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7.Halloween Night
6 *
しおりを挟む幸世は腰を引き、麻琴の後ろ姿を見つめる。薄いストッキングは所々濡れ、うっすらと肌色が滲む。ストッキングの向こうには、後孔が透けて見えていた。幸世が自身を数回扱くと、すぐに硬度を取り戻す。そして、硬くなった性器の先端を後孔に押し付けた。ストッキング越しでも、後孔は吸い付くように動く。
「幸世、そんなんええから、はやくっ……」
麻琴は振り返り、幸世を見つめる。布一枚が間にあり、もどかしかった。腹の奥が寂しく、きゅんと切なくなる。早く幸世に埋めて欲しくて仕方ない。
「慣らしてないよね?」
「そうやけど……」
「じゃあ、だめ」
幸世は挿れたい気持ちはあったが、麻琴に無理はさせられない。「ほら」と麻琴をベッドの上に上がらせて、仰向けにした。幸世は麻琴に覆いかぶさる。
「ストッキング、びしょびしょになっちゃったね」
黒のストッキングは、麻琴が吐き出した白濁により白く汚れていた。麻琴自身はストッキングの中で窮屈そうにしている。それを幸世は撫でて、優しく揉む。幸世の手の中で、麻琴自身は硬くなった。
「幸世、ちゃんと触って…」
麻琴のお願いに、幸世はにやりと笑う。そして、ストッキングを引っ搔くように、爪を立てた。黒いストッキングが伝線し、麻琴の肌が露出する。驚いたのは麻琴で、先ほどせっかく注意深く履いたストッキングが破られたことに、目を丸くした。
「破ったらあかんやん」
「破るつもりで履いてもらったから、気にしないで」
「え?」
「一回やってみたかったんだよね」
麻琴は幸世の趣向が理解できなかったが、幸世が楽し気だったのでそれ以上は言わなかった。幸世の手によってストッキングが破かれ、麻琴自身と後孔が晒される。スカートは捲れて意味を成していない。幸世の視線に晒された麻琴は、恥ずかし気に身を捩った。
勝手知ったる幸世はベッド下からローションを取り出し、手に取って温める。そして麻琴の窄まりを撫でた。くるくると表面を触った後、指を一本入れる。固く閉ざされたそこは、抵抗感があり、幸世の指をきゅうきゅうと締め付ける。自慰をする時に後ろを使わないようにと指示したのは幸世で、今でも麻琴はそれを守っている。固く締めつけてくる肉壁がその証拠だと、幸世は一人嬉しくなった。
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