47 / 110
第五章 ブラック会社ダンジョン
第47話
しおりを挟む
暫定中ボスの間に侵入した。
中はかなり広い円形状の空間。
天井は高く、その天井には立派な天井絵が描かれていた。
何体もの天使が空を舞う絵が描かれている、そんなんダンジョンにある必要あんの?
そしてその広間の中央にたった1体のモンスターがいた。
まるで人間の貴族のように無駄に凝った装飾の衣装を身につけ、手には立派な槍を持ったゴブリンだった。
しかしただのゴブリンではない。
手足は長く身長は俺より高い、髪の毛も生えている。
肌の色は緑だ、顔立ちは口や鼻が大きく目つきが悪い、全体的に不細工な顔をしたリアルなゴブリン。
ラノベもそうだが漫画やゲームで想像するあのゴブリンなのだがおそらく通常のゴブリンの上位種、ハイゴブリンと言ったところだろう。
まさかこのブラック会社ダンジョンで初のモンスターが中ボスとはな。
他のモンスターが一切出ないってことは、モンスターの数を可能な限り絞って代わりに強力なモンスターだけを用意したダンジョンってところなのか?
ゴブリンのくせに見た目だけは立派な装備をしている、そこが妙に腹が立つ。
中ボスの間に俺は足を踏み入れ進む、そしてそのハイゴブリンの様子をまじまじと確認する。
「…………?」
ふと妙な面影を感じた。
俺がこの町工場で最も嫌いだった4人の人間。
碌でなし四天王。
そのうちの1人になんとなく顔立ちが似ていたからだ。
その男の名は腰布厚郎《このあつろう》、その名が体を表すような感じのやつで、常に七光りの腰巾着をしていた男だ。
やたらとごまをすりまくり七光りに取り入っていた男だ、そして悪癖があり女と見れば直ぐにちょっかいをかける。
むやみやたらと女に対して積極的なのだ、しかし女性から嫌われる男だった、男にも嫌われていたけどな。
あいつのせいでこの会社は……いや、今はそんなことを思い出してる暇はない。
とりあえずさっさとこの中ボスを掃除するか。
俺はダンジョン産の武器『蜥蜴人の長剣』を構え、敵の出方を窺った。
するとヤツは……喋りだした。
「へえっまさか日影くん、君がここに来るとはねぇ……」
「…………」
その声は腰布の声だった。
ちょっと待て。
マジかお前。
外見は冷静を装いながらも内心はかなりビビる俺。
コイツはまさか……。
いやっここはあくまでも冷静にだ、一つカマでもかけてみるか。
「…ゴブリンが人間の言葉を話すか、珍しいこともあるもんだ」
「見た目にケチをつけるなんて、君が僕に言えた義理かな?」
俺はハイゴブリンの言葉を無視して切りかかる。
一撃で始末できるはずだったが、俺の攻撃はバリアのようなものに阻まれてしまった。
赤色の光を放つ半透明のバリアだ。
『神殺し(偽)』の俺の攻撃をはじき返すとはな。
と言うか今の攻撃で『蜥蜴人の長剣』がポッキリ折れてしまったぞ、最悪だ。
「そのバリア、お前の能力とかじゃないな、このダンジョンの力か。直接モンスターを攻撃できない仕様ってか? めんどくさいダンジョンだなここ」
「いきなり攻撃して一切詫びとかないの? いつも何考えてるかわかんないヤツだとは思ってたけど、やっぱり頭のおかしいヤツだったみたいだね」
「さっきからペラペラとゴブリン風情が人間様の言葉を使ってんじゃねぇ、不愉快だ」
無駄話をしながら頭の中で整理する、この状況を説明出来る仮説……いや別の都市伝説を思い出した。
探索者をやってれば禄でもないウワサの一つや二つは聞くが、こいつはその一つが的中したかも知れない。
ブラック会社ダンジョン。負の感情が集積した場所にダンジョンが生まれるのであれば、日本という国はそのダンジョンが生まれる条件を含んだ会社というのがバカみたいに多いだろう。
そんなブラック会社がダンジョンになった物をどこぞの探索者が小馬鹿にしたような態度でブラック会社ダンジョンと命名して広がったのが始まりらしい。
ブラックをブラックたらしめる存在に貶めている連中だけがダンジョンに捕まり、モンスターのエサにでもされるのであればまだマシだったと言えるだろう。
だが現実にはダンジョンというのはそのブラック会社の原因となる人間や経営者以外の理不尽にさらされている人間を、更なる理不尽で苦しめる存在なのだ。
ブラック会社ダンジョンの都市伝説の一つ。
そのブラック企業で最も憎まれ、恨まれ、拒否られ、負の感情を集めていた人間の性格を元にダンジョンには特殊な仕様が組み込まれた特殊なダンジョンが生成される。
そしてそのダンジョンの発生に関係が特にある人間たちはダンジョンが生まれると同時に人間ではなく、そのダンジョン専用のユニークモンスターに変生するという。
無論全てはただの都市伝説である、日本をはじめ、あらゆる国々のトップはそんなダンジョンの存在も人がモンスターに変生するなどという事象も何一つ認めてはいない。
しかしコイツは。
「……日影くんさ、本当に俺のこと舐めてるよね。いい加減にしないと本気でキレるよ?」
「大して気も長くないくせに気取った態度をするな、さっさとかかってこいよ三下の腰巾着野郎」
「キッ……キサマァアッ!」
腰巾着野郎と言う言葉に過剰なまでに反応している、やはりこのハイゴブリン……。
都市伝説がただの眉唾物なら俺の目のにいるこいつは一体何なんだという話になるわけだ。
マジで人間がモンスターに? 軽く恐怖するね。
しかし俺は探索者だ、目の前に倒すべきモンスターがいるのなら………倒す。
それだけだ。
中はかなり広い円形状の空間。
天井は高く、その天井には立派な天井絵が描かれていた。
何体もの天使が空を舞う絵が描かれている、そんなんダンジョンにある必要あんの?
そしてその広間の中央にたった1体のモンスターがいた。
まるで人間の貴族のように無駄に凝った装飾の衣装を身につけ、手には立派な槍を持ったゴブリンだった。
しかしただのゴブリンではない。
手足は長く身長は俺より高い、髪の毛も生えている。
肌の色は緑だ、顔立ちは口や鼻が大きく目つきが悪い、全体的に不細工な顔をしたリアルなゴブリン。
ラノベもそうだが漫画やゲームで想像するあのゴブリンなのだがおそらく通常のゴブリンの上位種、ハイゴブリンと言ったところだろう。
まさかこのブラック会社ダンジョンで初のモンスターが中ボスとはな。
他のモンスターが一切出ないってことは、モンスターの数を可能な限り絞って代わりに強力なモンスターだけを用意したダンジョンってところなのか?
ゴブリンのくせに見た目だけは立派な装備をしている、そこが妙に腹が立つ。
中ボスの間に俺は足を踏み入れ進む、そしてそのハイゴブリンの様子をまじまじと確認する。
「…………?」
ふと妙な面影を感じた。
俺がこの町工場で最も嫌いだった4人の人間。
碌でなし四天王。
そのうちの1人になんとなく顔立ちが似ていたからだ。
その男の名は腰布厚郎《このあつろう》、その名が体を表すような感じのやつで、常に七光りの腰巾着をしていた男だ。
やたらとごまをすりまくり七光りに取り入っていた男だ、そして悪癖があり女と見れば直ぐにちょっかいをかける。
むやみやたらと女に対して積極的なのだ、しかし女性から嫌われる男だった、男にも嫌われていたけどな。
あいつのせいでこの会社は……いや、今はそんなことを思い出してる暇はない。
とりあえずさっさとこの中ボスを掃除するか。
俺はダンジョン産の武器『蜥蜴人の長剣』を構え、敵の出方を窺った。
するとヤツは……喋りだした。
「へえっまさか日影くん、君がここに来るとはねぇ……」
「…………」
その声は腰布の声だった。
ちょっと待て。
マジかお前。
外見は冷静を装いながらも内心はかなりビビる俺。
コイツはまさか……。
いやっここはあくまでも冷静にだ、一つカマでもかけてみるか。
「…ゴブリンが人間の言葉を話すか、珍しいこともあるもんだ」
「見た目にケチをつけるなんて、君が僕に言えた義理かな?」
俺はハイゴブリンの言葉を無視して切りかかる。
一撃で始末できるはずだったが、俺の攻撃はバリアのようなものに阻まれてしまった。
赤色の光を放つ半透明のバリアだ。
『神殺し(偽)』の俺の攻撃をはじき返すとはな。
と言うか今の攻撃で『蜥蜴人の長剣』がポッキリ折れてしまったぞ、最悪だ。
「そのバリア、お前の能力とかじゃないな、このダンジョンの力か。直接モンスターを攻撃できない仕様ってか? めんどくさいダンジョンだなここ」
「いきなり攻撃して一切詫びとかないの? いつも何考えてるかわかんないヤツだとは思ってたけど、やっぱり頭のおかしいヤツだったみたいだね」
「さっきからペラペラとゴブリン風情が人間様の言葉を使ってんじゃねぇ、不愉快だ」
無駄話をしながら頭の中で整理する、この状況を説明出来る仮説……いや別の都市伝説を思い出した。
探索者をやってれば禄でもないウワサの一つや二つは聞くが、こいつはその一つが的中したかも知れない。
ブラック会社ダンジョン。負の感情が集積した場所にダンジョンが生まれるのであれば、日本という国はそのダンジョンが生まれる条件を含んだ会社というのがバカみたいに多いだろう。
そんなブラック会社がダンジョンになった物をどこぞの探索者が小馬鹿にしたような態度でブラック会社ダンジョンと命名して広がったのが始まりらしい。
ブラックをブラックたらしめる存在に貶めている連中だけがダンジョンに捕まり、モンスターのエサにでもされるのであればまだマシだったと言えるだろう。
だが現実にはダンジョンというのはそのブラック会社の原因となる人間や経営者以外の理不尽にさらされている人間を、更なる理不尽で苦しめる存在なのだ。
ブラック会社ダンジョンの都市伝説の一つ。
そのブラック企業で最も憎まれ、恨まれ、拒否られ、負の感情を集めていた人間の性格を元にダンジョンには特殊な仕様が組み込まれた特殊なダンジョンが生成される。
そしてそのダンジョンの発生に関係が特にある人間たちはダンジョンが生まれると同時に人間ではなく、そのダンジョン専用のユニークモンスターに変生するという。
無論全てはただの都市伝説である、日本をはじめ、あらゆる国々のトップはそんなダンジョンの存在も人がモンスターに変生するなどという事象も何一つ認めてはいない。
しかしコイツは。
「……日影くんさ、本当に俺のこと舐めてるよね。いい加減にしないと本気でキレるよ?」
「大して気も長くないくせに気取った態度をするな、さっさとかかってこいよ三下の腰巾着野郎」
「キッ……キサマァアッ!」
腰巾着野郎と言う言葉に過剰なまでに反応している、やはりこのハイゴブリン……。
都市伝説がただの眉唾物なら俺の目のにいるこいつは一体何なんだという話になるわけだ。
マジで人間がモンスターに? 軽く恐怖するね。
しかし俺は探索者だ、目の前に倒すべきモンスターがいるのなら………倒す。
それだけだ。
12
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる