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剣聖捜索3
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「レヴィ……」
「ええ、大丈夫です」
レヴィがこくりと小さく頷いた。
ルーファスはバシッとレヴィの肩を叩くと、ただ信じて、彼の背中を見送った。
今日は、レヴィが剣聖の調査を受ける日だ。
レヴィは、ギルド裏の空き地の真ん中まで歩いて行った。ここが調査会場だ。
既に対戦相手の王国騎士アーロンは、配置に付いていた。
燃えるように鮮やかな深紅の騎士服を身にまとい、威風堂々と剣を携えて立つ姿は、歴戦の勇士のようだ。
「それではっ! 始めっ!!」
調査官補佐の合図で、模擬試合が始まった。
「どこからでも、かかって来なさい」
アーロンが剣を構え、余裕たっぷりにそう言い放った。
「ええ、それでは……」
レヴィは、剣を下段に構えて突っ込んで行った。
アーロンの前で切り上げると、難なく受け流された。
そのまま二合三合と切りむすぶ。
ガキンッ、ガキンッ! という重たい音が、ギルド裏に鳴り響く。
空き地を取り囲んでいる観客たちは、息をするのも忘れて、鬼気迫る二人の剣戟に見入っていた。
(なかなかいい剣をしている。基礎がしっかりしているし、剣に重みも鋭さもある……鍛錬をしっかりこなしているようだな。剣術道場の師範を打ち負かしたというのも真実なんだろう……いい剣士だ)
アーロンは心の中で、にやりと笑った。
久々に骨のある剣士に出会えたのだ。
この試合を、心から楽しみ始めていた。
二人の剣速はどんどんと速くなり、剣戟も鋭くなっていく。
剣が空をヒュンッと切る音も鋭く、打ちつけ合う剣の音はどんどん強く、重くなっている。
アーロンはのめり込むように、レヴィとの剣戟に集中していった。
(……素晴らしいな! ここまでできるのか! うちの騎士団でも上位に食い込めるだろうな……だが……)
一瞬、レヴィに隙が生まれた。アーロンが上段から強めに切り込んだのを受けて、少し体幹を崩したのだ。
(ここだ!!)
アーロンは剣士のカンで瞬時に判断し、レヴィの横腹に空いた隙に、横殴りの二撃目を打ち込んだ。反射的だった。
レヴィもかろうじて、ガキンッと剣を立てて受けたが、持ち堪えられなかった。
「それまで!!」
審判役の調査官補佐の鋭い声が上がった。
どうっと、レヴィが地面の上に派手に転がった。
アーロンはハアッと、肩から大きく息を吐いた。いつの間にか試合に完全集中していたのだ。
気づけば、ギルド裏の空き地は、観客たちの割れんばかりの拍手でいっぱいだった。
アーロンは、ハッと我に返った。
「いい試合だった」
起き上がろうとしていたレヴィに、手を差し伸べる。
「ありがとうございます」
レヴィが爽やかに笑って、その手を取った。二人のそんなやりとりに、再度、観客たちから大きな拍手が上がった。
(いい試合だったな……)
アーロンはなぜだかスッキリした気持ちで、空き地の端の方へ下がって行くレヴィの背中を見送った。
良い剣の試合ができた時の、不思議な高揚感が彼を包んでいた。
王国騎士は交代で試験官を行う。
アーロンはしばらく休憩だ。彼は、空き地の端に用意されている控えのテントに戻って行った。
「アーロン隊長、先程の試合は本当に素晴らしかったです」
「やはり隊長の剣はすごいですね。思わず見入ってしまいました」
「最後の一撃も見事でしたね。感服いたしました」
控えのテント内では、他の王国騎士や従騎士たちから温かく迎えられ、口々に褒め称えられた。
なぜだか、アーロンにはやり切ったような充実感があった。
「アーロン隊長、ちょっといいですか?」
「ハドリー調査官、どうされました?」
「先程の模擬試合についてなんですが……」
「ええ、何でしょう?」
ハドリーは小さく手招きし、近寄って来たアーロンの肩に手を置くと、その耳元で小さく「あなた、乗せられましたね」と囁いた。
アーロンに衝撃が走った。
(……確かに、他の調査隊員は、私の剣についてはいろいろ言っていたが、対戦相手であるレヴィ君の剣技については何一つ言及していない……あれだけ基礎がしっかりし、私の剣にも付いてこられたというのに……いや……)
アーロンはある可能性に思い至った。
(レヴィ君は、あえて私の剣の腕前がよく見えるような立ち回りをして、最後に隙を作って負け、花を持たせてくれたのか……そうすることで、彼自身ではなく、私の剣の腕前の方に注目がいき、彼の存在感は薄くなる……)
そして何よりも、アーロンはそんな風に踊らされているとは微塵も気付かず、レヴィとの剣戟に夢中になっていた……それだけ彼の剣は素晴らしく、久々にのめり込めるほどに楽しめた試合だったのだ——プライドの高い男ならこの可能性を一蹴していただろうが、アーロンはあいにく、根が真面目で謙虚なのだ。特に剣に関しては。
「あのレヴィという青年、私よりも格段に強い……」
(私の剣を捌きつつ、強さを偽装できるほどに……)
アーロンが思わずこぼしたその小さな呟きを、ハドリーは耳にしたのか、力強く頷いた。
「見つけましたね」
ハドリーが、この旅に出てから一番晴れやかな笑顔でそう言った。
アーロンは言葉も無く頷いた。自分が乗せられていたという衝撃はあったものの、レヴィが剣聖であるということに妙に納得していたのだ——実際に剣を交えたからこその納得感だった。
(……確かに、この旅で出会った他の誰とも違った剣だった……当代剣聖は歴代最強だと言われている……もし、彼がそうだとしたら……)
アーロンの拳はぶるぶると震え出した。試合が終わった後のものとは別の高揚感——圧倒的な強者に出会った時のそれだった。
「アーロン隊長、レヴィという青年について身辺調査をいたしましょう。王女殿下は、国のためにと、伴侶に剣聖様を望まれています。彼ぐらいの年頃であればピッタリでしょう。それに、王女殿下が後ろ盾になれば、彼も剣聖として活躍しやすくなるでしょう」
ハドリーの冷静な言葉に、アーロンは我に返った。
「そうですね。そうなると、もし恋人や妻がいれば大変ですね。変な繋がりがあっても困ります。入念に調査いたしましょう」
アーロンは顎元に手をやり、ふむ、と頷いた。
ハドリーも一つ頷くと、少し離れた所で様子を窺っていたもう一人の調査官に、目線を寄越した。
緑色の髪をした調査官は、心得たように「はっ!」と一つ敬礼すると、足早に控えのテントから出て行った。
***
「よくやった! とりあえず、これでどうにかなったかな? 上手く試合には負けられたし、みんな随分、相手の王国騎士の方に注目してたよ。本当に素晴らしい剣技だったからね」
ルーファスは、試合が終わって空き地の端まで下がって来たレヴィを労った。
「……ええ」
「……どうかした?」
レヴィの珍しく不安気な様子に、ルーファスは目を瞬かせた。
「一人の調査官が、私の方をずっと目で追ってました。あれは剣士の視線です。もしかしたら……」
「それはまずいね……次の手を考えないとかな。レイにも連絡した方がいいね……」
ルーファスは考え込むように腕を組んだ。嫌な予感がしたのだ。
この後、ルーファスとレヴィは、ギルドマスターのオーガストに呼ばれ、嫌な予感は当たるものだと痛感したのだった。
「ええ、大丈夫です」
レヴィがこくりと小さく頷いた。
ルーファスはバシッとレヴィの肩を叩くと、ただ信じて、彼の背中を見送った。
今日は、レヴィが剣聖の調査を受ける日だ。
レヴィは、ギルド裏の空き地の真ん中まで歩いて行った。ここが調査会場だ。
既に対戦相手の王国騎士アーロンは、配置に付いていた。
燃えるように鮮やかな深紅の騎士服を身にまとい、威風堂々と剣を携えて立つ姿は、歴戦の勇士のようだ。
「それではっ! 始めっ!!」
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「どこからでも、かかって来なさい」
アーロンが剣を構え、余裕たっぷりにそう言い放った。
「ええ、それでは……」
レヴィは、剣を下段に構えて突っ込んで行った。
アーロンの前で切り上げると、難なく受け流された。
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ガキンッ、ガキンッ! という重たい音が、ギルド裏に鳴り響く。
空き地を取り囲んでいる観客たちは、息をするのも忘れて、鬼気迫る二人の剣戟に見入っていた。
(なかなかいい剣をしている。基礎がしっかりしているし、剣に重みも鋭さもある……鍛錬をしっかりこなしているようだな。剣術道場の師範を打ち負かしたというのも真実なんだろう……いい剣士だ)
アーロンは心の中で、にやりと笑った。
久々に骨のある剣士に出会えたのだ。
この試合を、心から楽しみ始めていた。
二人の剣速はどんどんと速くなり、剣戟も鋭くなっていく。
剣が空をヒュンッと切る音も鋭く、打ちつけ合う剣の音はどんどん強く、重くなっている。
アーロンはのめり込むように、レヴィとの剣戟に集中していった。
(……素晴らしいな! ここまでできるのか! うちの騎士団でも上位に食い込めるだろうな……だが……)
一瞬、レヴィに隙が生まれた。アーロンが上段から強めに切り込んだのを受けて、少し体幹を崩したのだ。
(ここだ!!)
アーロンは剣士のカンで瞬時に判断し、レヴィの横腹に空いた隙に、横殴りの二撃目を打ち込んだ。反射的だった。
レヴィもかろうじて、ガキンッと剣を立てて受けたが、持ち堪えられなかった。
「それまで!!」
審判役の調査官補佐の鋭い声が上がった。
どうっと、レヴィが地面の上に派手に転がった。
アーロンはハアッと、肩から大きく息を吐いた。いつの間にか試合に完全集中していたのだ。
気づけば、ギルド裏の空き地は、観客たちの割れんばかりの拍手でいっぱいだった。
アーロンは、ハッと我に返った。
「いい試合だった」
起き上がろうとしていたレヴィに、手を差し伸べる。
「ありがとうございます」
レヴィが爽やかに笑って、その手を取った。二人のそんなやりとりに、再度、観客たちから大きな拍手が上がった。
(いい試合だったな……)
アーロンはなぜだかスッキリした気持ちで、空き地の端の方へ下がって行くレヴィの背中を見送った。
良い剣の試合ができた時の、不思議な高揚感が彼を包んでいた。
王国騎士は交代で試験官を行う。
アーロンはしばらく休憩だ。彼は、空き地の端に用意されている控えのテントに戻って行った。
「アーロン隊長、先程の試合は本当に素晴らしかったです」
「やはり隊長の剣はすごいですね。思わず見入ってしまいました」
「最後の一撃も見事でしたね。感服いたしました」
控えのテント内では、他の王国騎士や従騎士たちから温かく迎えられ、口々に褒め称えられた。
なぜだか、アーロンにはやり切ったような充実感があった。
「アーロン隊長、ちょっといいですか?」
「ハドリー調査官、どうされました?」
「先程の模擬試合についてなんですが……」
「ええ、何でしょう?」
ハドリーは小さく手招きし、近寄って来たアーロンの肩に手を置くと、その耳元で小さく「あなた、乗せられましたね」と囁いた。
アーロンに衝撃が走った。
(……確かに、他の調査隊員は、私の剣についてはいろいろ言っていたが、対戦相手であるレヴィ君の剣技については何一つ言及していない……あれだけ基礎がしっかりし、私の剣にも付いてこられたというのに……いや……)
アーロンはある可能性に思い至った。
(レヴィ君は、あえて私の剣の腕前がよく見えるような立ち回りをして、最後に隙を作って負け、花を持たせてくれたのか……そうすることで、彼自身ではなく、私の剣の腕前の方に注目がいき、彼の存在感は薄くなる……)
そして何よりも、アーロンはそんな風に踊らされているとは微塵も気付かず、レヴィとの剣戟に夢中になっていた……それだけ彼の剣は素晴らしく、久々にのめり込めるほどに楽しめた試合だったのだ——プライドの高い男ならこの可能性を一蹴していただろうが、アーロンはあいにく、根が真面目で謙虚なのだ。特に剣に関しては。
「あのレヴィという青年、私よりも格段に強い……」
(私の剣を捌きつつ、強さを偽装できるほどに……)
アーロンが思わずこぼしたその小さな呟きを、ハドリーは耳にしたのか、力強く頷いた。
「見つけましたね」
ハドリーが、この旅に出てから一番晴れやかな笑顔でそう言った。
アーロンは言葉も無く頷いた。自分が乗せられていたという衝撃はあったものの、レヴィが剣聖であるということに妙に納得していたのだ——実際に剣を交えたからこその納得感だった。
(……確かに、この旅で出会った他の誰とも違った剣だった……当代剣聖は歴代最強だと言われている……もし、彼がそうだとしたら……)
アーロンの拳はぶるぶると震え出した。試合が終わった後のものとは別の高揚感——圧倒的な強者に出会った時のそれだった。
「アーロン隊長、レヴィという青年について身辺調査をいたしましょう。王女殿下は、国のためにと、伴侶に剣聖様を望まれています。彼ぐらいの年頃であればピッタリでしょう。それに、王女殿下が後ろ盾になれば、彼も剣聖として活躍しやすくなるでしょう」
ハドリーの冷静な言葉に、アーロンは我に返った。
「そうですね。そうなると、もし恋人や妻がいれば大変ですね。変な繋がりがあっても困ります。入念に調査いたしましょう」
アーロンは顎元に手をやり、ふむ、と頷いた。
ハドリーも一つ頷くと、少し離れた所で様子を窺っていたもう一人の調査官に、目線を寄越した。
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***
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ルーファスは、試合が終わって空き地の端まで下がって来たレヴィを労った。
「……ええ」
「……どうかした?」
レヴィの珍しく不安気な様子に、ルーファスは目を瞬かせた。
「一人の調査官が、私の方をずっと目で追ってました。あれは剣士の視線です。もしかしたら……」
「それはまずいね……次の手を考えないとかな。レイにも連絡した方がいいね……」
ルーファスは考え込むように腕を組んだ。嫌な予感がしたのだ。
この後、ルーファスとレヴィは、ギルドマスターのオーガストに呼ばれ、嫌な予感は当たるものだと痛感したのだった。
17
◆関連作品
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『雨の回廊』編の過去編スピンオフです。
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