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第5章
#45夜
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「これ、最初に投票する人決めないとよね」
そうだった、このまだよく分からない状態から1人決めなければならない。
「…」
沈黙が続く、狼少年がどんな割合なのか、それによって本当のことを言うか嘘をつくか変わる、でも知識が無いから分からない。
「これって同数になったらどうなるの?」
「えっとね~、待ってね~」
アカムラは右耳を捻る。
「ムラサキックによると~同数は無効になるらしいよ~ちなみに投票しないのは無しね~」
これなら投票する人をちゃんと決めれば誰も犠牲にはならない。
「じゃあ今から誰と誰に投票するか…」
「これ多分だけどさ、誰も名乗り出ねぇよな、自分が投票される人になるって」
櫻さんの言葉に被せるように一般陣営の人が言った。
たしかに、もし誰かが裏切れば自分は落ちることになる。
「ならよぉ!俺がなるぜぇ!」
砕は手を挙げた。
「お前まじか、すげえな」
「じゃあ、私も…」
それは日向ちゃんだった、珍しく発言したと思えば投票される人になるなんて。
「え、本当にいいの?日向」
「うん、みんなには助けられてるから」
「そう、ならいいわ、みんな絶対裏切っちゃダメよ」
櫻さんは睨みつけるようにしてみんなを見た。
「じゃあ、男性達は日向、私たちは砕君に投票するわ、それでいいわね」
話し合いの結果、これが一番分かりやすいってことになった。
「これ、もし全員が裏切らなかったとして、変にチームワーク湧いて落としずらくなるかもっすね!」
じゃんけんの豆知識を言った人だ、正直言われたくないことを言われた。
「そ、そうね…でも、絶対どうにかして生き残りましょう」
「じゃあ~時間で~す、紙を配るからそこに誰に投票するか書いてね~そしたら箱持っていくから入れて~」
とりあえず僕は日向ちゃんを書いた、本当に大丈夫が心配だけど、ここは信じるしかない。
「書いたかな~、じゃあこの箱の中に入れてちょうだい~」
アカムラがさっきと同じようにみんなの元へ順番に向かっていく。
「はいはい~」
アカムラは軽い気持ちでやってるのだろうか、こっちはこんなに切羽詰まってるのに。
「じゃあ集まったから、今から名前の書いてある人の机に置いていくね~」
まず砕、そして日向ちゃん、日向ちゃん、砕、砕、砕、日向ちゃん、日向ちゃん。
よし、同数だ、良かった。
「では投票の結果、同数なので~今回落とされる人はいませ~ん」
誰も裏切らなかった、まあ裏切ったら次に狙われるかもしれないし、したくてもできなかっただろう。
「よかった…」
「ほんとよかったなぁ!みんなありがとなぁ!」
「じゃあそこまでにして、ヘッドホン付けて目つむってね~」
夜のターンが来るのか。
…
僕達は目をつむった。
音楽は何も流れないが、外の音は聞こえない。
「え~そこの狼少年の人、誰を投票するか指差してください、今はあなたにしかこの放送はいってません」
急に音が流れたかと思えば、狼少年への指示だ。
僕は恐る恐る目を開いたが他には誰も起きていなかった、多分前か後に他の人にも放送がいくのだろう。
僕は鮭の豆知識を言った人を指差した。
…トントン
少しして、僕は肩を叩かれた、手が硬いからアカムラか?
うわっ、ヘッドホンが外れた。
「はい君もおはよう~」
アカムラの声だ。
そして順番にアカムラは他の人のヘッドホンを外していった。
「今回食べられた人は~………いません!まあいたらもう起きた時にいないんだけどね~」
起きた時に消えてるなんて恐ろしすぎる、そして朝がきたな、とりあえず進展はあるのだろうか。
そうだった、このまだよく分からない状態から1人決めなければならない。
「…」
沈黙が続く、狼少年がどんな割合なのか、それによって本当のことを言うか嘘をつくか変わる、でも知識が無いから分からない。
「これって同数になったらどうなるの?」
「えっとね~、待ってね~」
アカムラは右耳を捻る。
「ムラサキックによると~同数は無効になるらしいよ~ちなみに投票しないのは無しね~」
これなら投票する人をちゃんと決めれば誰も犠牲にはならない。
「じゃあ今から誰と誰に投票するか…」
「これ多分だけどさ、誰も名乗り出ねぇよな、自分が投票される人になるって」
櫻さんの言葉に被せるように一般陣営の人が言った。
たしかに、もし誰かが裏切れば自分は落ちることになる。
「ならよぉ!俺がなるぜぇ!」
砕は手を挙げた。
「お前まじか、すげえな」
「じゃあ、私も…」
それは日向ちゃんだった、珍しく発言したと思えば投票される人になるなんて。
「え、本当にいいの?日向」
「うん、みんなには助けられてるから」
「そう、ならいいわ、みんな絶対裏切っちゃダメよ」
櫻さんは睨みつけるようにしてみんなを見た。
「じゃあ、男性達は日向、私たちは砕君に投票するわ、それでいいわね」
話し合いの結果、これが一番分かりやすいってことになった。
「これ、もし全員が裏切らなかったとして、変にチームワーク湧いて落としずらくなるかもっすね!」
じゃんけんの豆知識を言った人だ、正直言われたくないことを言われた。
「そ、そうね…でも、絶対どうにかして生き残りましょう」
「じゃあ~時間で~す、紙を配るからそこに誰に投票するか書いてね~そしたら箱持っていくから入れて~」
とりあえず僕は日向ちゃんを書いた、本当に大丈夫が心配だけど、ここは信じるしかない。
「書いたかな~、じゃあこの箱の中に入れてちょうだい~」
アカムラがさっきと同じようにみんなの元へ順番に向かっていく。
「はいはい~」
アカムラは軽い気持ちでやってるのだろうか、こっちはこんなに切羽詰まってるのに。
「じゃあ集まったから、今から名前の書いてある人の机に置いていくね~」
まず砕、そして日向ちゃん、日向ちゃん、砕、砕、砕、日向ちゃん、日向ちゃん。
よし、同数だ、良かった。
「では投票の結果、同数なので~今回落とされる人はいませ~ん」
誰も裏切らなかった、まあ裏切ったら次に狙われるかもしれないし、したくてもできなかっただろう。
「よかった…」
「ほんとよかったなぁ!みんなありがとなぁ!」
「じゃあそこまでにして、ヘッドホン付けて目つむってね~」
夜のターンが来るのか。
…
僕達は目をつむった。
音楽は何も流れないが、外の音は聞こえない。
「え~そこの狼少年の人、誰を投票するか指差してください、今はあなたにしかこの放送はいってません」
急に音が流れたかと思えば、狼少年への指示だ。
僕は恐る恐る目を開いたが他には誰も起きていなかった、多分前か後に他の人にも放送がいくのだろう。
僕は鮭の豆知識を言った人を指差した。
…トントン
少しして、僕は肩を叩かれた、手が硬いからアカムラか?
うわっ、ヘッドホンが外れた。
「はい君もおはよう~」
アカムラの声だ。
そして順番にアカムラは他の人のヘッドホンを外していった。
「今回食べられた人は~………いません!まあいたらもう起きた時にいないんだけどね~」
起きた時に消えてるなんて恐ろしすぎる、そして朝がきたな、とりあえず進展はあるのだろうか。
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