流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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4.よんかいめ

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 麻琴はベッドに身体を沈みこませ、キヨとのセックスの気持ちよさを改めて感じ入っていた。まだ始めたばかりだが、今日のセックスが激しくなる予感に、麻琴の腹の中は疼く。
「欲しがってる顔してる。ちょっと待ってね」
 キヨはくすくすと笑いながら、麻琴の額にキスを落とした。そして、麻琴から性器を抜き、精液が溜まったゴムを外した。
「だって仕方ないやん、久しぶりやし、気持ちいいし」
 あっけらかんと欲しがる麻琴に、キヨは苦笑した。
「ほら、おいで」
 キヨは性器に新しいゴムをかぶせ、ベッドに座り、麻琴に手招きをする。麻琴がキヨの対面に移動すると、今度は対面座位で挿入する。
「ゆっくり腰おろして」
 麻琴はキヨの肩に手を置き、恐る恐る腰を落としていく。先ほどよりは幾分入りやすく、キヨの性器は麻琴の中へと飲みこまれていく。
「はっ、……んっ、……はぁっ……」
 腰を落とし切った麻琴は、大きく息を吐いた。麻琴の自重でキヨの先端がぐぐっと奥に入りこんでくる。キヨはゆるりと腰を突き上げると、麻琴は目を見開いた。
「っ、あ、おくっ……」
 はくはくと息をする麻琴に、キヨは片方の手で麻琴の尻を、もう片方の手で麻琴の腰を支え、連続的に突き上げる。
「あっ、あ、おく、あ、ひぁっ」
 スプリングのきいたベッドのおかげで、麻琴の身体は綺麗に跳ね、ぱんぱんと皮膚同士が当たる音が響く。ベッドがぎしぎしと軋み、備えつけのサイドテーブルが揺れた。
「おくぅ、あっ、いい、ああっ」
 奥を抉られ、麻琴はちかちかと視界がスパークした。麻琴はびくんと背中を反らせ、胸板をキヨに突き出す体勢になる。つんっと主張した麻琴の乳首をキヨは口に含み、舌で転がす。優しく歯を立てると、麻琴の中がきゅうっと締まった。
「あっ、ちく、びっ、きもち、いいっ」
「乳首だけじゃないよね?」
「っ、おくも、きもちい、いっ、もっとぉ」
 麻琴はキヨに突き上げられ続け、喘ぐしかできなかった。ぐぽぐぽとキヨの性器が抽挿され、麻琴の後孔はすっかり熟れている。
「おく、もっと、いいっ、あっ、ああっ」
 麻琴が後孔の快感に浸っていると、キヨの舌が乳首を突く。乳首に意識を持っていかれると、今度は奥を抉られる。積み重ねる快感に、麻琴は熱く蕩けていく。
「キヨ、っ、あ、キスしてっ、ほしっ」
「いいよ、ほら」
 麻琴の可愛いおねだりに、キヨの口角が上がる。そして、麻琴の呼吸と嬌声ごと飲みこむように、キヨは麻琴に口づける。唾液で濡れた唇を食み、口内に舌を這わせる。
「んんぅ、ん、はっ、んんっ」
 口内も後孔もキヨに満たされ、麻琴は心も満たされるような感覚に酔いしれた。キヨにぎゅっと抱き着き、肌をより密着させる。ぞくぞくと背筋に快感が走り抜け、麻琴は限界を迎える。
「んっ、んんぅ、ん、んんーーっ」
 麻琴は身体を震わせ、白濁を吐き出した。射精している間もずんずんと突き上げられ、後ろでも達する。キスのせいで呼吸が十分にできず、麻琴は霞む意識の中で、絶頂を漂った。麻琴の唇が解放されたのは、キヨが達したときだった。ゴムの中で爆ぜるキヨの熱を感じた麻琴は、奥がきゅんと疼いた。
 キヨは麻琴をベッドに横たわらせる。呼吸を整えながら、ベッドに沈んだ麻琴の身体を見下ろした。汗ばんだ麻琴の肌がなまめかしく、快感の余韻に浸る身体は小さく震えている。
 まだまだ物足りないキヨは、ゴムをつけ変え、麻琴を仰向けにさせる。両足を開くと、濡れそぼった後孔が寂し気に口を開けていた。
「麻琴、いい?」
 熱い昂りを突きつけられ、麻琴が拒否できるわけがない。麻琴は熱い思考のまま頷いた。
 キヨはバックでがつがつとセックスしたい気持ちを抑え、正常位で挿入する。麻琴の後孔は柔らかくキヨ自身を飲みこんでいく。キヨの亀頭が奥にとんっと当たると、麻琴は小さく息を吐いた。
「前にキヨが言っていた、もっと奥っていうやつ、調べたんやけど……」
 唐突に麻琴が話始めたため、キヨは動かずに話に耳を傾ける。
「結腸っていうん?今日、そこ、入れてもいいで」
 キヨの話が気になった麻琴は、ネットで調べたのだった。あらゆることが書かれていて怖さもあったが、麻琴はキヨにならと伝えた。麻琴の瞳は揺るがない。
 キヨの胸中には興奮と歓喜が混ざった気持ちが湧いた。それは表情には苦笑として現れる。こういうときに、物怖じしたり、恥ずかしがったりしない麻琴は肝が据わっている。キヨは感心すらしていた。
「だから、でかくすんなって」
 腹の中でキヨ自身が膨れるのを感じ、麻琴は軽く叱責した。
「ごめん、嬉しくて」
 キヨは麻琴の額にキスを落とし、目を細めて微笑んだ。
「今日は気持だけもらっておくね。麻琴の身体に負担かかっちゃうし、俺は今日いちゃいちゃしたい気分だから」
「いちゃいちゃって、なんやねん」
 麻琴は反射的にツッコミをいれたが、遅れて鼓動がドキドキと跳ねる。キヨにとっては大した意味はないが、好きだと自覚してしまった麻琴には嬉しい言葉だった。そしてキヨの優しさに、改めて好きという気持ちが浮上し、キュンとした。



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