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のじゃろりさんとのお山の生活~交わったらあなたも神の一柱に~

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 季節は秋。

 あなたは山で山菜を採っている
 ノビルやアケビでいっぱいになった籠を持って帰ろうとしていた。

「なんじゃ帰るのか。あっちにはいい山椒もあるんじゃが」

 背後から声がする。

 年寄りのような言葉遣い。
 だが小さな鈴のような声音。

 振り返るとそこには可愛らしい少女がいた。
 山歩きには向かない巫女のような格好をしている。

「もっといくとマタタビもあるぞ。おぬしには興味がないかのう?」

 さらに辺りを見回しても他には誰もいない。
 保護者とセットが相応しいぐらいの幼さにあなたはゾクッとした。

 去年、この山を相続したとき、親戚から神様が住んでいると聞いていたからだ。

 その神様は老いないらしい。

 だから山に身内は誰も入らないし売りにも出せない状態になっていると。

 あなたは本気にしていなかったが。

 何者か尋ねる。

「この山に住んでおる者じゃよ。フクという」

 ここはあなたの山だが、それは人の側の理屈。
 
「どこに住んでるかって? くふふ、初対面の男に教えるほど身体を持て余してはおらんのう」

 小さな姿で艶のある目線を送ってくる。
 身体をクネクネ揺らすと袴の隙間から太股の肌がチラチラと目に付いた。

 やけに気になる。

「とはいえ、おぬしにはウリ坊を助けて貰った恩もあるからのう」

 どうやら前に助けた猪の子供のことを評価されているらしい。
 あなたは仕掛けていないが、誰かが勝手に仕掛けた罠がたまにあるのだ。

「よかったら、うちまで遊びに来るか?」

 そういう事になった。

 ………
 ……
 …

「いい香りじゃろ。新鮮な山椒の葉じゃ」

 あなたは皿に盛られた山椒の葉を生で齧りつつ、貰ったお茶をのむ。
 囲炉裏には自在鉤で釣られた鍋が掛かっている。

 道中で拾ったキノコや山菜などが沢山はいった鍋だった。
 もう良い匂いがしている。

 誘われるまま山道を歩くと、小さな古民家があった。
 地図にも記憶にも覚えの無い建築物だったが、あなたは深くは訊ねなかった。

「人間とは久しぶりに話すから楽しいのう!」

 あなたが訊いてないのに人外を主張するようなことを口走る。

 思わずあなたも、どのぐらいぶりか訊いてしまった。

「100年以上は間違いないのう」

 勢いでさらに質問してしまう。

「え、男に不足してないみたいなことをさっきいったって? ……いやらしい男じゃのう。具体的に訊いてくるのか」

 目に見えて頬を真っ赤に染めると、目線を逸らしながら云う。

「自分で処理しているだけじゃ。ひとりに慣れてるだけじゃよ」

 思わず想像する。
 この家に部屋はここだけ。
 つまりここでしてるのだろう。

 少女がいかがわしい妄想を浮かべ。
 欲深くなった敏感なところに自身の手を這わせ……

 変な空気が満ちる。
 キノコの良い匂いがたちこめる。

「そ、そんな事よりもう食べ頃じゃよ! さあよそってやろう!」

 キノコ鍋は格別の旨さだった。
 あなたにも見分けが付かないキノコや山菜も入っていたが、口にすると旨味が鼻腔から抜ける。
 全身の血の巡りもよくなってきたようだ。
 
「……ん、暑くなってきたのう」

 そういうと、あなたの目の前でフクが脱ぎ始める。

「え? そう驚くな。自分でいうのもなんじゃが、女を感じるような肢体じゃなかろ。ほれほれ」

 素っ裸になると座っているあなたの近くまで余ってきて、顔の近くで生のお尻を振ってみせた。
 食べたもののせいか、あなたはいま血の巡りが良い。

「おぬしも遠慮せず脱いでしまえ。さあさあ、……わ」

 無理やり脱がされると、押し倒されて床板に寝そべる全裸のあなたの股間では一部がギンギンに硬く屹立していた。

「……あれ、わしっておぬしの好み?」
 
 それを見た少女は……神様だと予測されるフクと名乗る少女は、握った右手の拳を口元にもっていき頬を赤くする。
 そのまま固まってるあなたに跨ると、自然な動きで腰を降ろしてきた。

「あっ、こら、逃げようとするな! これってもう合意じゃろ!? ええじゃろ、なあ!」

 両手を使って背後に逃げようとした裸のあなたの胸に飛び込んで、裸の女の子が抱きつく。
 肌と肌が密着し、柔らかな胸がお腹に押し付けられる。

 先端が興奮で膨らんでいるのがわかる。

 屹立したあなたの男性器の背には、少女の女性器がくっついていた。

 向きは違えど触れあい形や柔らかさ、そして熱をお互いに自覚する。

 あなたの性欲が自制できる限界まで膨らんでいく。

「やっぱり、わしじゃダメかのう……?」

 フクの体から力が抜ける。

 ひょっとしたら。
 寂しかったのかもしれない。

 腕の中で心細そうに云われたとたん、あなたは抱き締めてしまう。

「……合意じゃな」

 耳元でされる確認。

 喜色の混じったその囁きはあまりに可愛くて拒めない。

 視線を向けると目が合う。

 どちらともなく唇を重ねた。

 ………
 ……
 …

 板間に横たわるフクの肢体が囲炉裏の炎に照らされる。

 小さな子がふざけて横たわっているようにも見えるし、妖艶な色香が滲み出ているようにも見える。

 あなたが見下ろしていると、誘惑するように右ひざを立て、身体をくねらせる。

「おいしそうじゃろ?」

 肌に囲炉裏の炎の陰影が揺れた。
 ここが他に誰も来ない山の中だと強く意識される。

「……♪」

 フクはあなたの目線が肌のどの辺りを舐めているのか完全に把握している。

「見てるだけで良いのかの……」

 少女の肢体に大人の男性の影が落ちる。
 あなたが覆いかぶさった。

「ん」

 唇と唇が重なる。
 裸のあなたが裸の女の子を抱き締める。

 遥かに年上の、小さな少女。

 年齢不相応に幼い肌が、あなたの体温を知っていく。

「ぷはっ……唇からすぐ首筋へ吸い付いたの……のう、わしは美味しいかの」

 あなたの下半身の硬い部分が少女の生の太股に押し付けられている。

「……訊くまでもなかったみたいじゃの」

 あなたの唇は鎖骨を通り。

 胸へ吸い付き。

「んッ……!」

 お腹を通って、太股へ。

 曲面に沿って、太股の内側へ。

 フクの肌は味わうほどあなたの下半身を硬く張らせた。
 まるで浮き出る汗が媚薬のよう。

 事実、強壮剤に近い薬効を日常的にフクは取り込んでいる。

 山菜のなかには強い毒性のものがあり、それもフクにとって通常の食べ物の内だった。
 さらに毒の中には薄めると男性器を硬く敏感にするものもある。

 今のフクの体液はまさにそれ。

 媚薬だった。

「あッ、舌がッ、はいってくるのじゃ……」

 女のワレメへあなたの舌が押しこまれていく。

 夢中になってしゃぶった。

 ヌルヌルとした少女の体液は濃い媚薬。

 あなたの脳をドロドロにとろかしていく。

 押さえつけないと膨らみ過ぎて弾けそうな痛みが、あなたの性欲の塊を襲う。

 もう我慢ができなかった。

「はぁ……はぁ……、く、くるのかの」

 小さな女の子の股を左右に開き、無毛のワレメをくぱぁっと左右に開く。

 そこに先端を寄せ、腰を動かす。

「……優しくして欲しいのじゃ。今更じゃが、わしは……その、初めてで」

 あなたの腰が止まる。
 あなたもまた初めてだった。
 その事を伝えると、フクは少し不安が解けたようだった。

「……お互いに、誰とも比較することなく味わえるの」

 あなたの腰が進み、先端が沈む。

「……はぁ、太い、のう。どんどんこじあけられていくのじゃ……」

 あなたのモノは粘性の媚薬に包まれ染みこまれ、ますます硬く張っていく。
 張れば張るほど、初めて異性を受け入れる少女の膣の締め付けが背筋に快感を走らせた。

「んっ、くッ、お、おう、のう、いま処女膜を貫通したの。ど、どうじゃった」

 フクが先へ先へ侵入されながら、あなたの顔をみつめて問いかける。
 あなたは回答したが、自分でも何を言っているのか判らない言葉だった。

 キモチよすぎてもう止まれない。

 ただただ衝動が増し、肉に欲が向く。

「……我を失っておるの。どんどん奥が開いていうのがわかうのじゃあ……」

 フクの呂律も怪しくなっていく。

「はー、ふぁー、お、奥を捏ねられると脳に電撃が走るのじゃ、ちょ、ちょっとま、あン、ひゃっ……うっ……うっ……」

 あなたの腰が前後する。
 身体を倒し全身で肌を密着させながら動く。

 全身で動いて少女の膣内を一定のリズムで出入りした。

「……あっあっあッひゃ、あっあっあっあっあッアッ、あッ、んっんっ……」

 あなたの全身を感じるままフクの両足があなたの腰を引きつけてくる。

 抱き合い敏感なところを共有していく。

 下半身で繋がったまま肌を滑らせ、あなたは上半身を起こす。

 少女の右足を持ち上げると、下半身の合わさりを互い違いにした。

 あなたは持ち上げたフクの右足に上半身で抱きつくと、全身をまた揺らす。

「あッあッあッんッんッんッ」

 フクが涎を垂らしあなたの腰の動きに上半身を痙攣させる。
 同時に膣も鋭く閉まり、絞るように何度も痙攣した。

 どびゅっ、どくっ、びゅるっ、びゅぅるッ――――

 絞られるままあなたは手足の先から先端に集まるような熱を覚え、それを脈々と小さな女の子の膣の奥へ吐き出した。

 どくっどぷっどぶっどぶっでゅぷっ――――

 意識が真っ白に染まっていく。

 あなたは下半身で繋がったまま、女の子の向きを正面にし、そのまま抱きつくように倒れこんだ。
 下半身で繋がったままだから、少女の頭はあなたのお腹の辺りにある。

 意識が薄まりながらも寝返り、少女を自分の体の上にした。

「はぁ……はぁ……んふっ、優しいのう……」

 嬉しそうな声を聞きながらあなたの意識は遠ざかっていく。

 胸の上で小さくて柔らかいものが身じろぎし。

 あなたは強く抱き締められたのを感じながら、眠りに落ちた。

 ………
 ……
 …

「はぁっ、はぁっ、もっと、もっと強くても良いのじゃあっ」

 あれから何日経ったのか。
 あなたはまだフクの家にいた。

 鍋を食べてはムラムラし、犯している。

 神を犯すという大罪を自覚しながらも止められなくなっていた。

「んぅー、んぅー」

 フクは大黒柱にしがみ付き、両足を宙に浮かせたままバックから犯されている。

「あああっ、ああっ、ああああっ」

 パンパンとあなたの下腹部と少女のお尻がぶつかり音を奏でる。

「もっとじゃあ、もっと、もっと奥に欲しいのじゃあ」

 あなたの下半身が痙攣する。
 同時に小さな女の子も痙攣し、根っこから絞られる。

 びゅくっ、びゅるッ、と全身が脈打つように精を吐き出していく。

「ああ、あああ、入ってくるのじゃぁ……人の子の子種が……わしに混じってくるのじゃ……」

 うわごとのように快楽にまみれた声でフクがぶつぶつと呟く。

 あなたは小さな女の子の膣に子種を流し込むたび体の調子がどんどん良くなるのを感じていた。

 まるであらゆる病や不調が体の内側から消えていくようだった。
 さながら寿命がどんどん遠ざかるように。
 あなたはどんどん若返っていく。

 それに気が付くのは、もう数日後。

 水面に映る自身を見たとき……

 今は、そんな気がしているだけ。

 若々しい肉体で性交しているような、気がしているだけ。

 良い気分だった。

 気持ちも良かった。

 最初は寂しそうな姿を放っておけなくなり、肌を重ねてしまった。
 経験してしまうとフクを手放せなくなり、繰り返し抱いている。

 満たされる肉欲と、寂しそうな様子が微塵もなくなり嬉しそうな笑顔が見られる歓びで、あなたは完全にこの地に縛られていた。

 そう、精神的にも肉体的にも。
 存在的にも山に縛られた。

 あなたはもう山を降りられない存在になっていた。

 まだ気が付いてはいない。

 若返っている事にも、二度と山から降りられなくなった事にも、気が付くのはまだ先。

「ああッ! 良いのじゃ! もっと! もっと!」

 求められるまま深く繋がる。

「あ! あ! イク! イクのじゃああああああ!!!!」

 絞られる。

 細い腰を掴んで、小さく柔らかなお尻をあなたの下腹部の形に押しつぶすと、命の何もかもを吐き出すように精液を迸らせる。

 少女の膣内にあなたの子種を味わってないところはもうない。

 ヒクヒクといつでも求めている。

 根っこからギュッと絞って一滴残さず飲み干す。 

 全て出し尽すと、繋がったままあなたは小さくて軽いフクの身体を抱き寄せ、腰を降ろした。

 そしてひとつになったまま自分を敷布団にし、少女を胸に抱く。

 束の間のうたたねへ。

 肌と肌が重なっているのが心地よく多幸感を産んでいた。

 今日もまた昼間から、ふたり分の寝息が静かに流れるのだった。

 ・

 あなたはこの山の男神となった。
 女神であるフクの番として。

 性生活が落ち着いた頃、いちど帰ろうとしたところで無理なのを知り、そこから色々と理解していく。

 若返ったことも。

 世間からしたらあなたは行方不明だった。
 最後に目撃されたのが山へ入る姿だったことがあり、山狩りも行われたがみつからず。
 彼らの目の前に立って声を掛けてみても、あなた達が目撃されることもなく。

 もちろんあなたとフクの愛の巣である古民家も発見されず。

 現場には、あなた程この山に馴染む人間がいなかったのだ。
 そもそもフクを目撃できた時点で、あなたは特別だった。

 その事にも、あなたは漸く気が付いた。

 ・

 老人たちからの昔は神隠しの多い山だったという主張もあり、神山として人間の立ち入りが正式に禁じられる。
 あなたとフクは誰にも邪魔されず仲良く暮らした。

 そしてやがて、フクはあなたの子を宿す。
 神の子だった。

 出産のときには天変地異が起こり、この星の歴史上、最大の噴火となった。

 新しい山がすぐ隣にこんもりと残る。
 山脈となり行き来は可能だった。

 人類がどうなったのかあなたは知らない。

 今日も夫婦仲良く子供と暮らし、次の子種を仕込むのだ。

 平和がつづく。
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