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プロローグ:さよなら MY LIFE
第一話
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暑い。暑すぎる。どうしてこんなにも夏は暑いのだろうか。
今日から新学期、9月ではあるが残暑が酷い。地球温暖化ってやつはどうにかなんねえのかなぁ…
そう思っていると聞き覚えのある声が聞こえる。
「おーい!!赤馬!」
友人の大輔だ
「久しぶりだな!いつぶりだっけ?」
「昨日俺の部屋でお前の残った課題を手伝ったのは誰だ?」
「あなた様でございます松浦赤馬様」
俺の夏休み最終日丸一日を削った張本人である。
「まあこの恩はいつか何処かで返すからさ!たぶん!」
「たぶんってお前...」
やはりこいつは昔から曖昧な男である。
五十嵐 大輔、 小学校からの幼なじみだ
昔から冗談が好きな男だ、俺にこれ以上の友達はいない。
俺は基本的に人とは関わらなかった、そのせいか、今でも友達はこいつしかいない。
「あっ!」
「どうした?」
「家に課題全部忘れてきた」
「はぁ?」
「すまん!先に行っといてくれ!また後でな!」
そういうと大輔は大急ぎで自宅に帰って行った
「はぁ...」
ため息をつきながらも学校に向かっていく
いつもの道だ
暑さに耐えながらも歩いていると、目の前で信号が赤になった。
「ふざけんな...」
この炎天下の中信号を待つのはかなりの苦痛である。
(早く青になんねえかなぁ...)
なんとなく、いつも以上に信号の変わるスピードが遅い気がする。
(あっちい...)
そう思っていると右からクラクションの音が聞こえる
音のする方向を見ようと振り向く....が、もう遅かった
いきなりトラックが突っ込んできたのである。
俺の体はトラックにはねられ、宙に浮いた。
走馬灯が見えた。
(これが死ぬってやつか...)
(俺の人生、楽しかったな...)
(さようなら、俺の人生。)
プツンッ...
まるで電源が切れるかのように意識が消えた。
体に感覚が戻る
眩しい...
死んだはずの自分の目を開ける。
「ここは...?」
気づくとそこは草原の真ん中だった
「俺は死んだはずじゃ...」
自分は死んだはずだ
じゃあなぜ...?
とりあえず立ち上がって辺りを見渡してみる。
「ん?」
何か異変を感じた。周りではない、自分自身に
「なんかスースーすると思ったら服きてねえじゃん俺」
「ん?」
さらに異変を感じる
少し胸に膨らみがあることに気づく、
そういえば視界が妙に低い。
とりあえず自分の体を確認しようと近くにあった川を覗いてみる。
「え?」
そこには裸の幼女が映っていた。
「もしかしてこれ...」
混乱して3度見ほどしてしまう。
「マジかよ...」
松浦赤馬は幼女になってしまったのである。
今日から新学期、9月ではあるが残暑が酷い。地球温暖化ってやつはどうにかなんねえのかなぁ…
そう思っていると聞き覚えのある声が聞こえる。
「おーい!!赤馬!」
友人の大輔だ
「久しぶりだな!いつぶりだっけ?」
「昨日俺の部屋でお前の残った課題を手伝ったのは誰だ?」
「あなた様でございます松浦赤馬様」
俺の夏休み最終日丸一日を削った張本人である。
「まあこの恩はいつか何処かで返すからさ!たぶん!」
「たぶんってお前...」
やはりこいつは昔から曖昧な男である。
五十嵐 大輔、 小学校からの幼なじみだ
昔から冗談が好きな男だ、俺にこれ以上の友達はいない。
俺は基本的に人とは関わらなかった、そのせいか、今でも友達はこいつしかいない。
「あっ!」
「どうした?」
「家に課題全部忘れてきた」
「はぁ?」
「すまん!先に行っといてくれ!また後でな!」
そういうと大輔は大急ぎで自宅に帰って行った
「はぁ...」
ため息をつきながらも学校に向かっていく
いつもの道だ
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「ふざけんな...」
この炎天下の中信号を待つのはかなりの苦痛である。
(早く青になんねえかなぁ...)
なんとなく、いつも以上に信号の変わるスピードが遅い気がする。
(あっちい...)
そう思っていると右からクラクションの音が聞こえる
音のする方向を見ようと振り向く....が、もう遅かった
いきなりトラックが突っ込んできたのである。
俺の体はトラックにはねられ、宙に浮いた。
走馬灯が見えた。
(これが死ぬってやつか...)
(俺の人生、楽しかったな...)
(さようなら、俺の人生。)
プツンッ...
まるで電源が切れるかのように意識が消えた。
体に感覚が戻る
眩しい...
死んだはずの自分の目を開ける。
「ここは...?」
気づくとそこは草原の真ん中だった
「俺は死んだはずじゃ...」
自分は死んだはずだ
じゃあなぜ...?
とりあえず立ち上がって辺りを見渡してみる。
「ん?」
何か異変を感じた。周りではない、自分自身に
「なんかスースーすると思ったら服きてねえじゃん俺」
「ん?」
さらに異変を感じる
少し胸に膨らみがあることに気づく、
そういえば視界が妙に低い。
とりあえず自分の体を確認しようと近くにあった川を覗いてみる。
「え?」
そこには裸の幼女が映っていた。
「もしかしてこれ...」
混乱して3度見ほどしてしまう。
「マジかよ...」
松浦赤馬は幼女になってしまったのである。
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