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第十四章

14-33クシュトリア司祭再び

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 14-33クシュトリア司祭再び


 「ただいま戻りましたでござる」

 
 ベルトバッツさんは全く別人の姿だった。
 容姿が年の頃十歳くらいの女の子に元の野太いおっさん声だからものすごくギャップが激しい。

 しかし部屋に入って来てすぐに表面を金属質に変えたと思ったら何時ものベルトバッツさんの姿に戻る。

 
 「ご苦労。それでどうでしたか?」

 「はっ、黒龍様。姉御の言う通りどうやら行方不明の船員らしきものが地下の牢獄につかまっておりましたでございます。その数約五十はいると思われ地下からの救出は我々だけでは難しく致し方なく一旦戻ってまいった次第でございます」

 ベルトバッツさんはコクに土下座して報告する。

 「流石に普通の人間を五十人も連れて動くのは難しいでしょう。ベルトバッツよ、その判断は正しい。面をあげよ」

 「ははっ! 黒龍様のご寛大なお心遣いに感謝いたしますでござります。して如何様にいたしましょうか?」

 コクはあたしたちを見る。

 「確かに五十人もの非戦闘員がいたのでは救出自体も困難ですね。強襲は出来ない」

 ティアナはそう言って考え込む。
 あたしはそんなティアナの横に行き提案をしてみる。


 「ティアナ、多分今の私ならかなりの『異空間渡り』が出来ると思いますわ。どのくらい距離を延ばせるかは分かりませんが私がその囚われた人たちの所まで行けば別の場所に彼らを逃がす事が出来ると思いますわ」


 あたしのその提案にティアナはハッとしてあたしを見る。

 「しかしそうなるとエルハイミが敵の真っただ中に行く事になります。危険すぎます」

 「大丈夫ですわ! 潜入さえできれば私も『異空間渡り』で逃げ出しますもの。五十人もの人を助け出すにはそれしかありませんわ」

 「大丈夫だって! 隠密行動ならあたしも手伝うから。ティアナは逃げ出した人たちを頼むわよ」

 「ベルトバッツよ、お母様と共に囚われの者たちを助け出してまいれ。お母様、ベルトバッツもついて行かせます」

 「御意」

 うん、ベルトバッツさんが手伝ってくれるならかなり有利になるだろう。
 シェルの姿を隠す魔法や音を消す魔法も使えるしね。


 「エルハイミ、分かりました。十分に気を付けるのですよ」

 ティアナは心配そうにしているけど大丈夫。
 あたしたちは救出作戦後にジュメル拠点の殲滅計画を立てるのだった。


 * * * * *


 ジュメルのアジトが有る郊外の古城はサフェリナの街から半日くらいの距離で海岸の崖の上にひっそりと立っていた。


 あまり大きな城ではないが周りの樹木に覆われていてもそこに城が有るのは見て取れるくらいの大きさ。
 あたしの実家くらいかな?

 崖の下には廃村の港村が有る。
 そして誰もいないはずの村には魔怪人たちが船から荷物を下ろしていた。

 どうやら以前に襲撃を食らった船のようだ。



 「アインシュ商会に準備してもらった馬車は向こうの丘に隠してきました。ティアナ将軍、準備は良いです」

 「セレやミアムにも誘導は手伝ってもらいます。アインシュ商会の手配した冒険者たちは救出した人を街に届けるお願いをしました」

 カーミラさんやアラージュさんはアインシュ商会が用意した馬車を丘向こうに隠してきた。

 手はずではあたしが逃がした船員たちを馬車に乗せて街まで逃がす段取り。
 その後に無関係な人がまだいないか確認した後あたしたちも「異空間渡り」で逃げ出し外から一気にティアナの【爆裂核魔法】で方をつける訳だ。


 「エルハイミ、始めましょう」

 『十分気を付けて行ってくるのよ、エルハイミ』

 「ええ、分かっていますわ。私たちが逃げ出したら盛大なのをお見舞いして下さしですわ」

 あたしはティアナとシコちゃんに答えながらシェルとショーゴさん、そしてベルトバッツさんと共に古城に向った。 


 「ケガ人とかはあたしに任せて。気を付けてね、エルハイミさん」

 イパネマさんは最後にあたしにそう言って手を振った。
 あたしも手を振ってイパネマさんに答える。


 * * *
  
  
 「姉御、こちらでござる」


 ベルトバッツさんはそう言って城内を案内する。
 あたしたちはシェルの姿隠しと音消しの精霊魔法ですんなりと正面から入っていけた。
 黒ずくめとか魔怪人たちが場内を警備していたけど誰もあたしたちに気付かない。
 どうもシェルの精霊魔法自体もかなりレベルが上がっている様だ。


 かちゃっ!


 ベルトバッツさんが指を液化して鍵穴に差し込み鍵の解除をする。
 もうベルトバッツさんがいれば物理的な鍵で開かない物は無いのじゃないだろうか?


 さくっ!


 ショーゴさんが見張りの魔怪人の魔晶石核に静かになぎなたソードを差し入れ一瞬で始末する。
 魔怪人たちは魔晶石核を止められると爆発はしない。
 見張りの魔怪人はその場で崩れ落ちるがショーゴさんに抱きかかえられ静かに端に横に寝かされる。



 きぃぃ‥‥‥


 静かに鉄格子の扉を開けて地下室へ行く。
 そこには部屋いっぱいに船員たちがうずくまっていた。



 「皆さん、お静かに。助け出しに来ましたわ」


 シェルが姿隠しと音消しの精霊魔法を解除する。
 いきなり現れたあたしたちに数名の船員たちは驚いたようだ。


 「アインシュ商会に依頼を受けた連合軍ですわ。皆さんを救出に来ましたわ」


 あたしは要点を言ってベルトバッツさんに牢屋の鍵を開けてもらう。

 「あんたらだけか? よくもあんな恐ろしい連中をかいくぐって来れたものだな」

 「ええ、私たち連合軍に怖い物などありませんわ。さ、私が魔法陣で逃げ道を作ります。皆さんはそこから逃げ出してくださいですわ。逃げ出した先には仲間の連合軍の人たちがいます、街まであなたたちをお連れしますわ」

 あたしはそう言って「異空間渡り」の魔法陣を壁に展開する。


 どよっ


 魔法に詳しい人はどうやら無詠唱でいきなりこんな複雑な魔法陣が現れたので驚いている様だ。
 あたしは指示して順に船員たちを魔法陣にいれていく。


 「ここの他に捕らわれている人はいませんかですわ?」

 「交易官の女性が数名他の所に連れられて行った。可哀そうに‥‥‥」


 女性だけ連れ出されると言う事はそう言う事だろう。
 全く聖騎士団と言いロクでも無い連中だ。

 もともとそうだったけど、あたしの中で完全滅殺確定。
 女の敵を許しておく必要は無い。


 「どこに連れられて行ったかは分かりませんかですわ?」

 「残念ながらどこかは分からない。無事では無いだろうが、生きていて欲しいものだ‥‥‥」


 そう言ってその人は魔法陣に入って行った。

 「エルハイミ、これで全部よ。この後どうするの?」

 「本来ならすぐに私たちも脱出して女の敵どもを殲滅したいところですが、まだ捕まっている交易官の女性が数名いるようですわ。彼女たちを助け出しますわよ!」

 シェルは「分かった」と短く言ってまた姿隠しと音消しの精霊魔法を発動させる。

 ちなみに音消し魔法は任意であたしたちだけは会話もできるし近くの音も聞こえる。
 便利なものだ。


 「ショーゴさん、こちらは良いですわ。ベルトバッツさん、交易官の女性数名がまだ捕まっているようですわ。どの辺にいそうか心当たりは有りませんかですわ?」

 「一階にはそれらしきものはいなかったでござる。二階より上の部屋だと思うでござる」

 そう言ってベルトバッツさんはあたしたちを二階の部屋に連れて行く。


 *
 
 
 どうやらこの建物は全部で四階建てらしい。

 古城だったので二階に謁見の間がありそれより上には王族などが住まう居室が有った様だ。
 四階は半分くらい半壊していたのは外から見て知っているので使えそうなのは二階と三階。

 あたしたちは二階を見渡し三階へと向かう。

 途中何度か黒ずくめと魔怪人に出会ったがシェルの精霊魔法のおかげで何も無く通り過ぎれた。



 「エルハイミ、声がする。女の人の声!」


 シェルが長い耳をぴくぴくさせて音を拾う。
 そして三階のある部屋の扉を指さす。

 あたしたちはそうっとその扉に近づき様子をうかがう。



 「ああんっ! いいわぁ、あなたたち最高です! もっと、もっと強く押し入れてもらいます!」


 この声?
 

 「はぁはぁ、もう許しください。限界です。こ、壊れちゃうぅ」

 「わ、私もぉ。これ以上しちゃったら私も壊れちゃうぅぅ!」

 「こ、こんなもの付けさせられて押し入れなきゃいけないなんて! はぁはぁ、駄目、私も限界っ!!」


 ぼっ!
 あたしは思わず赤面してしまった。


 なっ、何それっ!?
 お、押し入れるって何をっ!?
 それに最初の声ってあのクシュトリアとか言う司祭っぽい?
 あの司祭あたしたちを見て可愛がるとか言っていたって事は‥‥‥


 可哀そうに、その交易官の娘たちはこのクシュトリア司祭に‥‥‥


 「エ、エルハイミ。なんか凄い事やってそうなんだけど」

 シェルも真っ赤になってあたしの横で聞き耳を立てている。

 
 「クシュトリア様、気持ちよさそうですね? 私も混ざって良いですか?」

 「ええ、アラス。一緒に気持ちよくなりましょう。この娘たちを使って。ふふふふふっ」


 どうやら仲間がいる様だ。
 許せない、嫌がる女の子を無理やり手籠めにするとは!


 「いきますわよシェル! 容赦いりませんわ!!」


 あたしは扉に手をかけ部屋の中に飛び込む!

 「クシュトリア司祭! いたいけな娘たちになんて酷い仕打ちを!! 許しませんわ!」


 びしっ!


 ベッドに横になって三人の交易官らしき娘たちと戯れているクシュトリア司祭をあたしは指さす。


 「あら? あなたはエルハイミさん? よくここまで来れましたね。あなたたちもうマッサージはいいです。ツボ押し器具も外して退いていなさい。私の子猫ちゃんが来たようですから」

 そう言って妖艶にほほ笑む。


 って、ツボ押しマッサージかいぃぃぃっ!!!!


 びしっと指さしたあたしの指が宙を泳ぐ。
 

 「全く残念ですね、せっかく私もツボ押しマッサージしてもらおうと思ったのに。でも、面白いのがいますねクシュトリア様。あのエルフは私がもらって遊んでいいでしょうか? 私が忘れられないくらいに調教してやりますよ。ふふふふっ」

 「うっ! エルハイミ!! あっちのダークエルフから何とかしなさいよ!! ものすごく乙女の危険を感じるわ!!」

 シェルは短剣を握ってクシュトリア司祭の前に立つダークエルフから逃げるようにあたしの後ろに隠れる。


 「アラス、エルハイミさんは私が調教して楽しむのですから壊してはいけませんよ?」


 そう言ってクシュトリア司祭はベッドから立ち上がる。
 薄着ではあるがその両手にはヨハネス神父同様に魔法の指輪と思われる物がたくさんついている。


 「主よ、ここは俺に任せろ」

 「そうでござるな、ダークエルフ如きに後れを取る事はござらん」


 ずいっと部屋にショーゴさんとベルトバッツさんも入って来る。


 「!?」

 
 とたんにクシュトリア司祭に動揺が走る。

 「お、男ですってぇ!? ふ、不潔です! 私の部屋に男なんて!!」

 「クシュトリア様! 貴様ら、あ、クシュトリア様落ち着いて!!」


 クシュトリア司祭はわなわなとして手を上に掲げ魔法陣を展開する。

 「不潔です! お前たち出てきなさい!!」




 そして魔法陣が光り始めるのだった。
    

 
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