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妹の水着の、な・い・し・ょ♡その1お兄ちゃんはワタシのぉーっ!!
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「うそっ! お、お兄ちゃんに彼女が出来たって本当なのお姉ちゃん!?」
私、天崎美優《あまざきみゅう》十四歳は四つ年上の姉からその衝撃の話を聞いて背景を真っ暗にして雷を落す。
カッ!
どんがらがっしゃ~んっ!!
「まぁ、本当でしょうね。優馬《ゆうま》のやつ、この私を差し置いて女友達とプールに遊びに行くからってバイトしてたのよ! この姉に内緒で!!」
お姉ちゃんは何故か怒り心頭だった。
しかし、私の知らない間にアルバイトまでしてその女友達とプールに遊びに行くだなんて、これ確信犯じゃないの!!
「ゆ、許せない! 大きくなったらお兄ちゃんは私をお嫁さんにしてくれるって小さな頃に約束したのに!!」
「あら、それならこの姉である私には一生を捧げて下僕になるって約束してたわよ?」
お姉ちゃんである美樹《みき》十七歳(もうじき十八歳になる)は年齢の割に大きな胸を反らして勝ち誇った顔をする。
おのれ姉め!
その「D」の大きさでお兄ちゃんを誘惑するつもりか!?
しかし結婚の約束とは違う。
私は努めて冷静に言う。
「まぁ、お姉ちゃんの中ではそうなのかもしれないけど、結婚を約束したわけじゃないから、お兄ちゃんは私のモノね!」
「なっ! 妹だから大目に見ていてやったけど、優馬は一生私の下僕よ! 小さな頃から私以外の言う事は聞かない様に調教……もとい、しつけて来たんだから!」
お姉ちゃんは一瞬たじろぐも、私とにらみ合う。
しばし火花を散らしにらみ合う二人。
しかしお姉ちゃんはふっと息を吐いてにらみ合いをやめる。
「まあいいわ。それより今は優馬のその女友達、推定彼女ってのを何とかしなきゃよ。あの子、きっと郊外にあるあの波の出るプールに行くつもりよ。今の時期は屋外も解放されてウォータースライダーも楽しいあそこへね!」
「なっ! それって恋人定番の夏のランドじゃないの!! ずるい、私も行きたい!!」
「しかし近年の値上がりでそうそう簡単にはいけないわ! しかもいくらここ八王子が近いからってあの山奥に行くにはバスでも結構かかるしね。こうなったらへそくり全部出して私もいくわ!」
お姉ちゃんはそう言って立ちあがる。
「こうしてはいられないわ、優馬が好きそうな水着を買いに行かなければ!」
「なっ! お、お姉ちゃんずるい!!」
「ふっ、あなたは家で大人しくしているがいいわ! あの辺はホテルも多いし、ご休憩にも最適だわ! 優馬、待っていないさい。この姉が優しく初めてをもらってあげるから♡」
や、やばいこの姉、目が本気だ!
このままではお兄ちゃんの初めてが危険で危《あぶ》ない。
私は高笑いして部屋を出ていく姉の後姿を恨めしそうに見送るのだった。
* * * * *
「とは言え、このままでは本当にお兄ちゃんが何処の誰かも知らない馬の骨に取られてしまう。それは何とか阻止しなければ……」
だけど、私にはお金が無い……
「くぅ、プールに行く費用は何とかお父さんに媚びればそのくらいはもらえそうだけど、新しい水着まではまかなえないしなぁ。なにかいい方法は……」
そう思って、ふと雑誌を見ると、水着のモデルの募集をしていた。
私愛読のジュニアアイドルが最新コーデとかファッションの紹介をしているこの雑誌。
私くらいの歳頃にしてみれば、必須の雑誌となっている。
「こ、これだぁッ!!」
私はすぐにその広告の連絡先にアクセスするのだった。
私、天崎美優《あまざきみゅう》十四歳は四つ年上の姉からその衝撃の話を聞いて背景を真っ暗にして雷を落す。
カッ!
どんがらがっしゃ~んっ!!
「まぁ、本当でしょうね。優馬《ゆうま》のやつ、この私を差し置いて女友達とプールに遊びに行くからってバイトしてたのよ! この姉に内緒で!!」
お姉ちゃんは何故か怒り心頭だった。
しかし、私の知らない間にアルバイトまでしてその女友達とプールに遊びに行くだなんて、これ確信犯じゃないの!!
「ゆ、許せない! 大きくなったらお兄ちゃんは私をお嫁さんにしてくれるって小さな頃に約束したのに!!」
「あら、それならこの姉である私には一生を捧げて下僕になるって約束してたわよ?」
お姉ちゃんである美樹《みき》十七歳(もうじき十八歳になる)は年齢の割に大きな胸を反らして勝ち誇った顔をする。
おのれ姉め!
その「D」の大きさでお兄ちゃんを誘惑するつもりか!?
しかし結婚の約束とは違う。
私は努めて冷静に言う。
「まぁ、お姉ちゃんの中ではそうなのかもしれないけど、結婚を約束したわけじゃないから、お兄ちゃんは私のモノね!」
「なっ! 妹だから大目に見ていてやったけど、優馬は一生私の下僕よ! 小さな頃から私以外の言う事は聞かない様に調教……もとい、しつけて来たんだから!」
お姉ちゃんは一瞬たじろぐも、私とにらみ合う。
しばし火花を散らしにらみ合う二人。
しかしお姉ちゃんはふっと息を吐いてにらみ合いをやめる。
「まあいいわ。それより今は優馬のその女友達、推定彼女ってのを何とかしなきゃよ。あの子、きっと郊外にあるあの波の出るプールに行くつもりよ。今の時期は屋外も解放されてウォータースライダーも楽しいあそこへね!」
「なっ! それって恋人定番の夏のランドじゃないの!! ずるい、私も行きたい!!」
「しかし近年の値上がりでそうそう簡単にはいけないわ! しかもいくらここ八王子が近いからってあの山奥に行くにはバスでも結構かかるしね。こうなったらへそくり全部出して私もいくわ!」
お姉ちゃんはそう言って立ちあがる。
「こうしてはいられないわ、優馬が好きそうな水着を買いに行かなければ!」
「なっ! お、お姉ちゃんずるい!!」
「ふっ、あなたは家で大人しくしているがいいわ! あの辺はホテルも多いし、ご休憩にも最適だわ! 優馬、待っていないさい。この姉が優しく初めてをもらってあげるから♡」
や、やばいこの姉、目が本気だ!
このままではお兄ちゃんの初めてが危険で危《あぶ》ない。
私は高笑いして部屋を出ていく姉の後姿を恨めしそうに見送るのだった。
* * * * *
「とは言え、このままでは本当にお兄ちゃんが何処の誰かも知らない馬の骨に取られてしまう。それは何とか阻止しなければ……」
だけど、私にはお金が無い……
「くぅ、プールに行く費用は何とかお父さんに媚びればそのくらいはもらえそうだけど、新しい水着まではまかなえないしなぁ。なにかいい方法は……」
そう思って、ふと雑誌を見ると、水着のモデルの募集をしていた。
私愛読のジュニアアイドルが最新コーデとかファッションの紹介をしているこの雑誌。
私くらいの歳頃にしてみれば、必須の雑誌となっている。
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