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私の幼なじみ枠
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今まで起こった全ての事に関する忌々しく苦々しい思いを込めに込めまくって、現在隣にいる私の幼なじみ枠の隠し攻略対象者(婚約者いない設定)に鋭い視線を送る。
こいつの名前はルードルシェっていう名前なんだが...睨んでいる私をなんだこいつみたいな目で見てくるのが気に食わん。
他の攻略対象者達のように眩しくないから目が潰れないしな!
隠し攻略対象者の癖にそれでいいのか!?
私の幼なじみ枠と言っても、修道院に送られていた時期は全く接触がなく、学園に入っても挨拶程度だから昔馴染みの方がしっくりくるよね。
乙女ゲームの方では甘酸っぱいことがあったりなかったりする幼なじみ枠なんだけどねー。
以前親しかったから昔馴染みであってる...はず。
親しかったといっても私が幼かった頃だからあんまり覚えてないし、相手はどう思っているかわからないけど。
ただ...凄く気になるのは、昔馴染みと言っても今は挨拶程度...なんだが...。
気がついたら隣にいる率が高い。
貴族の学園だから、どこの席に座っても良いし誰と一緒に居ても良いのだが...。
なーんか気がついたら隣に居るんだよねこいつ。
まぁ、隣に居ても話は一切しないけれど。
以前、授業始まる10分前に隣に居ることに気がついて席を変えたら...追いかけては来なかったけど授業中に強い視線を感じたんだよね。
それ以降は、授業始まるギリギリになった時点で隣に座るようになったから逃げられなくなったし...。
私の友人を両隣に置いても追い払って隣に来るし...。
食堂で食べててもいつの間にか隣にいるし...。
他に友人居るくせになんで来るんだよ。
お互い隣同士だけど、それぞれ反対の方向を向いて友人達と食べてるとか結構あるし。
なんなんだ。
ストーカーか?
「私はイリンファが好きだからっていうのに賭けるわ。」
「じゃあ、私はイリンファの両親とかから監視をお願いされているっていう方にしようかしら?」
「ああー...それはそれで面白そうね。」
「そうでしょ?」
「それが本当なら、小説的な展開になって面白くなりそう。」
「うふふ、展開を予想し放題で楽しそうだわ。」
「あ、でも監視だけなら隣に座る必要ないわよね?」
「密かに好きだったけど、監視を頼まれているからこれ幸いと引っ付いているんじゃない?」
「あらまぁ...。」
「監視云々は置いておいて、意識してほしくって隣に座っているっていうのもいいかも。」
「そのうち手を繋ごうとしてきたりして!」
「やだぁ!机の影に隠れてイチャイチャしているとかアリだわ!」
「「きゃーっ!」」
はしゃいでんなー...と冷めた目をして私の友人である二人を見る。
他人事だと思って!
実際に他人事だけどさ!
こいつの名前はルードルシェっていう名前なんだが...睨んでいる私をなんだこいつみたいな目で見てくるのが気に食わん。
他の攻略対象者達のように眩しくないから目が潰れないしな!
隠し攻略対象者の癖にそれでいいのか!?
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以前親しかったから昔馴染みであってる...はず。
親しかったといっても私が幼かった頃だからあんまり覚えてないし、相手はどう思っているかわからないけど。
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なーんか気がついたら隣に居るんだよねこいつ。
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他に友人居るくせになんで来るんだよ。
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なんなんだ。
ストーカーか?
「私はイリンファが好きだからっていうのに賭けるわ。」
「じゃあ、私はイリンファの両親とかから監視をお願いされているっていう方にしようかしら?」
「ああー...それはそれで面白そうね。」
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「それが本当なら、小説的な展開になって面白くなりそう。」
「うふふ、展開を予想し放題で楽しそうだわ。」
「あ、でも監視だけなら隣に座る必要ないわよね?」
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「あらまぁ...。」
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「そのうち手を繋ごうとしてきたりして!」
「やだぁ!机の影に隠れてイチャイチャしているとかアリだわ!」
「「きゃーっ!」」
はしゃいでんなー...と冷めた目をして私の友人である二人を見る。
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