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7.Halloween Night
14 *
しおりを挟む「ゆ、きよっ、あっ、おく、はやくっ」
幸世の亀頭が結腸の入り口にキスを繰り返す。だんだん最奥が開く感覚に、麻琴は本能的に嫌々と首を振った。麻琴は結腸に入れられた経験は少ないが、頭がおかしくなってしまうくらいの強烈な快感に、怖さと期待が入り混じる。
「あかんっ、あ、おく、おくっ、はいって」
「麻琴、奥、入れるね」
幸世は腰をギリギリまで引き、そして、一気に腰を叩き落とした。最奥の肉壁が開き、結腸口に幸世の先端がぐぷりと侵入した。
「ひっ、あ、ああああっ!」
麻琴は一際甲高い声を出して達する。麻琴自身からはぴゅぴゅと白濁がこぼれ、視界がまたたく。強烈な快感に、身体は仰反り、麻琴の喉仏が幸世に晒された。麻琴が酸素を求めて口をぱくぱくとしている間に、もう一度腰を叩き込まれる。
「っ、あああっ、っ、ああっ」
再びの絶頂に、麻琴の全身が快感に支配される。自然と涙がこぼれ、意識は熱く拡散していく。麻琴は幸世に縋りつくように、背中に腕を回した。
麻琴の内壁はきつく収縮し、結腸口は幸世の亀頭に吸い付く。幸世も快感に浸り、何度も腰を突き入れた。その度に麻琴は喘ぎ、身体を大きく揺らす。
「ゆきよ、おく、そこぉ、きもちっ、いい」
「俺も、気持ちいいよ」
「ひっ、あっ、もっと、おく、ほしいっ」
麻琴は強烈過ぎる快感に、幸世にしがみつき、その背中に爪を立てた。幸せな痛みに、幸世は頬が緩む。
「麻琴、奥で、出すから」
「うんっ、だして、あっ、ぜんぶ、ゆきよのもんやから」
「好き、麻琴、本当に好き」
「おれもっ、すき、ゆきよっ、もっと、してぇ」
「麻琴っ」
幸世は力を振り絞り、麻琴の結腸に突き入れる。麻琴の後孔はすっかり熟れ、幸世の精液とローションが混ざり、泡立つ。ぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅと抽挿音が連続的に鳴った。暴力にも似た快感に、麻琴の意識は朦朧とする。
「あっ、ああっ、ゆきよ、ゆきよっ」
「全部受け止めて、麻琴」
幸世は最後に、ガツンと腰を叩きこみ、結腸口に亀頭をはめ込んだ。そして、そこで精液を吐き出す。麻琴はビクビクと身体を震わせ、何度目かわからない絶頂に達した。麻琴自身は力なく白濁をこぼす。二人は互いに抱きしめあって、快楽の余韻に浸る。部屋には二人分の荒い息だけが残った。
「麻琴」
朦朧とする麻琴に、幸世は優しく呼びかけ、口付ける。
「愛してる」
幸世の言葉に、麻琴は幸せそうに微笑み、意識を手放した。
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