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隣国偏-交換生
決闘(2)
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「決闘を申し込む……」
ライトがこの学園の長となる人物を……
イブ……セラ……に瞳を送った後、
サリスを見て、瞳を固定すると、
ゆっくりとサリスの前に立ち、魔力の剣を突きつける。
「やはり、そうなるか……」
リプリスがそんな様子をわかっていたように見ている。
「あーーー、私は嫌だよぉ、決闘をやるのは勝手だけど、私参加しないよぉ」
イブが右手を左右にふりながら、ムリムリと意思表示している。
「2対2のダブルス……3戦というところか」
サリスが相手のチームを眺めて言う。
「……サリスたちの生徒も他に戦力になる者も要るが……相手が相手だ……私が何人か斡旋するよ」
リプリスがそう告げるが……俺の目線に気づき……
「安心しなよ、オメガやカイは呼ばないさ」
俺の言いたいことに気づいたようにリプリスが返す。
「私も参加しないぞ」
イロハもその場に座り込むように他人事に決め込む。
確か……あの人も元々はリプリスさんに雇われていた特殊部隊に居たんだよな……
「キカ……エトナとリュカ……あと、リィムを呼んできてくれるか?」
サリスがそんな3名の名を呼ぶ。
「面白い……師匠争奪戦か……」
キカがその2名を呼ぶために学園に入っていく。
「学園の闘技場へ案内する」
サリスがそんな決闘を受けるというようにその場に全員を案内する。
「そう……わたくしと合わせて6人……そういうわけねっ!!」
大将を気取るようにセラが前に出るが……
「えーーー、やめてよぉ、セラが絶対に役に立つわけないじゃん」
全うに、失礼なことをイブが平然と発言する。
「……ひどぉいっ!!」
たどり着いた……大きなリングを前に……
立ち止まる。
「……連れてきた」
キカの後ろに3人の女子生徒。
先ほどのギャル、エトナ=リリスの他に……
「あーーやだ、面倒くさい……家で寝てたい……退学したい……」
ぼそぼそとこの場にいる事を否定するように、灰色の長い髪……
片目が長い前髪で隠れていて……
あらわになっている片目は病院などで渡される眼帯のようなもので隠されている。
「えーと……うん、頑張りますっ」
もう一人は、茶髪の短いショートカットの女の子。
THE普通というフレーズが似合いそうで……
理解していない状況をただ受け入れるようにその意気込みを口に出している。
「ロー=レザー……彼女達《サリス》に手を貸してやってくれ」
リプリスがカチャカチャと空中に浮かび上がるキーボードのキーを叩くと、
現れたゲートから一人の褐色の紺色の髪の男が現れる。
「はい……了解しました」
急に現れて……その意味を理解しているように、ただその支持に従う。
「大人気だなぁ……レス……どしてぇ?」
その意味がわらかないというように、イブが俺《こちら》を見る。
この争い……決闘の目的であるモノをただ不思議そうに眺める。
「さっすがはレスちゃん……おいくら、おいくらなのかしらっ」
まるで私物を自慢するようにセラが言うが……
「面倒くさいのに……なんでぇ……ねぇ、この学園が貴方を手に入れたら……あなたは障害、ボクを養ってくれる?」
長い髪……髪で片目をもう片目を眼帯で隠した女子生徒が……
「面倒くさい……けど、貴方が手に入ったら……ボクは生涯、布団から出ずにご飯が提供されるんだ……」
THE陰キャと呼べるような女は……ただ勝手に話を進展させている。
「どうでもいいが……じゃぁ、先陣は貰うぜ」
ヴァニが一足先にと、リングに登る。
「あ……ヴァニ君、一人で突っ走ったらね、駄目だよ、私がねてつだってね、あげるねぇ」
のんびりした口調でヨウマが同じくステージに上がる。
「それでは……自分が初陣をきります」
リプリスより派遣されたローも、ステージに上がる。
「じゃぁ……あたしが……」
ベロリと口から出したあめ玉をベロリと舌で舐めあげながら、
長い金髪少女がステージに進む。
「んーーーっ」
その途中で俺の目の前で再び難しい顔で、
エトナが俺の顔を覗き込んでいる。
「男が居なくなった世界じゃさぁ……やっぱ貴方達《おとこ》は貴重なんだよねぇ……」
エトナが俺を見ながら……
「他の二人の方が……男らしさってカッコよさはあるけどね……」
「あーーん」
再びエトナが俺にそう言いながら、口から抜いたあめ玉を俺の口の中に入れる。
「……まぁ……悪くないか」
そして、すぐに取り出したそれを再び口の中に戻す。
何の意味があるのか……
「……サキュバスって知ってる?」
金髪のギャルは立ち去るように横を向き、俺にそう横目に瞳を向けながら……
「先も言ったように……男がさ……足りてないんだよねぇ……あたしらが勝ったらさ……ヤろうよ……」
「は……?」
全く訳もわからず、間抜けな声をあげる。
「……男がさいなくて……処女《けいけんなし》なんだよねぇ……サキュバスなんて能力を持っているのにさ……駄目じゃん、やっぱ……」
そんな……悪い目を俺に向けながら、エトナがステージに上がる。
黙ってリプリスが同じくステージに登る。
「先鋒戦……始める」
そう司会を務めるように、リプリスが開戦の合図をする。
「しゃーーーっ」
そんな掛け声と共にヴァニに黒い手甲が右腕に装着される。
「睡れっ……睡蓮《すいれん》っ」
ヨウマが刀を抜刀する。
「参ります……公望《クーボー》……」
青白く光り輝く棒がローの手に握られている。
「ふーん」
つまらなそうにエトナはそれぞれ開放された武器を眺めながら……
「いっくよぉーーーっ」
のんびりした口調で、ヨウマがローに切りかかり、
ローはその手にした棒で防ぐ。
「こっちも……先手必勝……女だからと容赦はしねーぜ」
ヴァニの手甲が銃口の先の部分のようなモノが飛び出し……
「壱の型……爆破拳《ショットガン》っ」
銃口から火を噴く様に、火薬の詰まった筒を吐き出す。
「ふーーーん」
エトナはベロリとあめ玉を舐め上げながら……
「……じゃぁ……せいぜい、あたしに魅了されてくれるかなぁ……働いてくれる?」
エトナはそうリングの外の俺に瞳を向け、あめ玉を持つ左手とは逆の右手を前にかざすと……
「なっ!?」
俺の右手が操られるように動く……
「あたしを守ってね、レスっちっ」
エトナの前に透明な結界が作られる。
先手必勝のヴァニの一撃がその結界に遮られる。
思わず、そんな俺に向けられた不正行為《ぎわく》に全体の目線が俺に集まるが……
「安心しろ……反則は取らない」
リプリスが試合の続行を告げる。
「あたしの能力《みりょく》だからさぁ……大目にみてよ」
あめ玉を再び口の中に含む。
「開放……」
ヨウマの刀を受け止めていた、ローの棒が魔力の鎖で3つにわかれる様に……
「三節混……!?」
俺はローの持つ武器を眺め言う。
「わわぁーーっ」
睡蓮《かたな》を通り抜け飛んでくる三節混をバックステップでヨウマは回避しながら悲鳴をあげる。
「……たった一ヶ月……男の一人くらい貸してよ」
左手で棒部分を持ったあめ玉を上下させながら……
「べーつに、ただ……美味しく食ってしまおうってだけだよ……」
いやらしくあめ玉を舐めあげながら、相手を見る。
「レスちゃんはねぇ……正義の味方なんだぁ……だからねぇ、そんな色気には負けないの」
ヨウマがそう決め付けるように……
「呪え……呪化《デーモンカ》……妖刀《ダリア》……抜刀っ」
黒い瘴気をヨウマがまとう。
「たくっ……安易に使うなと言っているのに……」
クレイがそんなヨウマに腹を立てるように呟く。
「そうだなぁ……あたし、らしくない言葉を用いるなら……仲間のためだね……そいつらがさ……必要だって言ってるのさ……魅了してみせる……それがあたしの取柄だからね」
エトナが誰に向けてか……口にするあめ玉を舐めあげながら言う。
ライトがこの学園の長となる人物を……
イブ……セラ……に瞳を送った後、
サリスを見て、瞳を固定すると、
ゆっくりとサリスの前に立ち、魔力の剣を突きつける。
「やはり、そうなるか……」
リプリスがそんな様子をわかっていたように見ている。
「あーーー、私は嫌だよぉ、決闘をやるのは勝手だけど、私参加しないよぉ」
イブが右手を左右にふりながら、ムリムリと意思表示している。
「2対2のダブルス……3戦というところか」
サリスが相手のチームを眺めて言う。
「……サリスたちの生徒も他に戦力になる者も要るが……相手が相手だ……私が何人か斡旋するよ」
リプリスがそう告げるが……俺の目線に気づき……
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「キカ……エトナとリュカ……あと、リィムを呼んできてくれるか?」
サリスがそんな3名の名を呼ぶ。
「面白い……師匠争奪戦か……」
キカがその2名を呼ぶために学園に入っていく。
「学園の闘技場へ案内する」
サリスがそんな決闘を受けるというようにその場に全員を案内する。
「そう……わたくしと合わせて6人……そういうわけねっ!!」
大将を気取るようにセラが前に出るが……
「えーーー、やめてよぉ、セラが絶対に役に立つわけないじゃん」
全うに、失礼なことをイブが平然と発言する。
「……ひどぉいっ!!」
たどり着いた……大きなリングを前に……
立ち止まる。
「……連れてきた」
キカの後ろに3人の女子生徒。
先ほどのギャル、エトナ=リリスの他に……
「あーーやだ、面倒くさい……家で寝てたい……退学したい……」
ぼそぼそとこの場にいる事を否定するように、灰色の長い髪……
片目が長い前髪で隠れていて……
あらわになっている片目は病院などで渡される眼帯のようなもので隠されている。
「えーと……うん、頑張りますっ」
もう一人は、茶髪の短いショートカットの女の子。
THE普通というフレーズが似合いそうで……
理解していない状況をただ受け入れるようにその意気込みを口に出している。
「ロー=レザー……彼女達《サリス》に手を貸してやってくれ」
リプリスがカチャカチャと空中に浮かび上がるキーボードのキーを叩くと、
現れたゲートから一人の褐色の紺色の髪の男が現れる。
「はい……了解しました」
急に現れて……その意味を理解しているように、ただその支持に従う。
「大人気だなぁ……レス……どしてぇ?」
その意味がわらかないというように、イブが俺《こちら》を見る。
この争い……決闘の目的であるモノをただ不思議そうに眺める。
「さっすがはレスちゃん……おいくら、おいくらなのかしらっ」
まるで私物を自慢するようにセラが言うが……
「面倒くさいのに……なんでぇ……ねぇ、この学園が貴方を手に入れたら……あなたは障害、ボクを養ってくれる?」
長い髪……髪で片目をもう片目を眼帯で隠した女子生徒が……
「面倒くさい……けど、貴方が手に入ったら……ボクは生涯、布団から出ずにご飯が提供されるんだ……」
THE陰キャと呼べるような女は……ただ勝手に話を進展させている。
「どうでもいいが……じゃぁ、先陣は貰うぜ」
ヴァニが一足先にと、リングに登る。
「あ……ヴァニ君、一人で突っ走ったらね、駄目だよ、私がねてつだってね、あげるねぇ」
のんびりした口調でヨウマが同じくステージに上がる。
「それでは……自分が初陣をきります」
リプリスより派遣されたローも、ステージに上がる。
「じゃぁ……あたしが……」
ベロリと口から出したあめ玉をベロリと舌で舐めあげながら、
長い金髪少女がステージに進む。
「んーーーっ」
その途中で俺の目の前で再び難しい顔で、
エトナが俺の顔を覗き込んでいる。
「男が居なくなった世界じゃさぁ……やっぱ貴方達《おとこ》は貴重なんだよねぇ……」
エトナが俺を見ながら……
「他の二人の方が……男らしさってカッコよさはあるけどね……」
「あーーん」
再びエトナが俺にそう言いながら、口から抜いたあめ玉を俺の口の中に入れる。
「……まぁ……悪くないか」
そして、すぐに取り出したそれを再び口の中に戻す。
何の意味があるのか……
「……サキュバスって知ってる?」
金髪のギャルは立ち去るように横を向き、俺にそう横目に瞳を向けながら……
「先も言ったように……男がさ……足りてないんだよねぇ……あたしらが勝ったらさ……ヤろうよ……」
「は……?」
全く訳もわからず、間抜けな声をあげる。
「……男がさいなくて……処女《けいけんなし》なんだよねぇ……サキュバスなんて能力を持っているのにさ……駄目じゃん、やっぱ……」
そんな……悪い目を俺に向けながら、エトナがステージに上がる。
黙ってリプリスが同じくステージに登る。
「先鋒戦……始める」
そう司会を務めるように、リプリスが開戦の合図をする。
「しゃーーーっ」
そんな掛け声と共にヴァニに黒い手甲が右腕に装着される。
「睡れっ……睡蓮《すいれん》っ」
ヨウマが刀を抜刀する。
「参ります……公望《クーボー》……」
青白く光り輝く棒がローの手に握られている。
「ふーん」
つまらなそうにエトナはそれぞれ開放された武器を眺めながら……
「いっくよぉーーーっ」
のんびりした口調で、ヨウマがローに切りかかり、
ローはその手にした棒で防ぐ。
「こっちも……先手必勝……女だからと容赦はしねーぜ」
ヴァニの手甲が銃口の先の部分のようなモノが飛び出し……
「壱の型……爆破拳《ショットガン》っ」
銃口から火を噴く様に、火薬の詰まった筒を吐き出す。
「ふーーーん」
エトナはベロリとあめ玉を舐め上げながら……
「……じゃぁ……せいぜい、あたしに魅了されてくれるかなぁ……働いてくれる?」
エトナはそうリングの外の俺に瞳を向け、あめ玉を持つ左手とは逆の右手を前にかざすと……
「なっ!?」
俺の右手が操られるように動く……
「あたしを守ってね、レスっちっ」
エトナの前に透明な結界が作られる。
先手必勝のヴァニの一撃がその結界に遮られる。
思わず、そんな俺に向けられた不正行為《ぎわく》に全体の目線が俺に集まるが……
「安心しろ……反則は取らない」
リプリスが試合の続行を告げる。
「あたしの能力《みりょく》だからさぁ……大目にみてよ」
あめ玉を再び口の中に含む。
「開放……」
ヨウマの刀を受け止めていた、ローの棒が魔力の鎖で3つにわかれる様に……
「三節混……!?」
俺はローの持つ武器を眺め言う。
「わわぁーーっ」
睡蓮《かたな》を通り抜け飛んでくる三節混をバックステップでヨウマは回避しながら悲鳴をあげる。
「……たった一ヶ月……男の一人くらい貸してよ」
左手で棒部分を持ったあめ玉を上下させながら……
「べーつに、ただ……美味しく食ってしまおうってだけだよ……」
いやらしくあめ玉を舐めあげながら、相手を見る。
「レスちゃんはねぇ……正義の味方なんだぁ……だからねぇ、そんな色気には負けないの」
ヨウマがそう決め付けるように……
「呪え……呪化《デーモンカ》……妖刀《ダリア》……抜刀っ」
黒い瘴気をヨウマがまとう。
「たくっ……安易に使うなと言っているのに……」
クレイがそんなヨウマに腹を立てるように呟く。
「そうだなぁ……あたし、らしくない言葉を用いるなら……仲間のためだね……そいつらがさ……必要だって言ってるのさ……魅了してみせる……それがあたしの取柄だからね」
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