふぇ? 私はお水しか飲んでないですよ~?」
「……レヴィ、これはどういうことだ?」
少し遅れてやって来たダズが、大きな手で頭痛を堪えるかのように額を抑えて確認してきた。
彼の後ろには、アッバスと、なぜかお忍び姿の王太子サディクがいた。
「アルメダがチキンを食べた後、酒を水と間違えて飲んでしまったんです」
「この店のグリルチキンはかなり激辛で有名だからな……」
レヴィが淡々と事の顛末を説明すると、アッバスが呆れた顔で呟いた。
「……あれ? 殿下がなぜこんなところに……?」
アルメダが頬を上気させて、サディクの方を振り向いた。グリルチキンの辛みとお酒にあてられて、うるうると涙目だ。
「今は一兵士ですよ、アルメダ教官。それに、このことは内密にお願いします」
新兵の真新しい兵士の制服をまとったサディクは、人差し指を口元に一本立てて囁いた。
体の線が細くて制服に着られている感じも、新兵らしく見えた。
「分かりました~! 秘密ですね!」
「そうです」
酔っ払って馴れ馴れしくなっているアルメダに、サディクは苦笑いで答えた。
一方で、酒が入っていたはずの他の兵士たちは、急に酔いが醒めて顔を強張らせていた。
***
レヴィとアルメダの歓迎会は、王太子サディクが飛び入り参加するというサプライズもあったが、和やかに進んでいった。
ダズは元のざっくばらんな性格もあるが、第七王子とはいえ冒険者をしており、軍の訓練にも時折顔を出していることもあり、兵士たちにとっては気安くて身近な存在のためか、気軽に話しかける者も多い。
ただ、サディクは生まれながらに王太子に指名され、それ相応の教育を受けてきたためか、どうしても気品のようなものが隠し切れず、ダズのように気安く話しかけられるような兵士は誰もいなかった。
唯一、お酒が入って怖いもの知らずになっていたアルメダと、作られて初めて人型になって人間の機微というものを学習中のレヴィだけが、普通にサディクに話しかけていた。
サディクも初めは、二人の気軽な態度に少し戸惑っていたが、お忍びということもあり、楽しんでいるようだった。
「ここのステージは、剣舞もやるんですね……双剣の舞、かっこいいです!」
アルメダはお酒が入って、少し浮き足立っていた。ぽやっと楽しげに、ステージ上で上演されている双剣の舞を眺めて、呟いた。
「この店は演舞の質が高いと有名で、前々から来てみたかったんです。時折、飛び入り参加の演者もいて、かなり盛り上がるそうですよ」
アルメダが上演中の剣舞を褒めると、サディクも楽しそうに藍色の瞳を細めた。
「あっ! ちょうど剣舞が終わったみたいです! 次の参加者を募集してますね。レヴィはどう? 剣舞、上手だよね?」
「おや? レヴィ教官は剣舞ができるんですか?」
アルメダが、フェンの街での見事なレヴィの剣舞を思い出して提案すると、サディクも興味深そうにレヴィの方を振り向いた。
「ええ! レヴィはとっても剣舞が上手なんです! すごくキレがあって、力強い剣舞ですよ!」
「それは是非見てみたいですね」
サディクが興味深そうに頷いた。
たったの十日間で王宮勤めの上級兵や士官を全て剣術で下した男だ。剣舞も期待できそうだ。
「俺たちもレヴィ師匠の剣舞を見てみたいです!」
「王宮一の剣士の剣舞! 見ないわけがないじゃないですか!!」
これには、サディクがいる席から少しだけ距離をとっていた兵士たちも囃し立てた。
「俺も見てみたいな」
「レヴィの剣舞なら、間違いないだろう」
ダズとアッバスも頷いている。
歴代剣聖の剣技を扱える聖剣の剣舞だ——今では見ることができなくなった歴代剣聖の剣舞を見れるのだ。滅多にお目にかかれるものではない。
「ええ、いいですよ」
「「「「「やったー!!!」」」」」
レヴィはさらりと答えると、ステージの方へ向かって歩いて行った。
兵士たちはみな歓声をあげて、その背中を見送った。
レヴィの剣舞は圧巻の一言だった。
このサハリア王国で一般的な双剣の舞とは違った、ウィルフレッドから譲ってもらったミスリル製の剣一本での舞だった。
力強く、そして緊張感溢れる見事な剣舞に、店内の誰も彼もが彼の剣舞を食い入るように見ていた。
キレのある大胆な動き、刃先まで力が漲っているかのような力強い剣捌き、そして、シーンと静まり返ったステージの上で、空を切る剣の音だけが鋭く鳴り響いていた。
最後に、キンッとレヴィが剣を鞘におさめてお辞儀をすると、割れんばかりの拍手が店内を覆った。
「素晴らしい!」
「よっ! 王宮一の剣士!!」
「兄ちゃん、すげぇ剣舞だな!!」
レヴィは珍しく少し照れながら、ステージを降りて来た。
「……褒められて嬉しいのですが、なぜだか少し気恥ずかしいですね……」
「なんだぁ、兄ちゃん、照れてんのか!?」
「見事な舞だったぞ! もっと胸を張れ!!」
ガハハハハ! ……と酔っ払い客にヤジられながら、レヴィは足早に元いた席に戻って来た。
「王都でも有名なお店ですよ。酒もつまみも美味いんです」
アルメダが瞳をキラキラさせて歓迎会が行われる店に入ると、すかさず新兵の一人が教えてくれた。
「バッカスの酒樽」は王都ガザルでも有名な店らしく、この砂漠の地域特有のダンスや剣舞が上演されるステージ付きの酒場だ。ステージがある一階席だけでなく、ステージと店内が見渡せる二階席もある。
ステージの上では、セクシーな衣装をまとった女性ダンサーたちが演奏にあわせて踊り、お酒が入った店の客たちが喝采やヤジを飛ばしていた。
店内はとても賑やかで、話し声や笑い声で溢れかえっていた。
「すごい! ダンスもやってるんですね!」
「そうです。ステージが空いていれば、飛び入りでも参加できるみたいですよ。あっ! うちで予約した席はあっちみたいです!」
アルメダが、ステージ上の女性たちのしなやかでキレキレのダンスを感心して眺めていると、兵士たちに腕を引かれた。
一階席の奥の長い木製テーブルには、いくつも丸椅子が置かれ、王宮の兵士たちもよく利用しているためか、慣れた様子でドカドカと席に着いていった。
レヴィと兵士たちの前にはエールがなみなみと注がれたグラスがドカドカッと置かれ、アルメダの前にはぶどうジュースが置かれた。
「……それでは」
「乾杯っ!!」
アルメダたちは、全員でガキンッとグラスを大きく打ちつけ合った。
つまみには、スパイスに漬け込まれた真っ赤なグリルチキン、王都ガザルならではの魔魚のフリット、ひよこ豆のコロッケ、クスクス入りのサラダが、大盛りで次々とテーブルの上に並べられていった。
「レヴィ師匠とアルメダ教官は、どこで知り合ったんですか?」
一人の新兵が興味津々といった表情で、話しかけてきた。
「アルメダには、私が森の中で困っている時に助けてもらいました」
「へぇ~、レヴィ師匠ほどの腕前でも困ることがあるんですね」
「ええ、その時の私は瘴気におかされていて、前後不覚な状態でした。私の攻撃を躱しつつ、アルメダが浄化してくれたおかげで、今の私がいます」
レヴィは新兵の質問に真面目に答えた。嘘はついていないが、いろいろとぼやかしているのは内緒だ。
「えっ!? アルメダ教官は浄化ができるんですか!?」
「うん、なんだかできちゃった」
「なんだかできるようなものじゃないでしょう!?」
兵士たちは驚愕の表情で、アルメダの方を振り向いた。
「そうなると、アルメダ教官は聖属性の魔術を使えるんですか?」
「一応ね。普段、使うことは無いけどね」
アルメダはグリルチキンに齧り付きながら答えた。じゅわっとした脂がジューシーで、スパイスがしっかり効いていて、結構ピリ辛だ。その分、お酒には合いそうだ。
「ダズ殿下とはどこで知り合ったんですか?」
「ドラゴニアで、私たちが冒険者をしていた時にカタリーナと知り合ったんです。その縁でサハリアに来ました」
「…………っ!!!」
レヴィは新兵の質問に淡々と答えていった。
一方で、アルメダは顔を赤らめつつ、辛さを誤魔化すようにぶどうジュースをがぶ飲みした。思いの外、グリルチキンは辛さが後からカッとくるタイプだった。
「へぇ~、ダズ殿下は鉄竜の鱗のメンバーですからね。今までも時折、殿下が旅の途中で知り合った人材に、いろいろな指南役を依頼されてたんです。魔術とか、罠作りとか、薬の調合とか……アルメダ教官、お水を頼みましょうか?」
「……お、お願いします……」
気の利いた兵士が尋ねてきたので、アルメダは涙目でお願いした。額には脂汗が滲んでいる。
アルメダの普段は見れない弱った様子に、周囲の兵士たちは「おぉっ!」と息をのんでいた。
(かっ……辛い……! 辛すぎる!!)
アルメダは舌を出して、両手でパタパタとあおいだ。
「あれっ? もうお水が来たの? ありがとう!」
「あっ……教官、それは……」
アルメダは半ば引ったくるように、テーブルに来た透明な液体が入ったグラスを掴むとゴクゴクと一息に飲んだ。あまりにも辛さが尾を引いて、耐えられなかったのだ。
***
「……アルメダ? 酒は飲まないんじゃなかったのか?」
「ふぇ? 私はお水しか飲んでないですよ~?」
「……レヴィ、これはどういうことだ?」
少し遅れてやって来たダズが、大きな手で頭痛を堪えるかのように額を抑えて確認してきた。
彼の後ろには、アッバスと、なぜかお忍び姿の王太子サディクがいた。
「アルメダがチキンを食べた後、酒を水と間違えて飲んでしまったんです」
「この店のグリルチキンはかなり激辛で有名だからな……」
レヴィが淡々と事の顛末を説明すると、アッバスが呆れた顔で呟いた。
「……あれ? 殿下がなぜこんなところに……?」
アルメダが頬を上気させて、サディクの方を振り向いた。グリルチキンの辛みとお酒にあてられて、うるうると涙目だ。
「今は一兵士ですよ、アルメダ教官。それに、このことは内密にお願いします」
新兵の真新しい兵士の制服をまとったサディクは、人差し指を口元に一本立てて囁いた。
体の線が細くて制服に着られている感じも、新兵らしく見えた。
「分かりました~! 秘密ですね!」
「そうです」
酔っ払って馴れ馴れしくなっているアルメダに、サディクは苦笑いで答えた。
一方で、酒が入っていたはずの他の兵士たちは、急に酔いが醒めて顔を強張らせていた。
***
レヴィとアルメダの歓迎会は、王太子サディクが飛び入り参加するというサプライズもあったが、和やかに進んでいった。
ダズは元のざっくばらんな性格もあるが、第七王子とはいえ冒険者をしており、軍の訓練にも時折顔を出していることもあり、兵士たちにとっては気安くて身近な存在のためか、気軽に話しかける者も多い。
ただ、サディクは生まれながらに王太子に指名され、それ相応の教育を受けてきたためか、どうしても気品のようなものが隠し切れず、ダズのように気安く話しかけられるような兵士は誰もいなかった。
唯一、お酒が入って怖いもの知らずになっていたアルメダと、作られて初めて人型になって人間の機微というものを学習中のレヴィだけが、普通にサディクに話しかけていた。
サディクも初めは、二人の気軽な態度に少し戸惑っていたが、お忍びということもあり、楽しんでいるようだった。
「ここのステージは、剣舞もやるんですね……双剣の舞、かっこいいです!」
アルメダはお酒が入って、少し浮き足立っていた。ぽやっと楽しげに、ステージ上で上演されている双剣の舞を眺めて、呟いた。
「この店は演舞の質が高いと有名で、前々から来てみたかったんです。時折、飛び入り参加の演者もいて、かなり盛り上がるそうですよ」
アルメダが上演中の剣舞を褒めると、サディクも楽しそうに藍色の瞳を細めた。
「あっ! ちょうど剣舞が終わったみたいです! 次の参加者を募集してますね。レヴィはどう? 剣舞、上手だよね?」
「おや? レヴィ教官は剣舞ができるんですか?」
アルメダが、フェンの街での見事なレヴィの剣舞を思い出して提案すると、サディクも興味深そうにレヴィの方を振り向いた。
「ええ! レヴィはとっても剣舞が上手なんです! すごくキレがあって、力強い剣舞ですよ!」
「それは是非見てみたいですね」
サディクが興味深そうに頷いた。
たったの十日間で王宮勤めの上級兵や士官を全て剣術で下した男だ。剣舞も期待できそうだ。
「俺たちもレヴィ師匠の剣舞を見てみたいです!」
「王宮一の剣士の剣舞! 見ないわけがないじゃないですか!!」
これには、サディクがいる席から少しだけ距離をとっていた兵士たちも囃し立てた。
「俺も見てみたいな」
「レヴィの剣舞なら、間違いないだろう」
ダズとアッバスも頷いている。
歴代剣聖の剣技を扱える聖剣の剣舞だ——今では見ることができなくなった歴代剣聖の剣舞を見れるのだ。滅多にお目にかかれるものではない。
「ええ、いいですよ」
「「「「「やったー!!!」」」」」
レヴィはさらりと答えると、ステージの方へ向かって歩いて行った。
兵士たちはみな歓声をあげて、その背中を見送った。
レヴィの剣舞は圧巻の一言だった。
このサハリア王国で一般的な双剣の舞とは違った、ウィルフレッドから譲ってもらったミスリル製の剣一本での舞だった。
力強く、そして緊張感溢れる見事な剣舞に、店内の誰も彼もが彼の剣舞を食い入るように見ていた。
キレのある大胆な動き、刃先まで力が漲っているかのような力強い剣捌き、そして、シーンと静まり返ったステージの上で、空を切る剣の音だけが鋭く鳴り響いていた。
最後に、キンッとレヴィが剣を鞘におさめてお辞儀をすると、割れんばかりの拍手が店内を覆った。
「素晴らしい!」
「よっ! 王宮一の剣士!!」
「兄ちゃん、すげぇ剣舞だな!!」
レヴィは珍しく少し照れながら、ステージを降りて来た。
「……褒められて嬉しいのですが、なぜだか少し気恥ずかしいですね……」
「なんだぁ、兄ちゃん、照れてんのか!?」
「見事な舞だったぞ! もっと胸を張れ!!」
ガハハハハ! ……と酔っ払い客にヤジられながら、レヴィは足早に元いた席に戻って来た。
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◆関連作品
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