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7.Halloween Night
7 *
しおりを挟む「麻琴、痛くない?」
「大丈夫、っ……」
幸世はローションを足して、後孔を解していく。後孔は徐々に柔らかさを取り戻し、指を二本咥えこんだ。孔を広げるために円を描くように指を動かし、肉壁をぐにぐにと掻き分ける。幸世は今すぐ挿れたい気持ちを抑えるため、深呼吸をしながら、指を三本に増やした。幸世の長い指が麻琴の中を暴いていき、その指が麻琴の前立腺を捉える。
「っあ、そこぉ……、あかんっ……」
麻琴のストッキングに包まれた足がベッドの上を滑る。前回セックスしたのは、二週間前だった。久しぶりの前立腺での刺激に、麻琴の身体は快感に堕ちる。さらに追い立てるように、幸世は麻琴自身を扱いた。竿を強めに扱き、鈴口に爪を立てると、麻琴はびくびくと震える。麻琴の性器は先走りが溢れ、後孔はローションで濡れそぼる。
「あ、っあ、きもち、いいっ」
「腰、揺れてるの可愛い」
「ゆきよ、まってっ、……あ、イきそ……」
麻琴は首を横に振り、幸世にすがりつく。しかし、麻琴を追いつめるように、幸世は手の動きを速くする。ぐちゅぐちゅという卑猥な水音が部屋に響いた。
「イっていいよ」
「いやや、っ、一緒に、イキたいからぁっ……」
不意打ちのおねだりに、幸世はきゅんとした。と同時に、我慢の限界を迎える。麻琴から手を離すと、痛いほど勃起した性器を麻琴の後孔に当てた。ふーふーと荒い呼吸を繰り返し、腰を進めるのをすんでのところで止める。麻琴の身体に負担をかけたくない気持ちと、早く滅茶苦茶にしたい気持ちが、幸世の中で相反する。
「はやく、挿れてぇ……」
寸止めされた麻琴は、じれったくて仕方ない。麻琴は熱っぽい視線を幸世に向けた。先ほどまで指を咥えていた後孔は、麻琴の意思を表すように、幸世の先端に吸いつく。
「ゆきよっ」
麻琴が切なげに幸世を呼びかけたのが合図となり、幸世は腰を進めた。
「っゆ、きよ……あっ……はいって……」
「きつっ……、麻琴、力抜いて」
「っあ、……、はぁっ……」
幸世の完勃ちした性器が、ぐぬぬと麻琴の中へと埋め込まれていく。指とは比べものにならない圧迫感に、麻琴は深呼吸を繰り返す。幸世は麻琴の呼吸に合わせて、少しずつ腰を進めた。
幸世の亀頭が麻琴の前立腺を押し潰し、指では届かなかった奥へと侵入する。麻琴の肉壁は悦び、幸世自身を奥へと導くように、うねうねと動く。とんっと亀頭が奥に到達すると、二人は熱い息を吐いた。
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