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第五章 ブラック会社ダンジョン
第59話
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「まさかこんなのまで出て来るとかな…」
にしてもなんかこの箱、見覚えあるな。
あっ思い出した、これうちの会社にあった大きめのダストボックスじゃないか。
この会社は焼き物作りの会社だった。
だから燃えないゴミの中でも大きめのゴミとかが出る事もあったんだ。
そういったものをまとめて捨てるための金属製の大きく四角いゴミ箱があった。
それをなぜか知らんが宝箱になっている、これは一体どういうことなんだ?
「少なくともボスドロップなら罠はないだろう筈だし……何よりトレジャーボックスだしな」
トレジャーボックス。
一度に多くのドロップアイテムが同時にドロップした時に現れる宝箱だ。
モンスターが消滅した時に発生する光が大きな宝箱になるごく稀にしか起こらないまさにレアドロップってやつだ。
中にはそれこそ貴重なダンジョン産のアイテムやら武器やらが詰まっているって話だ。俺も初めてみた。
まるでこのドロップアイテムすら俺の勝利を祝ってくれているかのような気分だ、なにしろ全裸野郎という烙印を粉砕したからな。
今の俺のテンションは高い。
この中にあるお宝次第では最早お金をせこせこ稼ぐ必要もなくなるかも。
そうなれば日本一周とかしながら適当にそこにあるダンジョンとかチラチラ覗きながらの道楽旅行者とかして暮らす金持ちノマドスタイルというのを悪くないかもな。
そんな事全体的にユルイ事を考えてた時である。
「……誰か……助けてく…れ」
「!?」
そんなかすかな声を『神殺し(偽)』のステータス補正で耳が拾った。
確かに聞こえた。
声はトレジャーボックスからした。
「中に誰かいるのか!」
俺は急いで宝箱に接近して宝箱の上の部分に手をやりその部分を思いっきり引っぺがした。
ベッキベッキと結構な音がした。
蓋は邪魔なのでそこら辺にポイ捨てするとズズンという重い音がした。
まあ見た目通りなんかの金属の塊なんだろうけどそんなことはどうでもいい。
中の確認するとそこには……。
「田中、下野《しも》、柳屋《やなぎや》!? それに山田に佐藤も……みんな無事だったのか!」
死んだと思っていたこの会社の従業員がみんないた。
俺を含めて総勢6人の雇われ社員、以前はこの倍くらいの人数がいたのだが先輩も後輩もみんな辞めちまった、てか俺も辞める途中だったわ。
「みんな無事だったのか、よかった…」
「まっまあな、いきなり五味川がバケモンになったかと思ったら工場がダンジョンになってよ…」
「ゴミはゴミ箱にって言われてさ…」
「俺たちはみんなここに閉じ込められていたんだ、本当に何が何やら……」
何がどういった理由でみんなが無事だったのかわからない。
だが生きているのならそれは素晴らしいことだろう。
けどかなり憔悴している、1人1人を外に運んでたら危険かも知れない。
ここは俺の『神殺し(偽)』の称号を隠すとか言ってられないな。
「俺がこの宝箱ごとみんなをダンジョンを外に運ぶ 、少し揺れるかもしれないがそこは我慢してくれ」
「日影先輩、そんなこと出来るわけ」
「出来るぞ、俺これでも何年か前は探索者だったんだからな?」
まずはスマホで守咲凛に連絡した。
救急車の手配を頼むつもりだ、警察でたる彼女の方が緊急性を伝えてくれるかもと思ったのだ。
狙ったわけではないがダンジョンの罠という罠はすでに俺がぶっ壊しているのでパワーとスピードだけで問題なくダンジョンを脱出できるはずだしな。
「よしそれじゃあ…」
スマホを持って連絡したその時、さらなる変化が起こった。
今までの異様なまでに無駄な装飾が施されたどっかの宮殿のような内装だった。
それが絵の具がにじむように歪み、そして消えたのだ。
その後にはかつて見慣れた何の変哲もない小さな工場の内装だけが見えていて…。
「まさか、これは……」
この状況が示すことはたったひとつ。
ダンジョンが消えた。
だが、そんなことが本当に起こり得るのか?
「……ひっ日影さん!」
俺の名を大きな声で呼んだのは守咲凛、あの婦警だ。
声のした方を見ると普通に工場の入り口を開けて通話中の彼女が入っていた。
お互いの距離はせいぜい十数メートル。
ダンジョンであったならば有り得ないことだ、しかしダンジョンが消滅したというのであればこの状況は説明できる。
「日影さん、まさかこれは……ダンジョンが消滅したんですか?」
「いやっ流石に有り得ないんじゃないか? そんなこと…」
口では否定しつつも、おそらくだがその有り得ないことが起こった事を理解していた。
現代にダンジョンが出現してるという漫画や小説というのは世の中にもたくさんある。
その中の多くはダンジョンのボスを倒すかすればダンジョンは消滅するというのがテンプレの設定だ。
だが現実はそこまで甘くない、ダンジョンのボスなんていくら倒してもそのダンジョンが消滅することなど今までこの世界では一度もなかった。
だからこそ途方もない数のダンジョンが生まれ続けている、数が減らずに増え続けているからこそダンジョン大飽和時代なんてものが訪れるのも仕方がない。
その筈だった。
しかし俺はそのダンジョン大飽和時代において、世界中の探索者の誰もが成し得なかったダンジョンを消滅させるというとんでもないことをやらかしてしまったらしい。
「凄いです、本当に凄いですよ日影さん貴方は……!」
守咲凛の目に俺はどんな風に写っているのだろうか。
ちょっと考えるのは怖いな。
「守咲さん、すいませんが今は人命救助が優先でお願いします。ここに俺の同僚や後輩がいます急いで救急車を」
「はっはい! 分かりました!」
彼女の同僚らしきあのイケメン警察は工場の外で呆然としていた。
あまりのことに頭が追いついていないのだろうがもうちょっとだけ働いてほしいところだ。
とりあえず皆を左右から肩を貸して1人ずつ工場の外へ連れて行く。
それ以外の面倒ごとについては……まあなんとかごまかすさ。
にしてもなんかこの箱、見覚えあるな。
あっ思い出した、これうちの会社にあった大きめのダストボックスじゃないか。
この会社は焼き物作りの会社だった。
だから燃えないゴミの中でも大きめのゴミとかが出る事もあったんだ。
そういったものをまとめて捨てるための金属製の大きく四角いゴミ箱があった。
それをなぜか知らんが宝箱になっている、これは一体どういうことなんだ?
「少なくともボスドロップなら罠はないだろう筈だし……何よりトレジャーボックスだしな」
トレジャーボックス。
一度に多くのドロップアイテムが同時にドロップした時に現れる宝箱だ。
モンスターが消滅した時に発生する光が大きな宝箱になるごく稀にしか起こらないまさにレアドロップってやつだ。
中にはそれこそ貴重なダンジョン産のアイテムやら武器やらが詰まっているって話だ。俺も初めてみた。
まるでこのドロップアイテムすら俺の勝利を祝ってくれているかのような気分だ、なにしろ全裸野郎という烙印を粉砕したからな。
今の俺のテンションは高い。
この中にあるお宝次第では最早お金をせこせこ稼ぐ必要もなくなるかも。
そうなれば日本一周とかしながら適当にそこにあるダンジョンとかチラチラ覗きながらの道楽旅行者とかして暮らす金持ちノマドスタイルというのを悪くないかもな。
そんな事全体的にユルイ事を考えてた時である。
「……誰か……助けてく…れ」
「!?」
そんなかすかな声を『神殺し(偽)』のステータス補正で耳が拾った。
確かに聞こえた。
声はトレジャーボックスからした。
「中に誰かいるのか!」
俺は急いで宝箱に接近して宝箱の上の部分に手をやりその部分を思いっきり引っぺがした。
ベッキベッキと結構な音がした。
蓋は邪魔なのでそこら辺にポイ捨てするとズズンという重い音がした。
まあ見た目通りなんかの金属の塊なんだろうけどそんなことはどうでもいい。
中の確認するとそこには……。
「田中、下野《しも》、柳屋《やなぎや》!? それに山田に佐藤も……みんな無事だったのか!」
死んだと思っていたこの会社の従業員がみんないた。
俺を含めて総勢6人の雇われ社員、以前はこの倍くらいの人数がいたのだが先輩も後輩もみんな辞めちまった、てか俺も辞める途中だったわ。
「みんな無事だったのか、よかった…」
「まっまあな、いきなり五味川がバケモンになったかと思ったら工場がダンジョンになってよ…」
「ゴミはゴミ箱にって言われてさ…」
「俺たちはみんなここに閉じ込められていたんだ、本当に何が何やら……」
何がどういった理由でみんなが無事だったのかわからない。
だが生きているのならそれは素晴らしいことだろう。
けどかなり憔悴している、1人1人を外に運んでたら危険かも知れない。
ここは俺の『神殺し(偽)』の称号を隠すとか言ってられないな。
「俺がこの宝箱ごとみんなをダンジョンを外に運ぶ 、少し揺れるかもしれないがそこは我慢してくれ」
「日影先輩、そんなこと出来るわけ」
「出来るぞ、俺これでも何年か前は探索者だったんだからな?」
まずはスマホで守咲凛に連絡した。
救急車の手配を頼むつもりだ、警察でたる彼女の方が緊急性を伝えてくれるかもと思ったのだ。
狙ったわけではないがダンジョンの罠という罠はすでに俺がぶっ壊しているのでパワーとスピードだけで問題なくダンジョンを脱出できるはずだしな。
「よしそれじゃあ…」
スマホを持って連絡したその時、さらなる変化が起こった。
今までの異様なまでに無駄な装飾が施されたどっかの宮殿のような内装だった。
それが絵の具がにじむように歪み、そして消えたのだ。
その後にはかつて見慣れた何の変哲もない小さな工場の内装だけが見えていて…。
「まさか、これは……」
この状況が示すことはたったひとつ。
ダンジョンが消えた。
だが、そんなことが本当に起こり得るのか?
「……ひっ日影さん!」
俺の名を大きな声で呼んだのは守咲凛、あの婦警だ。
声のした方を見ると普通に工場の入り口を開けて通話中の彼女が入っていた。
お互いの距離はせいぜい十数メートル。
ダンジョンであったならば有り得ないことだ、しかしダンジョンが消滅したというのであればこの状況は説明できる。
「日影さん、まさかこれは……ダンジョンが消滅したんですか?」
「いやっ流石に有り得ないんじゃないか? そんなこと…」
口では否定しつつも、おそらくだがその有り得ないことが起こった事を理解していた。
現代にダンジョンが出現してるという漫画や小説というのは世の中にもたくさんある。
その中の多くはダンジョンのボスを倒すかすればダンジョンは消滅するというのがテンプレの設定だ。
だが現実はそこまで甘くない、ダンジョンのボスなんていくら倒してもそのダンジョンが消滅することなど今までこの世界では一度もなかった。
だからこそ途方もない数のダンジョンが生まれ続けている、数が減らずに増え続けているからこそダンジョン大飽和時代なんてものが訪れるのも仕方がない。
その筈だった。
しかし俺はそのダンジョン大飽和時代において、世界中の探索者の誰もが成し得なかったダンジョンを消滅させるというとんでもないことをやらかしてしまったらしい。
「凄いです、本当に凄いですよ日影さん貴方は……!」
守咲凛の目に俺はどんな風に写っているのだろうか。
ちょっと考えるのは怖いな。
「守咲さん、すいませんが今は人命救助が優先でお願いします。ここに俺の同僚や後輩がいます急いで救急車を」
「はっはい! 分かりました!」
彼女の同僚らしきあのイケメン警察は工場の外で呆然としていた。
あまりのことに頭が追いついていないのだろうがもうちょっとだけ働いてほしいところだ。
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