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本編の裏での別のお話。
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しおりを挟む「で........?どういうこと.......?」
「フェン。いいか?ショックを受けるなよ?」
「う、うん.......。」
「フェンはな、もうパパになることは出来ないんだ。」
「.........???なんで?」
「フェンのチンコの生殖能力を、神獣様が奪ったからだよ。」
「は、はぁ........。」
パパか........元々ギルを好きになった時点でなる事は不可能だし、諦めてるから全く問題ないなぁ。
「で、だ。フェン、お前な?パパにはなれない代わりに、ママにはなれるんだ。」
..............は?
「姿形は変わってないそうだ。子宮だけフェンのお尻の中にできたんだと思う。」
ま、ま..........?
「ママ...........?俺、赤ちゃん、産めるって、こと?」
「そう。そうだよ。フェン。」
ママ............かぁ..............。
「宝の持ち腐れに、なっちゃう、なぁ.............。」
子宮が出来たらしい、お腹を撫でる。
俺が産みたい赤ちゃんは、ギルの子だけ。一生望めない、俺の赤ちゃん。
理解すると溢れてくる涙。
大好きな人の赤ちゃんを産める身体になった。なってしまった。諦めていた事が、出来る身体になってしまった。求めてしまうじゃないか。希望なんてないのに。
あーぁ。........お情けで1回だけ、チャンスとか、貰えないかなぁ。それで孕めたら、宝物を貰ったと思って、大切に、大切に、育てるから。
一人で。
「宝の持ち腐れ........?フェン、好きな 人でもいるの.......?」
「............................いない、よ.......。」
「じゃ、じゃあ、なん.....で....?涙が出るくらい、好きな人、が、いるんじゃないの.......?」
「.............。」
「なぁ......フェン..........」
「正直に言ったら.........1つ、俺の願い、叶えてくれる.........?」
「.............ものに、よるよ......。」
「そっかぁ.........。」
ものによる。か、それじゃあ、きっと、無理だね。
でも.........今、言わなきゃ、言えない、から。
「ねぇ、ギル.........?」
「ん.....?」
「愛してる。」
好きになって、ごめんなさい。
「おね、がい。1度だけで、いいから.......俺と、シて..........。」
夢を、みさせて。
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