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第3章
#9お芝居
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「詳しい話は僕からってことだったね~」
キイックは早速話し始めた。
「まず、お芝居の本番は3日後の夜、それまでの期間はずっと準備するよ~、演技とか~台本とか~道具とか諸々ね~」
全部自分たちでするのか、これは骨が折れそうだ。
「ちゃんと準備とか演技とかしなかったら、僕とウコイックに落とされちゃうかもね~」
あくまでも本気でやれってことらしい。
「ちなみにこの施設は2階にベッドがあるから、そこで寝泊まりしてね~、じゃ、僕はそこに座って待ってるから、お芝居のお題決まったらそこのホワイトボードに書いてね~」
話をまとめると、本番は3日後の夜、準備は全て自分たちで、2階には寝泊まりする部屋がある、といった感じか。
「えーと、じゃあ、とりあえず私が仕切るわね」
櫻さんが手を上げ、みんなの前に立った。
「まずお題を決めましょう、今思いついてる人はいるかしら?」
まあ当然急なことだったため、手を挙げた人はいなかった。
「まあ、そうよね、じゃあ軽い案だけでも出してみな…」
「なんであんたが仕切ってんだよ」
如何にも気の強そうな女性が前に出てきた。
「勝手に出てきて勝手に仕切ってるんじゃないよ」
櫻さんも少し怖気付いた様子だった。
「おい、君だろ勝手に出てきたのはぁ!」
砕は櫻さんを守ろうと、喧嘩を買ってしまった。
「うるさいなぁ、あんた、やんのか?」
「喧嘩は良くないね~、君怖いよ~」
キイックが反応してこっちに来た。
「ほんとだよね、怖いよね、あなた優しいんでしょ?ならこいつらに言ってやってよ、勝手に仕切るなってさ、へへ」
「ん~、そうだね~…怖いのは、君だよ~?」
キイックの表情が変わった。
「はぁ?」
女性はキイックに詰め寄った、その瞬間。
「ふぁっ」
女性の足元の床が開き、女性は気の抜けた声を出し、そのまま落ちていった。
女性はキイックが優しいからと油断していたが、ダメなことはダメと言うのが、優しさということだ。
「ごめんね~怖かったでしょ~、大丈夫~?」
またさっきの優しい声に戻ったが、衝撃が忘れられない。怒らせてはいけない人を怒らせた気分だ。
「あ、えーと、ありがとうキイックさん」
櫻さんは戸惑いながらも感謝した。
「呼び捨てでいいよ~呼び捨てぐらいじゃ怒らないから安心して~」
いや、ムリムリムリムリ、怖い怖い怖い。
「分かったわ、キイック」
櫻さんすごいな、戸惑ってたのにすぐに適応してる。
「じゃ、引き続き頑張ってね~、もし本当に思いつかなかったら特別に僕の考えたのでもいいよ~」
たしかに優しい、キイック。
「ちなみに向こうのチームのアオイックはとにかく厳しいから、既に何人か落とされてるかもね~」
いや、だから怖いって、ほんとに。
「冗談冗談~、アオイックは自分が認めた人には優しくするから、ある程度乗り切れば大丈夫なはずだよ~、いわゆるツンデレみたいな~」
僕達は30分ほど考え、ミュージカル風にしようという話に落ち着いた。
さっきまで時計が無く時間が分からなかったが、時計があるとやっぱり少し安心感がある。
僕達はそれからまた話し合った。
キイックは早速話し始めた。
「まず、お芝居の本番は3日後の夜、それまでの期間はずっと準備するよ~、演技とか~台本とか~道具とか諸々ね~」
全部自分たちでするのか、これは骨が折れそうだ。
「ちゃんと準備とか演技とかしなかったら、僕とウコイックに落とされちゃうかもね~」
あくまでも本気でやれってことらしい。
「ちなみにこの施設は2階にベッドがあるから、そこで寝泊まりしてね~、じゃ、僕はそこに座って待ってるから、お芝居のお題決まったらそこのホワイトボードに書いてね~」
話をまとめると、本番は3日後の夜、準備は全て自分たちで、2階には寝泊まりする部屋がある、といった感じか。
「えーと、じゃあ、とりあえず私が仕切るわね」
櫻さんが手を上げ、みんなの前に立った。
「まずお題を決めましょう、今思いついてる人はいるかしら?」
まあ当然急なことだったため、手を挙げた人はいなかった。
「まあ、そうよね、じゃあ軽い案だけでも出してみな…」
「なんであんたが仕切ってんだよ」
如何にも気の強そうな女性が前に出てきた。
「勝手に出てきて勝手に仕切ってるんじゃないよ」
櫻さんも少し怖気付いた様子だった。
「おい、君だろ勝手に出てきたのはぁ!」
砕は櫻さんを守ろうと、喧嘩を買ってしまった。
「うるさいなぁ、あんた、やんのか?」
「喧嘩は良くないね~、君怖いよ~」
キイックが反応してこっちに来た。
「ほんとだよね、怖いよね、あなた優しいんでしょ?ならこいつらに言ってやってよ、勝手に仕切るなってさ、へへ」
「ん~、そうだね~…怖いのは、君だよ~?」
キイックの表情が変わった。
「はぁ?」
女性はキイックに詰め寄った、その瞬間。
「ふぁっ」
女性の足元の床が開き、女性は気の抜けた声を出し、そのまま落ちていった。
女性はキイックが優しいからと油断していたが、ダメなことはダメと言うのが、優しさということだ。
「ごめんね~怖かったでしょ~、大丈夫~?」
またさっきの優しい声に戻ったが、衝撃が忘れられない。怒らせてはいけない人を怒らせた気分だ。
「あ、えーと、ありがとうキイックさん」
櫻さんは戸惑いながらも感謝した。
「呼び捨てでいいよ~呼び捨てぐらいじゃ怒らないから安心して~」
いや、ムリムリムリムリ、怖い怖い怖い。
「分かったわ、キイック」
櫻さんすごいな、戸惑ってたのにすぐに適応してる。
「じゃ、引き続き頑張ってね~、もし本当に思いつかなかったら特別に僕の考えたのでもいいよ~」
たしかに優しい、キイック。
「ちなみに向こうのチームのアオイックはとにかく厳しいから、既に何人か落とされてるかもね~」
いや、だから怖いって、ほんとに。
「冗談冗談~、アオイックは自分が認めた人には優しくするから、ある程度乗り切れば大丈夫なはずだよ~、いわゆるツンデレみたいな~」
僕達は30分ほど考え、ミュージカル風にしようという話に落ち着いた。
さっきまで時計が無く時間が分からなかったが、時計があるとやっぱり少し安心感がある。
僕達はそれからまた話し合った。
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