64 / 110
第一章 雪山ダンジョン
第64話
しおりを挟む
「おっビルゲーターか…」
手足が人間に近い形をしている二足歩行する白いワニ人間みたいなやつが現れた。この雪山ダンジョンに出てくるモンスターだ。
数は4体いる。
武器とかは持ってないが長く伸びた爪も危険だしあのワニ頭に噛みつかれたら普通に死ぬ。
本物のワニがすると言うデスロールみたいな真似はしないがやはりモンスターだから人間を見たら襲いかかってくる。
今宮と守咲には武器を持たせていないが…代用品ならいつでも渡せるので問題ない。
いずれ戦闘も経験させたいところなのだが今回は別にモンスターと戦いに来たわけじゃないから俺がさっさと倒してしまう。
「今宮、凛、俺が出るから少し待ってろ…『キングオーラブレード』」
俺は遂に無駄にオーバーキルしないで意志ひとつで威力の調節ができるちょうどいい感じのスキルを手に入れた。
それがこのキングオーラブレードである。
【キングオーラブレード】
【オーラによる攻撃を可能とするスキル。黄色のオーラを発生させ、そのオーラを刃状限定でその大きさ、長さ、形状、硬度を意志一つで自由に変える事が出来る、攻撃意外にも使い勝手がいいスキルで履いている靴の裏に無数の小さな刃を出せばスパイクとなり滑るのを防止してくれる、凍った路面を進む時に輝くスキル】
と言う文面がライセンスカードに出ている、この文面を見て次に行くダンジョンに雪山ダンジョンをと考えた俺だ。
スキル製のスパイクは有用だぜ、転げる今宮を鼻笑ってやったとも。
話を戻す。このスキルは発動すると俺の全身を黄色いオーラが包み込む、そしてそのオーラは俺の一つで刃に似た形にオーラの形が変わるのだ。
このオーラの剣の名前はオーラブレードだ、キングはいらん。
俺は『神殺し(偽)』だが別に王様ではないからな。
このオーラブレードには物理的な攻撃能力もあり相手の攻撃などを受け止めることもできるし物を切り裂く事も出来る。
ライセンスカードのテキストにあるように残念ながらどんな形にもなれるとかまでは出来ないがな、さすがにそこまで行くとチートスキルだし仕方ない。
形は刃状と決まっているが代わりに結構遠くまで刃を伸ばすることもできるしその刃の大きさも変えられる。
詰まるところ……。
「おしっ一丁あがり」
手のあたりのオーラを刃に変形しそれを振るうと同時に刃はさらに伸ばしてビルゲーターの首を切り飛ばした。
仲間がやられたのでこっちに気づいた他のビル ゲーター達がこちらに向かってくる。
もう一度オーラブレードを振るうと残りのビルゲーターたちの首も落ちた。
連中は攻撃力もそうだが結構耐久力も高いモンスターのはずなのだが…まあこっちのスキルの攻撃には耐えられなかったんだろう。
倒されたビルゲーターたちが光になって消える。
「ドロップは魔石だけか、しけてるな」
「けどこの魔石だったら売ればそこそこお金になるんじゃないです?」
「ビルゲーターを瞬殺…やはり生半可な実力じゃないですね」
ビルゲーターの魔石を回収して俺たちは先へ進む、洞窟の先はかなりに開けた場所に行き着いた。
綺麗なドーム状というわけではないが広く大型のモンスターとも戦うには十分な広さだ。
そして二カ所ほどまた洞窟に入るための出入り口がある、片方は雪山ダンジョンの更に奥に続く道でもう片方は雪山ダンジョンから出る為の道だ。
まあ俺たちが来た道は別の道なのだが。
そっちの方は問題ない、目的のものはすでに見つかっている。
「あそこを見てみろ2人とも」
「何ですか…?」
「あれ……は氷の壁ですか?」
俺が指をさしたところは洞窟の壁が雪か霜で白く染まっていた、だが一部それらが崩れたところから透き通った青色の結晶が見えていた。
「あれが俺たちがこの雪山ダンジョンに来た理由でな、あれはアイスクォーツと呼ばれるこういう雪が舞うようなクソ寒いロケーションのダンジョンにしかないダンジョン産の資源なんだよ」
ダンジョンか得られる資源というのは何もモンスターからのドロップアイテムだけじゃない。
採取や採掘をするなら様々な道具を用意する手間があるから今までは無視していたが本来はそっちを目的にダンジョンに向かうダンジョン探索者も多いのだ。
地球には存在しない鉱物の鉱床だったり凄い薬品の材料となる植物だったりも普通にあるのがダンジョンなのさ。
あれも立派なダンジョンの資源だ。
「アイスクォーツって何なんです先輩?」
「聞いたことがあります、確か火で炙っても溶けることがない氷の結晶のようなものだそうです。ただ化学的なところで言うと全くの別物だとも言われていて…」
「すいません、難しい話をされたら分かりませんからね私」
全くもってその通りだ科学的な話とかやめてもらいたいもんだぜ。
「……まあわかりやすく言えば…アイスクォーツってやつは氷属性の武器や装備を作るために必要になるアイテムだな」
「なるほど理解しました」
「とても分かりやすい説明ですね、流石は歩さんです!」
今宮のやつは相当なゲームは好きである、守咲の方もこの反応を見る限りその手のゲームも好きなんだろうな。
モンスターの素材だったり採取やらで集めた素材だったりで武器やら防具やろう作り、強くなってモンスターを狩るあのゲームである……あのワイルズ。
地球の未来は明るいな。
「というわけで今からあそこで採掘をするぞ~」
「採掘って言われてもピッケルとかスコップとか何も持ってないですよ?」
「それについては問題ない」
俺は再びキングオーラブレードを発動した。
オーラの形を少し変えてピッケルっぽい感じにする、伸ばした刃の部分をクイッと曲げるだけだけどな鋭さを持つようにイメージするのは曲げた部分だけなので伸ばしただけの部分は普通に持つことができるのだ。
持ち手の部分も作りにその下からもう少し細長くしたようなイメージをして、さながらケーブルのようにする。
すると俺のオーラ製のピッケルを2人にも渡すことができるって訳だ、ケーブル部分が繋がっているからな。
「……先輩って本当に変なスキルの使い方を思いつきますよね」
うるさいよピッケルもスコップも要は刃先さえついていりゃ代用品なんていくらでも用意できるんだ、だったら物を持ち歩くのが面倒くさいだろ。
「荷物が減るしスキルで代用できるならそれに越したことはないだろ、それともこの雪山の道をピッケルやスコップ持ってお前は歩きたいのか?」
「先輩には感謝ですね、私たちは道を歩くだけでスタミナを常に消費して動けなくなるか弱い存在なので無駄な荷物とか背負いたくありませんから」
分かればいいんだよ。分かれば。
「このピッケルすごいです! この硬そうな青い結晶の壁にどんどん入っていきますよ!」
「あんまり取りすぎても持って帰るの大変になるだけだからほどほどの量にするんだぞ」
「そうですよ欲しい物さえゲット出来ればいちいちモンスターと戦うのもめんどくさいんで、さっさとダンジョンから脱出するつもりなんですから」
「分かりました! ほどほどを意識して頑張りますね!」
電話の件から少々おかしなところはあるがやる気があり人一倍率先して行動する守咲だ。
実に好感の持てる後輩探索者である、少なくとも俺の隣でピッケルを持ってるくせに腕を組みながらその守咲の働きを見ているだけのどこぞのポンコツ後輩よりかはな。
「守咲さんほら腰入れてピッケル振ってください!」
「はい!」
「………お前も働けポンコツ」
手足が人間に近い形をしている二足歩行する白いワニ人間みたいなやつが現れた。この雪山ダンジョンに出てくるモンスターだ。
数は4体いる。
武器とかは持ってないが長く伸びた爪も危険だしあのワニ頭に噛みつかれたら普通に死ぬ。
本物のワニがすると言うデスロールみたいな真似はしないがやはりモンスターだから人間を見たら襲いかかってくる。
今宮と守咲には武器を持たせていないが…代用品ならいつでも渡せるので問題ない。
いずれ戦闘も経験させたいところなのだが今回は別にモンスターと戦いに来たわけじゃないから俺がさっさと倒してしまう。
「今宮、凛、俺が出るから少し待ってろ…『キングオーラブレード』」
俺は遂に無駄にオーバーキルしないで意志ひとつで威力の調節ができるちょうどいい感じのスキルを手に入れた。
それがこのキングオーラブレードである。
【キングオーラブレード】
【オーラによる攻撃を可能とするスキル。黄色のオーラを発生させ、そのオーラを刃状限定でその大きさ、長さ、形状、硬度を意志一つで自由に変える事が出来る、攻撃意外にも使い勝手がいいスキルで履いている靴の裏に無数の小さな刃を出せばスパイクとなり滑るのを防止してくれる、凍った路面を進む時に輝くスキル】
と言う文面がライセンスカードに出ている、この文面を見て次に行くダンジョンに雪山ダンジョンをと考えた俺だ。
スキル製のスパイクは有用だぜ、転げる今宮を鼻笑ってやったとも。
話を戻す。このスキルは発動すると俺の全身を黄色いオーラが包み込む、そしてそのオーラは俺の一つで刃に似た形にオーラの形が変わるのだ。
このオーラの剣の名前はオーラブレードだ、キングはいらん。
俺は『神殺し(偽)』だが別に王様ではないからな。
このオーラブレードには物理的な攻撃能力もあり相手の攻撃などを受け止めることもできるし物を切り裂く事も出来る。
ライセンスカードのテキストにあるように残念ながらどんな形にもなれるとかまでは出来ないがな、さすがにそこまで行くとチートスキルだし仕方ない。
形は刃状と決まっているが代わりに結構遠くまで刃を伸ばすることもできるしその刃の大きさも変えられる。
詰まるところ……。
「おしっ一丁あがり」
手のあたりのオーラを刃に変形しそれを振るうと同時に刃はさらに伸ばしてビルゲーターの首を切り飛ばした。
仲間がやられたのでこっちに気づいた他のビル ゲーター達がこちらに向かってくる。
もう一度オーラブレードを振るうと残りのビルゲーターたちの首も落ちた。
連中は攻撃力もそうだが結構耐久力も高いモンスターのはずなのだが…まあこっちのスキルの攻撃には耐えられなかったんだろう。
倒されたビルゲーターたちが光になって消える。
「ドロップは魔石だけか、しけてるな」
「けどこの魔石だったら売ればそこそこお金になるんじゃないです?」
「ビルゲーターを瞬殺…やはり生半可な実力じゃないですね」
ビルゲーターの魔石を回収して俺たちは先へ進む、洞窟の先はかなりに開けた場所に行き着いた。
綺麗なドーム状というわけではないが広く大型のモンスターとも戦うには十分な広さだ。
そして二カ所ほどまた洞窟に入るための出入り口がある、片方は雪山ダンジョンの更に奥に続く道でもう片方は雪山ダンジョンから出る為の道だ。
まあ俺たちが来た道は別の道なのだが。
そっちの方は問題ない、目的のものはすでに見つかっている。
「あそこを見てみろ2人とも」
「何ですか…?」
「あれ……は氷の壁ですか?」
俺が指をさしたところは洞窟の壁が雪か霜で白く染まっていた、だが一部それらが崩れたところから透き通った青色の結晶が見えていた。
「あれが俺たちがこの雪山ダンジョンに来た理由でな、あれはアイスクォーツと呼ばれるこういう雪が舞うようなクソ寒いロケーションのダンジョンにしかないダンジョン産の資源なんだよ」
ダンジョンか得られる資源というのは何もモンスターからのドロップアイテムだけじゃない。
採取や採掘をするなら様々な道具を用意する手間があるから今までは無視していたが本来はそっちを目的にダンジョンに向かうダンジョン探索者も多いのだ。
地球には存在しない鉱物の鉱床だったり凄い薬品の材料となる植物だったりも普通にあるのがダンジョンなのさ。
あれも立派なダンジョンの資源だ。
「アイスクォーツって何なんです先輩?」
「聞いたことがあります、確か火で炙っても溶けることがない氷の結晶のようなものだそうです。ただ化学的なところで言うと全くの別物だとも言われていて…」
「すいません、難しい話をされたら分かりませんからね私」
全くもってその通りだ科学的な話とかやめてもらいたいもんだぜ。
「……まあわかりやすく言えば…アイスクォーツってやつは氷属性の武器や装備を作るために必要になるアイテムだな」
「なるほど理解しました」
「とても分かりやすい説明ですね、流石は歩さんです!」
今宮のやつは相当なゲームは好きである、守咲の方もこの反応を見る限りその手のゲームも好きなんだろうな。
モンスターの素材だったり採取やらで集めた素材だったりで武器やら防具やろう作り、強くなってモンスターを狩るあのゲームである……あのワイルズ。
地球の未来は明るいな。
「というわけで今からあそこで採掘をするぞ~」
「採掘って言われてもピッケルとかスコップとか何も持ってないですよ?」
「それについては問題ない」
俺は再びキングオーラブレードを発動した。
オーラの形を少し変えてピッケルっぽい感じにする、伸ばした刃の部分をクイッと曲げるだけだけどな鋭さを持つようにイメージするのは曲げた部分だけなので伸ばしただけの部分は普通に持つことができるのだ。
持ち手の部分も作りにその下からもう少し細長くしたようなイメージをして、さながらケーブルのようにする。
すると俺のオーラ製のピッケルを2人にも渡すことができるって訳だ、ケーブル部分が繋がっているからな。
「……先輩って本当に変なスキルの使い方を思いつきますよね」
うるさいよピッケルもスコップも要は刃先さえついていりゃ代用品なんていくらでも用意できるんだ、だったら物を持ち歩くのが面倒くさいだろ。
「荷物が減るしスキルで代用できるならそれに越したことはないだろ、それともこの雪山の道をピッケルやスコップ持ってお前は歩きたいのか?」
「先輩には感謝ですね、私たちは道を歩くだけでスタミナを常に消費して動けなくなるか弱い存在なので無駄な荷物とか背負いたくありませんから」
分かればいいんだよ。分かれば。
「このピッケルすごいです! この硬そうな青い結晶の壁にどんどん入っていきますよ!」
「あんまり取りすぎても持って帰るの大変になるだけだからほどほどの量にするんだぞ」
「そうですよ欲しい物さえゲット出来ればいちいちモンスターと戦うのもめんどくさいんで、さっさとダンジョンから脱出するつもりなんですから」
「分かりました! ほどほどを意識して頑張りますね!」
電話の件から少々おかしなところはあるがやる気があり人一倍率先して行動する守咲だ。
実に好感の持てる後輩探索者である、少なくとも俺の隣でピッケルを持ってるくせに腕を組みながらその守咲の働きを見ているだけのどこぞのポンコツ後輩よりかはな。
「守咲さんほら腰入れてピッケル振ってください!」
「はい!」
「………お前も働けポンコツ」
12
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる