流されノンケサラリーマンが年下大学生にとろとろにされる話

えつこ

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1.はじめて

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「麻琴、大丈夫。力抜いて、気持ちよくなることだけ考えて」
 キヨは麻琴の頬に手を添え、額や瞼にキスをする。そして、少し萎えてしまった麻琴自身を扱きながら、ゆっくりと腰を進める。亀頭が前立腺を捉えると、麻琴の吐息に甘さが混じった。キヨはそれを見逃さない。前立腺に亀頭をぎゅ、ぎゅっと押しつけ、小刻みに腰を振ると、麻琴は嬌声をあげる。
「あっ、いややっ、それ…っ、ああっ」
「やだ?」
「ちがっ、あっ、なんか、っ…やばい」
 連続的に前立腺を刺激され、麻琴は射精感とは違う熱が身体に溜まっていくのを感じた。それが怖くて、気持ちよくて、わけがわからなくなる。
「あっ、あ…、キヨ、きもち、いいっ、っ…」
 麻琴はとろんと蕩けた表情でキヨを見つめる。喘ぐたびにちらりと覗く赤い舌が扇情的で、キヨは吸い寄せられるようにキスをした。麻琴の口内に舌を入れ、上顎を撫でる。麻琴の中はキヨにしゃぶりついて、離そうとしない。楽しくなってきたと思いながら、キヨは腰の動きを続け、麻琴を追い込む。
「麻琴、後ろだけでイッて」
 キヨに囁かれ、麻琴は嫌々と首を横に振ったが、身体は正直だった。
「むりぃ、っ、やって…、あっ、ああっ」
 頭からつま先までぞわぞわと快感が走り抜ける。麻琴は喘ぐしかできなかった。
「あっ、あかんっ、きもち、いっ…あっ、ああああっ!」
 一際大きな嬌声の後、麻琴は後ろだけで達した。一瞬びくりと身体を強張らせ、すぐに弛緩する。シーツが肌に触れただけでも刺激になり、麻琴は小さく喘いだ。余韻でひくひくと身体を震わせた麻琴は、ぼんやりと天井を見つめる。後ろだけで達する快感を味わい、元に戻れなくなる予感がした。
 余韻に浸っていた麻琴は、キヨ自身をずんっと奥に突き入れられて我に返った。いきなりの衝撃で、麻琴は息を詰まらせる。
「俺も麻琴もイってないでしょ」
 にっこりと笑顔を見せたキヨに、麻琴はぞっとした。キヨは自身を突き入れたまま、麻琴自身を射精させるために扱き始める。
「ちょお、待ってって、イったとこやからっ」
 麻琴の抵抗は空しく、性器への刺激に身体は反応する。先ほどの余韻は抜けきっていないせいか、快感が増幅され、麻琴は喘ぐことしかできなかった。
「あっ、待って、おかしくっ、なるから、ああっ」
「麻琴の中、ぎゅうぎゅう締め付けてきて、気持ちいい」
 キヨは気持ち良さそうに目を細め、熱い息を吐いた。麻琴の肉壁はキヨ自身に絡みつき、きつく締めあげる。腰は動かさずに、質量だけ増していくキヨの性器を麻琴は感じ取った。
「っ俺、あ…、あっ、オナホちゃうって、ひぁっ」
 反論していた麻琴だが、突然亀頭に爪を立てられ、甘イキする。精液混じりの先走りが、麻琴の先端からこぷりと溢れた。同時に、麻琴の中が蠢き、キヨに追い打ちをかける。
「っ、…でそう、麻琴出すから、受け止めて」
 迫る射精感に、キヨは手の動きを速くする。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が部屋に響いた。
 ゴムはしているとは言え、中で出されるという事実に、麻琴は一瞬抵抗感を覚えたが、快感がそれを押し流した。
「あかん、ちんこ気持ちっ、いいっ、あっ、イくっ…っああ…!」
「俺も、あっ…イく…っ…」
 麻琴はキヨの手に、キヨはゴムの中に精液を吐き出した。二人とも息を整えるように呼吸を繰り返す。
中に入ったキヨ自身はまだまだ熱く、硬度を保ったままだ。身体の中からキヨの鼓動が伝わってくるのを麻琴は感じていた。
「麻琴、続けていい?」
 キヨは麻琴に尋ねた。その優しさを麻琴は嬉しく思いながら、小さく頷く。麻琴もまだ物足りなかった。
 麻琴の答えに、キヨは楽しそうに笑い「もっと気持ちよくなろうね」と麻琴の額にキスを落とした。いちいちイケメンはやることがかっこいいと麻琴は照れる。
 キヨは一度性器を抜き、ゴムを付け替えた。その動作をじっと見つめる麻琴に、キヨは「あんま見ないでよ」とふふっと笑い混じりで応える。一度出したのにキヨ自身は硬く反りあがっており、先ほどの快感を思い出して、麻琴は中が疼いた。麻琴の表情はすっかり欲しがっているものになっている。
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