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青年期・カサード多忙編
第68話 カサード、エレメントとの契約成功?
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カサードは気が付くと、どこかの建物の中で寝かされていた。
「う……ここどこ? 確かドライアドに右手を蔓みたいので物凄い叩かれた筈……」
確認の為に右手を見ると、蔓で編みこまれた籠手の様な物が付いていた。
あー……これは多分あれだ、ドライアドとの契約の証みたいな物なんだろうなぁ。
そんな事を思いながら、むくりと起き上がり、誰か居ないのか呼んでみる。
「おーい? 誰か近くに居ないか? 居たらこっちに来てくれー」
すると、ばたばたとカサードが居る部屋に入ってくる。
「カサード様! 心配しましたわ!」
「カサード様、気が付いて良かったにゃ!」
「カサード王子、ドライアドとの契約は出来た様だな。ビックりしだぞ、白目をむいて失神するんだもんな~」
シャロミーとリリアーナが心配そうにカサードに声をかけ、そして、オーベロン王が微笑みながらカサードに話しかけた。
その後ろから、モッキンバード達が心配そうに見ている。
「オーベロン王様、これでドライアドの加護が得られたのですか?」
カサードは右手の蔓で編まれた籠手を見せながら、再確認の為にオーベロンに質問する。
「そうだ、それでドライアドの能力の一部を使うことが出切る筈だ。ただし悪用することは出来ぬぞ」
「解っております、悪事の為に使う気はありません」
オーベロンから釘を刺されたが、杞憂だということを伝えるカサード。
ふむぅ、ドライアドの能力の一部……か。酵母菌とか松茸とか創り出せるかな?
「む? カサード王子、何を企んでおる? 顔がにやけているぞ?!」
「ん……? いや、この能力で美味しい食べ物を創れるかと思うと……テヘヘ」
オーベロンの苦言で、カサードは言い訳をしながら苦笑いをするしかなかった。
「なんだ? そういう事か。では、僕の気が向いたら、そなたの国まで行く事にしよう」
「是非いらして下さい。精一杯おもてなし致します」
食べ物の話になるとオーベロン王は嬉しそうに話をしてきた。
「そろそろ帰るとしようかな……みっともない所をお見せして申し訳ない……」
カサードは、これ以上世話になるのが気が引けてきたので、そそくさと帰り支度を始める。
「オーベロン王、ヘゥエルさん。数日後に、村を作る為にドワーフが数人程来るので、その時は宜しくお願いします」
ボク達が来た時の様に、手荒な歓迎をして欲しくないので、その旨むねを伝えると。
「おぅ 任せておけ」
「うむ、ワタシの仲間達にその者達が来ても、襲撃しない様伝えておく」
カサードはその答えを聞き、ほっと胸を撫で下ろす。
カサード達はオーベロン王とヘウェルさんとウンディーネ・ドライアドの2人?の精霊にもお礼を言い、エタンダール国に戻る。
「ジェロマン! 村を作るときの道具を集めてくれ! 出来るだけ質の良い物を頼む!。それとステファニー、大工の腕が優秀なドワーフの選定を頼む! 人財を見極める目を鍛える為に頼むのだから、ヘマしないでくれよー?!」
「はい、畏まりました」
「なによ! 私の目が信じられないの!?」
「あっ コラ! ステファニー、物を投げるな! うわなにする……いてててっ!?」
カサードは、エタンダール国に戻った翌日から、自分の執務室で、村を作る為の人材と道具の采配に、ドッタンバッタン追われるのであった。
「う……ここどこ? 確かドライアドに右手を蔓みたいので物凄い叩かれた筈……」
確認の為に右手を見ると、蔓で編みこまれた籠手の様な物が付いていた。
あー……これは多分あれだ、ドライアドとの契約の証みたいな物なんだろうなぁ。
そんな事を思いながら、むくりと起き上がり、誰か居ないのか呼んでみる。
「おーい? 誰か近くに居ないか? 居たらこっちに来てくれー」
すると、ばたばたとカサードが居る部屋に入ってくる。
「カサード様! 心配しましたわ!」
「カサード様、気が付いて良かったにゃ!」
「カサード王子、ドライアドとの契約は出来た様だな。ビックりしだぞ、白目をむいて失神するんだもんな~」
シャロミーとリリアーナが心配そうにカサードに声をかけ、そして、オーベロン王が微笑みながらカサードに話しかけた。
その後ろから、モッキンバード達が心配そうに見ている。
「オーベロン王様、これでドライアドの加護が得られたのですか?」
カサードは右手の蔓で編まれた籠手を見せながら、再確認の為にオーベロンに質問する。
「そうだ、それでドライアドの能力の一部を使うことが出切る筈だ。ただし悪用することは出来ぬぞ」
「解っております、悪事の為に使う気はありません」
オーベロンから釘を刺されたが、杞憂だということを伝えるカサード。
ふむぅ、ドライアドの能力の一部……か。酵母菌とか松茸とか創り出せるかな?
「む? カサード王子、何を企んでおる? 顔がにやけているぞ?!」
「ん……? いや、この能力で美味しい食べ物を創れるかと思うと……テヘヘ」
オーベロンの苦言で、カサードは言い訳をしながら苦笑いをするしかなかった。
「なんだ? そういう事か。では、僕の気が向いたら、そなたの国まで行く事にしよう」
「是非いらして下さい。精一杯おもてなし致します」
食べ物の話になるとオーベロン王は嬉しそうに話をしてきた。
「そろそろ帰るとしようかな……みっともない所をお見せして申し訳ない……」
カサードは、これ以上世話になるのが気が引けてきたので、そそくさと帰り支度を始める。
「オーベロン王、ヘゥエルさん。数日後に、村を作る為にドワーフが数人程来るので、その時は宜しくお願いします」
ボク達が来た時の様に、手荒な歓迎をして欲しくないので、その旨むねを伝えると。
「おぅ 任せておけ」
「うむ、ワタシの仲間達にその者達が来ても、襲撃しない様伝えておく」
カサードはその答えを聞き、ほっと胸を撫で下ろす。
カサード達はオーベロン王とヘウェルさんとウンディーネ・ドライアドの2人?の精霊にもお礼を言い、エタンダール国に戻る。
「ジェロマン! 村を作るときの道具を集めてくれ! 出来るだけ質の良い物を頼む!。それとステファニー、大工の腕が優秀なドワーフの選定を頼む! 人財を見極める目を鍛える為に頼むのだから、ヘマしないでくれよー?!」
「はい、畏まりました」
「なによ! 私の目が信じられないの!?」
「あっ コラ! ステファニー、物を投げるな! うわなにする……いてててっ!?」
カサードは、エタンダール国に戻った翌日から、自分の執務室で、村を作る為の人材と道具の采配に、ドッタンバッタン追われるのであった。
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