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第5章
#43説明2
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中に入ると、学校の教室のような部屋の中心に人数分の机が円形に置かれていた、机には3方向に小さく仕切りがついている。
「じゃあ好きな席に座ってね~もう席に役職が割り振られてるから気をつけてね~」
アカムラは机の上に乗り、そのまま円形の真ん中に立った。
部屋に入った人数は8人、僕達のチームと、他に4人、勝者側にいた人もいるし、見たことない人もいた。
「よ~し席についたね~」
正直、どこがどの役職か考えても意味が無いと思って僕達4人は固まって座った、順番は右から僕、砕、日向ちゃん、櫻さんの順番で。
「続きを…えっと~どこまで話したっけ~?あ、役職の能力話してないか~」
「まず、一般人は何も能力が無い、サーチャーは夜に1人の豆知識を調べることが出来る、狼少年は夜のターンに1人を食べることが出来る」
ここら辺は普通の人狼と似ているのか?
「詳しく説明するね、サーチャーが割り振られた机には携帯が置いてある、それを使って調べるんだけど、制限時間が1分なんだ、だからもし時間内に調べられなかったらその日の夜は検索失敗~」
「それで狼少年は1人食べることができるって言ったけど、狼少年全員がその人を指定しないと意味が無い、そして狼少年は誰が味方か分からない、だから例えばサーチャーが名乗り出たら誰が味方か分からなくともサーチャーを1人狙いするだろうね~」
サーチャーは結構重要な役割だし、命を狙われる危険性も高い、なりたくないな。
「ルールはこんなところかな~質問は~?」
「質問あるんだけどいいかしら」
櫻さんが手を挙げた。
「何~?」
「役職は分かったけど、役職ごとの人数が知りたいわ」
「う~ん、言うなればサーチャーは1人だけ、後はバラバラ~」
ちゃんと答えてくれない、これも勝利宣言をしにくくするためだろうか。
「机の中を確認してみて~中に携帯が入ってる人はサーチャー、それ以外の机にはカードが1枚入ってるよ~表にしたら役職書いてあるから、絶対他の人に見られないようにね~」
机を確認すると、カードとヘッドホン?が入っていた。
カードを表にすると、そこには獣の耳がついた子供の絵が、下には「おおかみ少年」と書かれてある。
僕は嘘つき陣営か…頼むからみんな味方側であって欲しいな…
「じゃあ~今から紙を配るから、そこに簡単に豆知識を書いてね~サーチャーが検索しやすいように~」
豆知識と言われても…って思ったけど僕は嘘を書けばいいんだもんな、でも分かりにくいようにしないとバレちゃうから…
よし、「トマトは果物である」これでいいかな、思いつかなかったからそれっぽいやつで。
「書けたかな~?今から書けたか見て回るから、豆知識が思いつかなかった人には特別に豆知識を1つ教えてあげるよ~」
急に豆知識を出せ!って言われても思いつかない人もいるだろうし、でもその人たちは敵なんだよな…
アカムラは一人一人に耳打ちをしていく、誰が思いつかなかった人か分からなくするためなのかな。
「ふむふむ~」
僕の紙を覗いてきた。
「結構分かりにくいかもね~」
僕の耳元でささやくと、次は砕の所へ。
「ほおほお~」
仕切りで見えないけど、声は聞こえてくる。
「じゃあ、これで全員の豆知識が揃ったので、スタートしま~す」
ついに始まる、豆知識人狼が。
「じゃあ好きな席に座ってね~もう席に役職が割り振られてるから気をつけてね~」
アカムラは机の上に乗り、そのまま円形の真ん中に立った。
部屋に入った人数は8人、僕達のチームと、他に4人、勝者側にいた人もいるし、見たことない人もいた。
「よ~し席についたね~」
正直、どこがどの役職か考えても意味が無いと思って僕達4人は固まって座った、順番は右から僕、砕、日向ちゃん、櫻さんの順番で。
「続きを…えっと~どこまで話したっけ~?あ、役職の能力話してないか~」
「まず、一般人は何も能力が無い、サーチャーは夜に1人の豆知識を調べることが出来る、狼少年は夜のターンに1人を食べることが出来る」
ここら辺は普通の人狼と似ているのか?
「詳しく説明するね、サーチャーが割り振られた机には携帯が置いてある、それを使って調べるんだけど、制限時間が1分なんだ、だからもし時間内に調べられなかったらその日の夜は検索失敗~」
「それで狼少年は1人食べることができるって言ったけど、狼少年全員がその人を指定しないと意味が無い、そして狼少年は誰が味方か分からない、だから例えばサーチャーが名乗り出たら誰が味方か分からなくともサーチャーを1人狙いするだろうね~」
サーチャーは結構重要な役割だし、命を狙われる危険性も高い、なりたくないな。
「ルールはこんなところかな~質問は~?」
「質問あるんだけどいいかしら」
櫻さんが手を挙げた。
「何~?」
「役職は分かったけど、役職ごとの人数が知りたいわ」
「う~ん、言うなればサーチャーは1人だけ、後はバラバラ~」
ちゃんと答えてくれない、これも勝利宣言をしにくくするためだろうか。
「机の中を確認してみて~中に携帯が入ってる人はサーチャー、それ以外の机にはカードが1枚入ってるよ~表にしたら役職書いてあるから、絶対他の人に見られないようにね~」
机を確認すると、カードとヘッドホン?が入っていた。
カードを表にすると、そこには獣の耳がついた子供の絵が、下には「おおかみ少年」と書かれてある。
僕は嘘つき陣営か…頼むからみんな味方側であって欲しいな…
「じゃあ~今から紙を配るから、そこに簡単に豆知識を書いてね~サーチャーが検索しやすいように~」
豆知識と言われても…って思ったけど僕は嘘を書けばいいんだもんな、でも分かりにくいようにしないとバレちゃうから…
よし、「トマトは果物である」これでいいかな、思いつかなかったからそれっぽいやつで。
「書けたかな~?今から書けたか見て回るから、豆知識が思いつかなかった人には特別に豆知識を1つ教えてあげるよ~」
急に豆知識を出せ!って言われても思いつかない人もいるだろうし、でもその人たちは敵なんだよな…
アカムラは一人一人に耳打ちをしていく、誰が思いつかなかった人か分からなくするためなのかな。
「ふむふむ~」
僕の紙を覗いてきた。
「結構分かりにくいかもね~」
僕の耳元でささやくと、次は砕の所へ。
「ほおほお~」
仕切りで見えないけど、声は聞こえてくる。
「じゃあ、これで全員の豆知識が揃ったので、スタートしま~す」
ついに始まる、豆知識人狼が。
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