流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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3.さんかいめ

4 *

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「え?」
「舐めたい」
「麻琴、ちょっと、待って」
 麻琴は有無を言わせず、キヨのデニムパンツのチャックを下ろし、前をくつろがせる。露われた下着は性器に押し上げられ、盛り上がっていた。麻琴がゆっくりと下着をずらすと、キヨの性器がぼろんと飛びだす。完全には勃起していないが、その太さと長さに麻琴は熱い息を吐く。血管が浮き出た竿、エラが張ったカリ、そして逞しい亀頭。麻琴がうっとりと見つめるので、キヨはさすがに恥ずかしくなった。
「せめてゴムはつけて」
 キヨはデニムパンツと下着を脱ぎ、ベッド脇のゴムを手に取る。そして手早く自身にかぶせた。その間、麻琴は「待て」と指示された犬ようにお預けの状態だった。
 キヨが「よし」と言うかわりに頷くと、麻琴は顔を近づけ、亀頭をぺろりと舐めた。そして、おずおずと口を開け、亀頭を口に含むと、そのまま奥までキヨ自身を咥え込む。ゴム越しでもキヨ自身の熱さや雄臭さを感じ、これで突かれるのだと思うと、麻琴は後孔が疼いた。
 唾液を絡めながら、麻琴が頭を上下に動かすと、じゅぽじゅぽと卑猥な水音が鳴る。竿の裏を舐め、亀頭を吸い上げ、鈴口を舌で刺激して、咥えこんで喉の奥を締める。男の性器を舐めるのが初めてで、勝手がわからない麻琴は自分がされて気持ちいいことを実践した。
「っ、麻琴…はっ……」
 キヨは小さく喘ぐ。麻琴にフェラされているという状況だけでも興奮する。さらに一生懸命な麻琴が可愛くて、キヨ自身はぐぐっと勃ちあがり、力強くそそり立つ。口の中で大きくなるキヨ自身に、麻琴は嬉しくなった。
「きもち、いい?」
 麻琴は性器から口を離し、キヨに尋ねた。
「うん、すごい気持ちいい」
 キヨの答えに満足そうに頷いた麻琴は、フェラを再開する。手では口に入らない部分を刺激し、口では竿や亀頭を可愛がるように舐める。亀頭で上顎や喉の奥を擦り、麻琴は気持ち良さそうに目を細めた。麻琴自身からはだらだらと先走りが溢れ、シーツに沁みを作り、後孔はひくひくと疼く。ついに我慢できなくなった麻琴は、手に先走りを絡め、閉じた蕾に指を一本入れる。フェラの動きに合わせて、指を出し入れすると、上も下も犯されている気になり、麻琴の背筋を興奮が走り抜けた。物足りずに、すぐに指を二本、三本と増やす。
「後ろ、寂しくなっちゃった?」
「っ、ふっ、ん」
 麻琴はキヨの性器を咥えながら、肯定するようにキヨを見上げた。キヨは麻琴の痴態ににやりと笑った。
「麻琴、すっごいエロい」
 キヨは麻琴の頭を撫で、無防備に晒されたうなじや耳を触った。麻琴はふるっと身体を震わせ、喉がきゅっと締まる。
「男のちんこ咥えて、自分の尻の穴解して、淫乱だね」
 敢えて辱めるようなキヨの言葉に、麻琴は全身が羞恥で熱くなる。麻琴は今の自分の姿を客観的に見て、恥ずかしさに消えたくなった。麻琴はフェラをやめ、上半身を起こす。麻琴の頬は、興奮と羞恥で赤く上気しており、色気を感じさせる。さらに、べしょりと泣きそうな顔の麻琴に、キヨは被虐心を煽られる。
「今日のキヨ、なんか意地悪や」
「意地悪?」
「居酒屋のトイレでもそうやったけど、いけずせんといて」
 麻琴の言い方は、子供が拗ねているようで、キヨは思わず「可愛い」と零した。
「可愛くないし」
「怒ってる?」
「怒ってない」
 ムキになった麻琴はふいっとキヨから顔を逸らした。それがまた可愛く、キヨはふっと息を吐く。
「ごめん、もう意地悪しないから」
 キヨは麻琴の顎を掴み、顔を向き合わせた。潤んだ瞳でキヨを睨むが、それはキヨを興奮させる要素でしかない。麻琴の口の周りの唾液を拭ったキヨは、ちゅっとキスを落とした。そのまま頬や額、瞼にキスをすると、麻琴はとろんと表情を蕩けさせる。自分でも単純であることはわかっていた麻琴だが、キヨから与えられる全てが気持ちよくて、身体を委ねてしまう。
 キヨは麻琴をベッドに押し倒す。キヨ自身は完勃ちでこれ以上我慢できなかった。それは麻琴も同じだった。
キヨはローションを手に温めてから、麻琴の後孔へと指を入れる。先ほど麻琴が解していたが、それ以上に中は柔らかい。
「昨日オナニーしたから、解さんでも挿ると思う」
 麻琴は恥ずかし気に目を伏せた。なるほどと納得したキヨだが、少しムッとした。おもちゃに嫉妬しているなんてと自分でも呆れたが、本心なのだから仕方ない。
「ね、麻琴」
キヨは話しかけながら性器を麻琴の後孔に宛がった
「俺以外とセックスしないでって言ったけど、オナニーも後ろ使わないで」
 残酷なキヨの言葉に、麻琴はいやいやと顔を横に振った。後ろでの快感を覚えてしまった今、性器だけでは満足できるはずがない。
「そんなん無理、腹の中寂しいやん」
 麻琴は無意識にキヨを煽っていることに気づいていない。キヨは麻琴の言葉に、理性が崩れ去っていく。
「じゃあ今日いっぱいあげるね」
「あ、ひっ……ああああっ」
 キヨは麻琴の腰を掴み、一気に性器を突き入れた。待ちわびた快感に、麻琴は我慢できずに射精した。ちかちかと視界が瞬き、息が詰まる。麻琴の内壁はぎゅうぎゅうとキヨ自身を搾り取るように締めつけた。フェラで十分昂っていたキヨは、どうにか射精するのをやり過ごし、久しぶりの麻琴の中を味わうように抽挿を開始する。達した余韻に浸っている麻琴の口からは、嬌声と熱い息が飛びだす。
「まって、あ、まだっ、イってる」
 空気を求めて麻琴は大きく呼吸をする。重なる快感に悲鳴を上げる身体だったが、徐々に快楽に染まっていき、麻琴の声に甘さが混じる。


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