510 / 610
第十八章
18-5魔王の意外な側面
しおりを挟む
18-5魔王の意外な側面
「魔王の像ですの!?」
あたしは心底驚いている。
だって「魔王」の話は人類史以前の話。
何処の文献にも残ってなどいないはず。
「まあ、儂らの村に伝わる伝説じゃからの。実際におられたかどうかも分からんのじゃよ」
マック村長はそう言って笑う。
しかし「魔王」なんて物騒なものがそうそういるはずもない。
「お姉さま、先に残った魔鉱石をもらいに行きますけど、どうします?」
「すみませんわ。私のこのポーチに収納お願いしますわ。私はもう少し村長さんとお話をしますわ」
あたしがそう言うとイオマはポーチを受け取りドゥーハンさんと残りの魔鉱石を取りに行った。
「でもその『魔王』ってエルフの村の言い伝えの魔王と同じなの? ずいぶんとこの村には良い感じのお話だけど?」
シェルが「魔王」の像を見ながらそう言う。
そしてある事に気が付く。
「ねえ、なんであの像って金属製っぽいのに腰の所だけ布が巻かれているのよ?」
言われてみれば腰の所だけ布が巻き付けてある。
像自体が裸体を模したものでもなのに。
「まあ、これには訳があってじゃのぉ」
マック村長はそう言ってその像を祭壇から取り出す。
そしてその像の腰に巻き付けられている布を取り払う。
「うわっ!」
思わずシェルが声をあげる。
それもそのはず何も穿いていないのだ。
「驚くのも無理は無いじゃろう。言い伝えでは『魔王様』は見た目が普通の人間じゃが体のどこかに文様があるそうじゃ。この『魔王様』の文様はここにある為にこういった像になっておるそうじゃが流石にそのままという訳には行かんのでな。こうして布を巻かせてもらっておる」
見れば女性の大切な所の上にエルフの村で見たあの文様が刻まれている。
確かにファイナス市長たちも言っていたけど覚醒した「魔王」は体のどこかに文様が浮かび上がるらしい。
しかしこの「魔王」は‥‥‥
「『魔王』が女性であるのも驚きですがこんな所に文様が浮かび上がるとはですわ」
「ほんにのぉ。おかげでこの年でもこの布をどかす時は少しドキドキするのじゃよ!」
いや、それはやばいでしょう村長さん!
お人形遊びではぁはぁしちゃったらやばいわよ!?
村長さんは「魔王」の像にまた先程の布をきれいに巻き付け祭壇に戻す。
そしてお祈りをしてから話し始める。
「伝説では村の娘がある日突然自分は『魔王』だと言い始めて不思議な力を使いいろいろな事をしてくれたそうじゃ。それまで『鉄』について何も知らぬ儂らに畑の耕し方や村の守り方、道具の作り方を教えてくれてこの村をそれまで以上に豊かにしてくれたそうじゃ」
「元はこの村の人間だったと言うのですの?」
「伝説ではな」
あたしの質問にマック村長さんはそう答える。
あたしは思わずシェルと顔を見合わせる。
エルフの村で聞いていた「魔王」との印象がだいぶ違う。
「魔王」は力ですべてをねじ伏せそして従えて行ったと聞く。
そしてなかなか配下にならないエルフたちには何度も転生して襲いかかったとか。
当時はまだエルフたちも魔法を知らなかったので秘術を使い犠牲を払いながら「魔王」を退けていたらしい。
「じゃからのぉ、この村や近隣では『魔王様』を女神様同様あがめるのじゃよ」
「ふむ、それは初耳でした。ジマの国ではそんな話聞いた事もありませんでしたね」
今まで黙って聞いていたコクがそう言う。
となると、本当にこの近辺だけの話なのだろうか?
「じゃから儂らにとっての『魔王様』は名前と相反し悪いお方ではなく感謝するお方なのじゃよ」
そう言って懐からペンダントを取り出す。
そしてあたしはそのペンダントを見て驚く。
そのペンダントはイオマが拾われた時唯一持っていたものと同じペンダントだ。
そしてそのペンダントにはあの「魔王」の文様が刻まれていた。
あたしはやっと思い出す。
以前その文様をどこかで見た事があった訳を。
「お姉さま、回収終わりましたよ」
そう言って戻って来たイオマにあたしは近づきそっとイオマの首筋に手を這わす。
「え、え、ええぇ? お、お姉さまぁ?」
「イオマちょと良いですかですわ」
首筋からイオマの胸元へと指を這わす。
つぅ~っと。
「ああっ! お姉さま!! やっとその気になってくれたんですかぁ!!」
そしてふくよかな胸にまで手を這わせ深い谷間に沈むそれを引き上げる。
「ああぁん! お姉さまの好きにしてぇっ!!」
「イオマ、何を言っているのですわ?」
ぽよんと揺れてイオマの谷間からそのペンダントが引っ張り出される。
あたしはそれを確認する。
間違いなくこれは「魔王」の文様だ。
するとイオマは‥‥‥
「イオマ、もしかしたらあなたの出生はこの村の近隣かもしれませんわ。このペンダントはこの村近隣の方たちが崇める『魔王』の文様でしたわ」
「え? 『魔王』??」
イオマは高揚した頬のままあたしに聞き返して来る。
「そうですわ、イオマあなたの出生に関わる手がかりですわ」
「ん~、そんな事はどうでも良いですぅ~。あたしもう我慢できないぁ~いぃ、お姉さまぁっ!」
むちゅぅ~っ!!
いきなりイオマに抱き着かれ唇を奪われる。
「んぅむぅうう~、ぽんっ! お姉さま、幸せにしますから、私に任せて下さい!!」
「んはぁっ! ちょ、ちょっとイオマぁですわぁっ!」
「あ、こらっ! イオマっ! あたしのエルハイミに何してんのよっ!」
「イオマ! お母様から離れなさい!!」
「大丈夫ですお姉さま、先っちょだけですから! 痛いのは最初だけですからぁッ!!」
その場でイオマに押し倒されるあたし。
それをやめさせようとするシェルとコク。
「はぁぁ~、何やってんだか。ユリシアの娘ともあろう者が‥‥‥」
戻って来たドゥーハンさんは大きなため息をつく。
「ド、ドゥーハンさん! 見てないで止めてくださいですわぁっ!!」
「黒龍様も放っておけばいい物をでいやがります」
「まあそのうち収まるだろう」
「いつも通りね、エルハイミ母さんは!」
人様の家で大騒ぎするあたしたちであった。
「魔王の像ですの!?」
あたしは心底驚いている。
だって「魔王」の話は人類史以前の話。
何処の文献にも残ってなどいないはず。
「まあ、儂らの村に伝わる伝説じゃからの。実際におられたかどうかも分からんのじゃよ」
マック村長はそう言って笑う。
しかし「魔王」なんて物騒なものがそうそういるはずもない。
「お姉さま、先に残った魔鉱石をもらいに行きますけど、どうします?」
「すみませんわ。私のこのポーチに収納お願いしますわ。私はもう少し村長さんとお話をしますわ」
あたしがそう言うとイオマはポーチを受け取りドゥーハンさんと残りの魔鉱石を取りに行った。
「でもその『魔王』ってエルフの村の言い伝えの魔王と同じなの? ずいぶんとこの村には良い感じのお話だけど?」
シェルが「魔王」の像を見ながらそう言う。
そしてある事に気が付く。
「ねえ、なんであの像って金属製っぽいのに腰の所だけ布が巻かれているのよ?」
言われてみれば腰の所だけ布が巻き付けてある。
像自体が裸体を模したものでもなのに。
「まあ、これには訳があってじゃのぉ」
マック村長はそう言ってその像を祭壇から取り出す。
そしてその像の腰に巻き付けられている布を取り払う。
「うわっ!」
思わずシェルが声をあげる。
それもそのはず何も穿いていないのだ。
「驚くのも無理は無いじゃろう。言い伝えでは『魔王様』は見た目が普通の人間じゃが体のどこかに文様があるそうじゃ。この『魔王様』の文様はここにある為にこういった像になっておるそうじゃが流石にそのままという訳には行かんのでな。こうして布を巻かせてもらっておる」
見れば女性の大切な所の上にエルフの村で見たあの文様が刻まれている。
確かにファイナス市長たちも言っていたけど覚醒した「魔王」は体のどこかに文様が浮かび上がるらしい。
しかしこの「魔王」は‥‥‥
「『魔王』が女性であるのも驚きですがこんな所に文様が浮かび上がるとはですわ」
「ほんにのぉ。おかげでこの年でもこの布をどかす時は少しドキドキするのじゃよ!」
いや、それはやばいでしょう村長さん!
お人形遊びではぁはぁしちゃったらやばいわよ!?
村長さんは「魔王」の像にまた先程の布をきれいに巻き付け祭壇に戻す。
そしてお祈りをしてから話し始める。
「伝説では村の娘がある日突然自分は『魔王』だと言い始めて不思議な力を使いいろいろな事をしてくれたそうじゃ。それまで『鉄』について何も知らぬ儂らに畑の耕し方や村の守り方、道具の作り方を教えてくれてこの村をそれまで以上に豊かにしてくれたそうじゃ」
「元はこの村の人間だったと言うのですの?」
「伝説ではな」
あたしの質問にマック村長さんはそう答える。
あたしは思わずシェルと顔を見合わせる。
エルフの村で聞いていた「魔王」との印象がだいぶ違う。
「魔王」は力ですべてをねじ伏せそして従えて行ったと聞く。
そしてなかなか配下にならないエルフたちには何度も転生して襲いかかったとか。
当時はまだエルフたちも魔法を知らなかったので秘術を使い犠牲を払いながら「魔王」を退けていたらしい。
「じゃからのぉ、この村や近隣では『魔王様』を女神様同様あがめるのじゃよ」
「ふむ、それは初耳でした。ジマの国ではそんな話聞いた事もありませんでしたね」
今まで黙って聞いていたコクがそう言う。
となると、本当にこの近辺だけの話なのだろうか?
「じゃから儂らにとっての『魔王様』は名前と相反し悪いお方ではなく感謝するお方なのじゃよ」
そう言って懐からペンダントを取り出す。
そしてあたしはそのペンダントを見て驚く。
そのペンダントはイオマが拾われた時唯一持っていたものと同じペンダントだ。
そしてそのペンダントにはあの「魔王」の文様が刻まれていた。
あたしはやっと思い出す。
以前その文様をどこかで見た事があった訳を。
「お姉さま、回収終わりましたよ」
そう言って戻って来たイオマにあたしは近づきそっとイオマの首筋に手を這わす。
「え、え、ええぇ? お、お姉さまぁ?」
「イオマちょと良いですかですわ」
首筋からイオマの胸元へと指を這わす。
つぅ~っと。
「ああっ! お姉さま!! やっとその気になってくれたんですかぁ!!」
そしてふくよかな胸にまで手を這わせ深い谷間に沈むそれを引き上げる。
「ああぁん! お姉さまの好きにしてぇっ!!」
「イオマ、何を言っているのですわ?」
ぽよんと揺れてイオマの谷間からそのペンダントが引っ張り出される。
あたしはそれを確認する。
間違いなくこれは「魔王」の文様だ。
するとイオマは‥‥‥
「イオマ、もしかしたらあなたの出生はこの村の近隣かもしれませんわ。このペンダントはこの村近隣の方たちが崇める『魔王』の文様でしたわ」
「え? 『魔王』??」
イオマは高揚した頬のままあたしに聞き返して来る。
「そうですわ、イオマあなたの出生に関わる手がかりですわ」
「ん~、そんな事はどうでも良いですぅ~。あたしもう我慢できないぁ~いぃ、お姉さまぁっ!」
むちゅぅ~っ!!
いきなりイオマに抱き着かれ唇を奪われる。
「んぅむぅうう~、ぽんっ! お姉さま、幸せにしますから、私に任せて下さい!!」
「んはぁっ! ちょ、ちょっとイオマぁですわぁっ!」
「あ、こらっ! イオマっ! あたしのエルハイミに何してんのよっ!」
「イオマ! お母様から離れなさい!!」
「大丈夫ですお姉さま、先っちょだけですから! 痛いのは最初だけですからぁッ!!」
その場でイオマに押し倒されるあたし。
それをやめさせようとするシェルとコク。
「はぁぁ~、何やってんだか。ユリシアの娘ともあろう者が‥‥‥」
戻って来たドゥーハンさんは大きなため息をつく。
「ド、ドゥーハンさん! 見てないで止めてくださいですわぁっ!!」
「黒龍様も放っておけばいい物をでいやがります」
「まあそのうち収まるだろう」
「いつも通りね、エルハイミ母さんは!」
人様の家で大騒ぎするあたしたちであった。
0
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~
takahiro
キャラ文芸
『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。1944年10月に覚醒した最初の船魄、翔鶴型空母二番艦『瑞鶴』は、日本本土進攻を企てるアメリカ海軍と激闘を繰り広げ、ついに勝利を掴んだ。
しかし戦後、瑞鶴は帝国海軍を脱走し行方をくらませた。1955年、アメリカのキューバ侵攻に端を発する日米の軍事衝突の最中、瑞鶴は再び姿を現わし、帝国海軍と交戦状態に入った。瑞鶴の目的はともかくとして、船魄達を解放する戦いが始まったのである。瑞鶴が解放した重巡『妙高』『高雄』、いつの間にかいる空母『グラーフ・ツェッペリン』は『月虹』を名乗って、国家に属さない軍事力として活動を始める。だが、瑞鶴は大義やら何やらには興味がないので、利用できるものは何でも利用する。カリブ海の覇権を狙う日本・ドイツ・ソ連・アメリカの間をのらりくらりと行き交いながら、月虹は生存の道を探っていく。
登場する艦艇はなんと57隻!(2024/12/18時点)(人間のキャラは他に多数)(まだまだ増える)。人類に反旗を翻した軍艦達による、異色の艦船擬人化物語が、ここに始まる。
――――――――――
●本作のメインテーマは、あくまで(途中まで)史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
●なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。かなりGLなので、もちろんがっつり性描写はないですが、苦手な方はダメかもしれません。
●全ての船魄に挿絵ありですが、AI加筆なので雰囲気程度にお楽しみください。
●少女たちの愛憎と謀略が絡まり合う、新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またお気に入りや感想などよろしくお願いします。
毎日一話投稿します。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強のギルド職員は平和に暮らしたい
月輪林檎
ファンタジー
【第一章 完】 【第二章 完】
魔物が蔓延り、ダンジョンが乱立する世界。そこでは、冒険者という職業が出来ていた。そして、その冒険者をサポートし、魔物の情報やダンジョンの情報を統括する組織が出来上がった。
その名前は、冒険者ギルド。全ての冒険者はギルドに登録しないといけない。ギルドに所属することで、様々なサポートを受けられ、冒険を円滑なものにする事が出来る。
私、アイリス・ミリアーゼは、十六歳を迎え、長年通った学校を卒業した。そして、目標であったギルド職員に最年少で採用される事になった。騎士団からのスカウトもあったけど、全力で断った。
何故かと言うと…………ギルド職員の給料が、騎士団よりも良いから!
それに、騎士団は自由に出来る時間が少なすぎる。それに比べて、ギルド職員は、ちゃんと休みがあるから、自分の時間を作る事が出来る。これが、選んだ決め手だ。
学校の先生からは、
「戦闘系スキルを、それだけ持っているのにも関わらず、冒険者にならず、騎士団にも入らないのか? 勿体ない」
と言われた。確かに、私は、戦闘系のスキルを多く持っている。でも、だからって、戦うのが好きなわけじゃない。私はもっと平和に暮らしたい!!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる