流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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3.さんかいめ

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「あっ、あ、あ、きもち、いいっ」
「麻琴とセックスできて嬉しい」
「俺もっ、っ、嬉しい」
 麻琴は嬉しそうに目を細めた。麻琴の言葉や表情にキュンとしたキヨは、お返しとばかりに腰の動きを速くする。
「っあ、あ、そこ、いいっ、ああっ」
 キヨが前立腺を重点的に突くと、麻琴は甘い声を出し、性器からびゅくびゅくと精液混じりの先走りを流す。そして、奥をとんとんと小刻みに突くと、きゅっきゅっと麻琴の肉壁が蠢いた。
「おく、っ、ああっ、とんとんって、あかん」
 麻琴は奥の、さらに奥に挿れられることに、本能的に身体を震わせる。キヨはその反応がおもしろく、口角を上げた。
「この奥に挿れたら、もっと気持ちいいんだって」
「そんなん、むりっ、っあ、もっ、はいらんって」
 言葉では否定している麻琴だが、これ以上の快感を想像して、瞳が揺らぐ。キヨはそれを見逃さない。キヨはぐぐっと体重をかけて、奥の壁を押す。麻琴は奥を抉られる感覚に、目を見開く。
「怖い?」
 キヨが尋ねると、麻琴は強張った表情で首を縦に振る。まるで小動物が震えるようで、キヨは胸が痛んだ。情が移ってしまい、余計に無理強いできなくなってしまったと、キヨは諦めることにする。
「怖がらせてごめんね。もうしないから」
 キヨが腰を引くと、麻琴はほっと息を吐いた。キヨに頭を撫でられ、麻琴は心地よさそうに表情を和らげる。表情の変化に、キヨは安堵していると、麻琴がキヨの手を掴む。麻琴は愛おしむようにキヨの手に口づけした。
「今は怖いけど、また今度、キヨやったらええよ」
 麻琴の言葉は、キヨなら危ないことはしないだろうという信頼の証だった。思わぬ出会いから身体の関係を持ち、今日三回目のセックスをして、麻琴の中のキヨに対する警戒心はすっかりなくなっていた。
 キヨは驚いてぽかんと口を開けた。じわじわと理解が追い付き、顔を赤くする。麻琴にはそんな気はないが、告白まがいの言葉が嬉しくてにやけてしまう。麻琴という沼に、完全にハマってしまった瞬間だった。ちょっとしたストレス解消のつもりだったのに、いつの間にか麻琴に夢中になっている。
「キヨ?」
 麻琴は黙ってしまったキヨを心配した。拒否したから呆れられたのだろうかと、不安がよぎる。しかし、中で大きくなったキヨ自身を感じ、杞憂だとわかった。
「なんで大きくしてんねん」
「麻琴が可愛いこと言ってくれたから」
 心当たりのない麻琴は首を傾げた。麻琴のこういうところが可愛いとキヨはにっこり笑って、腰をゆらりと揺らした。セックスの再開を察し、麻琴は鼓動が跳ねる。
「細かいことは気にしないで、セックスしよ」
 キヨはゆっくりと抽挿を再開する。亀頭で前立腺を捏ね、浅いストロークを繰り返す。
「あっ、キヨ、っ…いいっ、ん、あっ」
 麻琴は背中を反らせ、シーツを逆手に掴む。突きだされた胸の突起に、キヨが舌を這わせると、麻琴はびくりと身体を揺らした。麻琴が胸元に視線をやると、キヨは見せつけるように乳首を舐める。
「あとでしてあげるって言ったから」
 キヨは腰の動きは止めず、乳首を唇で食み、じゅっと吸うと、麻琴は吐息混じりで喘いだ。もう片方も同じようにして、最後に甘噛みをする。弾力のある乳首はキヨの歯を押し返す。突然の痛みに、麻琴は声を発する。
「嚙むの、あかんっ」
「痛い?」
「わからん、っ、じんじんって、する」
 キヨは噛んだ乳首を、次は優しく舐める。舌を尖らせて先端を弄り、ふっと息を吹きかけ、再び甘噛みをした。
「んんっ、あっ、っ」
 強弱をつけた刺激に、麻琴は翻弄される。先ほどは直接触ってもらえずもどかしかったが、今は刺激が強すぎた。麻琴の乳首は、ぷっくりと主張し、てらてらと唾液で光る。ただの器官の一つだと思っていた乳首が、性感帯に変えられていく。胸から熱が広がっていく感覚に、麻琴は戸惑いながらも、快感を享受する。
「かたっぽだけ、すんのっ、あ、いやや」
 弄ってもらえない片方の乳首が寂しくて、麻琴は強請る。キヨはふっと笑って、もう片方の乳首をしゃぶった。先ほどまでしゃぶっていた乳首は、今度は指でこりこりと摘み、ピンッと弾いた。
「ちく、び、あっ、きもち、いいっ」
「乳首で感じちゃって、女の子みたい」
「ちゃう、そんなん、言うなや」
 麻琴は羞恥で顔を赤くし、肉壁がきゅうっと締まる。潤む瞳でキヨを見上げ「いじわる」と一言吐いた。
「ほんと、可愛い、ごめんね」
 キヨの感情はかき乱される。優しくしたい気持ちを壊したい気持ちがせめぎ合い、募る射精感も相まって、思考が熱くなる。キヨは麻琴の腰を持ち、ぎりぎりまで抜いて、一気に突き入れた。優しいストロークが急に激しいものに変わり、麻琴の口から嬌声が飛びだす。
「ひぁっ、あっ、キヨ、まって」
「麻琴、一緒にイこ」
「うん、あっ、んっ、っはぁ」
 麻琴の中は、柔らかく熱く、キヨ自身を締めあげる。キヨは勢いよく腰を叩きつけ、たんたんと肌同士が当たり、掻き出されたローションがシーツを汚す。
「きもち、いっ、っあ、あかん、イく、んんっ」
「俺もっ」
「んぁっ、イくっ、あっ、あ、っああ!」
 麻琴はびくんと身体を震わせ、精液を吐き出した。キヨも数度抽挿した後、ゴムの中に射精する。ようやく射精できたキヨは、目を細め、荒い呼吸を整えながら射精の余韻に浸った。その様子は、次の獲物を狙い、息荒くしている肉食獣のようで、麻琴は肌がひりついた。
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