流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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2.にかいめ

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 大きなベッドに、二人はキスをしながら倒れこんだ。キヨが麻琴に覆いかぶさり、深く口づける。浴室から出てきてからは、先ほどキスを中断させられた腹いせとばかりに、キヨは麻琴の唇や口内を味わっていた。
「息、できっ……んっ……」
 麻琴の抗議の声は、キヨには受け入れらなかった。キヨは舌を絡め、唇を優しく食み、唾液を流し込む。逃げ場がない麻琴は、口内に溜まった二人分の唾液をこくりと飲みこんだ。キヨは満足そうに笑い、唇を離す。ようやく解放された麻琴は大きく息を吸った。
「もう、キスはえぇ、から……」
 キスは気持ちいいが物足りず、麻琴はもっと強い刺激が欲しかった。麻琴自身はすっかり勃ちあがっている。そして、キヨの性器も硬く反りあがり、早く麻琴の中へ入りたいと主張するようだ。麻琴はそれにくぎ付けになる。
「そんなに見ないでよ」
 キヨはくすくすと笑いながら、ベッドサイドのローションを手に取った。手のひらにローションを落とし、指に絡める。麻琴の両足を広げさせ、先走りで濡れそぼった後孔へと指をゆっくり入れた。ローションを使いながら、二本、三本と指を増やしていくうちに、キヨは違和感に気づく。この前よりも、明らかに解れやすく、キヨは思わず眉根を寄せた。
「麻琴、最近ここ使った?」
 突然の質問に、麻琴は鼓動が跳ねる。確かに後ろで自慰をしていたが、そんなこと恥ずかしくて言えるわけがない。
「っ、使ってない」
「うそ、じゃあなんでこんなに柔らかいの?」
「そんなことないって、気のせいちゃう?」
 平然を装って答える麻琴だが、視線が泳ぐ。それをキヨは見逃さなかった。隠し事をされることが気に入らず、キヨは小さく舌打ちした。無性にイラついて、キヨは怒張した自身にゴムを被せた。
「へぇ、俺以外の誰かとセックスしてるんだ」
「はぁ?何でそうなるねん」
 キヨの勘違いした発言に、麻琴は反論するが、キヨの耳には届かなかった。キヨは仰向けの麻琴の身体をひっくり返し、うつ伏せにさせる。麻琴の尻を高く上げさせた状態にさせると、双丘の間にキヨ自身を擦り付けた。熱い性器が臀部に触れ、麻琴は否応なしに期待するが、まだ後孔は十分に解れていない。
「待って、俺の話聞けって」
「だめ、待たない。俺のちんこが一番気持ちいいって教えてあげる」
 背中に降りそそぐ楽し気なキヨの口調に、麻琴はぞっとした。後孔にキヨ自身が宛がわれ、次の瞬間、熱い性器がぐっと押し入ってくる。
「っあ……はっ……あ……」
 エラの張ったカリが麻琴の中を乱暴に暴き、麻琴は息を詰めた。快感よりも、痛みと熱さが勝り、麻琴は生理的に涙を流す。キヨはそれに構わずに腰を進める。前立腺を圧し潰された麻琴は、甲高い喘ぎ声をだし、身体を震わせた。麻琴の反応に、キヨはにやりと笑い、前立腺を亀頭で捏ねる。
「ここ、覚えてる?麻琴が気持ちよくなっちゃうとこ」
「ひっ、あっ…あ、あかんっ…」
 強制的に快感が身体に叩き込まれ、麻琴は甘く喘いだ。顔をシーツに押しつけ、手はシーツをぎゅっと掴み、快感に流されそうになるのを食い止める。
「あっ、んんっ…あ、…んぅ……」
「麻琴、もっと中入らせて」
 キヨはゆっくりと奥へと性器を突き入れる。ローションの滑りを借りて、キヨ自身がぐぷぷと麻琴の中へ入っていく。バイブやディルドとは違う性器の熱さや弾力性に、麻琴は否応なく興奮する。内側から伝わってくるキヨの鼓動につられて、麻琴の鼓動も速くなる。腹の中で増す圧迫感を軽減させるため、麻琴は大きく呼吸を繰り返す。
 ある程度腰を進めたところで、キヨは動きを止めた。うねうねと締め付ける麻琴の肉壁に、キヨは熱い息を吐く。麻琴の背中がベッドサイドのライトに照らされて、背骨がうっすらと浮かび上がる。
「ね、麻琴」
 キヨは麻琴の首筋に触れ、首から背中、そして腰へとすーっと撫で上げた。くすぐられるような感覚に、麻琴は小さく喘ぎ、背中を撓らせる。同時に中がきゅうと締まり、キヨはふふっと笑いを零した。そしてそのまま指で後孔の結合部を撫でると、再びきゅうと中が締まった。
「もう一回聞くけど、最近ここ使った?」
 麻琴は首を横に振った。なぜキヨがここまで固執するのかが麻琴には理解できない。それに、キヨの性器が中にあるのに、動いてくれないことがじれったい。麻琴自身はだらだらと先走りを流し、切なげに勃ちあがったままだ。
「ほんとに?」
「っ、キヨ、頼むから……」
「嘘ついてない?」
 ぐだぐだと尋ねてくるキヨに、麻琴は我慢できなかった。
「なぁ、自分何なん?使っててもキヨには関係ないやん!」
 麻琴は首だけ振り返ると、キヨに言葉を投げつけた。思わぬ麻琴の反抗にキヨは驚いたが、すぐに口角を上げ、にぃっと笑った。ぞっとするほど綺麗な笑顔だったが、それが怒っている証だと麻琴は察した。キヨの両手が麻琴の腰を固定し、キヨ自身がずるりと抜けて行く。これから何が起こるか容易に想像でき、麻琴は怖さに身体を震わせた。
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