上 下
19 / 36

夜会パーティー:女性目線

しおりを挟む
今日は夜会パーティーの日。

え?それまではいつもの日常でしたよ。ただ、実家に帰ることを増やしたので、陛下が拗ねちゃいましたが。

パーティーの入場は王族の方々と一緒なので、エスコート等は特に必要ないですけど...。

まぁ、強いて言うなら...パートナーはルナディーク殿下ですかね?

一応王太子候補で有力候補ですしね。

呆けたままだと困るなーと思ってましたけど、何かあったみたいです。

悲壮感は出てますけど、ちゃんとしてますもの。

これも公務と同じようなものですからね。

しっかりしていただかないと。


入場したあと、皆様に挨拶しに向かいます。

人脈は大事ですし、こういう場所は噂や思惑が動く場でもあるので、影を動かして情報収集は欠かせないのですよ。


あらあらうふふと令嬢やご婦人方達と話し合います。

あら、有名お菓子店の新作はそんなに美味しいの?今度頼んでみましょう。他にもあったら教えてくださる?

ドレスもそろそろ新しい趣向に変えましょうね、今度はどんなにしようかしら?
個人的にはドレスが重いのは嫌なので、シンプルかつフリルをお上品に飾り付けたものが良いですわね。たくさんフリルがついていると子供っぽくなっちゃいますもの。

そういえば、面白い話ありまして?まぁ、あそこの令嬢が...そうなの。気をつけておかなければね。皆様、あまり関わらないようにね。なにか騒動に巻き込まれると大変ですので。

え?あそこの子息、お若い令嬢に人気なのですか?顔は良いものねぇ。でも、個人的にはチャラチャラしてるからちょっと避けたいわ。

婚約者が浮気してる?証拠を揃えてさっさと解消しなさい。この前の騒動みたいになりましてよ。なんだったら私が少しだけ手を貸すわ。そういうの許せないの。

貴女の所の猫は元気になりまして?そう...走り回れるぐらいに元気になったのですね。よかったですわ。

あの令嬢はお元気なのでしょうか?知ってる方います?少しずつ元気に...よかった。連絡できるなら散歩していろんなところ歩くと楽しいわよってお伝えして。

今日のパーティーのお食事はいかが?一口で食べられるように楽しめるようになっておりますわ。ダイエット中?パーティーで気にしたらだめですわ!

あそこの料理店が美味しいのですか?お忍びで行ってみたいわね。え?特に男性と出掛ける気はありませんのよ?なんで落ち込むのです?

王太子兼側近候補の方々との交流?特に変わりませんわよ?なんでさらに落ち込みますの?

あら?ありがとうございます。最近は肌も調子が良いのよ。やっぱりゆっくりする時間とお風呂は大事ですわ。髪を痛みやすい方は、この商会のこの商品をおすすめしますわ。私の作った商品ですの。うふふ。

令嬢達は色んなお話をどこからか集めてきますから、助かりますわね。

女は女だけ、男は男だけの目線や話題がありますから楽しいわね。感じ方が違うのだから当然なのだけど。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【一話完結】才色兼備な公爵令嬢は皇太子に婚約破棄されたけど、その場で第二皇子から愛を告げられる

皐月 誘
恋愛
「お前のその可愛げのない態度にはほとほと愛想が尽きた!今ここで婚約破棄を宣言する!」 この帝国の皇太子であるセルジオが高らかに宣言した。 その隣には、紫のドレスを身に纏った1人の令嬢が嘲笑うかのように笑みを浮かべて、セルジオにしなだれ掛かっている。 意図せず夜会で注目を浴びる事になったソフィア エインズワース公爵令嬢は、まるで自分には関係のない話の様に不思議そうな顔で2人を見つめ返した。 ------------------------------------- 1話完結の超短編です。 想像が膨らめば、後日長編化します。 ------------------------------------ お時間があれば、こちらもお読み頂けると嬉しいです! 連載中長編「前世占い師な伯爵令嬢は、魔女狩りの後に聖女認定される」 連載中 R18短編「【R18】聖女となった公爵令嬢は、元婚約者の皇太子に監禁調教される」 完結済み長編「シェアされがちな伯爵令嬢は今日も溜息を漏らす」 よろしくお願い致します!

宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました

悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。 クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。 婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。 そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。 そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯ 王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。 シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

婚約破棄されたのたが、兄上がチートでツラい。

藤宮
恋愛
「ローズ。貴様のティルナシア・カーターに対する数々の嫌がらせは既に明白。そのようなことをするものを国母と迎え入れるわけにはいかぬ。よってここにアロー皇国皇子イヴァン・カイ・アローとローザリア公爵家ローズ・ロレーヌ・ローザリアの婚約を破棄する。そして、私、アロー皇国第二皇子イヴァン・カイ・アローは真に王妃に相応しき、このカーター男爵家令嬢、ティルナシア・カーターとの婚約を宣言する」 婚約破棄モノ実験中。名前は使い回しで← うっかり2年ほど放置していた事実に、今驚愕。

【完結】お父様。私、悪役令嬢なんですって。何ですかそれって。

紅月
恋愛
小説家になろうで書いていたものを加筆、訂正したリメイク版です。 「何故、私の娘が処刑されなければならないんだ」 最愛の娘が冤罪で処刑された。 時を巻き戻し、復讐を誓う家族。 娘は前と違う人生を歩み、家族は元凶へ復讐の手を伸ばすが、巻き戻す前と違う展開のため様々な事が見えてきた。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

【完結】冤罪で殺された王太子の婚約者は100年後に生まれ変わりました。今世では愛し愛される相手を見つけたいと思っています。

金峯蓮華
恋愛
どうやら私は階段から突き落とされ落下する間に前世の記憶を思い出していたらしい。 前世は冤罪を着せられて殺害されたのだった。それにしても酷い。その後あの国はどうなったのだろう? 私の願い通り滅びたのだろうか? 前世で冤罪を着せられ殺害された王太子の婚約者だった令嬢が生まれ変わった今世で愛し愛される相手とめぐりあい幸せになるお話。 緩い世界観の緩いお話しです。 ご都合主義です。 *タイトル変更しました。すみません。

失礼な人のことはさすがに許せません

四季
恋愛
「パッとしないなぁ、ははは」 それが、初めて会った時に婚約者が発した言葉。 ただ、婚約者アルタイルの失礼な発言はそれだけでは終わらず、まだまだ続いていって……。

処理中です...