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第3章
#23久しぶり
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時計を見たらもう8時過ぎ、リハーサルは終わった。
ずっと見ていたが、砕が結構流れを止めていた。
「はい~みんなお疲れ様です~、明日の本番までに役者は台本読んどくように~」
ウコイックは部屋を出て行った。
「みんなごめんなぁ!長くなっちまったぁ!」
砕は手を合わせて謝った。
「最後の方は成長してるのが見えたわ、でも、勢いに任せてセリフ間違えちゃうのは直したいわね」
「おうぅ、そうだなぁ」
コンコンっ
ドアがノックされた、あの時を思い出し、僕達は警戒しながら扉を見ていた。
「みんなぁぁ~!!!久しぶりぃぃ~~!!!」
まさかのアカイックだった、服装は園児服に変わっていた、それにしても声が耳に響く。
「もうウコイックから色々聞いたぜぇ~!!そうだ!飯がまだなんだってなぁ~!!」
「僕が魂のこもった炒飯作ってあげるぜぇ~!キイックの使ってたキッチンどこだぁ~!!」
「この部屋を入って右だよ」
僕はキイックの部屋を指さした。
「おぉぅけぇぇ~!!みんな待ってろよぉ~~!!」
アカイックはダッシュで部屋に入っていった。
アカイックのテンションに若干みんな引いているけど、少しみんなが元気になった気がする。
「お待たせぇ~!!」
アカイックの手に持った大きな中華鍋の中には、山盛りの炒飯が入っている。
僕らで分けても食べれるか怪しいぐらい。
「じゃ~!僕は先にあっちで敗者側に配ってるぜぇぇ~!!」
アカイックはそう言うとドアの前まで歩いていった。
「誰かぁ~!!ドア開けてくれぇぇ~~!!」
両手が塞がっていて開けれないようだ。
「今行くぞぉ!」
砕は走ってドアに向かった。
「うわぁ~!ちょっと危ないってぇ~!!」
体が大きいから鍋に体が当たって少し炒飯が溢れた。
「すまねぇ、とりあえず開けたぜぇ」
「ありがとうぅ~!!みんなもすぐ来いよぉ~~!!」
アカイックは部屋を出て行った。
「なんか、やっぱりアカイックはすごいわね、テンション」
櫻さんは引きつった表情で部屋を出て行った。
僕も櫻さんの後を追って、部屋を出た。
部屋を出ると、広い部屋の真ん中に長テーブルがいくつも用意されていた。
「よし、勝者側のみんなも来たねぇぇ~!!」
敗者側はもう待っていたらしい。
「じゃあ~!みんなに炒飯配っていくよぉ~~!!」
アカイックは中華鍋を片手に持ち替え、お玉を持った。
僕達は長テーブルに用意された椅子に座り、順番を待った。
机には既にお皿とレンゲが用意されている。
「はいぃ~!どうぞぉ~!はいよいしょ~!!」
アカイックは皿に置いては次、置いては次とハイペースで配っていく、言い方を変えれば少し雑だ。
「はい、どうぞぉ~!!」
僕の番だ。
勢いよくアカイックの手に持つお玉から、炒飯が皿に叩きつけるように置かれる、少し米が飛び散っていた。
「よぉし、配り終わったぜぇ~!さあ、早くみんな食べようぜぇ~!!」
一瞬にしてみんなに炒飯が配られた、ハイペースで配っていったのは早く食べてもらいたいっていう配慮なのかもしれない、多分。
「じゃ、アオイックぅ!いただきますって言ってくれぇぇ~!!」
「俺かよ…いただきま~す」
「「「いただきまーす!」」」
炒飯はまあ美味しい。
でもキイックより料理は下手なのかもしれない、ちょっと味が薄い、きっと一気に作ったから味の調節が難しかったんだろう。
「うめぇぇぇぇ!!!」
反対側の机から聞こえた。
「塩分ちょうどいいね!」
薄いと思うんだけどな。
「アオイックは料理下手だからね~」
背中側からウコイックの声が聞こえた。
「アオイックは濃い、アカイックは薄い、キイックは完璧、これテストに出るよ~、なんてね~」
ウコイックは優しい声でそう言った。
ずっと見ていたが、砕が結構流れを止めていた。
「はい~みんなお疲れ様です~、明日の本番までに役者は台本読んどくように~」
ウコイックは部屋を出て行った。
「みんなごめんなぁ!長くなっちまったぁ!」
砕は手を合わせて謝った。
「最後の方は成長してるのが見えたわ、でも、勢いに任せてセリフ間違えちゃうのは直したいわね」
「おうぅ、そうだなぁ」
コンコンっ
ドアがノックされた、あの時を思い出し、僕達は警戒しながら扉を見ていた。
「みんなぁぁ~!!!久しぶりぃぃ~~!!!」
まさかのアカイックだった、服装は園児服に変わっていた、それにしても声が耳に響く。
「もうウコイックから色々聞いたぜぇ~!!そうだ!飯がまだなんだってなぁ~!!」
「僕が魂のこもった炒飯作ってあげるぜぇ~!キイックの使ってたキッチンどこだぁ~!!」
「この部屋を入って右だよ」
僕はキイックの部屋を指さした。
「おぉぅけぇぇ~!!みんな待ってろよぉ~~!!」
アカイックはダッシュで部屋に入っていった。
アカイックのテンションに若干みんな引いているけど、少しみんなが元気になった気がする。
「お待たせぇ~!!」
アカイックの手に持った大きな中華鍋の中には、山盛りの炒飯が入っている。
僕らで分けても食べれるか怪しいぐらい。
「じゃ~!僕は先にあっちで敗者側に配ってるぜぇぇ~!!」
アカイックはそう言うとドアの前まで歩いていった。
「誰かぁ~!!ドア開けてくれぇぇ~~!!」
両手が塞がっていて開けれないようだ。
「今行くぞぉ!」
砕は走ってドアに向かった。
「うわぁ~!ちょっと危ないってぇ~!!」
体が大きいから鍋に体が当たって少し炒飯が溢れた。
「すまねぇ、とりあえず開けたぜぇ」
「ありがとうぅ~!!みんなもすぐ来いよぉ~~!!」
アカイックは部屋を出て行った。
「なんか、やっぱりアカイックはすごいわね、テンション」
櫻さんは引きつった表情で部屋を出て行った。
僕も櫻さんの後を追って、部屋を出た。
部屋を出ると、広い部屋の真ん中に長テーブルがいくつも用意されていた。
「よし、勝者側のみんなも来たねぇぇ~!!」
敗者側はもう待っていたらしい。
「じゃあ~!みんなに炒飯配っていくよぉ~~!!」
アカイックは中華鍋を片手に持ち替え、お玉を持った。
僕達は長テーブルに用意された椅子に座り、順番を待った。
机には既にお皿とレンゲが用意されている。
「はいぃ~!どうぞぉ~!はいよいしょ~!!」
アカイックは皿に置いては次、置いては次とハイペースで配っていく、言い方を変えれば少し雑だ。
「はい、どうぞぉ~!!」
僕の番だ。
勢いよくアカイックの手に持つお玉から、炒飯が皿に叩きつけるように置かれる、少し米が飛び散っていた。
「よぉし、配り終わったぜぇ~!さあ、早くみんな食べようぜぇ~!!」
一瞬にしてみんなに炒飯が配られた、ハイペースで配っていったのは早く食べてもらいたいっていう配慮なのかもしれない、多分。
「じゃ、アオイックぅ!いただきますって言ってくれぇぇ~!!」
「俺かよ…いただきま~す」
「「「いただきまーす!」」」
炒飯はまあ美味しい。
でもキイックより料理は下手なのかもしれない、ちょっと味が薄い、きっと一気に作ったから味の調節が難しかったんだろう。
「うめぇぇぇぇ!!!」
反対側の机から聞こえた。
「塩分ちょうどいいね!」
薄いと思うんだけどな。
「アオイックは料理下手だからね~」
背中側からウコイックの声が聞こえた。
「アオイックは濃い、アカイックは薄い、キイックは完璧、これテストに出るよ~、なんてね~」
ウコイックは優しい声でそう言った。
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