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第十一章
11-10悪夢の断片
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11-10悪夢の断片
あたしたちはブルーゲイルからレッドゲイルの近くの丘に来ていた。
宣戦布告して既に五日目、明後日には予定通りレッドゲイルに攻め込むのだが、流石にあちらも街の外に布陣を構えている。
「どうにか市街戦だけは避けれそうね。いくら何でも街には被害を及ぼしたくないのが本音だものね」
フィルモさんはあたしのそばに来てレッドゲイル側の布陣の様子を見る。
聖騎士団が先頭に所々に魔怪人や融合怪人が見て取れる。
ジュメルの連中もその布陣に混ざっていたのだった。
「勝利条件は相手の将を倒すか捕らえるかだな。フィルモどう見る?」
「あの布陣は短期決戦よ。長々とやる気はあちらにもないようね。この戦いですべてを決着つけるつもりね」
ジニオさんもやってきてフィルモさんに話しかけていた。
オルスターさんが水筒のお酒を飲みながらやってきた。
「戦よなぁ、お前等死ぬなよ。アビィシュもそうじゃがお前等だって死なれては寝覚めが悪い」
そう言ってまたお酒を飲んでいる。
ドワーフもどうも感情表現が下手みたい。
素直に心配できないみたいだ。
「エ、エルハイミの嬢ちゃん、ご飯なんだな、あっちに準備出来てるんだなー」
ロングネマスさんがあたしたちを呼びに来た。
あたしはもう一度レッドゲイルの聖騎士団を見てから食事の為に自軍のテントに戻るのだった。
* * * * *
「お久しぶりでございます、黒龍様。黒龍様におかれましては転生をされ、新たなお姿になられたことをお喜びも仕上げるでござります。我らローグの民、今後も変わらず黒龍様にお仕えいたします事をここに誓いますでござる」
あたしたちに割与えられていたテントにその晩クロエさんと共にローグの民、ベルトバッツさん率いる精鋭三十名が現れた。
「ご苦労です。クロエもご苦労様です。ミナンテたちはどうしました?」
「は、黒龍様。ミナンテたちは明日にはここに到着しますでいやがります。数は最大数二千を回してきましたでいやがります」
「よろしい、主様この事をアビィシュにお伝えください。ベルトバッツよ、久しいな。汝らの力借りるぞ」
「もったいないお言葉にございますでござる。して、この者たちは如何様にいたしましょうでござりますか?」
そう言ってベルトバッツさんたちは後ろからダークエルフ三人を引っ張り出した!?
「既にこ奴らは調べ終わっておりますでござる」
「主様、この者たちをどういたしましょうか?煮るなり焼くなり主様のご自由にされても構いませんが」
「いやいやいや、これはどういう事ですのベルトバッツさん! いきなりダークエルフを捕まえたって!?」
「は、エルハイミの姉御、不敵にも我らのこの布陣に忍び込んでいやがってここの将を打ち取ろうとしたふてえ野郎どもでござる。拷問して全てを吐かせておりますでござる。あちらのダークエルフは後一人だけでござる。それともうじき卵が孵化するとか訳の分からん事を言っていたでござる」
いや、なんか雰囲気がものすごく変わってるんですけど、ベルトバッツさん?
目が血走ってその眼力だけで人が殺せそうな勢いだし、何この雰囲気!?
全く気配が分からなかっただけでなく現れたらその雰囲気はうちのガレントのヨハンさんなんて足元にも及ばないほどのオーラを放っている!?
「これが本来のローグの民か、敵にするには恐ろしいな」
何かショーゴさんまで変な事言ってるし!
「そ、それより気になること言ってましたわね、もうすぐ孵化するとか?」
「は、おい、こいつらの猿ぐつわを外してやるでござる」
ベルトバッツさんはそう言って配下の者に猿ぐつわを外させ、こちらにダークエルフを連れてくる。
「ごらぁ、姉御がお尋ねだぁでござる! とっとと吐けでござる!」
「はい、なんでも話します、ですからもうこれ以上いじめないでぇ」
いやいや、何そのトローンとした目ぇ!
しかも猫なで声!?
捕まっているダークエルフは女二人に男一人、ともに見た目は褐色の美男美女だけど三人とも同じようになっている。
「甘えるで無いでござる! さあ、姉御の質問に答えるでござる!」
そう言って竹先が割れた棒でダークエルフたちのお尻を叩く。
びしっ!
「くひぃいいいぃん! しゃべります、なんでもしゃべりますからぁもっとぉおおっ!」
どんな拷問じゃぁあああああぁッ!!!!
あたしは思わず心の中で思いっきり叫んでしまった。
このダークエルフ共全員完全におかしいぃっ!
思い切りドン引きしているあたしにコクは満足そうに頷いている。
「見事です、痛みの中に快楽を生み出しその思考能力を完全に落とし完全に骨抜きにする技、ディメルモ様直伝の『至高の拷問』を見事に引き継いでいますね! ああ、私もディメルモ様にされた時は気を失うほどでした。懐かしい」
いやいやいや、コクそれはだめぇ!
まだ小さいのだから変な事覚えちゃダメでしょ!!
あたしは自分によく似たコクの両肩を掴んで顔を近づける。
「コク、貴女にはまだ早いですわ! だめですわよ、こんなの! 私は保護者としてこう言った事は今のコクには見せられませんわ!」
「エロハイミが言っても説得力に欠けるわよね?」
「ああ、私もお姉さまにされてみたい‥‥‥」
こらっ!
そこも何言ってるのよ!!
「くひいいぃぃん、カ、カルラ様がホリゾンから送られてきた卵が、巨人がもうじき孵化すると言っていたのですぅ。私たちはその前に取れるのであればこちらの将の首を取って残りの軍勢は巨人で焼き払えばいいと言っていたのですぅ~、ああ、もっとぶってぇ~」
完全に逝った目でお仕置きを懇願しているダークエルフを見せない様にコクの目を手で覆い抱きかかえる。
「あん、主様もしかして私をご所望ですか? どうぞお好きにしてください」
なぜか息が荒いコクをこの変態どもから遠ざけあたしは解くと話す。
「いいですの、コクはああなってはだめですわ! いけませんもの、コクをあんな事に巻き込むなんて! お願いですわ、コクはああなってはだめですわよ!!」
コクは目をぱちくりさせながら、「主様がそう言うなら」とちょっと残念そうにしている。
だめだ、こいつら早く何とかしないとコクにまで悪い影響が!!
「エルハイミ、巨人ってまさかティナの町で戦ったあの巨人!?」
「なんですか、それ? お姉さま?」
そんな雰囲気の中ちょっと真面目にシェルはあたしに聞いてくる。
多分間違いなくあの巨人だろう。
まさかこんな東の果てにまで送りつけてくるなんて!
あたしはシェルに無言で相槌を打つ。
そしてショーゴさんも腕組みをしながら目をつぶっているが握った拳に力が入っていた。
「厄介なものがこのレッドゲイルにもいると言う事ですわ」
「主様、そいつは少しは歯ごたえのあるやつでいやがりますか?」
ここしばらくお使いでいなかったクロエさんは楽しそうに言ってくる。
「もし同じ巨人ならば竜と巨人族を掛け合わせたキメラですわ。身の丈はゆうに十五メートルくらいあり、並のドラゴンの比でない炎を吐き出しますわ」
ここへ来て初めてクロさんも反応を示す。
「ほう、我ら竜族を取り込みキメラにしたとな? 面白い。クロエよ、その相手には私も参加するぞ?」
「クロ様、しかしこれは早い者勝ちですよ?」
なんか二人ともやる気満々になっている‥‥‥
「主様?」
あたしを見上げるコク。
あたしは頷いてから宣言する。
「何が来てももう負けませんわ! この戦い、必ず勝ってジュメルを滅ぼすのですわ!」
あたしのその言葉にみんなも首を縦に振ってくれるのだった。
あたしたちはブルーゲイルからレッドゲイルの近くの丘に来ていた。
宣戦布告して既に五日目、明後日には予定通りレッドゲイルに攻め込むのだが、流石にあちらも街の外に布陣を構えている。
「どうにか市街戦だけは避けれそうね。いくら何でも街には被害を及ぼしたくないのが本音だものね」
フィルモさんはあたしのそばに来てレッドゲイル側の布陣の様子を見る。
聖騎士団が先頭に所々に魔怪人や融合怪人が見て取れる。
ジュメルの連中もその布陣に混ざっていたのだった。
「勝利条件は相手の将を倒すか捕らえるかだな。フィルモどう見る?」
「あの布陣は短期決戦よ。長々とやる気はあちらにもないようね。この戦いですべてを決着つけるつもりね」
ジニオさんもやってきてフィルモさんに話しかけていた。
オルスターさんが水筒のお酒を飲みながらやってきた。
「戦よなぁ、お前等死ぬなよ。アビィシュもそうじゃがお前等だって死なれては寝覚めが悪い」
そう言ってまたお酒を飲んでいる。
ドワーフもどうも感情表現が下手みたい。
素直に心配できないみたいだ。
「エ、エルハイミの嬢ちゃん、ご飯なんだな、あっちに準備出来てるんだなー」
ロングネマスさんがあたしたちを呼びに来た。
あたしはもう一度レッドゲイルの聖騎士団を見てから食事の為に自軍のテントに戻るのだった。
* * * * *
「お久しぶりでございます、黒龍様。黒龍様におかれましては転生をされ、新たなお姿になられたことをお喜びも仕上げるでござります。我らローグの民、今後も変わらず黒龍様にお仕えいたします事をここに誓いますでござる」
あたしたちに割与えられていたテントにその晩クロエさんと共にローグの民、ベルトバッツさん率いる精鋭三十名が現れた。
「ご苦労です。クロエもご苦労様です。ミナンテたちはどうしました?」
「は、黒龍様。ミナンテたちは明日にはここに到着しますでいやがります。数は最大数二千を回してきましたでいやがります」
「よろしい、主様この事をアビィシュにお伝えください。ベルトバッツよ、久しいな。汝らの力借りるぞ」
「もったいないお言葉にございますでござる。して、この者たちは如何様にいたしましょうでござりますか?」
そう言ってベルトバッツさんたちは後ろからダークエルフ三人を引っ張り出した!?
「既にこ奴らは調べ終わっておりますでござる」
「主様、この者たちをどういたしましょうか?煮るなり焼くなり主様のご自由にされても構いませんが」
「いやいやいや、これはどういう事ですのベルトバッツさん! いきなりダークエルフを捕まえたって!?」
「は、エルハイミの姉御、不敵にも我らのこの布陣に忍び込んでいやがってここの将を打ち取ろうとしたふてえ野郎どもでござる。拷問して全てを吐かせておりますでござる。あちらのダークエルフは後一人だけでござる。それともうじき卵が孵化するとか訳の分からん事を言っていたでござる」
いや、なんか雰囲気がものすごく変わってるんですけど、ベルトバッツさん?
目が血走ってその眼力だけで人が殺せそうな勢いだし、何この雰囲気!?
全く気配が分からなかっただけでなく現れたらその雰囲気はうちのガレントのヨハンさんなんて足元にも及ばないほどのオーラを放っている!?
「これが本来のローグの民か、敵にするには恐ろしいな」
何かショーゴさんまで変な事言ってるし!
「そ、それより気になること言ってましたわね、もうすぐ孵化するとか?」
「は、おい、こいつらの猿ぐつわを外してやるでござる」
ベルトバッツさんはそう言って配下の者に猿ぐつわを外させ、こちらにダークエルフを連れてくる。
「ごらぁ、姉御がお尋ねだぁでござる! とっとと吐けでござる!」
「はい、なんでも話します、ですからもうこれ以上いじめないでぇ」
いやいや、何そのトローンとした目ぇ!
しかも猫なで声!?
捕まっているダークエルフは女二人に男一人、ともに見た目は褐色の美男美女だけど三人とも同じようになっている。
「甘えるで無いでござる! さあ、姉御の質問に答えるでござる!」
そう言って竹先が割れた棒でダークエルフたちのお尻を叩く。
びしっ!
「くひぃいいいぃん! しゃべります、なんでもしゃべりますからぁもっとぉおおっ!」
どんな拷問じゃぁあああああぁッ!!!!
あたしは思わず心の中で思いっきり叫んでしまった。
このダークエルフ共全員完全におかしいぃっ!
思い切りドン引きしているあたしにコクは満足そうに頷いている。
「見事です、痛みの中に快楽を生み出しその思考能力を完全に落とし完全に骨抜きにする技、ディメルモ様直伝の『至高の拷問』を見事に引き継いでいますね! ああ、私もディメルモ様にされた時は気を失うほどでした。懐かしい」
いやいやいや、コクそれはだめぇ!
まだ小さいのだから変な事覚えちゃダメでしょ!!
あたしは自分によく似たコクの両肩を掴んで顔を近づける。
「コク、貴女にはまだ早いですわ! だめですわよ、こんなの! 私は保護者としてこう言った事は今のコクには見せられませんわ!」
「エロハイミが言っても説得力に欠けるわよね?」
「ああ、私もお姉さまにされてみたい‥‥‥」
こらっ!
そこも何言ってるのよ!!
「くひいいぃぃん、カ、カルラ様がホリゾンから送られてきた卵が、巨人がもうじき孵化すると言っていたのですぅ。私たちはその前に取れるのであればこちらの将の首を取って残りの軍勢は巨人で焼き払えばいいと言っていたのですぅ~、ああ、もっとぶってぇ~」
完全に逝った目でお仕置きを懇願しているダークエルフを見せない様にコクの目を手で覆い抱きかかえる。
「あん、主様もしかして私をご所望ですか? どうぞお好きにしてください」
なぜか息が荒いコクをこの変態どもから遠ざけあたしは解くと話す。
「いいですの、コクはああなってはだめですわ! いけませんもの、コクをあんな事に巻き込むなんて! お願いですわ、コクはああなってはだめですわよ!!」
コクは目をぱちくりさせながら、「主様がそう言うなら」とちょっと残念そうにしている。
だめだ、こいつら早く何とかしないとコクにまで悪い影響が!!
「エルハイミ、巨人ってまさかティナの町で戦ったあの巨人!?」
「なんですか、それ? お姉さま?」
そんな雰囲気の中ちょっと真面目にシェルはあたしに聞いてくる。
多分間違いなくあの巨人だろう。
まさかこんな東の果てにまで送りつけてくるなんて!
あたしはシェルに無言で相槌を打つ。
そしてショーゴさんも腕組みをしながら目をつぶっているが握った拳に力が入っていた。
「厄介なものがこのレッドゲイルにもいると言う事ですわ」
「主様、そいつは少しは歯ごたえのあるやつでいやがりますか?」
ここしばらくお使いでいなかったクロエさんは楽しそうに言ってくる。
「もし同じ巨人ならば竜と巨人族を掛け合わせたキメラですわ。身の丈はゆうに十五メートルくらいあり、並のドラゴンの比でない炎を吐き出しますわ」
ここへ来て初めてクロさんも反応を示す。
「ほう、我ら竜族を取り込みキメラにしたとな? 面白い。クロエよ、その相手には私も参加するぞ?」
「クロ様、しかしこれは早い者勝ちですよ?」
なんか二人ともやる気満々になっている‥‥‥
「主様?」
あたしを見上げるコク。
あたしは頷いてから宣言する。
「何が来てももう負けませんわ! この戦い、必ず勝ってジュメルを滅ぼすのですわ!」
あたしのその言葉にみんなも首を縦に振ってくれるのだった。
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