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第6章
#68日記3
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【8月15日。新たに子供を何人か迎え入れた。かわいくていい子たちだ。けいちゃん達は私が何も言わなくても考えて動くようになった。本当に自分の子のようだ。
そして彼にも家を与えた。彼の家を再現した家だ。けいちゃん達は1日かからずに家を作った。
彼はこの技術を活かすために世に出さないかと言うが、子供たちとゆっくり暮らして行きたい私は断った。】
【8月18日。彼はとあることを提案してきた。実験中に表には出せないようなものができてしまったらしい。ただ私の願いの手助けができるかもしれないと彼は言う。あまり好みではないが、話を飲んだ。計画が進む途中でどうにか記憶を無くすことだけはやめさせようとは思うがな。】
記憶を無くす…!
ということはまさか計画って…?
【8月20日。計画に合わせて新たな色のけいちゃんを作ることにした。
今まで作ったけいちゃんの分身ではなく、もっと大人っぽいような。色はまだ未定だ。】
新たな色…僕達はまだ出会ってない…
【8月29日。企画書はほぼ完成に近い、だが私も彼も休む暇なく考えていた。
私は新たなけいちゃんの分身、彼は自分の仕事と両立しながら作りあげたからお互いヘトヘトだ。けいちゃん達に助けを求めようか。】
【9月3日。新たなけいちゃんの試作品が完成した。まだ未完成だが、性格がまだ無い。】
【9月5日。私はしばらく倒れていたようだ。休めていなかったのもあるが、もう歳なのだろう。書いていて悲しくなるが、私はもう短いのかもしれない。けいちゃん達は私の指示無く動ける、そして何よりいい子だ。
そして計画は私が倒れていた間に完成したようだ、けいちゃん達と彼は実行に移そうとしている。
だが私はこの目で見たい。
私の願い。
悩みを持った大人たちが新たに暮らせていける施設の完成を。】
…ここで日記は終わった。
白紙のページがまだ残っていた。
多分だがこの文を書いて、著者、重谷さんは亡くなったのだろう。
ここに書いてあることが本当ならば、重谷さんはこの場所の生みの親。
そしてウコイック達は重谷さんが作ったロボットだ。
ここからどうなったのか、どうやってこの場所を作ったのか気になる。
そうだ、時間は…
もうすぐ12時だ。
僕は他に続きはは無いか探し回った。
まああるはずも無く、重谷さんの助手が書いたものも無い。
そこで携帯に通知が届いた。
【制限時間2時間、アトラクションエリアのどこかにあるQRコードを1つ読み取れ】と【☆制限時間2時間、アトラクションのエリアどこかにあるQRコードを3つ読み取れ、読み取れなければ落ちる】だ。
普通の方も2時間あるとなると相当難易度は高そうだ。
これはどうするべきか…
急いで砕に電話をかけた。
「ねえ、砕どうする!」
「どうするって言われてもよぉ…ん?あぁ、そうかもなぁ」
「どうしたの?」
「今稗田っち以外の3人でいるんだけどよぉ、京がこれは星じゃない方がいいってなぁ」
たしかにここで仕掛けるべきではないかもしれない。
「そうだね、そうしよう」
ここは無理はせずに…って、あれ。
「ちょ、ちょっと待って、みんな一緒にいるの?」
「ん?そうだぞぉ」
「え、知らなかったんだけど」
「えぇ?なあ京、電話したんじゃなかったのかぁ?」
「電話来なかったよ」
「今どこにいるんだぁ?」
「今図書館にいるよ」
「もしかしたら電波が繋がらない場所なのかもなぁ」
「かもしれないね、みんなは?」
「アトラクションのすぐ近くだぁ」
「分かった、向かうね」
僕は電話を切り、アトラクションの方へ向かった。
そして彼にも家を与えた。彼の家を再現した家だ。けいちゃん達は1日かからずに家を作った。
彼はこの技術を活かすために世に出さないかと言うが、子供たちとゆっくり暮らして行きたい私は断った。】
【8月18日。彼はとあることを提案してきた。実験中に表には出せないようなものができてしまったらしい。ただ私の願いの手助けができるかもしれないと彼は言う。あまり好みではないが、話を飲んだ。計画が進む途中でどうにか記憶を無くすことだけはやめさせようとは思うがな。】
記憶を無くす…!
ということはまさか計画って…?
【8月20日。計画に合わせて新たな色のけいちゃんを作ることにした。
今まで作ったけいちゃんの分身ではなく、もっと大人っぽいような。色はまだ未定だ。】
新たな色…僕達はまだ出会ってない…
【8月29日。企画書はほぼ完成に近い、だが私も彼も休む暇なく考えていた。
私は新たなけいちゃんの分身、彼は自分の仕事と両立しながら作りあげたからお互いヘトヘトだ。けいちゃん達に助けを求めようか。】
【9月3日。新たなけいちゃんの試作品が完成した。まだ未完成だが、性格がまだ無い。】
【9月5日。私はしばらく倒れていたようだ。休めていなかったのもあるが、もう歳なのだろう。書いていて悲しくなるが、私はもう短いのかもしれない。けいちゃん達は私の指示無く動ける、そして何よりいい子だ。
そして計画は私が倒れていた間に完成したようだ、けいちゃん達と彼は実行に移そうとしている。
だが私はこの目で見たい。
私の願い。
悩みを持った大人たちが新たに暮らせていける施設の完成を。】
…ここで日記は終わった。
白紙のページがまだ残っていた。
多分だがこの文を書いて、著者、重谷さんは亡くなったのだろう。
ここに書いてあることが本当ならば、重谷さんはこの場所の生みの親。
そしてウコイック達は重谷さんが作ったロボットだ。
ここからどうなったのか、どうやってこの場所を作ったのか気になる。
そうだ、時間は…
もうすぐ12時だ。
僕は他に続きはは無いか探し回った。
まああるはずも無く、重谷さんの助手が書いたものも無い。
そこで携帯に通知が届いた。
【制限時間2時間、アトラクションエリアのどこかにあるQRコードを1つ読み取れ】と【☆制限時間2時間、アトラクションのエリアどこかにあるQRコードを3つ読み取れ、読み取れなければ落ちる】だ。
普通の方も2時間あるとなると相当難易度は高そうだ。
これはどうするべきか…
急いで砕に電話をかけた。
「ねえ、砕どうする!」
「どうするって言われてもよぉ…ん?あぁ、そうかもなぁ」
「どうしたの?」
「今稗田っち以外の3人でいるんだけどよぉ、京がこれは星じゃない方がいいってなぁ」
たしかにここで仕掛けるべきではないかもしれない。
「そうだね、そうしよう」
ここは無理はせずに…って、あれ。
「ちょ、ちょっと待って、みんな一緒にいるの?」
「ん?そうだぞぉ」
「え、知らなかったんだけど」
「えぇ?なあ京、電話したんじゃなかったのかぁ?」
「電話来なかったよ」
「今どこにいるんだぁ?」
「今図書館にいるよ」
「もしかしたら電波が繋がらない場所なのかもなぁ」
「かもしれないね、みんなは?」
「アトラクションのすぐ近くだぁ」
「分かった、向かうね」
僕は電話を切り、アトラクションの方へ向かった。
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