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第6章
#66日記
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僕達は朝ごはんを終えた後、一先ず解散し、僕は家に戻った。
見覚えのある顔がこんなところで見れるなんて、しかも警官だ。
ますますここがなんなのか分からなくなってきた。
「え~、昨日の夜に窓から覗いてたやつが1人いたそうで~す」
突然放送が流れた。
まずいな、まさか僕か?
「覗き魔にはお仕置としてマイナス5ポイントしておいたから~、心当たりのある人はスマホチェックね~」
早く確認しないと…よかった減ってない。
何度ヒヤヒヤするのか、もう頭がぐちゃぐちゃだ。
ちょっと外の空気吸いに行くか。
家を出て噴水広場まで来た、なんとなくここが落ち着くからだ。
時間は10時か…アトラクションでちょっとリフレッシュするか?
でもアトラクションのある方を見渡しても誰も人がいない、きっとみんな気を引き締めてるんだろう。
どうしようかな…そうだ、あの本を読もう。
昨日続きを読もうと思ったけれど時間が無くて読めなかったんだ。
そして僕は図書館へ向かった。
たしか続きはここら辺に…あった。
大体の構成はⅠと同じだが、1ページ目を開いた時、見たことある顔が著者と並んで写っていた。
ウコイックだ。
そこに写る姿は今の姿と全く同じだった。
どういうことだ…
【4月6日。私は歳をとってきて体にボロが出てくるようになってきていた。そこでお手伝いとしてロボットを作った。子供が喜ぶようにかっこいい警官の姿にしたのだ。名前はまあ、警官のけいちゃんとでも名付けておこう。】
とウコイックの写真と共に書かれてあった。
このままちょっと読み進めてみよう。
【4月10日。こんな老人が機械いじりなんて恥ずかしいと思っていたが、案外役に立つものだ。けいちゃんは子供たちに人気のロボットとなった。人工知能は難しい。決まったことはある程度できるがバリエーションが無い。】
【5月4日。しばらく日記を書いていなかった。それはけいちゃんに新たな機能を付けるため、それは折り紙を折る機能だ。明日のためにけいちゃんに飾りを担当させた。私は子供たちに内緒で落とし穴をコソコソと作った。たまにはスリルを味わわせるのもいいだろうと思ってな。私がそこまで呼んで落とす作戦だからバレないように明日まで日記は閉まっておこうとする。】
【5月11日。けいちゃんが直らない。あれは5月5日のことだ。朝起きて私が子供たちを起こす前、いつもけいちゃんはコーヒーを持ってきていた。なのにあの日は来なかった。まさかと思い、穴を掘っていた場所へ向かうとけいちゃんは穴の中で倒れていた。声をかけても返事は無い。電池切れでもなかった。顔から落ちたようで顔は半壊。とても子供たちに見せれる状態ではないから急いで研究室へ。】
【5月11日。夜ふかしして穴を掘っていたから安全面を気にしていなかったことをずっと悔いている。大切な、我が子のようなけいちゃんを壊してしまった。穴は子供たちにはここに行くなと言ったが、けいちゃんのことを探す子がいた。早く直してみんなに合わせたい。長くなって2ページに分けた。私はまだ研究を続ける。】
【5月15日。けいちゃんが直った。だが様子がおかしい。本当の人間のようだ。喋れることなど少ししか無かったはずなのにペラペラと喋る。無表情だったが表情まで付いている。穴へ落下した時に顔が半壊していたが、その時におかしくなったのだろう。正直不気味だ。少しずつけいちゃんを元に戻していくことにする。】
【5月23日。失敗だ。けいちゃんに似た体をもう1つ作って、その体にけいちゃんのデータをコピーして研究に使おうとした。コピーは成功した。だがコピーした体を小さく作ってしまったため感情が1つしか無い。なんというかうちの子供たちみたいに陽気だ。】
【5月26日感情を持ったけいちゃんは最初は不審がられたが、今では前より人気だ。このままでもいいのかもしれない。そしてけいちゃんのコピーが研究室から逃走してしまった。見つかったのは子供たちのいた部屋。子供たちとすっかり仲良くなっていた。もうこの際このままでいいと思う。だが見た目が一緒なため少々分かりにくい。けいちゃんのトレンドマークの服と帽子に色を付けた。見た目が赤ちゃんのように小さいから赤にかけて赤色だ。】
【6月5日。子供たちからもっとロボットのお友達が欲しいとお願いされ、けいちゃんのコピーをもう2体作った。体の大きさは赤色のけいちゃんよりちょっと大きい。色は青と黄色だ。青色がけいちゃんと被るけれど大きさが違うのと色がちょっとだけ違う。赤青黄色の並びが綺麗だと思いこの3色にしたが、けいちゃんと被ったことに気づいたのは作り終わってからだった。】
赤青黄色…アカイック、アオイック、キイックか?でもけいちゃんと呼んでいるし…続きを読もう。
見覚えのある顔がこんなところで見れるなんて、しかも警官だ。
ますますここがなんなのか分からなくなってきた。
「え~、昨日の夜に窓から覗いてたやつが1人いたそうで~す」
突然放送が流れた。
まずいな、まさか僕か?
「覗き魔にはお仕置としてマイナス5ポイントしておいたから~、心当たりのある人はスマホチェックね~」
早く確認しないと…よかった減ってない。
何度ヒヤヒヤするのか、もう頭がぐちゃぐちゃだ。
ちょっと外の空気吸いに行くか。
家を出て噴水広場まで来た、なんとなくここが落ち着くからだ。
時間は10時か…アトラクションでちょっとリフレッシュするか?
でもアトラクションのある方を見渡しても誰も人がいない、きっとみんな気を引き締めてるんだろう。
どうしようかな…そうだ、あの本を読もう。
昨日続きを読もうと思ったけれど時間が無くて読めなかったんだ。
そして僕は図書館へ向かった。
たしか続きはここら辺に…あった。
大体の構成はⅠと同じだが、1ページ目を開いた時、見たことある顔が著者と並んで写っていた。
ウコイックだ。
そこに写る姿は今の姿と全く同じだった。
どういうことだ…
【4月6日。私は歳をとってきて体にボロが出てくるようになってきていた。そこでお手伝いとしてロボットを作った。子供が喜ぶようにかっこいい警官の姿にしたのだ。名前はまあ、警官のけいちゃんとでも名付けておこう。】
とウコイックの写真と共に書かれてあった。
このままちょっと読み進めてみよう。
【4月10日。こんな老人が機械いじりなんて恥ずかしいと思っていたが、案外役に立つものだ。けいちゃんは子供たちに人気のロボットとなった。人工知能は難しい。決まったことはある程度できるがバリエーションが無い。】
【5月4日。しばらく日記を書いていなかった。それはけいちゃんに新たな機能を付けるため、それは折り紙を折る機能だ。明日のためにけいちゃんに飾りを担当させた。私は子供たちに内緒で落とし穴をコソコソと作った。たまにはスリルを味わわせるのもいいだろうと思ってな。私がそこまで呼んで落とす作戦だからバレないように明日まで日記は閉まっておこうとする。】
【5月11日。けいちゃんが直らない。あれは5月5日のことだ。朝起きて私が子供たちを起こす前、いつもけいちゃんはコーヒーを持ってきていた。なのにあの日は来なかった。まさかと思い、穴を掘っていた場所へ向かうとけいちゃんは穴の中で倒れていた。声をかけても返事は無い。電池切れでもなかった。顔から落ちたようで顔は半壊。とても子供たちに見せれる状態ではないから急いで研究室へ。】
【5月11日。夜ふかしして穴を掘っていたから安全面を気にしていなかったことをずっと悔いている。大切な、我が子のようなけいちゃんを壊してしまった。穴は子供たちにはここに行くなと言ったが、けいちゃんのことを探す子がいた。早く直してみんなに合わせたい。長くなって2ページに分けた。私はまだ研究を続ける。】
【5月15日。けいちゃんが直った。だが様子がおかしい。本当の人間のようだ。喋れることなど少ししか無かったはずなのにペラペラと喋る。無表情だったが表情まで付いている。穴へ落下した時に顔が半壊していたが、その時におかしくなったのだろう。正直不気味だ。少しずつけいちゃんを元に戻していくことにする。】
【5月23日。失敗だ。けいちゃんに似た体をもう1つ作って、その体にけいちゃんのデータをコピーして研究に使おうとした。コピーは成功した。だがコピーした体を小さく作ってしまったため感情が1つしか無い。なんというかうちの子供たちみたいに陽気だ。】
【5月26日感情を持ったけいちゃんは最初は不審がられたが、今では前より人気だ。このままでもいいのかもしれない。そしてけいちゃんのコピーが研究室から逃走してしまった。見つかったのは子供たちのいた部屋。子供たちとすっかり仲良くなっていた。もうこの際このままでいいと思う。だが見た目が一緒なため少々分かりにくい。けいちゃんのトレンドマークの服と帽子に色を付けた。見た目が赤ちゃんのように小さいから赤にかけて赤色だ。】
【6月5日。子供たちからもっとロボットのお友達が欲しいとお願いされ、けいちゃんのコピーをもう2体作った。体の大きさは赤色のけいちゃんよりちょっと大きい。色は青と黄色だ。青色がけいちゃんと被るけれど大きさが違うのと色がちょっとだけ違う。赤青黄色の並びが綺麗だと思いこの3色にしたが、けいちゃんと被ったことに気づいたのは作り終わってからだった。】
赤青黄色…アカイック、アオイック、キイックか?でもけいちゃんと呼んでいるし…続きを読もう。
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