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第6章
#71奇跡?
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「あら~っ、大丈夫~っ?」
ダイダイックがジョーさんの元へ駆け寄った。
僕も一瞬戸惑ったけれど、ジョーさんの元へ…
ん?京君が僕に向かって何かジェスチャーをしてるぞ。
右手を指差して、その右手を背中の後ろに。
…なるほど!そういうことか。
「京君、ジョーさんは大丈夫?」
「まあなんとかねー」
「なんだか急に具合悪くなってな、でももう大丈夫だ、ありがとうなダイダイック」
「そう~っ?急に元気になるなんて人間ってやっぱ不思議~っ」
「じゃ、僕達はこれで~」
「…ほんっとなんだったのかしら~っ、よ~しっ、家に行くわよ~っ」
「あの、それがさ…」
「どうしたの~っ?」
「懐中電灯無くしちゃったんだけど…」
「えぇうそ~っ?ポケットとかに入ってないの~っ?」
「入ってないんだよね…」
「ちょっと確認するわね~」
「…入ってないわね~っ、手にも持ってないみたいだし~っ」
「ごめんね、探すの大変だと思うし、また今度でいいよ」
「ん~ん~っ、急いで本部からもう1つ持ってくるわね~っ」
「え、あ、ありがとう」
…よし、ひとまず懐中電灯は隠せた、というより京君に渡したんだけど。
1回ジェスチャー通りに隠したけど、ジョーさんに近づいた時に京君が持っていったんだ。
多分これも含めてのジェスチャーだったんだろう。
ダイダイックとの会話が聞こえてたのかな、何より助かった…
「は~いっ、懐中電灯持ってきたわよ~っ」
「よし、じゃあ行こう!」
そういえば、家に落ちた物をどう言い訳しようか…
「あの」
「何~っ?また~っ?」
「いや、もしかしたら落としたの勘違いかもしれないって思って」
「えぇ~っ、今度は何よ~っ」
「急いでバタバタしてたから雑にベッドから降りたんだよね、だからその音かもって」
「う~んっ、まあ行きましょ~っ、でもあなたミッション大丈夫なの~っ?」
「ミッションはまあとりあえず、星マークじゃないからなんとかね」
「あらそうなの~っ、あなたたしか最初にポイントマイナスされちゃってるんだから頑張ってね~っ」
「頑張るね」
「本当に無いのね~っ、なんか損した~っ」
「ごめん!本当にごめんね!」
「もう~っ、ポイントマイナスにしちゃおっかな~っ」
「いや、それだけは…」
「さすがに嘘よ~っ、まあ、あなたはここから減点さえ無ければ落ちることは無いけど~っ」
「…え?」
「あ、いや、なんでもないわ~っ、じ、じゃあ帰るわね~っ」
「あ、うん」
ダイダイックは今落ちることは無いって言った?
これは本当のことなら嬉しいニュースだ。
しかもみんな同じようにポイントを上げてきたからこれでみんな安全だろう。
でも1人落ちるのは確定…1人というのがまたいやらしいな。
残るのが1人じゃなくて落ちるのが1人。
その1人が知ってる人だったらまた辛さが倍増だ。
…まあとにかくみんなと合流しよう。
ダイダイックがジョーさんの元へ駆け寄った。
僕も一瞬戸惑ったけれど、ジョーさんの元へ…
ん?京君が僕に向かって何かジェスチャーをしてるぞ。
右手を指差して、その右手を背中の後ろに。
…なるほど!そういうことか。
「京君、ジョーさんは大丈夫?」
「まあなんとかねー」
「なんだか急に具合悪くなってな、でももう大丈夫だ、ありがとうなダイダイック」
「そう~っ?急に元気になるなんて人間ってやっぱ不思議~っ」
「じゃ、僕達はこれで~」
「…ほんっとなんだったのかしら~っ、よ~しっ、家に行くわよ~っ」
「あの、それがさ…」
「どうしたの~っ?」
「懐中電灯無くしちゃったんだけど…」
「えぇうそ~っ?ポケットとかに入ってないの~っ?」
「入ってないんだよね…」
「ちょっと確認するわね~」
「…入ってないわね~っ、手にも持ってないみたいだし~っ」
「ごめんね、探すの大変だと思うし、また今度でいいよ」
「ん~ん~っ、急いで本部からもう1つ持ってくるわね~っ」
「え、あ、ありがとう」
…よし、ひとまず懐中電灯は隠せた、というより京君に渡したんだけど。
1回ジェスチャー通りに隠したけど、ジョーさんに近づいた時に京君が持っていったんだ。
多分これも含めてのジェスチャーだったんだろう。
ダイダイックとの会話が聞こえてたのかな、何より助かった…
「は~いっ、懐中電灯持ってきたわよ~っ」
「よし、じゃあ行こう!」
そういえば、家に落ちた物をどう言い訳しようか…
「あの」
「何~っ?また~っ?」
「いや、もしかしたら落としたの勘違いかもしれないって思って」
「えぇ~っ、今度は何よ~っ」
「急いでバタバタしてたから雑にベッドから降りたんだよね、だからその音かもって」
「う~んっ、まあ行きましょ~っ、でもあなたミッション大丈夫なの~っ?」
「ミッションはまあとりあえず、星マークじゃないからなんとかね」
「あらそうなの~っ、あなたたしか最初にポイントマイナスされちゃってるんだから頑張ってね~っ」
「頑張るね」
「本当に無いのね~っ、なんか損した~っ」
「ごめん!本当にごめんね!」
「もう~っ、ポイントマイナスにしちゃおっかな~っ」
「いや、それだけは…」
「さすがに嘘よ~っ、まあ、あなたはここから減点さえ無ければ落ちることは無いけど~っ」
「…え?」
「あ、いや、なんでもないわ~っ、じ、じゃあ帰るわね~っ」
「あ、うん」
ダイダイックは今落ちることは無いって言った?
これは本当のことなら嬉しいニュースだ。
しかもみんな同じようにポイントを上げてきたからこれでみんな安全だろう。
でも1人落ちるのは確定…1人というのがまたいやらしいな。
残るのが1人じゃなくて落ちるのが1人。
その1人が知ってる人だったらまた辛さが倍増だ。
…まあとにかくみんなと合流しよう。
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