145 / 347
閑話 ツンデレ
しおりを挟む
「……レイ、助けてくれ……俺はもうダメだ……だが、他の二人だけは……ぐふっ」
ダズはそう苦しげに言い残すと、助けを求めるかのように片腕を伸ばしたまま、ばたりと倒れ込んだ。
「ダズ!? 急にどうしたんですか!? 大丈夫ですか!?」
レイは、宿の廊下で急に具合が悪そうに倒れ伏したダズに、慌てて駆け寄り、軽く揺さぶって声掛けをした。
「レイ、レヴィが大変なんだ。すぐに来てくれ」
「クリフ、眼鏡はどうしたんですか? それは私じゃなくて、この宿にある壺です」
クリフは宿の廊下に置いてある壺に、真剣な面持ちで話しかけていた。
レイは一瞬、あんまりなことにポカンとしてしまったが、冷静に指摘をした。
「俺は眼鏡を外すことで奴の攻撃を躱し、正気を保ってるんだ」
「奴からの攻撃? はたから見てると行動が正気じゃないです。何が起こってるんですか!?」
「とにかく、すぐに男部屋に来てくれ」
クリフに誘われるがまま、レイは男部屋へと向かった。
「ああっ! ルーファス! 大丈夫ですか!?」
男部屋に入ると、真っ先に倒れ伏しているルーファスが目に入った。レイは慌てて、床に転がっているルーファスの元に駆け寄った。
「レイ……ここは危ないから……早く逃げるんだ……」
ルーファスは薄らと開けた目でレイを見ると、掠れた声で彼女に逃げるよう諭した。
「ルーファスまで……一体、何が……」
「とにかく、レヴィの奇行を止めてくれ! 全ての原因は、あいつなんだ!」
「クリフ、まずは眼鏡をかけて、ご自身の奇行を止めてください。それはダズの長剣です。私ではないです」
レイは、壁に立てかけられているダズの長剣に一生懸命話しかけているクリフに対し、冷静にツッコミを入れた。
レイとクリフが、ダズとルーファスを彼らのベッドまで運んで看病していると、レヴィが男部屋に戻って来た。
「あ、レイ」
「レヴィ、どうしたの? みんなに何があったの?」
「みんなには、私の新技の練習に付き合ってもらいました」
レヴィはちょっぴり嬉しそうな、ほくほくと誇らしげな表情で報告してきた。
「新技の練習?」
レイは怪訝そうな表情で尋ね返した。
「レイがスナギツネさん型の誘惑の魔物に、打ち負かされていたでしょう? あれほど強力な技は、今までのどのご主人様も持ち合わせてはいなかったのです。私が習得できれば、レイも口寄せ魔術で使えるようになります。そうすれば、お役に立てるかと」
「私、スナギツネさん型の誘惑の魔物に負けたっけ? おやつ袋を取られたこと?」
「違います。ツンデレです」
レヴィは胸を張って自信満々に、新技名を言い放った。
「ツン……デレ」
レイは絶句した。
「そうです。あれはきっと立派な精神系統の技です。あれだけレイの心を完膚なきまでに打ち負かしつつも、好かれるという、何とも恐ろしい技です。おそらく、魅了スキルの類いでしょう」
「…………」
あまりのことにレイが固まっていると、クリフが補足説明を始めた。
「ダズは始め、全然気づかなかったんだ。こいつは結構大雑把で鈍い所があるから、レヴィは具合が悪いんだろうと考えてたみたいなんだ。全てを悟った時、積りに積もった『なんだか気持ち悪い』が爆発して、ああなった」
いつもの銀縁眼鏡を装備したクリフは、しっかりとダズの方を指差した。
ダズはベッドの上で仰向けに横になり、両手を臍の上のあたりに重ね、安静にして休んでいる。額から目元を覆うように濡れタオルが置かれ、非常に具合が悪そうだ。
「それから、一番まともにこの『ツンデレ』なる技を食らったのは、ルーファスだ。根が真面目すぎるのも考えものだな。さらに、優しすぎて無理をし過ぎるきらいがある」
クリフはフッとルーファスの方に目をやったが、もはや見てられないと言わんばかりに視線を逸らした。残念そうに首を小さく横に振っている。
ルーファスは自身のベッドの上で、まるで悪夢に魘されているかのように、うんうんと苦しげに唸っている。助けを求めるかのように伸ばされた腕は、中空を彷徨っている。
「ツンデレは元々、相手をかわいいな、とかカッコいいな、とか素敵だなって思ってるから効果があるんです。レヴィが、他の男性メンバーに対してやっても意味ないよ」
「そうだったんですね! だからみんな技が効いてるのに、変な感じだったんですね!」
「変な感じ?」
「なんだか具合が悪そうになりました」
「……別の意味で効いてるのね……」
レイは呆れて呟いた。
「……それなら、これならみんなに効くということですね!」
レヴィは、ポンッとレイの姿に変身した。ご丁寧に、ふんわりと可愛らしい白いワンピース姿だ。黒くて長いストレートの髪は、真っ赤なリボンでポニーテールにまとめられている。
男性陣からは「おおっ」とどよめきの声が漏れた。すっかり伏せっていたはずの二人も、いつの間にか体を起こしていた。
「これなら許容範囲だ」
「かわいいからアリだな」
「確かに、こっちならかわいいから大丈夫だよ」
口々に感想を言い合う男性陣に対し、レイは羞恥のあまり顔を真っ赤にしてぷるぷると震えだした。
レヴィもレイの姿になるのは照れるのか、頬を淡く桜色に上気させて、もじもじし始めた——却って初々しくなっている。
(その姿で、みんなにツンデレを披露するつもりなの!?)
「……今後一切、ツンデレは禁止です……」
レイは低い声で最善の決断を下した。
「そんな!!」
「えっ!?」
「なんで!?」
「なぜだっ!?」
レヴィのツンデレに困っていたはずの男性陣からも、なぜだか非難の声が上がった。
「禁止ったら、禁止です!! もし次に私の姿でツンデレをしたら、しばらくレヴィは剣の姿に戻します!」
「!! ……分かりました。ツンデレの習得は諦めます」
「「「えぇーっ!」」」
「全く、どっちなんですか!? レヴィにツンデレをやめて欲しかったんでしょう!?」
男性陣は怒れるレイに正座させられ、そのまま説教されることになった。
こうしてレヴィのツンデレ奇行はおさまり、男部屋には平和が訪れた。
その後、レイやカタリーナが、レヴィが一体どんなツンデレ行動をしたのかいくら尋ねても、ルーファスもダズもクリフも顔を青ざめさせて、口を貝のように閉ざし、何も教えてはくれなかった。
ダズはそう苦しげに言い残すと、助けを求めるかのように片腕を伸ばしたまま、ばたりと倒れ込んだ。
「ダズ!? 急にどうしたんですか!? 大丈夫ですか!?」
レイは、宿の廊下で急に具合が悪そうに倒れ伏したダズに、慌てて駆け寄り、軽く揺さぶって声掛けをした。
「レイ、レヴィが大変なんだ。すぐに来てくれ」
「クリフ、眼鏡はどうしたんですか? それは私じゃなくて、この宿にある壺です」
クリフは宿の廊下に置いてある壺に、真剣な面持ちで話しかけていた。
レイは一瞬、あんまりなことにポカンとしてしまったが、冷静に指摘をした。
「俺は眼鏡を外すことで奴の攻撃を躱し、正気を保ってるんだ」
「奴からの攻撃? はたから見てると行動が正気じゃないです。何が起こってるんですか!?」
「とにかく、すぐに男部屋に来てくれ」
クリフに誘われるがまま、レイは男部屋へと向かった。
「ああっ! ルーファス! 大丈夫ですか!?」
男部屋に入ると、真っ先に倒れ伏しているルーファスが目に入った。レイは慌てて、床に転がっているルーファスの元に駆け寄った。
「レイ……ここは危ないから……早く逃げるんだ……」
ルーファスは薄らと開けた目でレイを見ると、掠れた声で彼女に逃げるよう諭した。
「ルーファスまで……一体、何が……」
「とにかく、レヴィの奇行を止めてくれ! 全ての原因は、あいつなんだ!」
「クリフ、まずは眼鏡をかけて、ご自身の奇行を止めてください。それはダズの長剣です。私ではないです」
レイは、壁に立てかけられているダズの長剣に一生懸命話しかけているクリフに対し、冷静にツッコミを入れた。
レイとクリフが、ダズとルーファスを彼らのベッドまで運んで看病していると、レヴィが男部屋に戻って来た。
「あ、レイ」
「レヴィ、どうしたの? みんなに何があったの?」
「みんなには、私の新技の練習に付き合ってもらいました」
レヴィはちょっぴり嬉しそうな、ほくほくと誇らしげな表情で報告してきた。
「新技の練習?」
レイは怪訝そうな表情で尋ね返した。
「レイがスナギツネさん型の誘惑の魔物に、打ち負かされていたでしょう? あれほど強力な技は、今までのどのご主人様も持ち合わせてはいなかったのです。私が習得できれば、レイも口寄せ魔術で使えるようになります。そうすれば、お役に立てるかと」
「私、スナギツネさん型の誘惑の魔物に負けたっけ? おやつ袋を取られたこと?」
「違います。ツンデレです」
レヴィは胸を張って自信満々に、新技名を言い放った。
「ツン……デレ」
レイは絶句した。
「そうです。あれはきっと立派な精神系統の技です。あれだけレイの心を完膚なきまでに打ち負かしつつも、好かれるという、何とも恐ろしい技です。おそらく、魅了スキルの類いでしょう」
「…………」
あまりのことにレイが固まっていると、クリフが補足説明を始めた。
「ダズは始め、全然気づかなかったんだ。こいつは結構大雑把で鈍い所があるから、レヴィは具合が悪いんだろうと考えてたみたいなんだ。全てを悟った時、積りに積もった『なんだか気持ち悪い』が爆発して、ああなった」
いつもの銀縁眼鏡を装備したクリフは、しっかりとダズの方を指差した。
ダズはベッドの上で仰向けに横になり、両手を臍の上のあたりに重ね、安静にして休んでいる。額から目元を覆うように濡れタオルが置かれ、非常に具合が悪そうだ。
「それから、一番まともにこの『ツンデレ』なる技を食らったのは、ルーファスだ。根が真面目すぎるのも考えものだな。さらに、優しすぎて無理をし過ぎるきらいがある」
クリフはフッとルーファスの方に目をやったが、もはや見てられないと言わんばかりに視線を逸らした。残念そうに首を小さく横に振っている。
ルーファスは自身のベッドの上で、まるで悪夢に魘されているかのように、うんうんと苦しげに唸っている。助けを求めるかのように伸ばされた腕は、中空を彷徨っている。
「ツンデレは元々、相手をかわいいな、とかカッコいいな、とか素敵だなって思ってるから効果があるんです。レヴィが、他の男性メンバーに対してやっても意味ないよ」
「そうだったんですね! だからみんな技が効いてるのに、変な感じだったんですね!」
「変な感じ?」
「なんだか具合が悪そうになりました」
「……別の意味で効いてるのね……」
レイは呆れて呟いた。
「……それなら、これならみんなに効くということですね!」
レヴィは、ポンッとレイの姿に変身した。ご丁寧に、ふんわりと可愛らしい白いワンピース姿だ。黒くて長いストレートの髪は、真っ赤なリボンでポニーテールにまとめられている。
男性陣からは「おおっ」とどよめきの声が漏れた。すっかり伏せっていたはずの二人も、いつの間にか体を起こしていた。
「これなら許容範囲だ」
「かわいいからアリだな」
「確かに、こっちならかわいいから大丈夫だよ」
口々に感想を言い合う男性陣に対し、レイは羞恥のあまり顔を真っ赤にしてぷるぷると震えだした。
レヴィもレイの姿になるのは照れるのか、頬を淡く桜色に上気させて、もじもじし始めた——却って初々しくなっている。
(その姿で、みんなにツンデレを披露するつもりなの!?)
「……今後一切、ツンデレは禁止です……」
レイは低い声で最善の決断を下した。
「そんな!!」
「えっ!?」
「なんで!?」
「なぜだっ!?」
レヴィのツンデレに困っていたはずの男性陣からも、なぜだか非難の声が上がった。
「禁止ったら、禁止です!! もし次に私の姿でツンデレをしたら、しばらくレヴィは剣の姿に戻します!」
「!! ……分かりました。ツンデレの習得は諦めます」
「「「えぇーっ!」」」
「全く、どっちなんですか!? レヴィにツンデレをやめて欲しかったんでしょう!?」
男性陣は怒れるレイに正座させられ、そのまま説教されることになった。
こうしてレヴィのツンデレ奇行はおさまり、男部屋には平和が訪れた。
その後、レイやカタリーナが、レヴィが一体どんなツンデレ行動をしたのかいくら尋ねても、ルーファスもダズもクリフも顔を青ざめさせて、口を貝のように閉ざし、何も教えてはくれなかった。
12
◆関連作品
『砂漠の詩』
『雨の回廊』編の過去編スピンオフです。
『冒険者を辞めたら天職でした 〜パーティーを追放された凄腕治癒師は、大聖者と崇められる〜』
『冒険者パーティーを追放された凄腕治癒師を拾いました』編のスピンオフです。
『ジャスティンと魔法少女のステッキ』
『魔法少女』編のスピンオフです。
『砂漠の詩』
『雨の回廊』編の過去編スピンオフです。
『冒険者を辞めたら天職でした 〜パーティーを追放された凄腕治癒師は、大聖者と崇められる〜』
『冒険者パーティーを追放された凄腕治癒師を拾いました』編のスピンオフです。
『ジャスティンと魔法少女のステッキ』
『魔法少女』編のスピンオフです。
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説

【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。

夫の隠し子を見付けたので、溺愛してみた。
辺野夏子
恋愛
セファイア王国王女アリエノールは八歳の時、王命を受けエメレット伯爵家に嫁いだ。それから十年、ずっと仮面夫婦のままだ。アリエノールは先天性の病のため、残りの寿命はあとわずか。日々を穏やかに過ごしているけれど、このままでは生きた証がないまま短い命を散らしてしまう。そんなある日、アリエノールの元に一人の子供が現れた。夫であるカシウスに生き写しな見た目の子供は「この家の子供になりにきた」と宣言する。これは夫の隠し子に間違いないと、アリエノールは継母としてその子を育てることにするのだが……堅物で不器用な夫と、余命わずかで卑屈になっていた妻がお互いの真実に気が付くまでの話。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる