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18・懲罰

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「いきなり『罰してほしい』なんて、ふふ、どうしたんです?鈴原せんぱい」

と言いつつ、くるみは自分のどれいを・・・三つ年上の先輩を罰する気満々だ。

この子はすべてを見透かしている。

監視している、というのではなく、自分の好きなひとの行動を理解している。

「・・・いいから・・・おれを罰して・・・おねがい・・・」

鈴原まゆはまる裸にされ、後ろ手に縛られた状態でひざまずかされている。

いや、まる裸とは言えないかもしれない。

鈴原の股間部には、まだ貞操帯が装着されているのだから。

つらい、本当につらい禁欲生活だ。

その小さなカップの中で、今なお鈴原は巨クリをぼっきさせている。

性欲があまりにもたまっているのだ。

彼女の、「あばれんぼう」とくるみが表現する大きないちもつ・・・クリトリスは、恥骨の先にあてがわれた革製の小さなカップに収められ、絶対に触れられなくされている。

貞操帯はTバックのような形状で、前部分は堅固な牢獄に入れられているが、割れ目と尿道の部分は細かな網に覆われているため、日常の生理現象だけは済ますことができる。

性行為・・・そして性処理だけをできなくしてあるのだ。

その装備は頑丈なベルトで下半身に固定され、鈴原は自慰行為を絶対にすることができない。

「せんぱいの気がすむなら、そうさせてもらいますけど」

「・・・うん・・・」

男前(女だが)の鈴原は、どんなつらい責めも負うつもりでいる。

ムチ打ち刑・・・火責め、水責め・・・くすぐり責め・・・どんな拷問も、性欲がまんに比べれば、耐えるのは容易いものだ。

それと引き換えに、姫さまの・・・くらはしさんとの密儀のことは決して口にするまい、と誓ってもいる。

「せんぱいがお外でなにをしたのか、わたしには関心がありません。わたしたちは自由なれんあいですし、主従関係はこの部屋にいるときだけです。せんぱいもわたしも、お外ではなにをしても自由。それが最初からのやくそくです」

「・・・うん・・・でも・・・きみが満足いくまでおれを懲らしめてくれれば・・・おれの気がすむんだ・・・」

そう言いながら、鈴原は身震いを止められない。

ひざまずかされた彼女の格好は、「罪人座り」という、つま先立ちでひざをひろげ、尻の穴を後方に開かされた、いわば「拷問受けポーズ」だ。

いわば、背後から急所を責め放題なのだ。

それに対応するかのように、鈴原の装着させられた貞操帯には、排泄行為をすませる器官だけが外界に解放されている。

くるみが、貞操帯の外側から拷問を加えるとすれば、その部分しかない。

ところが、くるみはまず、貞操帯の内側から責めを加えはじめた。

うにゅ・・・うにょ・・・うにょ・・・

「・・・ぐっっっ・・・!!!」

鈴原は飛び上がるように上半身をのけぞらせた。

まったく不意に、貞操帯の中に仕込まれたにょろにょろがうごめきはじめたのだ。

遠隔スイッチを手にしたくるみが、氷のような眼差しで見つめてくる。

「・・・あ・・・ぐ・・・くるみ・・・これはっ・・・だめ・・・」

うーにょん、うーにょん、うーにょん・・・うにょっ、うにょっ、うにょっ・・・

「・・・ぐわああああああああ・・・」

クリの亀頭を包み込むように配置された、イソギンチャクのような柔らか触手が、不規則に回転する。

性欲がたまりにたまった先っちょをソフトにブラッシングされ、鈴原は悶絶する。

「ふふふ・・・せんぱい、くるしそう」

「・・・く・・・くっ・・・くるしい・・・」

しかしなんという美しい姿だろう。

中性的でしなやかな鈴原の細長い背中が、そして後ろ手に縛り上げられた長い腕が、もりもりとすじ張り、ぶるぶると震えている。

華奢に見えながら、すごくシャープな筋肉だ。

「・・・いっ・・・いくっ、いくっ・・・い・・・い、い、いく・・・」

「だめよ、こらえなさい」

「・・・ぐぐぐうー・・・」

鈴原は歯を食いしばる。

上半身を真っ赤に染め上げ、薄い皮膚の下にもっこりと血管を浮かび立たせる。

満身に力を込めた筋肉美。

水泳とマシーントレーニングで鍛え上げられたアスリートだ、精神力も強い。

しかし、その急所は危うい。

少年のように締まった尻は左右ふたつにぱっくりと割られて、唇のような括約筋を噴火口のように飛び出させている。

それでもこの男前先輩は、罪人座りを崩そうとしない。

「いってはだめよ、せんぱい」

うにょん、うにょん、うにょん・・・にょろ・・・にょろ・・・にょろろ・・・

「・・・ぐっ・・・ぐっ、ぐ・・・いっ・・・いかないっ・・・ががが・・・がっ・・・が、がまんっ・・・い・・・いたしますっ・・・」

貞操帯を装着させられた鈴原の禁欲は、すでに三週間以上ときている。

あまりに性欲がたまりきり、巨根は日常的になまぼっきとフルぼっきを繰り返している状態だが、逆に、そこへの刺激からは遠ざかっているために、限界までこらえさせられるということはなかった。

ところが今、ご無沙汰だった性刺激に不意にさらされ、その久しぶりの官能に脳天が貫かれた。

「・・・すっ・・・すっ、すご・・・いっ・・・」

「動いてはだめよ、せんぱい。今から後ろの穴に・・・ふふっ・・・」

くるみが背後でお道具を手にしている。

やはりその器官にえっちな刺激が加えられるのだ。

鈴原は身構える。

「薬剤をちゅうにゅうします」

なんと!

「・・・かっ・・・かんちょ・・・い・・・いや・・・」

くるみは看護師の免許も持っている。

鈴原は一度も経験がないが、こうした拷問もお手のものなのだ。

「大丈夫ですよ、せんぱいの体と心でちょうどがまんできる、やさしいモードに調整してありますから」

「・・・いや・・・それだけは・・・ゆるして・・・」

「だめです。とてもくるしいですよ。せんぱいがのぞむ懲罰です。おもうぞんぶんに悶絶なさい」

尻の穴にイチヂクの先が挿入され、そっと液体が入れられた。

ちゅ・・・ちゅちゅ・・・

天使のようにやさしい刺激だ。

「・・・う・・・う・・・う・・・」

先が抜かれると今度は、いちごのように先細り、末部が太った・・・つまり「↑」のような形状の責め具が入り口に・・・いや、出口にあてがわれた。

も・・・も・・・もこ・・・

その実を、括約筋に飲み込まされる。

ストッパーだ。

これで中身を出すことは物理的にできなくなる。

「・・・う・・・あ・・・いや・・・」

薬剤が早くも効いてくる。

鈴原は、細長いマッチョな肉体をギンギンに筋張らせ、耐えはじめた。

総身に鳥肌がびっしりと立ち、震えが止まらない。

「45分間、懸命にこらえさえすれば、あとは計算上、6時間かけておさまっていきますよ。その間、汁一滴、こぼしてはいけませんよ」

「・・・ろ・・・ろくじかん・・・」

「でも、ストッパーは三日間、そこに収めておきますね。それで、すべての罪を許してあげます」

その間、なにをしてもいい、とくるみは言っているのだ。

「・・・うん・・・ありがとう、くるみ・・・」

鈴原は望むものを手に入れた。

ただ、とてもつらい罰とバーターで。
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