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第五章 ブラック会社ダンジョン
第45話
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「ハァッハァッ………ッ!」
俺は荒い呼吸を繰り返しながら前職場であるとある田舎の零細企業に来ていた。
電話をかけてきた相手によると俺が働いていた会社……まあビルとかじゃなくて町工場の工場がダンジョンになったらしい。
細かな説明は省くがウチは細々とした焼き物作りの会社だった。
機械とかは使わない手作業で作られた焼き物、食器の類だがそれなりの値段で売られていた田舎の小さな町工場である。
ダンジョンというのは本当にいきなり現れる。
なのでこういう可能性もゼロではなかったんだろうが……やはり俺も想像すらしていなかった。
退職代行サービスから連絡がつかなくなっていたという話から既に多少の時間は経っている。
もしこのダンジョンとなった前職場の人間が1人でも外にいて異常を発見したならすでにそういう話が俺の耳にも入ってきたはずだ。
それがないということはおそらく社員の全員が中に居るタイミングでダンジョンに……。
そんなわけで俺は必死こいで自転車をこぎまくってここに到着した。
天海には事情を説明せずに1人で来た、こう言う面倒事に巻き込みたくなかったからな。
自転車での移動で数十分、ステータスの高さに助けられたかもな、結構なスピードが出て車より普通に早かった、結構な数の人に見られたのはこの際仕方がないと考える。
工場に到着した俺が自転車から降りると同時に話しかけてくる相手がいた。
相手は2人の警官らしき人物、1人は身長高めのスマートな茶髪のイケメンでもう1人が女性の婦警だった。
肩にかかる長さの黒髪と濃いオレンジ色の瞳をしている正義感が強そうな女性警官だ。
何気にスタイルが良い美人婦警だ。
「あなたが日影歩さんですね、私は守咲凛《もりさきりん》と言います」
「自分は西野浩二《にしのこうじ》と…」
イケメンの方はどうでもいい、問題は婦警の方だな。
この声、俺のスマホに直接電話をしてきた女の人か。
少なくとも見た目は本人が言っていた通り婦警である。
「はい俺が日影歩です、俺が働いていた職場がダンジョンになったというのは本当ですか?」
「本当です、ここ数日こちらの工場から人の出入りする気配が全くないと近所の方から話があったんです、それで私が様子を見に来たわけですが…」
しばし守咲凛の話を聞いた。
第一発見者はこの工事の近くに住んでるおじさんだったらしい。
普通なら人が必ずいるここに全く出入りする人間、と言うか工場には車でみんな来てるので工場から帰る人間が何日も誰もいないで車が放置されている。
流石におかしいとなり先ずは警察に連絡をしたとのこと、そしてもしやと思い入り口を開けると……。
「……中はダンジョンになっていました」
「そうですか」
ダンジョンというのは『搾取王の灰道』のように 巨大な構造物が突然出現した、或いは出口だけが時が今まで存在しなかった場所に突然現れたするやつは割とすぐ発見される。
一番発見されにくいダンジョン、それがこの見た目は何の変化もない建物で一歩でも中に入ると全く別の異空間が広がっていますというダンジョンだ。
何しろ外見に変化がないので気づき難いったらない、そして気づき難いということはそのダンジョンに取り残された中の一般人が手遅れになるケースというのがままあるということだ。
少なくともここがダンジョンに昨日今日なったというわけではない。
そして通報も何もされないということはここで働いてる人間全員が中にいるタイミングでダンジョンになったという可能性が高いわけで…。
正直言って最悪だ。
俺はこの会社で嫌いな人間が4人いる。
俺が内心で碌でなし四天王って呼んでいる連中だ。
そいつらだけがダンジョンに閉じ込められたのであればここまで心配しなかった。
だが数人とはいえここには俺と一緒にその碌でなし四天王が与えてくる理不尽を共に我慢して耐えていた奴らがいる。
そいつらの命が危険にさらされている、あるいは……。
そう考えていると自然と俺の足はそのダンジョンに向いた。
それに気づいた女性警官が口を開く。
「あなたは……まさかあのダンジョンに行くつもりなんですか?」
「……はいあのダンジョンには俺の仕事仲間が閉じ込められている可能性がありますから」
「それは困る、流石に一般人がダンジョンに入るのを見過ごせないな」
一般人って……あっそう言えばこの魔石を入れる袋にドロップアイテムが…。
「なら問題ありません、この通り俺はダンジョン探索者なんで」
「っ!?」
「……しかしあまりにも危険です、全く未知のダンジョンはその危険度も未知数ですから」
「大丈夫です、これでも俺だって何年間か探索者として活動していましたから。その危険も理解した上で助けに行きます」
ついさっき探索した『搾取王の灰道』で得た装備品のドロップアイテムを装備するといっぱしの探索者に見える俺。
やっぱり装備って大切だな。
「………確かに、あなたは本物の探索者のようですね、分かりましたもう我々からは何も言いません」
「いいんですか先輩、いくら探索者といってもそこまで好きにさせて! 下手すると警察の面子に傷が……」
ここで面子の話って……このイケメン、別に仕事が出来そうな雰囲気とかはなかったけどちょっと駄目な警官さんか?
「良いんです、どのみちそれなら我々がダンジョンに入ると言えない以上、探索者である彼にお願いするしか人命を助ける方法がないんですから」
警察組織と探索者ギルドと言う国が運営する組織のアレコレか、末端の警官までそれに付き合わされるのは大変そうだな。
「一応ダンジョンの中の様子を見て、もし会社の人間が生きていたら連れて脱出しようかと考えています」
「はいっおそらく出現してそれ程は間も空いてないダンジョンです、先程も言いましたが何が起きても問題ないように細心の注意をお願いします」
「わかりました」
ダンジョンはさすがに警察も管轄外だからな、ここは探索者である俺が行く。
俺は守咲凛と少しやり取りして電話番号交換したのだ。
ダンジョンの中でもスマホで通話はできるので中での状況とかを伝える必要が出て来た緊急時とかには連絡させてもらおう。
ちなみに蚊帳の外のイケメンは不承不承な態度で黙っていた。
そして外部への通信手段を手に入れた俺は、改めていち探索者として俺がかつて勤めていた会社ダンジョンへと足を踏み入れる。
本当に嫌な予感しかしないダンジョン探索が幕を開けた。
俺は荒い呼吸を繰り返しながら前職場であるとある田舎の零細企業に来ていた。
電話をかけてきた相手によると俺が働いていた会社……まあビルとかじゃなくて町工場の工場がダンジョンになったらしい。
細かな説明は省くがウチは細々とした焼き物作りの会社だった。
機械とかは使わない手作業で作られた焼き物、食器の類だがそれなりの値段で売られていた田舎の小さな町工場である。
ダンジョンというのは本当にいきなり現れる。
なのでこういう可能性もゼロではなかったんだろうが……やはり俺も想像すらしていなかった。
退職代行サービスから連絡がつかなくなっていたという話から既に多少の時間は経っている。
もしこのダンジョンとなった前職場の人間が1人でも外にいて異常を発見したならすでにそういう話が俺の耳にも入ってきたはずだ。
それがないということはおそらく社員の全員が中に居るタイミングでダンジョンに……。
そんなわけで俺は必死こいで自転車をこぎまくってここに到着した。
天海には事情を説明せずに1人で来た、こう言う面倒事に巻き込みたくなかったからな。
自転車での移動で数十分、ステータスの高さに助けられたかもな、結構なスピードが出て車より普通に早かった、結構な数の人に見られたのはこの際仕方がないと考える。
工場に到着した俺が自転車から降りると同時に話しかけてくる相手がいた。
相手は2人の警官らしき人物、1人は身長高めのスマートな茶髪のイケメンでもう1人が女性の婦警だった。
肩にかかる長さの黒髪と濃いオレンジ色の瞳をしている正義感が強そうな女性警官だ。
何気にスタイルが良い美人婦警だ。
「あなたが日影歩さんですね、私は守咲凛《もりさきりん》と言います」
「自分は西野浩二《にしのこうじ》と…」
イケメンの方はどうでもいい、問題は婦警の方だな。
この声、俺のスマホに直接電話をしてきた女の人か。
少なくとも見た目は本人が言っていた通り婦警である。
「はい俺が日影歩です、俺が働いていた職場がダンジョンになったというのは本当ですか?」
「本当です、ここ数日こちらの工場から人の出入りする気配が全くないと近所の方から話があったんです、それで私が様子を見に来たわけですが…」
しばし守咲凛の話を聞いた。
第一発見者はこの工事の近くに住んでるおじさんだったらしい。
普通なら人が必ずいるここに全く出入りする人間、と言うか工場には車でみんな来てるので工場から帰る人間が何日も誰もいないで車が放置されている。
流石におかしいとなり先ずは警察に連絡をしたとのこと、そしてもしやと思い入り口を開けると……。
「……中はダンジョンになっていました」
「そうですか」
ダンジョンというのは『搾取王の灰道』のように 巨大な構造物が突然出現した、或いは出口だけが時が今まで存在しなかった場所に突然現れたするやつは割とすぐ発見される。
一番発見されにくいダンジョン、それがこの見た目は何の変化もない建物で一歩でも中に入ると全く別の異空間が広がっていますというダンジョンだ。
何しろ外見に変化がないので気づき難いったらない、そして気づき難いということはそのダンジョンに取り残された中の一般人が手遅れになるケースというのがままあるということだ。
少なくともここがダンジョンに昨日今日なったというわけではない。
そして通報も何もされないということはここで働いてる人間全員が中にいるタイミングでダンジョンになったという可能性が高いわけで…。
正直言って最悪だ。
俺はこの会社で嫌いな人間が4人いる。
俺が内心で碌でなし四天王って呼んでいる連中だ。
そいつらだけがダンジョンに閉じ込められたのであればここまで心配しなかった。
だが数人とはいえここには俺と一緒にその碌でなし四天王が与えてくる理不尽を共に我慢して耐えていた奴らがいる。
そいつらの命が危険にさらされている、あるいは……。
そう考えていると自然と俺の足はそのダンジョンに向いた。
それに気づいた女性警官が口を開く。
「あなたは……まさかあのダンジョンに行くつもりなんですか?」
「……はいあのダンジョンには俺の仕事仲間が閉じ込められている可能性がありますから」
「それは困る、流石に一般人がダンジョンに入るのを見過ごせないな」
一般人って……あっそう言えばこの魔石を入れる袋にドロップアイテムが…。
「なら問題ありません、この通り俺はダンジョン探索者なんで」
「っ!?」
「……しかしあまりにも危険です、全く未知のダンジョンはその危険度も未知数ですから」
「大丈夫です、これでも俺だって何年間か探索者として活動していましたから。その危険も理解した上で助けに行きます」
ついさっき探索した『搾取王の灰道』で得た装備品のドロップアイテムを装備するといっぱしの探索者に見える俺。
やっぱり装備って大切だな。
「………確かに、あなたは本物の探索者のようですね、分かりましたもう我々からは何も言いません」
「いいんですか先輩、いくら探索者といってもそこまで好きにさせて! 下手すると警察の面子に傷が……」
ここで面子の話って……このイケメン、別に仕事が出来そうな雰囲気とかはなかったけどちょっと駄目な警官さんか?
「良いんです、どのみちそれなら我々がダンジョンに入ると言えない以上、探索者である彼にお願いするしか人命を助ける方法がないんですから」
警察組織と探索者ギルドと言う国が運営する組織のアレコレか、末端の警官までそれに付き合わされるのは大変そうだな。
「一応ダンジョンの中の様子を見て、もし会社の人間が生きていたら連れて脱出しようかと考えています」
「はいっおそらく出現してそれ程は間も空いてないダンジョンです、先程も言いましたが何が起きても問題ないように細心の注意をお願いします」
「わかりました」
ダンジョンはさすがに警察も管轄外だからな、ここは探索者である俺が行く。
俺は守咲凛と少しやり取りして電話番号交換したのだ。
ダンジョンの中でもスマホで通話はできるので中での状況とかを伝える必要が出て来た緊急時とかには連絡させてもらおう。
ちなみに蚊帳の外のイケメンは不承不承な態度で黙っていた。
そして外部への通信手段を手に入れた俺は、改めていち探索者として俺がかつて勤めていた会社ダンジョンへと足を踏み入れる。
本当に嫌な予感しかしないダンジョン探索が幕を開けた。
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