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異世界編ー創造者
シラヌイ
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その結末に間に合うことは難しいだろう……
それでも、遅れながらも……それぞれバラバラに、
アレフとミストが……ボロボロの身体で山の上を登る。
アセリアとオトネが同じく山を登っていく。
レヴィとシェル、クエスが山を登っている。
同じように、アストリア、スコール、ナイツが追うように登る。
そして、その少し前を……
クロハを先頭にクリア、レインの3名が登っている。
クリアとレインに関してはもう、魔力も体力も限界に近い。
二人とも基礎能力が低かったのに、
余りにもこの1日で魔力を使い果たしてしまった。
クロハも同様に、1日1回と制限した修羅を2度も使用している。
「こっから先は通行止めだよ」
黒ずくめの格好の人間が二人待っている。
先行している6名とは別部隊と思われる。
国から送られた特殊部隊。
時間の経過のせいか、クリアの片翼《ちから》も失っている。
魔力も底を尽きている。
「子供とはいえ、容赦しないぞ」
一人は右手に一人は左手に刀を抜刀している。
これだけの体力を消耗した状態で……
特殊部隊《おとな》を相手に……
それでも……
「負けない……」
レスの顔を思い浮かべ、クロハが刃のない柄を取り出す。
「小鳥丸《コガラスマル》……抜刀」
刃の無かった柄に黒い刃が精製される。
「いくぞ……シータ」
そう隣の女に右手で刀を持つ男が言う。
「了解……イータ」
左手に刀を持つ女が答える。
「おいおい、私達の役目は魔王討伐じゃなかったか?」
そんなシータとイータと名乗った黒ずくめの二人の間に、
別の黒ずくめの人間が立っている。
「邪魔だ……そんな場所にぼさっと立っているなラムダっ」
そういつの間にか立っている仲間?に言う。
黒いマントのフードをバサリと外す、ラムダと呼ばれた女性。
「……お母さん?」
クロハが目を点にしながら完全に動きが止まる。
「わたしの可愛い娘に刃が向いたんだ……そんな可愛い娘のために母がすることは一つだろ」
凛とフードから現れた黒い髪をなびかせながら、娘《クロハ》に背を向けるようにシータとイータを見る。
「抜刀……小鳥丸《コガラスマル》……」
鞘から漆黒の刀を抜く。
刃精製は、クロハの能力……
「イロハ=シラヌイ……参るっ」
言葉とは反対に、やる気のなさそうな隙だらけの構えで立っている。
「同じ部隊……それも貴様の先輩二人相手を一人でできるとでも思っているのか?」
そうイータがイロハに言う。
それでも、同じ特殊部隊のラムダという名を手にした人物。
「で……愛娘《まなむすめ》よ……母は職を失う危機にあるわけだが、この状況にはそれなりの事情があるのだろう?」
そうイロハがクロハに尋ねる。
「……皆と……レスと……一緒にいる……一緒に卒業する」
そうクロハが答える。
そんな理由で……一瞬、母《イロハ》の表情が険しくなったようにも見えたが……
「……レス?……男か?」
そう言葉にする。
「……うん」
その二文字で全てを理解するように……
「今度……家に連れておいで……私が直々に、愛娘に相応しいのか見定めるから」
そう返し……
「いつまで、関係のない話をしているっ」
イータとシータが同時にXを描くように同時に地面を蹴り、同時にイロハを斬りつける。
イロハはだらりと力を抜いた体制のまま……
迫る二つの刃を、その場に刀を一振りだけすると……
その一振りで、二つの刃を同時に弾く。
クロハが憧れ続けた母の剣術《すがた》……
いつか、追いつきたいと思った姿……
「なっ……」
全く無駄の無い一振りでその二つの攻撃を無力化される。
「舐めるなっ」
再びXを描くように二つの刃が同時にイロハを斬りつけるが……
イロハは無表情で、再び刀を一振りし、それを同時に刃で弾く。
「シータっ!!」
イータはそう叫ぶと、同じX攻撃を同時に刃で止められないように時間差でイロハを斬りつける。
イロハは無表情で、やはり刃を一振りして、その初手を受け止めると……
ほんのわずかに身体を動かすと、その後手をかわす。
「……安心しな、クロハ、あんたが気に入った男だ、私もきっと気に入るさ」
そう迫る攻撃をあしらいながら、娘との会話を続けている。
ケラケラと笑いながら、刀の柄を強く握りなおすと……
「……見ときなよ、クロハ……これが、シラヌイ流……究極刀技だ」
そう言いながら、漆黒の刀を鞘に納める。
ゆっくりと収まる刀に……その場の全員の瞳が鞘に納まる刀の刃を見る。
漆黒の刃がしっかりと見えなくなり、カチャと刀が収まる音が小さく響く。
それを見届けるように、再びイロハの方へと目を向けるが……
「なっ!?」
イータが再びイロハの場所に瞳を戻すと……
その姿は無く、地面の草がざわりと掻き分けられるように……
強い風がイータを突き抜ける。
「なんだ……?」
その理解も、その姿も……その攻撃《いたみ》も全てが遅れて伝達されるように……
「究極刀技……無刀閃光《むとうせんこう》っ」
その言葉と同時に斬撃は衝撃に変更される……
それでも、まるで身体が切り裂かれるように、体内の魔力が血吹雪のように噴出される……
「……な……にものだ?」
そうイータがその場に崩れ落ちる。
彼もまた、特殊部隊に選ばれるだけの能力者。
この学園内で置いても……トップクラスに位置するだけの能力者だ……
そんな力をほとんど発揮もできずにその場に崩れ落ちる。
「どうする……続ける?」
そうイロハが、右手をシータに突きつけ、
黒い刃の先をシータに向ける。
「「……すごい……」」
レインとクリアも思わず同時に口にする。
「どうだ……母さん、かっこいいだろ」
そう得意げに娘に笑いかける。
「……うん」
嬉しそうにクロハが答える。
それでも、遅れながらも……それぞれバラバラに、
アレフとミストが……ボロボロの身体で山の上を登る。
アセリアとオトネが同じく山を登っていく。
レヴィとシェル、クエスが山を登っている。
同じように、アストリア、スコール、ナイツが追うように登る。
そして、その少し前を……
クロハを先頭にクリア、レインの3名が登っている。
クリアとレインに関してはもう、魔力も体力も限界に近い。
二人とも基礎能力が低かったのに、
余りにもこの1日で魔力を使い果たしてしまった。
クロハも同様に、1日1回と制限した修羅を2度も使用している。
「こっから先は通行止めだよ」
黒ずくめの格好の人間が二人待っている。
先行している6名とは別部隊と思われる。
国から送られた特殊部隊。
時間の経過のせいか、クリアの片翼《ちから》も失っている。
魔力も底を尽きている。
「子供とはいえ、容赦しないぞ」
一人は右手に一人は左手に刀を抜刀している。
これだけの体力を消耗した状態で……
特殊部隊《おとな》を相手に……
それでも……
「負けない……」
レスの顔を思い浮かべ、クロハが刃のない柄を取り出す。
「小鳥丸《コガラスマル》……抜刀」
刃の無かった柄に黒い刃が精製される。
「いくぞ……シータ」
そう隣の女に右手で刀を持つ男が言う。
「了解……イータ」
左手に刀を持つ女が答える。
「おいおい、私達の役目は魔王討伐じゃなかったか?」
そんなシータとイータと名乗った黒ずくめの二人の間に、
別の黒ずくめの人間が立っている。
「邪魔だ……そんな場所にぼさっと立っているなラムダっ」
そういつの間にか立っている仲間?に言う。
黒いマントのフードをバサリと外す、ラムダと呼ばれた女性。
「……お母さん?」
クロハが目を点にしながら完全に動きが止まる。
「わたしの可愛い娘に刃が向いたんだ……そんな可愛い娘のために母がすることは一つだろ」
凛とフードから現れた黒い髪をなびかせながら、娘《クロハ》に背を向けるようにシータとイータを見る。
「抜刀……小鳥丸《コガラスマル》……」
鞘から漆黒の刀を抜く。
刃精製は、クロハの能力……
「イロハ=シラヌイ……参るっ」
言葉とは反対に、やる気のなさそうな隙だらけの構えで立っている。
「同じ部隊……それも貴様の先輩二人相手を一人でできるとでも思っているのか?」
そうイータがイロハに言う。
それでも、同じ特殊部隊のラムダという名を手にした人物。
「で……愛娘《まなむすめ》よ……母は職を失う危機にあるわけだが、この状況にはそれなりの事情があるのだろう?」
そうイロハがクロハに尋ねる。
「……皆と……レスと……一緒にいる……一緒に卒業する」
そうクロハが答える。
そんな理由で……一瞬、母《イロハ》の表情が険しくなったようにも見えたが……
「……レス?……男か?」
そう言葉にする。
「……うん」
その二文字で全てを理解するように……
「今度……家に連れておいで……私が直々に、愛娘に相応しいのか見定めるから」
そう返し……
「いつまで、関係のない話をしているっ」
イータとシータが同時にXを描くように同時に地面を蹴り、同時にイロハを斬りつける。
イロハはだらりと力を抜いた体制のまま……
迫る二つの刃を、その場に刀を一振りだけすると……
その一振りで、二つの刃を同時に弾く。
クロハが憧れ続けた母の剣術《すがた》……
いつか、追いつきたいと思った姿……
「なっ……」
全く無駄の無い一振りでその二つの攻撃を無力化される。
「舐めるなっ」
再びXを描くように二つの刃が同時にイロハを斬りつけるが……
イロハは無表情で、再び刀を一振りし、それを同時に刃で弾く。
「シータっ!!」
イータはそう叫ぶと、同じX攻撃を同時に刃で止められないように時間差でイロハを斬りつける。
イロハは無表情で、やはり刃を一振りして、その初手を受け止めると……
ほんのわずかに身体を動かすと、その後手をかわす。
「……安心しな、クロハ、あんたが気に入った男だ、私もきっと気に入るさ」
そう迫る攻撃をあしらいながら、娘との会話を続けている。
ケラケラと笑いながら、刀の柄を強く握りなおすと……
「……見ときなよ、クロハ……これが、シラヌイ流……究極刀技だ」
そう言いながら、漆黒の刀を鞘に納める。
ゆっくりと収まる刀に……その場の全員の瞳が鞘に納まる刀の刃を見る。
漆黒の刃がしっかりと見えなくなり、カチャと刀が収まる音が小さく響く。
それを見届けるように、再びイロハの方へと目を向けるが……
「なっ!?」
イータが再びイロハの場所に瞳を戻すと……
その姿は無く、地面の草がざわりと掻き分けられるように……
強い風がイータを突き抜ける。
「なんだ……?」
その理解も、その姿も……その攻撃《いたみ》も全てが遅れて伝達されるように……
「究極刀技……無刀閃光《むとうせんこう》っ」
その言葉と同時に斬撃は衝撃に変更される……
それでも、まるで身体が切り裂かれるように、体内の魔力が血吹雪のように噴出される……
「……な……にものだ?」
そうイータがその場に崩れ落ちる。
彼もまた、特殊部隊に選ばれるだけの能力者。
この学園内で置いても……トップクラスに位置するだけの能力者だ……
そんな力をほとんど発揮もできずにその場に崩れ落ちる。
「どうする……続ける?」
そうイロハが、右手をシータに突きつけ、
黒い刃の先をシータに向ける。
「「……すごい……」」
レインとクリアも思わず同時に口にする。
「どうだ……母さん、かっこいいだろ」
そう得意げに娘に笑いかける。
「……うん」
嬉しそうにクロハが答える。
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