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ゴブリンの村
64:ふむふむぬくぬくあぷああ
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すみません、前話の順番というか章管理を間違っていたようです。修正したつもりですが、また間違ってたらすみませんm(_ _)m
________________
一体どこからハリセンが出てきたのか?
スパンスパンスパンと3回叩くとスーッと消えてしまった……
りくの大麻と同じやん……
「痛くはなかったですが、微妙に心にきます」
「無体な。てんごはお止しやす」
「りくはんの大幣とは顕現され方が違いますな。あれがあれしたのはどこからか取り出したのですが、主様はおそらく一瞬で創造されておりますな」
創造魔法?いやいや。まあ試してへんけど。金ならまだわかるけど、ハリセンとか。あかんような。
すてとれいかが昼ごはんのお握りと漬物、白湯を運んでくる。金山寺味噌みたいなのも付いている。
丼におにぎりを入れて、ぶぶ漬けでいただく。さっぱりしてうまい、温かいのはええね。
沈思黙考というほどではないが、ごちゃごちゃ考えていると、伏見課長の来訪が告げられる。
「こんにちわ、昨日ぶりです、お世話になります」
「いえいえ、こちらこそ。どうぞこちらへ」
自分の家か何かのようにこの寺で振る舞っているが、ほんまにええんか?
言うてもそもそも金を稼ぐ手段がわからない。多分色々やりようはあるんだろうが。忙しいといえば忙しいけど、怖い女の子と話したり、動物やおばあちゃんとピクニックにいったりした程度で、生産的なことをしていない。
自分で言うのもなんだが、この歳で独身で女っ気のないおっさんなど、大体ワーカーホリックなのだ。だいたいみんなそうなのだ。寝る以外でぼ~っとするのは苦手なのだ。そういえばToDoリスト作ってたけどだいぶ変更があるからやり直しかな。やっぱりメモ帳が必要で、鉛筆か万年筆かなにかほ
「主殿。ぼ~っとされてます」
はっ!?
庫裏に敷かれた座布団に腰を下ろして伏見課長と差し向かいに座っている。あれ?早くね?まとりあえず。
「就学年齢ですかね、確認したいのですが。私のところでは小学校中学校高校大学で6年3年3年4年が基本で、義務教育が小中学となっていました。6歳から小学校に入学したと思います」
「ほぼ同じですね。4年制の高校が多いのですが、大学に行く場合は3年で可能です。もっとも飛び級を使えば後数年短縮できますが」
「なるほど。えーっと。れいかは15才、すては14才、だっけ」
「はい!」
「いえ15才です。今年16才になります」
あれ?
「そうだっけ?」
「はい」
「なら、れいかさんは義務教育の範疇ですので、中学に通っていただきたいですね」
「勉強の進度に対しては、なにか救済とかあるんでしょうか」
伏見課長がニッコリ笑う。うっ、イケメンパワーだ。
「ええ。大丈夫ですよ。本当は特殊学級に入っていただく予定でしたが、現状安定しているのであれば、普通クラス、学級で問題ないと思われます。といっても、本人の希望は優先させてもらいます。補習や補講も可能です」
「れいかは学校に行ってもいいのかな?いいよな?」
「今までは、ひどいところだと聞いていましたから。どんなところかわかりませんが、行ってみたいです!」
「一度学力テストを受けていただいたほうがいいでしょうね。場合によっては、1学年下の中学2年くらいからのスタートのほうがいいかもしれません。もともとは、二人共小学生くらいのイメージで連絡されていたのですが、実際訪問してみれば、しっかりしておられるし、ありがたいことですね」
「えーっと、宗教的な話というか、一般的な信仰について確認しておきたいのですが」
「そうですね。うーん、日本皇国憲法がおよそ60年前に発布され、八百万の神様に対しての信仰が自由で有ることが保証されたのはご存知でしょうか?」
「いえ。ということは、仏教の扱いはどうなんですか?私の育ったところでは、1世紀くらい前まで本地垂迹といって、神様は仏の化身扱いでした。それが、明治維新によって天皇陛下の絶対化が強くなり、国家神道を基本とする国造りで国家再編がなされました。廃仏毀釈とか、ひどいことがありました。その後の世界大戦により国家体制を改めざるを得なくなり、おそらく世界でも最高に近いレベルで、あらゆる信仰の自由が許されました。あ、暴力的なのは駄目ですが。」
「……本地垂迹ですか。それは、権現様の話ですよね?」
「そうそう」
「うーん、権現、顕現された神仏は、その状態で存在しておりますので、なんといいますか。神と仏の区別はあまりないですし、その、神格あるいは仏格とでも言うべきもので、若干の扱いは違いますが。特に何かを否定されることは」
「そうですか。えー、では天皇陛下とか、キリストとか、ムスリムとか、ちょっと聞いておきたいのですが」
「ああ、そうですね。金桂様の世界では、マナがないんですよね?」
「そうですね、ハワイイでは信じられていると思いますし、沖縄、琉球ではセジとか、あー、オーラとか『気』とかもそうかな、概念的なものはあって、それを信じておられる人々はたくさんいると思います。でも一般的には、大多数の人は、無いと認識していると思います」
「魔力とか魔法がない、んですね?」
「そうですね、今は、無いという認識ですか。地域、アフリカとか呪術が生活に直結している人たちはいますが、文化人といいますか、先進諸国の人たちは、100年前ならともかく、基本的には無いと思っている、と思います。超能力とか、魔法とか、まあ妖怪や物の怪的なものは大昔から概念としては存在していますが、それは現前されたものではなく、後付の、わからないことに対する不自覚の神秘性を付与された言い訳のようなものですか……不思議を納得するための装置といいますか……わかりにくい言い回しですみません」
「では、神は、権現、顕現、何でもいいんですが、目の前に、生きた存在として現前されないんですね?」
「そうですね。はい」
「……この世界において、神はいます。不思議な力を持って現前しています。それは金桂様もですし、私もそうですし、村長もそうでしょう。それは不思議な力の強さで決まります。私はハワイイの血を引いていますし、マナとカプというのがよく理解できるんですが、あ、カプはご存知ですか?」
「えっと、タブー?禁忌?ですよね?女の人が豚肉食べたらアカンとか」
「……素晴らしい、いえ、こちらの話ですが、ペレという女神の、勘気を受けないように豚を食べないというのも一つのカプですが……ペレ……いや、えー、ハワイイでは偉い人ほどマナが多く、普通の人には非常に少ないという現象があります」
断言できるんや……
「それで、人のマナは量的なものが決まっていて、例えばマナの多い人にマナの少ない人が触れると、少ない人にマナが流れ込みます。多い人から減って、少ない人に増える。ここだけ見ると合理的な気もしますが、いつのまにか回復しますし、少ない人もたくさんのマナが入ってしまうと体調が悪くなったりします。それでも、そういうことがあると、マナの少ない人、これは平民や奴隷がほとんどですが、基本死罪です。その場で首をはねられます。他にも影を踏むとか服を着るとか、そういうことでマナの移動が発生しました」
「あー。そうだったような」
「それが、日本の場合、そういうことは起こりません」
「あー。なるほど」
「もちろんキリスト教徒でも発生しません」
「あー。そうっすね」
『主殿。間抜けに聞こえます』
「実はカイウラニ様と定宮様がご成婚された結果、カプがなくなりました。いや、消滅しました」
「へ?消滅……マナの移動が起こらなくなった、ということですか?」
「はい!その通りです。それにより、ハワイイの呪いが解かれました。特に女性の歴史的な開放と言えると思われます。もっとも、ペレの力が弱まったわけではありませんし、あれはあれでより強力にもなりましたし、まあ、それはおいておきましょう。」
「はい」
「日本の強さ、というのが現れていると思われるのですが、要は天皇陛下は現人神なので、その直系の方々もやはり強い神格をお持ちなのです。」
「あらひとがみ、そうですね、はい」
「だから、そうですね、天皇陛下に即位されたと同時に陞神あそばされます。人の軛からお逃れになりますので、自ら昇天あそばされるか、なにかとんでもないことが起きるかでもない限り存在されます」
「え!じゃあ、ずっと存在されるのですか!?」
「はい。ただ、神格と人格の乖離が激しくなると、つまり大昔の天皇はほぼ光だけになります。また、日本への影響が大きい方は、あるいは人口に膾炙された方は存在が大きいです。神武天皇はほぼ光のお姿で鎮座され、玉音を漏らされたことは、少なくともこの1000年以上は記録にないはずです。崇徳天皇は現在も大変な影響力をお持ちです。ちょっと例が違いますが、源融様は今でも世界中にで浮名を流しておられますし、日光の権現様の勢力は侮れません。」
「……神格を得るということは、ちょっと大変なことなんですね……」
「私のように、ハワイイ王族の末席のものが何の因果か、神格を得てしまうこともあるのですが、そういうものは何というか、野良の神のようなもので、そういう意味では妖怪変化の類とそう変わらないのかもしれません」
「ふむふむ……ぬくぬく……「はい!そうです!カマプアアです!その名前で呼ぶの早めて下さい!もうどれだけおちょくられたか……はるあき様とか、ペレとか……ペレ……」
スマヌ……スマヌ……
________________
更新は明日か月曜日です
お読みいただきありがとうございます
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一体どこからハリセンが出てきたのか?
スパンスパンスパンと3回叩くとスーッと消えてしまった……
りくの大麻と同じやん……
「痛くはなかったですが、微妙に心にきます」
「無体な。てんごはお止しやす」
「りくはんの大幣とは顕現され方が違いますな。あれがあれしたのはどこからか取り出したのですが、主様はおそらく一瞬で創造されておりますな」
創造魔法?いやいや。まあ試してへんけど。金ならまだわかるけど、ハリセンとか。あかんような。
すてとれいかが昼ごはんのお握りと漬物、白湯を運んでくる。金山寺味噌みたいなのも付いている。
丼におにぎりを入れて、ぶぶ漬けでいただく。さっぱりしてうまい、温かいのはええね。
沈思黙考というほどではないが、ごちゃごちゃ考えていると、伏見課長の来訪が告げられる。
「こんにちわ、昨日ぶりです、お世話になります」
「いえいえ、こちらこそ。どうぞこちらへ」
自分の家か何かのようにこの寺で振る舞っているが、ほんまにええんか?
言うてもそもそも金を稼ぐ手段がわからない。多分色々やりようはあるんだろうが。忙しいといえば忙しいけど、怖い女の子と話したり、動物やおばあちゃんとピクニックにいったりした程度で、生産的なことをしていない。
自分で言うのもなんだが、この歳で独身で女っ気のないおっさんなど、大体ワーカーホリックなのだ。だいたいみんなそうなのだ。寝る以外でぼ~っとするのは苦手なのだ。そういえばToDoリスト作ってたけどだいぶ変更があるからやり直しかな。やっぱりメモ帳が必要で、鉛筆か万年筆かなにかほ
「主殿。ぼ~っとされてます」
はっ!?
庫裏に敷かれた座布団に腰を下ろして伏見課長と差し向かいに座っている。あれ?早くね?まとりあえず。
「就学年齢ですかね、確認したいのですが。私のところでは小学校中学校高校大学で6年3年3年4年が基本で、義務教育が小中学となっていました。6歳から小学校に入学したと思います」
「ほぼ同じですね。4年制の高校が多いのですが、大学に行く場合は3年で可能です。もっとも飛び級を使えば後数年短縮できますが」
「なるほど。えーっと。れいかは15才、すては14才、だっけ」
「はい!」
「いえ15才です。今年16才になります」
あれ?
「そうだっけ?」
「はい」
「なら、れいかさんは義務教育の範疇ですので、中学に通っていただきたいですね」
「勉強の進度に対しては、なにか救済とかあるんでしょうか」
伏見課長がニッコリ笑う。うっ、イケメンパワーだ。
「ええ。大丈夫ですよ。本当は特殊学級に入っていただく予定でしたが、現状安定しているのであれば、普通クラス、学級で問題ないと思われます。といっても、本人の希望は優先させてもらいます。補習や補講も可能です」
「れいかは学校に行ってもいいのかな?いいよな?」
「今までは、ひどいところだと聞いていましたから。どんなところかわかりませんが、行ってみたいです!」
「一度学力テストを受けていただいたほうがいいでしょうね。場合によっては、1学年下の中学2年くらいからのスタートのほうがいいかもしれません。もともとは、二人共小学生くらいのイメージで連絡されていたのですが、実際訪問してみれば、しっかりしておられるし、ありがたいことですね」
「えーっと、宗教的な話というか、一般的な信仰について確認しておきたいのですが」
「そうですね。うーん、日本皇国憲法がおよそ60年前に発布され、八百万の神様に対しての信仰が自由で有ることが保証されたのはご存知でしょうか?」
「いえ。ということは、仏教の扱いはどうなんですか?私の育ったところでは、1世紀くらい前まで本地垂迹といって、神様は仏の化身扱いでした。それが、明治維新によって天皇陛下の絶対化が強くなり、国家神道を基本とする国造りで国家再編がなされました。廃仏毀釈とか、ひどいことがありました。その後の世界大戦により国家体制を改めざるを得なくなり、おそらく世界でも最高に近いレベルで、あらゆる信仰の自由が許されました。あ、暴力的なのは駄目ですが。」
「……本地垂迹ですか。それは、権現様の話ですよね?」
「そうそう」
「うーん、権現、顕現された神仏は、その状態で存在しておりますので、なんといいますか。神と仏の区別はあまりないですし、その、神格あるいは仏格とでも言うべきもので、若干の扱いは違いますが。特に何かを否定されることは」
「そうですか。えー、では天皇陛下とか、キリストとか、ムスリムとか、ちょっと聞いておきたいのですが」
「ああ、そうですね。金桂様の世界では、マナがないんですよね?」
「そうですね、ハワイイでは信じられていると思いますし、沖縄、琉球ではセジとか、あー、オーラとか『気』とかもそうかな、概念的なものはあって、それを信じておられる人々はたくさんいると思います。でも一般的には、大多数の人は、無いと認識していると思います」
「魔力とか魔法がない、んですね?」
「そうですね、今は、無いという認識ですか。地域、アフリカとか呪術が生活に直結している人たちはいますが、文化人といいますか、先進諸国の人たちは、100年前ならともかく、基本的には無いと思っている、と思います。超能力とか、魔法とか、まあ妖怪や物の怪的なものは大昔から概念としては存在していますが、それは現前されたものではなく、後付の、わからないことに対する不自覚の神秘性を付与された言い訳のようなものですか……不思議を納得するための装置といいますか……わかりにくい言い回しですみません」
「では、神は、権現、顕現、何でもいいんですが、目の前に、生きた存在として現前されないんですね?」
「そうですね。はい」
「……この世界において、神はいます。不思議な力を持って現前しています。それは金桂様もですし、私もそうですし、村長もそうでしょう。それは不思議な力の強さで決まります。私はハワイイの血を引いていますし、マナとカプというのがよく理解できるんですが、あ、カプはご存知ですか?」
「えっと、タブー?禁忌?ですよね?女の人が豚肉食べたらアカンとか」
「……素晴らしい、いえ、こちらの話ですが、ペレという女神の、勘気を受けないように豚を食べないというのも一つのカプですが……ペレ……いや、えー、ハワイイでは偉い人ほどマナが多く、普通の人には非常に少ないという現象があります」
断言できるんや……
「それで、人のマナは量的なものが決まっていて、例えばマナの多い人にマナの少ない人が触れると、少ない人にマナが流れ込みます。多い人から減って、少ない人に増える。ここだけ見ると合理的な気もしますが、いつのまにか回復しますし、少ない人もたくさんのマナが入ってしまうと体調が悪くなったりします。それでも、そういうことがあると、マナの少ない人、これは平民や奴隷がほとんどですが、基本死罪です。その場で首をはねられます。他にも影を踏むとか服を着るとか、そういうことでマナの移動が発生しました」
「あー。そうだったような」
「それが、日本の場合、そういうことは起こりません」
「あー。なるほど」
「もちろんキリスト教徒でも発生しません」
「あー。そうっすね」
『主殿。間抜けに聞こえます』
「実はカイウラニ様と定宮様がご成婚された結果、カプがなくなりました。いや、消滅しました」
「へ?消滅……マナの移動が起こらなくなった、ということですか?」
「はい!その通りです。それにより、ハワイイの呪いが解かれました。特に女性の歴史的な開放と言えると思われます。もっとも、ペレの力が弱まったわけではありませんし、あれはあれでより強力にもなりましたし、まあ、それはおいておきましょう。」
「はい」
「日本の強さ、というのが現れていると思われるのですが、要は天皇陛下は現人神なので、その直系の方々もやはり強い神格をお持ちなのです。」
「あらひとがみ、そうですね、はい」
「だから、そうですね、天皇陛下に即位されたと同時に陞神あそばされます。人の軛からお逃れになりますので、自ら昇天あそばされるか、なにかとんでもないことが起きるかでもない限り存在されます」
「え!じゃあ、ずっと存在されるのですか!?」
「はい。ただ、神格と人格の乖離が激しくなると、つまり大昔の天皇はほぼ光だけになります。また、日本への影響が大きい方は、あるいは人口に膾炙された方は存在が大きいです。神武天皇はほぼ光のお姿で鎮座され、玉音を漏らされたことは、少なくともこの1000年以上は記録にないはずです。崇徳天皇は現在も大変な影響力をお持ちです。ちょっと例が違いますが、源融様は今でも世界中にで浮名を流しておられますし、日光の権現様の勢力は侮れません。」
「……神格を得るということは、ちょっと大変なことなんですね……」
「私のように、ハワイイ王族の末席のものが何の因果か、神格を得てしまうこともあるのですが、そういうものは何というか、野良の神のようなもので、そういう意味では妖怪変化の類とそう変わらないのかもしれません」
「ふむふむ……ぬくぬく……「はい!そうです!カマプアアです!その名前で呼ぶの早めて下さい!もうどれだけおちょくられたか……はるあき様とか、ペレとか……ペレ……」
スマヌ……スマヌ……
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