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婚約解消...?

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「キャッスリーン、君と婚約解消したい。」

突然言われた言葉に思わずキョトンとする。


私と婚約者様...第三王子であるミルフォード様は政略結婚だが、ほどほどに交流していたぐらいの仲でしかない。

ミルフォード様は文武両道で超優秀だけど、王太子にはならないと公言して王位継承権を放棄し、私の家に婿入りすることが決まっている。

将来は王太子である兄上を支えたいと言っていた。

ただ私は、最近ある理由からミルフォード様を避けていたぐらいだ。

交流もほどほどで、私が避けていた状況なのに、婚約解消と言われるのはどういうことだろうか?


「ふぅ~ん...理由は?」

明らかに興味ありませんといった顔をして、仕方なく聞いてみる。

...だって、聞いてほしいって顔をしているのだもの。

ミルフォード様はキラキラした目と笑顔で答えた。

「あそこにいる、最近交流があった女性から婚約を解消してくれと言われたんだ。んで、彼女と婚約してほしいと言われたから、面白いかなーって思って...お試しで言いに来てみた。」

ミルフォード様は女性を指差していたので辿ると...確かに女性が建物の影からこちらを覗いている。

女性のことをざっと確認した。

なるほど。

女性は儚げな美女で、守ってあげたいと思うような小柄な人だった。

まぁ、大体の男性はクラっときちゃうのではないかしら?

私にはよくわかりませんけど。


「では、ミルフォード様。あなたはこれからどうなさりたいですか?あの女性と婚約したいのですか?」

問い掛けながら、片手を胸の中心に置く。

谷間を隠すような位置だ。

まぁ、制服を着ているので谷間自体は見えないのですけどね。

「お...俺は...えっと...。」

ミルフォード様、視線を一部分に集中させすぎですわ。


私は腕を動かし、胸の下で腕を組むようにする。

たゆんと揺れた胸と共にミルフォード様の視線が上下に動いた。

ゴクリという音が聞こえた気がする。


「ミルフォード様、本当に婚約解消していいのですか?」

組んでいた腕を胸の両側に置き、腕で胸を中心に寄せる。

腕の間から胸が盛り、溢れた。

ミルフォード様の手が衝動を抑えるように握りこぶしになってプルプル震えている。


私はだめ押しとばかりに少ししゃがんで、胸を挟んだまま、胸の上で両手を祈るような形にして上目遣いでミルフォード様を見た。

「ミルフォード様、婚約解消をしないなら...後で...ね?」

笑顔で囁くように言うと、ミルフォード様は膝をつき、両手で顔を隠してしまった。

ふっ...ミルフォード様を陥落させたわ。

私の勝ちね。


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○○の正解は巨乳でした。
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