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是非も無し
しおりを挟むあれは、どう考えても無理だと思う。
41層の入り口に居る時点で向こうも気づいて早く来いって視線が来るんだもん。
1匹なら何とか出来るだろうけども5匹も10匹も群れて来られたらどうしようもないわ。
ドラゴン取り込んだから大きくは成ったけども、それでも5m位だもんなぁ。
相手は20mから30m位あるんだもの、やる気でねぇです。
そういや、水晶何処に有るんだろうか?冒険者は中から出てきてるから1階層に有るのかな?
と、また覗いてみると入ってすぐ左側から冒険者が出てきてる。
あぁ、この先に部屋が有るんだね、全く見て無かったわ。
んじゃ、触りに行こうかね。
よし、誰も居なくなったな。お触りスリスリっと完了。
おし、これでって6層にもあるのか?
11層、21層、31層、41層が白文字で他の6層、16層、26層、36層、46層がグレーになってる。
はぁ・・・めんどくさ、また順番に行かないとか。
そういや、50台が出て無いな。最下層が50層なのかもなぁ。
今日はもう辞めだ辞めだ、少し木の上で寝よう。そうしよう。
おやすみなさぁ~い、ぐぅ・・・
次の日、起きた後高い木の上に上り下からは見えないところでお食事です。
おいしゅうございました。朝からオークは少し重いかも知れないがスライムだから関係ありません。
って、言うか味覚ないんだけどねっ!
さて、また潜りますかね。各6の水晶をお触りに行かないとなっ。
と言う事で透明狼モードでダッシュです。
6階層左に部屋発見、これはセイフティゾーンか何かかな?
よしっ、次っ。
16階層到着、やっぱ左に部屋が有る。全部こんな感じなんだろうか?
ん?部屋から冒険者5人が出て来た。
なんか慌てるように15階層に走って行ったけども、上になんか拾い物でも有るのか?
まぁ、いいや取り合えずお触りにイクベ。
あっ・・・これが原因かぁ。
中を見ると女の人が裸で首から血を流して倒れている。
生きてるかなぁ、やっぱ死んでるかぁ。
可哀そうに。
取り合えず収納しとこう。後周りに散らばってるのはこの人の持ち物かな?これも収納っと。
水晶を触って外に出ようとしたら、水晶が光出して冒険者が2人現れた。
なんか慌ててる様子だ。
冒1「おい、あいつらが居ないぞっ」
冒2「此処を見ろっ、血の跡がある」
冒1「おそかったか、あいつら・・・」
冒2「仕方ない、連絡が有ってから2時間以上経ってるんだ」
冒1「1階層のセイフティルームで見かけて直ぐに連絡が有ったとしても・・・」
冒2「あぁ、直接此処に来たとしたら・・・」
冒1「くそっ!」
冒2「取り合えず帰ってギルマスに報告だ」
冒1「・・・わかった、くそっ」
此れは、訳ありだなぁ。
極小蜘蛛モードに変身。
冒険者の肩に取り付いて行こう。
おぉっ!此れがこの世界の街かぁ。
テンプレのナーロッパだなぁ(笑)
あれから、冒険者に引っ付いて来た。
冒1「ギルマスに報告が有るっ!」
受付嬢「あっ、はい今回の事は聞いてます。そのまま部屋に向かってください」
冒1「助かる」
コンコンコンコン
ギルマス「誰だ?」
冒1「ギルマス、俺だ」
ギルマス「おぉ、入ってくれ」
ギルマス「で、どうだった?」
冒1「すまん、間に合わなかった」
ギルマス「そうか・・・」
冒2「俺たちが16層のセイフティに行った時には血痕が有るだけだった」
ギルマス「やはり、あちらで常駐させないと無理か」
冒1「前に1月常駐してた時はなにも起こさなかっただろう?」
ギルマス「そうなんだ、引き上げた途端に活動しやがった」
冒1「で?今回の犠牲者の身元は分かってるのか?」
ギルマス「うむ、王都所属の魔術師でリサって名前だ」
ギルマス「それだけしか、分からん。問い合わせてみても関係者が見つからん」
冒1「流れの冒険者かもしれないなぁ」
冒2「これからどうするんだ?」
ギルマス「仕方ない後手後手だがまた常駐させよう」
冒1「其れしか出来ない、か」
ギルマス「うむ、現行犯でないとな或いは被害者が名乗り出るか、か」
ギルマス「しかし、これ以上は犠牲者を出したくはない、また頼むかもしれんが」
冒1「おぅ、何時でも言ってくれ力になる」
冒2「俺もだ、何時でも言ってくれ」
ギルマス「すまんな、今回は残念だが。また連絡する、以上だ」
う~ん、どうにかできるんだが・・・どうしよう
この女の人取り込めば成れるが、記憶までは無理かなぁ。
やれるだけやってみるか、どうせ取り込むつもりだったし。
今迄は殺すのが嫌だったからあれだけども、死体が有るからなぁ。
人間形態に成れるんだから否はない。
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