リピートライフ

花畑 空間

文字の大きさ
上 下
75 / 113
第6章

#74噴水広場

しおりを挟む
「え~、集まってください~」
僕達が遊んでいると、放送が流れた。
でもそろそろ時間が来ると思って、既に広場にいた。
「居なくないかぁ?あの2人はどこだぁ?」
「集まる場所はです~」
噴水広場か、初めて集まる場所だ。
「あなたたちに見せたいものがあるの~っ、その時に一緒にミッションを言うわ~っ」
そして放送は終わった。
「珍しいねー、噴水広場なんて」
「たしかにな」
「いつもと違う雰囲気だよなぁ」

少し歩き噴水広場に着くと、ピンキックとダイダイックは噴水の前に立っていた。
「今からからそこ退いてね~」
ピンキックがそう言うとダイダイックは何かのボタンを押した。
ズズズズズ…
「すげぇなぁ!なぁ稗田っちぃ!」
大きな音を立て、噴水が横にズレ始めた。
「この先に今からあなたたちには向かってもらう~」
「それがあなたたちのミッションよ~っ」
「ミッションの内容はもう少し後に説明するぞ~」
「まだ待っててね~っ」
「ミッションの内容には書かれてないことだが~、からペットボトルを1人1本渡すぞ~」
「じゃあお水受け取った人からこの穴に入ってね~っ、そんなに深くないから暗いけど怖がらないでね~っ」

「水分が必要だってよ、なんだろうな、走るのか?」
「ミッションってことはポイント貰えるんだろうから速い人が有利とかかぁ?」
「入ったら説明してもらえるみたいだし入ろう」
「ちょっと前まであんなにお化け屋敷で怯えてたのになぁ、この暗さは大丈夫なのかぁ?稗田っちぃ」
砕はニヤニヤしてこっちを見てくる。
「大丈夫なのっ、みんな、行こう」

「じゃああなたたちぃ~っ、着いてきて~っ!」
全員が穴の中に入ると穴は閉じ、真っ暗になった。
「今明かり付けるぞ~」
ピンキックがそう言うと、順番にこちら側から明かりがついていった。
四方八方が鉄の壁で、真っ直ぐの通路だ。
向こう側には扉が見える。
「扉のところに言ったら説明よ~っ」
「凄いなぁ」
「ちょっと寒いねー」
「声も響くし不気味だな」
「は~いっ、着いたわよ~っ」
「今回のミッションはスマホには送らずに口頭で話す~」
「なんでかって言うと~っ、今回は星マークのミッションがの~っ、でも逆転狙ってた人は気落ちしないでね~っ」
「今からやってもらうのはだ~、ルールは簡単、迷路の中にあるパネルをスマホで読み込むと1ポイントだ~」
「最大で15ポイントよ~っ、みんなも逆転のチャンスはまだまだ~っ」
「でも読み込まれたパネルは1回までしか使えないから注意だ~」
「しかも迷路はちょ~でっかいし~っ、何より危険なこともあったりして~っ」
「だが迷路内では落ちることが無いぞ~」
「危険なことは出会ってからのお楽しみ~っ」
「そしてミッションの内容と一緒に伝えなければならないことがある~、ここを出るまでもう誰も落ちることはないぞ~」
「でも~っ、ポイントが最下位の人だけは最後に落ちるから気をつけて~っ」
「説明は以上だ~、制限時間は1時間、これが終われば今日は帰って睡眠だ~」
「お水は絶対に手に持っておいてね~っ」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたショックですっ転び記憶喪失になったので、第二の人生を歩みたいと思います

ととせ
恋愛
「本日この時をもってアリシア・レンホルムとの婚約を解消する」 公爵令嬢アリシアは反論する気力もなくその場を立ち去ろうとするが…見事にすっ転び、記憶喪失になってしまう。 本当に思い出せないのよね。貴方たち、誰ですか? 元婚約者の王子? 私、婚約してたんですか? 義理の妹に取られた? 別にいいです。知ったこっちゃないので。 不遇な立場も過去も忘れてしまったので、心機一転新しい人生を歩みます! この作品は小説家になろうでも掲載しています

椿散る時

和之
歴史・時代
長州の女と新撰組隊士の恋に沖田の剣が決着をつける。

奇妙でお菓子な夕日屋

響ぴあの
ホラー
たそがれどきに強い思いを念じた人だけがたどりつける不思議で奇妙なお店があるらしい。その名は夕陽屋。 過去につながる公衆電話、人間の一生が書かれている本がしまわれている人生の書庫があるという都市伝説のお店だ。 寿命が見えるあめ、書いたことが事実になるメモ帳、消すと事実が消える消しゴム、ともだちチョコレート、おたすけノベル、美人グルト、老いを遅らせるグミ、大冒険できるガム、永遠ループドリンク、運命の赤い糸、死んだ人と会えるミラクルキャラメル……。 不思議なお菓子や文房具が置いてあるらしい。 そんな不思議な夕陽屋には10代であろう黄昏夕陽という少年がいて、そこに迷い込んだ人間たちは……? かすみと黄昏夕陽は何かしらの因縁があり、かすみだけは夕陽は特別扱いだ。 最後は黄昏夕陽になるまでの過去が描かれる。 奇想天外な商品と裏切り系人間ドラマが待っている。

希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~

白い黒猫
ライト文芸
ここは東京郊外松平市にある希望が丘駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】。 国会議員の重光幸太郎先生の膝元であるこの土地にある商店街は、パワフルで個性的な人が多く明るく元気な街。就職浪人になりJazzBarを経営する伯父の元で就職活動をしながら働く事になった東明(とうめい)透(ゆき)は、商店街のある仕事を担当する事になり……。 ※ 鏡野ゆうさんの『政治家の嫁は秘書様』に出てくる商店街が物語を飛び出し、仲良し作家さんの活動スポットとなってしまいました。その為に同じ商店街に住む他の作家さんのキャラクターが数多く物語の中で登場して活躍しています。鏡野ゆうさん及び、登場する作家さんの許可を得て創作させて頂いております。  コラボ作品はコチラとなっています。 【政治家の嫁は秘書様】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/210140744/354151981 【希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々 】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/188152339 【日々是好日、希望が丘駅前商店街-神神飯店エソ、オソオセヨ(にいらっしゃいませ)】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/177101198/505152232 【希望が丘駅前商店街~看板娘は招き猫?喫茶トムトム元気に開店中~】  https://ncode.syosetu.com/n7423cb/ 【希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/172101828/491152376  【Blue Mallowへようこそ~希望が丘駅前商店街】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271 【希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271 【希望が丘駅前商店街~黒猫のスキャット~】  https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/813152283

百怪

アンミン
ホラー
【PV数100万突破】 第9回ネット小説大賞、一次選考通過、 第11回ネット小説大賞、一次選考通過、 マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ 第一回WEB小説大賞一次選考通過作品です。 百物語系のお話。 怖くない話の短編がメインです。

餅を崇拝する宗教の話

輪島ライ
ホラー
餅を崇拝する新興宗教「臼臼教」は、運営する老人福祉施設で老人たちを無償で受け入れていた。その秘密を探るため、雑誌記者は施設を取材に訪れる。 ※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。

王太子殿下の小夜曲

緑谷めい
恋愛
 私は侯爵家令嬢フローラ・クライン。私が初めてバルド王太子殿下とお会いしたのは、殿下も私も共に10歳だった春のこと。私は知らないうちに王太子殿下の婚約者候補になっていた。けれど婚約者候補は私を含めて4人。その中には私の憧れの公爵家令嬢マーガレット様もいらっしゃった。これはもう出来レースだわ。王太子殿下の婚約者は完璧令嬢マーガレット様で決まりでしょ! 自分はただの数合わせだと確信した私は、とてもお気楽にバルド王太子殿下との顔合わせに招かれた王宮へ向かったのだが、そこで待ち受けていたのは……!? フローラの明日はどっちだ!?

呪縛 ~呪われた過去、消せない想い~

ひろ
ホラー
 二年前、何者かに妹を殺された―――そんな凄惨な出来事以外、主人公の時坂優は幼馴染の小日向みらいとごく普通の高校生活を送っていた。しかしそんなある日、唐突に起こったクラスメイトの不審死と一家全焼の大規模火災。興味本位で火事の現場に立ち寄った彼は、そこでどこか神秘的な存在感を放つ少女、神崎さよと名乗る人物に出逢う。彼女は自身の身に宿る〝霊力〟を操り不思議な力を使うことができた。そんな現実離れした彼女によると、件の火事は呪いの力による放火だということ。何かに導かれるようにして、彼は彼女と共に事件を調べ始めることになる。  そして事件から一週間―――またもや発生した生徒の不審死と謎の大火災。疑いの目は彼の幼馴染へと向けられることになった。  呪いとは何か。犯人の目的とは何なのか。事件の真相を追い求めるにつれて明らかになっていく驚愕の真実とは―――

処理中です...