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第二部 第2章『事件は続いてる?』
第9話『お仕置きだな』
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「なっなんだ!?身体が・・・身体が動かないだと!?」
「それは私のスキルです、時間を停めているんですよ。だから貴方がどんなに強力な存在になっても無駄です」
「なっ!?時間を!?そんなバカな話があるか!そんな真似が出来るなど神でもあるまいし!」
「そうですね、証拠になるかは分かりませんが、この本を見せてあげます」
私は時の魔導書を見せる、すると老害リッチーはその魔導書に心当たりでもあったのかガイコツなのに驚愕しているとが手に取る様に分かった。
「そっそんなバカな、それは時の魔導書だぞ!?何故そんな物を貴様が!?」
「私にも分かりませんよ、もしかしたら貴方みたいなこの世界の癌を処理する為だったりするかも知れませんね?」
「ずっ図に乗るなよ小童ーーーー!」
老害リッチーは何やら全力で魔法を発動しようとした!しかし何も起こらなかった・・・終わり。
「おのれ!おのれおのれおのれーー!このワシが!ユクザの力が意味を成さないだと!?」
「その様ですね、ではさよなら・・・」
「ッ!?まっ待て!このままワシを殺せば貴様も死ぬことになるぞ?」
「・・・・・・ほう?」
何やら気になる言葉だな、私が手を止めると老害リッチーがまた喋り始める。
「いっいいか?既に洞窟の通路は閉ざしている、アレを人間の力で、しかも1人で掘るなど不可能だ。さらにワシが死ねばこの洞窟は自動で崩れる様に細工をしてあるのだ!」
「つまり、貴方を始末すると私もここで生き埋めになると?」
老害リッチーは元気な声で肯定する言葉で返事をした、しかしまあ・・・・・そんな話しか、聞くだけ無駄だったな。
「わっわかったか、貴様も死にたくはないだろう?どうだ?このワシと手を組まないか?」
「・・・・・・・」
あのクソ悪魔といい、自分がもうどうしょうもないと本能で分かってるヤツって同じような事を言ってくるな、まるで私なら懐柔出来そうだと言われてるようでとても不快だ。
そもそも、そんな程度の小細工で時間停止に対抗出来ると?いやっそもそも。
「すみませんね、罠にかかったのは貴方なんですよ」
「なっなん、だ・・・・・と?」
「トラップカード・・・再発動、デモンドール」
「!?」
デモンドール、このトラップは1度相手の命を奪った程度で効果はなくなったりはしないのだよ。
このトラップカードには発動するのに特別な条件がある、それは『罪のない人々を合計で100人以上殺している』と言う物である。こんな条件を満たしてるヤツなんて異世界でも早々居ないだろうと、このトラップカードを手に入れた時は思ったが・・・。
「なっ!?この黒い闇はあの時の!?何故またワシの身体に!?」
デモンドールは発動するのに特殊な条件があるトラップカードだ、だからこそ特別な効果も持っている。このトラップカードは対象のなった敵が今まで命を奪ってきた数と同じ数まで、たとえ輪廻転生したとしても呪いで殺され続けると言うトラップなのだ。
つまり老害が復活するなと分かった時点で私は勝利を確信していたのさ、だって復活した途端また呪いで死ぬことになるのだから。
「その呪いは貴方がたとえ転生したとしても再び貴方の命を奪う為に何度でも発動するんですよ。貴方がネクロマンサーの時に無意味に奪った命と同じ数だけね・・・・」
「なっなんだと!?そっそんな馬鹿げた呪いがあるかっ!!」
「貴方は生まれ変わる度にその呪いで死ぬことになる。まあ今後は知性のある存在に生まれる事はないでしょう、精々羽虫や小魚と言ったところでしょうね。生まれて直ぐに死ぬを繰り返すんでしょう、多分」
そして最後の最後、奪った命と同じ回数呪いで死んだ後はその魂を呪いが破壊し尽くし。2度と転生する事はなくなる。
それがお前がしてきた事への因果応報ってヤツだ。
「イッイヤだ!ワシはリッチーに、アンデッドの王にまでなったのだぞ!?そのワシが呪いで殺させ続けるだと!?羽虫や小魚になるだと!?そんな事が許される訳がないーーー!」
「許されないのはお前の存在そのものだよ。さっさと死んで欲しいです」
「キッキサマーーー!くっ!うっごっけ!おのれ!貴様だけは殺してやる!八つ裂きにしてやるぞ!何度死んでも!くっ!貴様だけはーーーー!」
「そうですか、ちなみにこの私もデモンドールで作った偽物ですから洞窟が崩れても何もありませんので」
はい合唱、新しいデモンドールの分の呪いも上乗せしてやるから喰らえ老害。
老害リッチーはもの凄くうるさい絶叫をあげながら呪いの闇に飲まれて消えた。
私本体は洞窟の外でその事を確認して今回の事件が一段落した理解する、私は今度こそ綺麗に仕事が片付いたとセカードルムへと帰るのだった。
「それは私のスキルです、時間を停めているんですよ。だから貴方がどんなに強力な存在になっても無駄です」
「なっ!?時間を!?そんなバカな話があるか!そんな真似が出来るなど神でもあるまいし!」
「そうですね、証拠になるかは分かりませんが、この本を見せてあげます」
私は時の魔導書を見せる、すると老害リッチーはその魔導書に心当たりでもあったのかガイコツなのに驚愕しているとが手に取る様に分かった。
「そっそんなバカな、それは時の魔導書だぞ!?何故そんな物を貴様が!?」
「私にも分かりませんよ、もしかしたら貴方みたいなこの世界の癌を処理する為だったりするかも知れませんね?」
「ずっ図に乗るなよ小童ーーーー!」
老害リッチーは何やら全力で魔法を発動しようとした!しかし何も起こらなかった・・・終わり。
「おのれ!おのれおのれおのれーー!このワシが!ユクザの力が意味を成さないだと!?」
「その様ですね、ではさよなら・・・」
「ッ!?まっ待て!このままワシを殺せば貴様も死ぬことになるぞ?」
「・・・・・・ほう?」
何やら気になる言葉だな、私が手を止めると老害リッチーがまた喋り始める。
「いっいいか?既に洞窟の通路は閉ざしている、アレを人間の力で、しかも1人で掘るなど不可能だ。さらにワシが死ねばこの洞窟は自動で崩れる様に細工をしてあるのだ!」
「つまり、貴方を始末すると私もここで生き埋めになると?」
老害リッチーは元気な声で肯定する言葉で返事をした、しかしまあ・・・・・そんな話しか、聞くだけ無駄だったな。
「わっわかったか、貴様も死にたくはないだろう?どうだ?このワシと手を組まないか?」
「・・・・・・・」
あのクソ悪魔といい、自分がもうどうしょうもないと本能で分かってるヤツって同じような事を言ってくるな、まるで私なら懐柔出来そうだと言われてるようでとても不快だ。
そもそも、そんな程度の小細工で時間停止に対抗出来ると?いやっそもそも。
「すみませんね、罠にかかったのは貴方なんですよ」
「なっなん、だ・・・・・と?」
「トラップカード・・・再発動、デモンドール」
「!?」
デモンドール、このトラップは1度相手の命を奪った程度で効果はなくなったりはしないのだよ。
このトラップカードには発動するのに特別な条件がある、それは『罪のない人々を合計で100人以上殺している』と言う物である。こんな条件を満たしてるヤツなんて異世界でも早々居ないだろうと、このトラップカードを手に入れた時は思ったが・・・。
「なっ!?この黒い闇はあの時の!?何故またワシの身体に!?」
デモンドールは発動するのに特殊な条件があるトラップカードだ、だからこそ特別な効果も持っている。このトラップカードは対象のなった敵が今まで命を奪ってきた数と同じ数まで、たとえ輪廻転生したとしても呪いで殺され続けると言うトラップなのだ。
つまり老害が復活するなと分かった時点で私は勝利を確信していたのさ、だって復活した途端また呪いで死ぬことになるのだから。
「その呪いは貴方がたとえ転生したとしても再び貴方の命を奪う為に何度でも発動するんですよ。貴方がネクロマンサーの時に無意味に奪った命と同じ数だけね・・・・」
「なっなんだと!?そっそんな馬鹿げた呪いがあるかっ!!」
「貴方は生まれ変わる度にその呪いで死ぬことになる。まあ今後は知性のある存在に生まれる事はないでしょう、精々羽虫や小魚と言ったところでしょうね。生まれて直ぐに死ぬを繰り返すんでしょう、多分」
そして最後の最後、奪った命と同じ回数呪いで死んだ後はその魂を呪いが破壊し尽くし。2度と転生する事はなくなる。
それがお前がしてきた事への因果応報ってヤツだ。
「イッイヤだ!ワシはリッチーに、アンデッドの王にまでなったのだぞ!?そのワシが呪いで殺させ続けるだと!?羽虫や小魚になるだと!?そんな事が許される訳がないーーー!」
「許されないのはお前の存在そのものだよ。さっさと死んで欲しいです」
「キッキサマーーー!くっ!うっごっけ!おのれ!貴様だけは殺してやる!八つ裂きにしてやるぞ!何度死んでも!くっ!貴様だけはーーーー!」
「そうですか、ちなみにこの私もデモンドールで作った偽物ですから洞窟が崩れても何もありませんので」
はい合唱、新しいデモンドールの分の呪いも上乗せしてやるから喰らえ老害。
老害リッチーはもの凄くうるさい絶叫をあげながら呪いの闇に飲まれて消えた。
私本体は洞窟の外でその事を確認して今回の事件が一段落した理解する、私は今度こそ綺麗に仕事が片付いたとセカードルムへと帰るのだった。
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