vtuber探偵、星空あかり~学校の七不思議編~

私立双峰高校に通う高校2年生の俺、橘太助はいつも通りの毎日を送っていた。俺のクラスには不登校になった幼馴染がいる。彼女は1年の終わりごろから不登校になってしまった。噂ではいじめられているとか、非行に走って悪い仲間とつるんでいるなどと言われている・・・そう、言われているだけだ。
俺は知っていた・・・彼女が不登校になった理由を。
それは世界一のvtuberになるため!・・・である。
どういうこと?なんでそれで不登校に?そう思った皆は普通である。俺もそう思う。
彼女の名前は星空あかり・・・俺の家の向かいに住んでいて小さい頃はよく遊んでいた。昔からテレビゲームが好きで、アニメや漫画なんかも好きだったからか最近ではvtuberというものにハマっていた、そして去年の終わりごろに「私、有名vtuberになる!」といったきり、学校にすら来なくなっていた。
近所に住んでいるという理由で先生たちには不登校の理由を聞かれ・・・vtuberになりたいらしいっすと答えたらふざけるなと怒られた・・・理不尽すぎるだろ。
昔からあいつに関わると碌なことがない・・・そんなある日、あかりからチャットが来た・・・そのチャットを見てあかりの家へ行くと彼女はこう言ったのだ。誰も見てくれない・・・と・・・知らんがな。
泣きながら面倒くさいことこの上ないことを言ってくるあかりに適当に思いついたvtuberで探偵でもやってみたら新しいんじゃね?という言葉にあかりはノリにのってしまった・・・そして俺のことを勝手に助手にしやがった。vtuber探偵として学校の事件を解決するため俺にノートパソコンを持たせ推理を配信させるあかり・・・いや、学校に来いよ・・・。そんな身勝手な幼馴染に振り回されおれの平穏な学生生活は壊れていくのであった。
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