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73 朝稽古の後の昼食用意
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今日は、ゼーファン義兄様とジュリと一緒に剣の稽古をするために並んでいる。ジュリはわくわくした表情だ。俺とは対照的だな。
「ケビン、顔の表情が死んでいるぞ。剣の稽古は好きではないのか?」
「ゼーファン義兄様、あまり生き物を斬ることが苦手です。でも、誰かを守らなければいけないときのためには必要なことなので頑張ります」
「そうだな、もしものためには剣術や護身術など大事だ。まだケビンは守られる側だ。徐々にで良いと思うよ、コツコツやっていけば身につく。そうだ、ケビンのは、波動拳だったかな?それを教えてもらおうかな?」
笑いながらお願いされた。みんなそれはもういいよ、話に出さないで欲しいよ。
「ゼーファン義兄様、あれは教えるほどでもないですよ。でも魔力操作をしっかりしていないとできないと思うので、魔力操作を鍛錬してください」
「魔力操作か、苦手なんだよな。何とか克服する方法を教えてほしい」
「魔力操作ならロナウド兄様の方が教えるのがうまいと思います。ロナウド兄様に聞いてください」
ジュリが剣稽古をしたくてうずうずしている。
「ゼーファン義兄様、稽古をしましょう。ジュリが早く始めたくてそわそわしています」
「にいさま、はやくはじめましょう」
剣をぶんぶん振り回しているが、可愛いな。可愛いけど、剣を振るスピードが速い。
「さすがにジュリアンは剣使いがすごいな。ジュリアンのスキルは知らないが多分剣術のスキルなんだろうな」
ええ、それは剣聖ですから、すごいですよねぇ。言えないけど。このまま剣術を極めれていくと何歳で剣聖の域になるのだ?あれ?ジュリ、ここの領主してくれるかな?
朝の走り込みをしてから剣を振り続けた。しばらくすると父様、お祖父様、レオン様、ガルトレイン騎士団長、ヴァイス魔導騎士団長が来た。そうヴァイスは腕が治ったので魔導騎士として活躍している。
「ゼーファン様、レオン様我々と手合わせをお願いしたい」
ガルトレイン騎士団長とヴァイス魔導騎士団長が対戦を願い出た。ヴァイス魔導士改め魔道騎士団長。温泉効果により腕が治ったことにより魔道騎士となったのだ。
結局俺はいつもの父様に指導を受けた。ゼーファン義兄様がよかったのに。父様厳しいんだよ。
「ぼくもたいせんしたい!」
おお、ジュリはやる気があってえらいな。子供の成長は早い物だな、と声に出して言っていたみたいだ。
「お前も子供だよ」
みんなに笑われてしまった。
「でも、ジュリは俺をあっという間に抜かすような気がする。ちっちゃいお兄ちゃんって言われそう」
「にいちゃ、にげるときはぼくがかかえてあげるね」
みんな大爆笑だよ。目に浮かぶと言われて、俺も目に浮かぶようだと思った。それほどジュリは大きくなり強くなりそうだ。
って、俺はどうなんだ?ちっちゃいままなのか?そこそこの上背は欲しいが、今のところ少しずつ緩やかに伸びているかんじだ。前世もそうだが、周りが成長痛がひどいと言っていたがそんな経験がなかったよ。小学校時代の背の順は後ろの方だった。中、高校でほぼ前になった。今世、父様や兄様達を見ると背が高く、細マッチョだから俺もと期待はしている。しているのだが見込みがなさそうな気もする。
成長痛来い!
ジュリはゼーファン兄様と剣術。俺はひっそりとその場を離れ、昼ごはんを作りに行った。もう剣術終わり。
スタコラ厨房に行く。パスタが食べたくなったのだ。
「あれケビン坊っちゃま、剣術の稽古は終わったのですか?」
「うん、僕がやれることはほとんど終わったからいいの」
「あー、さようですねぇ。それでは今日は何を作りますか?」
多分俺の剣術を思い浮かべているのだろう。この料理人達も戦える料理人達だ。食糧難の時は父様達と一緒に食材を探しに出掛けていた。だから強いのだ。
「今日はパスタを作ろうと思ったの。スパゲッティが食べたくなった」
みんなが頭をかしげている。
「す、すぱ?なんですか?」
「スパゲッティと言って小麦で作るの。小麦生産量が増えてきたのでパン以外のものを作りたくなったのだ。パスタの他にあとはカナッペとスープとサラダぐらいかな。味はバジル、ミートソース、カルボナーラ、ペペロンチーノぐらいならすぐできそう」
「ケビン坊っちゃま、我々にもちろん教えていただけるのですよね」
圧を感じる、圧を。
「みんなに手伝ってもらわないと僕できないのでよろしくね」
みんな頷き指示を待っている。
強力粉とオイルと卵、塩を用意してもらい、混ぜてこねる。今回は平打ち麺にする。ドルトンにパスタカッターを作ってもらおう。これもメモメモ。
ソースはミートソース、バジルソース、カルボナーラ、ペペロンチーノ、チキンとキノコと野菜のクリームパスタにする。みんな、何が好きかな?そうだ、ラザニアも作ってしまおう。ミートソースを作っているから簡単だ。
味見はうまし!魚介類が欲しいなぁ。イーサン兄様が漁村を持っているお友達がいると前言っていたなぁ。魚介類を買えないから聞いてもらおう。自分で見てみたいな。
ミートソースをたくさん作ったからミートパイも作ろう。ミートばっかりだな、うーん。そうだ、ピザまんだ。肉まんもいいな。よし、今度は薄力粉で作ろう。
「ケビン坊っちゃま、今度は何を作っているのですか?先ほどのパスタと同じですか?」
「今度はピザまんと肉まんを作ろうとしたの!薄力粉にふくらし粉、砂糖を入れてこねる、ねかせて膨らませるんだ。そして、等分にして生地を広げ中に具を入れて蒸すんだ。やってみよう」
「「「はい」」」
「蒸すという料理方法いいですね」
「そうだね、野菜とお肉を蒸す料理もいいね。油を使わないからダイエットにもいいかもね」
「女性の方々が喜びそうですね。味付けをどうするか考えないといけませんね」
料理長、すでに料理の構想が頭に入っているのか。さすがだ。
午後からの執務前の息抜きをした。本当は刺繍をしたかったけど、没頭すると執務を忘れる懸念があるので、今日は厨房へ来たんだよ。あー、早くチョコレートを作りたい。今度の休みの時こそチョコレートを作るぞ。頼むから別の予定が入らないことを祈る。
「ケビン、顔の表情が死んでいるぞ。剣の稽古は好きではないのか?」
「ゼーファン義兄様、あまり生き物を斬ることが苦手です。でも、誰かを守らなければいけないときのためには必要なことなので頑張ります」
「そうだな、もしものためには剣術や護身術など大事だ。まだケビンは守られる側だ。徐々にで良いと思うよ、コツコツやっていけば身につく。そうだ、ケビンのは、波動拳だったかな?それを教えてもらおうかな?」
笑いながらお願いされた。みんなそれはもういいよ、話に出さないで欲しいよ。
「ゼーファン義兄様、あれは教えるほどでもないですよ。でも魔力操作をしっかりしていないとできないと思うので、魔力操作を鍛錬してください」
「魔力操作か、苦手なんだよな。何とか克服する方法を教えてほしい」
「魔力操作ならロナウド兄様の方が教えるのがうまいと思います。ロナウド兄様に聞いてください」
ジュリが剣稽古をしたくてうずうずしている。
「ゼーファン義兄様、稽古をしましょう。ジュリが早く始めたくてそわそわしています」
「にいさま、はやくはじめましょう」
剣をぶんぶん振り回しているが、可愛いな。可愛いけど、剣を振るスピードが速い。
「さすがにジュリアンは剣使いがすごいな。ジュリアンのスキルは知らないが多分剣術のスキルなんだろうな」
ええ、それは剣聖ですから、すごいですよねぇ。言えないけど。このまま剣術を極めれていくと何歳で剣聖の域になるのだ?あれ?ジュリ、ここの領主してくれるかな?
朝の走り込みをしてから剣を振り続けた。しばらくすると父様、お祖父様、レオン様、ガルトレイン騎士団長、ヴァイス魔導騎士団長が来た。そうヴァイスは腕が治ったので魔導騎士として活躍している。
「ゼーファン様、レオン様我々と手合わせをお願いしたい」
ガルトレイン騎士団長とヴァイス魔導騎士団長が対戦を願い出た。ヴァイス魔導士改め魔道騎士団長。温泉効果により腕が治ったことにより魔道騎士となったのだ。
結局俺はいつもの父様に指導を受けた。ゼーファン義兄様がよかったのに。父様厳しいんだよ。
「ぼくもたいせんしたい!」
おお、ジュリはやる気があってえらいな。子供の成長は早い物だな、と声に出して言っていたみたいだ。
「お前も子供だよ」
みんなに笑われてしまった。
「でも、ジュリは俺をあっという間に抜かすような気がする。ちっちゃいお兄ちゃんって言われそう」
「にいちゃ、にげるときはぼくがかかえてあげるね」
みんな大爆笑だよ。目に浮かぶと言われて、俺も目に浮かぶようだと思った。それほどジュリは大きくなり強くなりそうだ。
って、俺はどうなんだ?ちっちゃいままなのか?そこそこの上背は欲しいが、今のところ少しずつ緩やかに伸びているかんじだ。前世もそうだが、周りが成長痛がひどいと言っていたがそんな経験がなかったよ。小学校時代の背の順は後ろの方だった。中、高校でほぼ前になった。今世、父様や兄様達を見ると背が高く、細マッチョだから俺もと期待はしている。しているのだが見込みがなさそうな気もする。
成長痛来い!
ジュリはゼーファン兄様と剣術。俺はひっそりとその場を離れ、昼ごはんを作りに行った。もう剣術終わり。
スタコラ厨房に行く。パスタが食べたくなったのだ。
「あれケビン坊っちゃま、剣術の稽古は終わったのですか?」
「うん、僕がやれることはほとんど終わったからいいの」
「あー、さようですねぇ。それでは今日は何を作りますか?」
多分俺の剣術を思い浮かべているのだろう。この料理人達も戦える料理人達だ。食糧難の時は父様達と一緒に食材を探しに出掛けていた。だから強いのだ。
「今日はパスタを作ろうと思ったの。スパゲッティが食べたくなった」
みんなが頭をかしげている。
「す、すぱ?なんですか?」
「スパゲッティと言って小麦で作るの。小麦生産量が増えてきたのでパン以外のものを作りたくなったのだ。パスタの他にあとはカナッペとスープとサラダぐらいかな。味はバジル、ミートソース、カルボナーラ、ペペロンチーノぐらいならすぐできそう」
「ケビン坊っちゃま、我々にもちろん教えていただけるのですよね」
圧を感じる、圧を。
「みんなに手伝ってもらわないと僕できないのでよろしくね」
みんな頷き指示を待っている。
強力粉とオイルと卵、塩を用意してもらい、混ぜてこねる。今回は平打ち麺にする。ドルトンにパスタカッターを作ってもらおう。これもメモメモ。
ソースはミートソース、バジルソース、カルボナーラ、ペペロンチーノ、チキンとキノコと野菜のクリームパスタにする。みんな、何が好きかな?そうだ、ラザニアも作ってしまおう。ミートソースを作っているから簡単だ。
味見はうまし!魚介類が欲しいなぁ。イーサン兄様が漁村を持っているお友達がいると前言っていたなぁ。魚介類を買えないから聞いてもらおう。自分で見てみたいな。
ミートソースをたくさん作ったからミートパイも作ろう。ミートばっかりだな、うーん。そうだ、ピザまんだ。肉まんもいいな。よし、今度は薄力粉で作ろう。
「ケビン坊っちゃま、今度は何を作っているのですか?先ほどのパスタと同じですか?」
「今度はピザまんと肉まんを作ろうとしたの!薄力粉にふくらし粉、砂糖を入れてこねる、ねかせて膨らませるんだ。そして、等分にして生地を広げ中に具を入れて蒸すんだ。やってみよう」
「「「はい」」」
「蒸すという料理方法いいですね」
「そうだね、野菜とお肉を蒸す料理もいいね。油を使わないからダイエットにもいいかもね」
「女性の方々が喜びそうですね。味付けをどうするか考えないといけませんね」
料理長、すでに料理の構想が頭に入っているのか。さすがだ。
午後からの執務前の息抜きをした。本当は刺繍をしたかったけど、没頭すると執務を忘れる懸念があるので、今日は厨房へ来たんだよ。あー、早くチョコレートを作りたい。今度の休みの時こそチョコレートを作るぞ。頼むから別の予定が入らないことを祈る。
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