自己犠牲なんてしませんけど

とどまる

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犠牲になるのはごめんですわ

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ごめんあそばせ?
 
わたくし、リリィ・ハミルトンと申します。ハミルトン公爵家長女でございますわ。


皆様には知って頂きたいの。



自己犠牲が美しいものなんかではないってことを。


わたくしは、思い知りましたわ。自己犠牲なんてものは何も生まないのだと。



ある王子様とわたくしの素敵な王国はわたくしの犠牲で、とても悪い方向に流れてしまいましたもの。

あら、わたくしその王子様のことすきではなくってよ?
いえ、すきではないが正しいのかしら?




異世界なんて所からいらっしゃった聖女様とは名ばかりの男たらしを囲うだけの男になんの未練がありましょう?




こんなばかだらけの王国の為に命を捧げたわたくしがばかみたいですわ。


なんてこともない事で、私を悪者にしたも、そのに泣きつかれてわたくしと婚約破棄したもそのの言うことだからとわざわざ自分から首斬台に登ったわたくしも。




なんておばかなショーなんでしょう。

そして、このおばかなショーを見せてくるこの神様と名乗るお綺麗な顔したおじ様は誰なのでしょう?

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