ハイライト

ロジー

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第一章

ep 1

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「うちの決まりは知ってるよね。
まずは俺に話しを通してもらわないとボスに繋ぐ事は出来ないよ。それが不満ならお引き取り願います。」

俺たちはただ自由に生きたいだけの人間だ
何に縛られることもなく、仲間と生きて行くことしか考えていない
ガキの頃から信じているのは仲間だけだった
飯を食う為に、自分達だけで生きる力を身につけた
警察もヤクザも関係ない
俺たちは自分達の法で生きて行く

裏の社会で法外な報酬で仕事を受ける
その金額を払ってでも解決したい金持ちや警察、ヤクザなんかが主なクライアントだ
人々は俺たちのことを裏探偵と呼ぶ
裏の世界で生きるガキ達のハートフルでデンジャラスな物語

———————————————-

「どうだ?」

「・・・いまNシステムに侵入出来た。後はここに車の情報を入力すればソフトが探してくれるはずだ」
こいつはエマ、天才ハッカーだ
警察のサイバー班の試験を主席で突破するが、自分は取り締まる側の人間じゃないと言って辞退
イカれた奴だが頼りになる
俺たちのチームの頭脳だ

「戻りましたー。やっぱ繋がってましたねー」
こいつはクルス、うちの主力だ
身体能力に関してはうちのチームで1番の持ち主
特殊部隊と喧嘩してあっさり勝ってしまうような奴だ

「どっちと繋がってた?剛力か?それとも関東会か?」
こいつがカイ、俺の幼馴染にしてこのチームのNo.2
もちろん1番信頼しているし、1番頼りになる男だ
俺たちがクライアントから依頼を受ける時、まずこいつを通してGOサインが出ない限りクライアントと俺が会う事はない

いま受けている依頼は大手広告会社の会長からの依頼だ

「副社長の近藤は関東会と繋がってます。間違いありません」
クルスのいう事だ
繋がっているのは間違いない
後は証拠だ
エマに任せていればそのうち証拠は掴めるだろう
会長の依頼は副社長が反社会的勢力と繋がりを持っているかどうかだ
社長へのクーデターが目的らしいが、俺たちには関係ない
依頼を達成すれば金を貰って終わりだ

「ロクが近藤、シャケが関東会を張ってます」
ロクとシャケは尾行のスペシャリスト
うちのチームには各分野のスペシャリストが揃っている
全員独学だが、ガキの頃から生きる術を身につけている

「見つけたよ。近藤と関東会幹部の長谷川が写ってる映像だ」
「明らかに繋がってる証拠になる」

「じゃあ後は追い詰めましょうか」
ここからはカイの仕事だ
写真だけでは完全な証拠にはならない
脅されていたと言えばいくらでも逃げ道になってしまう
別にカイは難しいことはしない

「お疲れさん。お前のとこに○○堂の副社長来るよな?」
「そいつから関東会と繋がってる証拠を掴んでほしい。やり方は任せる」
カイに惚れ込んでるキャバクラの女だ
カイに惚れてる女たちはカイの為ならなんでもする
それが犯罪でも、どんなに危険な事でも
その事に対してカイは何も感じない
仲間以外には冷酷で、使える物はなんでも使う
そうやって仲間たちを守るのが、カイのやり方だ

「時期に証拠は上がる。飯でも行こうぜ」
やっぱり頼りになる

「あぁ思いっきりやってくれ」
俺の出番は今回もないみたいだ

あ、自己紹介がまだだったな
俺はハイライトのリーダー、ナツ
主に・・・・・
まぁ色々してる


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