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第五章
5-1ゲート
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5-1ゲート
あたしたちは光が収まる魔法陣の中、ボヘーミャへと戻った。
あの後ファルさんの誤解を解くのにどれだけ大変だったことか!
それはそれはファルさんはぶっ飛んだ妄想を広げ、最後には応援しますとか言い始めて最後の最後まで疑いの熱い視線を向けていた。
エネマ司祭は今後ゲートを使うときはファルさんが担当で面倒を見ると言う事で話をまとめてきた。
そして精霊都市ユグリアに戻りそこからボヘーミャに戻るのだが、帰りは基本ティアナ一人でゲートを起動させた。
結果ティアナ一人でも問題無く使えることが分かった。
そしてティアナに魔力消費について聞いてみる。
「ティアナ、大丈夫ですか?」
「うーん、確かに魔力使ったのは間違いないのにエルハイミの言う通りそれほどじゃないような気がするわね?」
「そうなると、やはりこのゲートの使い方に今まで問題が有ったのかもしれませんわ」
これだけ便利なものが使われていない理由はその消費魔力が半端なかったからだ。
そもそも人一人飛ばすのに百人近い魔術師の魔力が必要ってのがすごすぎる。
伝承だともう少し他の人も使っていたはずだからいくら古代人の魔力量が現代人より多くても魔術師百人分はおかしいだろう。
師匠に許可取ってもう少し研究させてもらおうか?
とにかく、ボヘーミャに戻ったあたしたちは早速みんなに会って師匠の所に報告に向かう事とした。
◇
「そうですか、まずは最悪な事態は回避できたようですね」
「はい、しかし現状はあくまで二年間の猶予が出来てにらみ合いの状態です。こちらもマシンドールを早期に更新しなければ動けなくなる機体が出始めてしまいます」
ティアナの説明に師匠はお茶を飲みながらふむとつぶやく。
「ガレントから依頼のあった双備型魔晶石核の生産は順調に進んでいるようですから、全部とまではいかなくても年間で百個近く生産できる試算ですからぎりぎり更新に間に合うかどうかですね」
師匠は報告書を引っ張り出し、生産状況を確認しながら話す。
「ロクドナルやあなたたちが最悪時には国元に戻れば大事になってもすぐに片が付くでしょう」
世界平和を望む師匠からしてみれば国家間の多少のいざこざは仕方なくても、大戦にならなければ問題無しとみているようなのだが‥‥‥
「ロクドナルさん、すみませんがこれから先は女性たちの問題になるので、男性のロクドナルさんにはちょっと席を外してもらいたいのですわ」
ちょっと申し訳ないのだが、込み入った話をすると流石にティアナのプライバシーが問題になるのでお願いしてみる。
「わかりました。大体の話は分かったので自分は問題無いですな。自分は開発棟に戻っておりますから何かあれば呼んでいただければかまいませんな」
そう言ってロクドナルさんは席を立った。
ちょっと申し訳ないが仕方ない、後でたこ焼き買っていくので許してね。
ロクドナルさんが退席したのを確認してからあたしは重要な話を始める。
「実は、もっと重要な話がありまして‥‥‥」
ざっくりとした話をしたあたしに何故か師匠も動揺の色を隠せない。
そうでしょう、そうでしょう。
なんたってティアナの賭けはその勝敗を左右するティアナの胸の大きさが今後の鍵になるのだから。
「む、胸の大きさで勝敗を決めると言うのですか‥‥‥」
流石に師匠もあきれているのか、お茶碗を持つ手が少し震えている。
「そうなんです、師匠、何か胸が大きくなる方法って知らないでしょうか?」
そんなティアナの質問に師匠はビクッとなる。
「お、女の価値は胸の大きさだけではありません。女の胸は子供を育て、男を受け止めるモノ、お、大きさなど二の次です!」
ん?
どうしたんだろう師匠?
「お、大きさ等は手に収まる程度でちょうどいいのです、むしろその形の方が重要で‥‥‥」
あれ?
師匠どうしたんだろう??
師匠はその仮面から分かりずらいがどうやら少々顔を赤らめているようだ。
まさか、そう言った話に弱いのか!?
「あ、あの師匠??」
「アンナ、どうやったらそこまで立派になるのです? 私にも教えてください!!」
ぶっ!!
し、師匠まさかあなたまで!?
アンナさんだってあまりの事にあっけにとられている。
そんな中、師匠はか細い声で語り始めた。
「こちらの世界の方は豊満な方が多い、私の国では当時これでも標準でしたがこちらに来て以来事あるごとに小さい小さい言われました。恥を忍んで言いますが、当時私も様々な努力は行っていたのです。しかし私の努力むなしく結果は散々。変化がなくそのままで今に至ります‥‥‥」
な、なんなだ、師匠まで?
「えーと、師匠、ちょっと失礼します」
そ言ってティアナは師匠の胸をもむ。
「ひゃっ!」
あ、師匠にしては女らしい悲鳴だなぁ。
もにゅもにゅもにゅ‥‥‥
「し、師匠、これってぎりぎりティーカップ超えるか超えないかくらいのおおきさ‥‥‥」
「くっ、わかっています。しかしこればかりは努力でどうにもならなかった。アンナ、何か秘訣は無いのですか!?」
あたしたちの視線がアンナさんに集まる。
「え、えーと、毎日牛乳を飲むとか?」
* * * * *
その後、いろいろと師匠の苦労話や試してきた方法を聞かされてから今後の研究と移動の為自由にゲートの使用許可をもらって退席した。
これから開発棟に向かって四連型魔晶石核の開発やティアナの胸の成長を促進させる方法やゲートの研究やらとやることがいっぱいになってきた。
なりを潜める黒の集団も気になるけど、まずは手前の事からやっていかないと!
主にティアナの胸の成長を!!
何はともあれあたしたちは開発棟に戻るのであった。
あたしたちは光が収まる魔法陣の中、ボヘーミャへと戻った。
あの後ファルさんの誤解を解くのにどれだけ大変だったことか!
それはそれはファルさんはぶっ飛んだ妄想を広げ、最後には応援しますとか言い始めて最後の最後まで疑いの熱い視線を向けていた。
エネマ司祭は今後ゲートを使うときはファルさんが担当で面倒を見ると言う事で話をまとめてきた。
そして精霊都市ユグリアに戻りそこからボヘーミャに戻るのだが、帰りは基本ティアナ一人でゲートを起動させた。
結果ティアナ一人でも問題無く使えることが分かった。
そしてティアナに魔力消費について聞いてみる。
「ティアナ、大丈夫ですか?」
「うーん、確かに魔力使ったのは間違いないのにエルハイミの言う通りそれほどじゃないような気がするわね?」
「そうなると、やはりこのゲートの使い方に今まで問題が有ったのかもしれませんわ」
これだけ便利なものが使われていない理由はその消費魔力が半端なかったからだ。
そもそも人一人飛ばすのに百人近い魔術師の魔力が必要ってのがすごすぎる。
伝承だともう少し他の人も使っていたはずだからいくら古代人の魔力量が現代人より多くても魔術師百人分はおかしいだろう。
師匠に許可取ってもう少し研究させてもらおうか?
とにかく、ボヘーミャに戻ったあたしたちは早速みんなに会って師匠の所に報告に向かう事とした。
◇
「そうですか、まずは最悪な事態は回避できたようですね」
「はい、しかし現状はあくまで二年間の猶予が出来てにらみ合いの状態です。こちらもマシンドールを早期に更新しなければ動けなくなる機体が出始めてしまいます」
ティアナの説明に師匠はお茶を飲みながらふむとつぶやく。
「ガレントから依頼のあった双備型魔晶石核の生産は順調に進んでいるようですから、全部とまではいかなくても年間で百個近く生産できる試算ですからぎりぎり更新に間に合うかどうかですね」
師匠は報告書を引っ張り出し、生産状況を確認しながら話す。
「ロクドナルやあなたたちが最悪時には国元に戻れば大事になってもすぐに片が付くでしょう」
世界平和を望む師匠からしてみれば国家間の多少のいざこざは仕方なくても、大戦にならなければ問題無しとみているようなのだが‥‥‥
「ロクドナルさん、すみませんがこれから先は女性たちの問題になるので、男性のロクドナルさんにはちょっと席を外してもらいたいのですわ」
ちょっと申し訳ないのだが、込み入った話をすると流石にティアナのプライバシーが問題になるのでお願いしてみる。
「わかりました。大体の話は分かったので自分は問題無いですな。自分は開発棟に戻っておりますから何かあれば呼んでいただければかまいませんな」
そう言ってロクドナルさんは席を立った。
ちょっと申し訳ないが仕方ない、後でたこ焼き買っていくので許してね。
ロクドナルさんが退席したのを確認してからあたしは重要な話を始める。
「実は、もっと重要な話がありまして‥‥‥」
ざっくりとした話をしたあたしに何故か師匠も動揺の色を隠せない。
そうでしょう、そうでしょう。
なんたってティアナの賭けはその勝敗を左右するティアナの胸の大きさが今後の鍵になるのだから。
「む、胸の大きさで勝敗を決めると言うのですか‥‥‥」
流石に師匠もあきれているのか、お茶碗を持つ手が少し震えている。
「そうなんです、師匠、何か胸が大きくなる方法って知らないでしょうか?」
そんなティアナの質問に師匠はビクッとなる。
「お、女の価値は胸の大きさだけではありません。女の胸は子供を育て、男を受け止めるモノ、お、大きさなど二の次です!」
ん?
どうしたんだろう師匠?
「お、大きさ等は手に収まる程度でちょうどいいのです、むしろその形の方が重要で‥‥‥」
あれ?
師匠どうしたんだろう??
師匠はその仮面から分かりずらいがどうやら少々顔を赤らめているようだ。
まさか、そう言った話に弱いのか!?
「あ、あの師匠??」
「アンナ、どうやったらそこまで立派になるのです? 私にも教えてください!!」
ぶっ!!
し、師匠まさかあなたまで!?
アンナさんだってあまりの事にあっけにとられている。
そんな中、師匠はか細い声で語り始めた。
「こちらの世界の方は豊満な方が多い、私の国では当時これでも標準でしたがこちらに来て以来事あるごとに小さい小さい言われました。恥を忍んで言いますが、当時私も様々な努力は行っていたのです。しかし私の努力むなしく結果は散々。変化がなくそのままで今に至ります‥‥‥」
な、なんなだ、師匠まで?
「えーと、師匠、ちょっと失礼します」
そ言ってティアナは師匠の胸をもむ。
「ひゃっ!」
あ、師匠にしては女らしい悲鳴だなぁ。
もにゅもにゅもにゅ‥‥‥
「し、師匠、これってぎりぎりティーカップ超えるか超えないかくらいのおおきさ‥‥‥」
「くっ、わかっています。しかしこればかりは努力でどうにもならなかった。アンナ、何か秘訣は無いのですか!?」
あたしたちの視線がアンナさんに集まる。
「え、えーと、毎日牛乳を飲むとか?」
* * * * *
その後、いろいろと師匠の苦労話や試してきた方法を聞かされてから今後の研究と移動の為自由にゲートの使用許可をもらって退席した。
これから開発棟に向かって四連型魔晶石核の開発やティアナの胸の成長を促進させる方法やゲートの研究やらとやることがいっぱいになってきた。
なりを潜める黒の集団も気になるけど、まずは手前の事からやっていかないと!
主にティアナの胸の成長を!!
何はともあれあたしたちは開発棟に戻るのであった。
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