流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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5.ごかいめ

6 *

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「ごめん、あとでちゃんと洗うから」
 先ほどまでの獰猛さを潜めたキヨに、麻琴はふふっと笑いがこぼれる。
「気にせんといて、俺が欲しかっただけやし、それに……」
 麻琴は恥ずかし気に視線を下げ、言葉を続けた。
「腹の中、熱いの嬉しいし、気持ちよかったし」
 上気した頬をさらに赤くして、麻琴は蕩けた表情でキヨを見上げた。キヨは麻琴の可愛さにぎゅんと自身に熱が集まるのを感じた。無意識で煽っているだろう麻琴に、苛立ちすら感じて、性器がむくむくと質量を増す。それを感じた麻琴は、セックスの続行を悟り、熱い息を吐いた。
「麻琴、バックでしていい?」
 キヨは念のため尋ねると、麻琴は頷いた。体勢を変えるために、キヨは一度性器を抜く。麻琴を四つん這いにさせると、ローションと精液で濡れそぼった後孔に、ゆっくりと性器を挿入した。肉壁はおかえりと言うように、キヨ自身を奥へと誘うように動く。
「麻琴の中、熱くて、トロトロに絡みついてくる」
「っ、そんなこと、言うなや……」
 キヨの言葉で、長く太い性器がずぷずぷと入ってくる感覚を意識してしまい、麻琴は耳まで赤くなる。キヨの先端が奥の壁に到達し、腹の中が満たされると、麻琴は腰が揺れた。
「ね、麻琴。ゆっくりじれったくセックスするのと、何も考えれないくらいがつがつセックスするのと、どっちのほうが好き?」
 麻琴の背中に、楽し気なキヨの声が落ちる。究極の選択に麻琴は悩むが、中に入っている性器の熱さに早く動いて欲しくて仕方なかった。
「キヨの好きにしていいから、早く動いて……」
 麻琴は選択を放棄し、キヨにねだった。キヨはにやりと口角を上げ、麻琴の腰を掴む。キヨは腰をゆっくりと引き、ぎりぎりまで性器を抜いた。
「じゃあ、俺の好きなようにするね」
 低い声でそう言うと、キヨはどちゅんと一気に突き入れた。
「ひぁあっ、あっ……っ、あ……」
 麻琴はその衝撃で、軽く中イキする。麻琴の手がシーツをぎゅっと握り、全身を駆け巡る快感に感じ入った。再び性器が抜けていき、同様に勢いよく突かれ、麻琴は目を見開いた。キヨはストロークを徐々に速くし、がつがつと突き入れる。
「あっ、キヨ、待って、あ、あっ」
「だめ、待てない。好きにしていいって言ったよね」
「けどっ、あ、っはげしっ、ああ、あっ」
 麻琴は抽挿の合間にはくはくと呼吸をする。連続的に奥にキヨの亀頭が叩きこまれ、視界がちかちかとスパークして、何も考えれなくなった。ただ与えられる快感に堕ちていく。
「あっ、おく、あかんっ、あっ、ああっ」
「奥気持ちいいでしょ?」
「うんっ、いいっ、きもちいい、っあ、あ」
 身体を揺さぶられた麻琴は、踏ん張っていた腕に力が入らず、ベッドに伏せてしまう。臀部だけ高く上げた状態になっても、キヨの抽挿は止まらない。麻琴はシーツに縋り、嬌声をあげ、快感に支配されるしかなかった。
「おく、もっと、あっ、あ、欲しっ」
 たんたんと皮膚同士が当たる音と、ぐちゅぐちゅとローションと精液が掻き混ざる音が部屋に響く。ベッドはぎしぎしと揺れ、サイドテーブルのローションのボトルが倒れた。
「あっ、あ、もう、イきそっ、あ、あっ」
「いいよ、イって」
 キヨは腰を叩きつけ、ごちゅごちゅと何度も麻琴の奥を抉った。
「っあ、イく、っ、あ、あ、あああっ」
 麻琴は背中を撓らせ、後ろだけで達する。シーツに顔を押しつけ、強すぎる余韻に身もだえる。飲みこめなかった唾液は、シーツにしみこんでいった。
「こっちは?まだイってないよね?」
 麻琴自身は精液混じりの先走りを零しており、キヨはそれを掴み、扱き始める。同時に抽挿を再開して、前と後ろから麻琴を攻めた。
「ひっ、あかんっ、待って、っ、ひぁっ」
 追い打ちをかけられ、麻琴は悲鳴のような嬌声を上げた。強すぎる刺激に、呼吸が追い付かず、口を開けても息苦しい。
「ちんこ、っ、あっ、触らんといてっ」
「何で?気持ち良さそうだけど?」
 キヨの細い指が、麻琴の性器を撫でまわす。竿を扱き、亀頭を捏ね、鈴口に爪を立てると、こぷりと精液混じりの先走りが溢れた。キヨが手を動かすたびに、ぬちぬちと粘り気のある水音が鳴る。
「あっ、イく、イくっ、あ、あ、っあああ」
 性器への直接的な刺激に、麻琴は呆気なく白濁を吐き出した。キヨの手が精液で汚れる。射精した後も、精液を絞り出すように扱かれ、麻琴は腰を震わせる。
「麻琴、中で出すよ」
 キヨは二、三度抽挿をして、麻琴の中に射精した。腹の中に注がれる熱さに、麻琴はそれすら快感で、小さく喘ぐ。
 キヨが性器を抜くと、麻琴はベッドに横たわり、酸素を求めるように大きく呼吸を繰り返す。麻琴の後孔は寂し気に口を開き、どろりとキヨの精液が流れ出てくる。キヨは視覚的に興奮した。
「麻琴」
 キヨは麻琴を仰向けにさせ、優しく唇を重ねた。先ほどまでの荒々しさとのギャップに絆されるように、麻琴はキスを受け入れる。キヨの唇は、額や頬、首筋や鎖骨に愛おし気にキスを落とした。キヨは麻琴の両足の間に身体を入れ、セックスの続きをねだるように、麻琴を見つめる。情熱的なキヨの視線に捉えられ、麻琴は奥がきゅんと疼いた。二人は飽くなき欲望に、終わりは見えない。


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