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第4章

#34校庭

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僕らは着替えて、さっき居た場所に戻った。
戻る時に気づいたが、学校の向かい側に遊具が置いてあった、鉄棒とか、ブランコとか。
そして僕が起きた場所は校庭のようだ、いつの間にこの場所に移動させられていたんだろう。

「あら、砕君ピッタリね」
櫻さんが校庭で待っていた、薄ピンクの髪の色も相まってとても似合っている。
「やっと大きさが調節できたんだよぉ」
日向ちゃんは…また暗くなってる、嫌なことでも思い出したのかな。

「よ~し、集まったね~じゃ、これからすることを説明をしま~す」
また始まるのか、体はまだ少し疲れているから、激しかったらまずいぞ。
「と、その前に~恒例行事のこのエリアでの僕の分身、まあ勝利側にはもう言ったけど~色ボットを紹介するよ~」
赤ちゃんエリアではアカイック、園児エリアではアオイックとキイック、そしてここ、小学校エリア?では…
「こんにちわぁ~」
凄い優しい声で、が登場した。
「僕わぁ~ミドリックって言うんだぁ~」
ゆっくりとした口調に安心感を感じる。
「はいこれがミドリックね~、じゃ、後は説明よろしく~」
「は~い」
ウコイックは学校内に入っていった。
「説明しますねぇ~」
ミドリックはゆっくり説明を始めた。

「学校でわ、みんなにをしてもらうよ~」
かくれんぼ、激しく動くわけでは無さそうだ。
「2人1組になってもらってぇ、片方わ隠れる、片方わ見つけるんだぁ」
「2人1組になるのわぁ~、チームのメンバーでもいいし~、別の誰かでもいいよ~」
多分園児エリアでチームのメンバーを失った人とかへの処置なのだろう。
「じゃあ~、組んで~」
ミドリックはその場へ座り込んだ。
「あ、君たちに伝えないといけない大事なことがあったんだぁ~」
「ここでは~…ことわありませ~ん」
何を言われるかドキドキしていたが、こちらとしてはありがたい報告だった。
「だから~、逃げる側わ本気で隠れてね~真面目に遊ばないと僕怒るよ~」
怒るけど落とすわけではないという言い回し、ミドリックは色ボットの中で優しい担当なのか、でもキイックも優しかったしな。
「じゃ、引き続き組んでねぇ~」

「よし、組もうぜぇ!」
まあ案の定、砕と組むことになった、砕は隠れるのが得意らしいから砕が逃げる側。
隠れるのに得意ってあるんだ、まあよく分からないけど、自信があるらしい。
「あの、砕」
この声はツージーさん。
「あの、僕と組まな…あ、もう組んでるんだね、ごめんね、じゃあね」
ツージーさんは砕が好きらしい、真っ先にこっちに向かってきたようだったし。
でもすぐ横の僕と組んじゃっていた、少し悪い事をした気分になった。

「組めたねぇ~、じゃあ、1回校内探検でもしようかぁ~」
たしかに隠れれるスポットをいきなり探すのも難しいし。
「じゃあ~、みんな行くよ~」
ミドリックはゆっくり校内へ向かって行き、僕らも後を追った。

まず1階は下駄箱と体育倉庫、あと教室が何部屋か。
2階は職員室と保健室、あとはまた教室が何部屋か。
3階には音楽室、家庭科室、図工室、そして教室が何部屋か。
4階は校長室、図書室、放送室、からの教室が何部屋か。
まあ隠れやすそうな場所は探す側も見といて損は無いから、覚えておこう。

「はぁい、これで全部見たね~お疲れぇ~」
隠れやすそうなところはかな。
「いやぁ、結構隠れるのに良いところ見つかったぜぇ、まあ言わないけどなぁ!」
砕からやる気を感じた、本気で隠れるようだ。
「僕も本気で見つけるからね」
「そう来なくっちゃなぁ!」
「みんな隠れるところわぁ、決まったかな~?じゃ、みんな隠れてってね~本気でやってよぉ~?」
ミドリックは頑なにを推す。
砕達、隠れる側は学校に入っていった、ちなみに日向ちゃんも隠れる側で、櫻さんは見つける側。

「じゃあ行ってらっしゃい~…………ってことでよ、説明するわ~」
ミドリックの口調が一気に変わった。
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