4 / 77
1.はじめて
4 *
しおりを挟む
「麻琴、大丈夫。力抜いて、気持ちよくなることだけ考えて」
キヨは麻琴の頬に手を添え、額や瞼にキスをする。そして、少し萎えてしまった麻琴自身を扱きながら、ゆっくりと腰を進める。亀頭が前立腺を捉えると、麻琴の吐息に甘さが混じった。キヨはそれを見逃さない。前立腺に亀頭をぎゅ、ぎゅっと押しつけ、小刻みに腰を振ると、麻琴は嬌声をあげる。
「あっ、いややっ、それ…っ、ああっ」
「やだ?」
「ちがっ、あっ、なんか、っ…やばい」
連続的に前立腺を刺激され、麻琴は射精感とは違う熱が身体に溜まっていくのを感じた。それが怖くて、気持ちよくて、わけがわからなくなる。
「あっ、あ…、キヨ、きもち、いいっ、っ…」
麻琴はとろんと蕩けた表情でキヨを見つめる。喘ぐたびにちらりと覗く赤い舌が扇情的で、キヨは吸い寄せられるようにキスをした。麻琴の口内に舌を入れ、上顎を撫でる。麻琴の中はキヨにしゃぶりついて、離そうとしない。楽しくなってきたと思いながら、キヨは腰の動きを続け、麻琴を追い込む。
「麻琴、後ろだけでイッて」
キヨに囁かれ、麻琴は嫌々と首を横に振ったが、身体は正直だった。
「むりぃ、っ、やって…、あっ、ああっ」
頭からつま先までぞわぞわと快感が走り抜ける。麻琴は喘ぐしかできなかった。
「あっ、あかんっ、きもち、いっ…あっ、ああああっ!」
一際大きな嬌声の後、麻琴は後ろだけで達した。一瞬びくりと身体を強張らせ、すぐに弛緩する。シーツが肌に触れただけでも刺激になり、麻琴は小さく喘いだ。余韻でひくひくと身体を震わせた麻琴は、ぼんやりと天井を見つめる。後ろだけで達する快感を味わい、元に戻れなくなる予感がした。
余韻に浸っていた麻琴は、キヨ自身をずんっと奥に突き入れられて我に返った。いきなりの衝撃で、麻琴は息を詰まらせる。
「俺も麻琴もイってないでしょ」
にっこりと笑顔を見せたキヨに、麻琴はぞっとした。キヨは自身を突き入れたまま、麻琴自身を射精させるために扱き始める。
「ちょお、待ってって、イったとこやからっ」
麻琴の抵抗は空しく、性器への刺激に身体は反応する。先ほどの余韻は抜けきっていないせいか、快感が増幅され、麻琴は喘ぐことしかできなかった。
「あっ、待って、おかしくっ、なるから、ああっ」
「麻琴の中、ぎゅうぎゅう締め付けてきて、気持ちいい」
キヨは気持ち良さそうに目を細め、熱い息を吐いた。麻琴の肉壁はキヨ自身に絡みつき、きつく締めあげる。腰は動かさずに、質量だけ増していくキヨの性器を麻琴は感じ取った。
「っ俺、あ…、あっ、オナホちゃうって、ひぁっ」
反論していた麻琴だが、突然亀頭に爪を立てられ、甘イキする。精液混じりの先走りが、麻琴の先端からこぷりと溢れた。同時に、麻琴の中が蠢き、キヨに追い打ちをかける。
「っ、…でそう、麻琴出すから、受け止めて」
迫る射精感に、キヨは手の動きを速くする。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が部屋に響いた。
ゴムはしているとは言え、中で出されるという事実に、麻琴は一瞬抵抗感を覚えたが、快感がそれを押し流した。
「あかん、ちんこ気持ちっ、いいっ、あっ、イくっ…っああ…!」
「俺も、あっ…イく…っ…」
麻琴はキヨの手に、キヨはゴムの中に精液を吐き出した。二人とも息を整えるように呼吸を繰り返す。
中に入ったキヨ自身はまだまだ熱く、硬度を保ったままだ。身体の中からキヨの鼓動が伝わってくるのを麻琴は感じていた。
「麻琴、続けていい?」
キヨは麻琴に尋ねた。その優しさを麻琴は嬉しく思いながら、小さく頷く。麻琴もまだ物足りなかった。
麻琴の答えに、キヨは楽しそうに笑い「もっと気持ちよくなろうね」と麻琴の額にキスを落とした。いちいちイケメンはやることがかっこいいと麻琴は照れる。
キヨは一度性器を抜き、ゴムを付け替えた。その動作をじっと見つめる麻琴に、キヨは「あんま見ないでよ」とふふっと笑い混じりで応える。一度出したのにキヨ自身は硬く反りあがっており、先ほどの快感を思い出して、麻琴は中が疼いた。麻琴の表情はすっかり欲しがっているものになっている。
キヨは麻琴の頬に手を添え、額や瞼にキスをする。そして、少し萎えてしまった麻琴自身を扱きながら、ゆっくりと腰を進める。亀頭が前立腺を捉えると、麻琴の吐息に甘さが混じった。キヨはそれを見逃さない。前立腺に亀頭をぎゅ、ぎゅっと押しつけ、小刻みに腰を振ると、麻琴は嬌声をあげる。
「あっ、いややっ、それ…っ、ああっ」
「やだ?」
「ちがっ、あっ、なんか、っ…やばい」
連続的に前立腺を刺激され、麻琴は射精感とは違う熱が身体に溜まっていくのを感じた。それが怖くて、気持ちよくて、わけがわからなくなる。
「あっ、あ…、キヨ、きもち、いいっ、っ…」
麻琴はとろんと蕩けた表情でキヨを見つめる。喘ぐたびにちらりと覗く赤い舌が扇情的で、キヨは吸い寄せられるようにキスをした。麻琴の口内に舌を入れ、上顎を撫でる。麻琴の中はキヨにしゃぶりついて、離そうとしない。楽しくなってきたと思いながら、キヨは腰の動きを続け、麻琴を追い込む。
「麻琴、後ろだけでイッて」
キヨに囁かれ、麻琴は嫌々と首を横に振ったが、身体は正直だった。
「むりぃ、っ、やって…、あっ、ああっ」
頭からつま先までぞわぞわと快感が走り抜ける。麻琴は喘ぐしかできなかった。
「あっ、あかんっ、きもち、いっ…あっ、ああああっ!」
一際大きな嬌声の後、麻琴は後ろだけで達した。一瞬びくりと身体を強張らせ、すぐに弛緩する。シーツが肌に触れただけでも刺激になり、麻琴は小さく喘いだ。余韻でひくひくと身体を震わせた麻琴は、ぼんやりと天井を見つめる。後ろだけで達する快感を味わい、元に戻れなくなる予感がした。
余韻に浸っていた麻琴は、キヨ自身をずんっと奥に突き入れられて我に返った。いきなりの衝撃で、麻琴は息を詰まらせる。
「俺も麻琴もイってないでしょ」
にっこりと笑顔を見せたキヨに、麻琴はぞっとした。キヨは自身を突き入れたまま、麻琴自身を射精させるために扱き始める。
「ちょお、待ってって、イったとこやからっ」
麻琴の抵抗は空しく、性器への刺激に身体は反応する。先ほどの余韻は抜けきっていないせいか、快感が増幅され、麻琴は喘ぐことしかできなかった。
「あっ、待って、おかしくっ、なるから、ああっ」
「麻琴の中、ぎゅうぎゅう締め付けてきて、気持ちいい」
キヨは気持ち良さそうに目を細め、熱い息を吐いた。麻琴の肉壁はキヨ自身に絡みつき、きつく締めあげる。腰は動かさずに、質量だけ増していくキヨの性器を麻琴は感じ取った。
「っ俺、あ…、あっ、オナホちゃうって、ひぁっ」
反論していた麻琴だが、突然亀頭に爪を立てられ、甘イキする。精液混じりの先走りが、麻琴の先端からこぷりと溢れた。同時に、麻琴の中が蠢き、キヨに追い打ちをかける。
「っ、…でそう、麻琴出すから、受け止めて」
迫る射精感に、キヨは手の動きを速くする。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が部屋に響いた。
ゴムはしているとは言え、中で出されるという事実に、麻琴は一瞬抵抗感を覚えたが、快感がそれを押し流した。
「あかん、ちんこ気持ちっ、いいっ、あっ、イくっ…っああ…!」
「俺も、あっ…イく…っ…」
麻琴はキヨの手に、キヨはゴムの中に精液を吐き出した。二人とも息を整えるように呼吸を繰り返す。
中に入ったキヨ自身はまだまだ熱く、硬度を保ったままだ。身体の中からキヨの鼓動が伝わってくるのを麻琴は感じていた。
「麻琴、続けていい?」
キヨは麻琴に尋ねた。その優しさを麻琴は嬉しく思いながら、小さく頷く。麻琴もまだ物足りなかった。
麻琴の答えに、キヨは楽しそうに笑い「もっと気持ちよくなろうね」と麻琴の額にキスを落とした。いちいちイケメンはやることがかっこいいと麻琴は照れる。
キヨは一度性器を抜き、ゴムを付け替えた。その動作をじっと見つめる麻琴に、キヨは「あんま見ないでよ」とふふっと笑い混じりで応える。一度出したのにキヨ自身は硬く反りあがっており、先ほどの快感を思い出して、麻琴は中が疼いた。麻琴の表情はすっかり欲しがっているものになっている。
87
お気に入りに追加
507
あなたにおすすめの小説



久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる