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はじめの一歩
家庭教師が来ました!
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本文の前にちょこっと作者の独り言です。
ここからは完璧オリジナルの自信ありです。
もう似すぎた作品ではありませんよ~
感想よかったら書いてください。
(嬉しいですし、似てないかも知りたいですし。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やっと治りましたよ。
筋肉痛。
それで、今日は家庭教師が来るらしいです。
前の生でも家庭教師はきましたね。
王宮で、でしたが。
パパが選んだ人らしいのでとても楽しみです。
その頃 執務室にて。
「ソアラ、全く君というやつは。
まぁ、生きていたから良かったが。
流石にびっくりしたぞ。」
「いいじゃない。事故でわたくし以外みんな死んでしまって、生き残ったわたくしも重症で動けなかったんですから。
でも、!そこで救世主が現れたんです!
生き残ったわたくしを見つけ出して手当をしてくれたのよ。」
「どうして治ったところで帰ってこなかった。」
「だって、せっかく貴族のしがらみから開放されたんですよ!
楽しまないと損じゃない!
だからほら、たくさんお土産買ってきたのよ!」
「残されたユリアのことを考えなかったのか?」
「子供は、親がいないと、代わりにしっかりした子に育ちますから。
甘えないで、真面目にコツコツと積み重ねることができる子になるのよ。
実際そうでしょう?」
「まあそうだが…子供の幸せを願うのは、親の役目じゃないのか?」
「ふふふ。だから帰ってきましたー!
風の噂で聞いたのよ!
あなたとユリアが仲良さそうに歩いてたって!
本当はもっと旅を続けるつもりだったんだけど面白そうだから帰ってきたわ!」
「面白そうだったら帰ってくるのか…」
「まあ、とりあえずユリアの家庭教師になったのだから正体は内緒にしててね。
後で盛大に発表するの。」
「わかった…わかったから、な?」
「わかってるわよ。
もう勝手にいなくなったりしないわ。」
(前の生では帰ってきたら二人ともいなくなってたし。
本当は、ユリアの「役」が決まらないうちに帰ってきただけなのよね。
まぁ、面白そうってのも嘘じゃないし。)
そう、この母も時間がさかのぼっていたのだ。
運命とは、どうしてこれ程にも気まぐれなのか。
ただ、その運命のおかげでユリアの家族は一つになれたと言っても過言ではない。
部屋で家庭教師が来るのを待っていますと
『コンコン』
ノックされました。いよいよですね!
「どうぞ。」
『ガチャ』
「失礼します。」
入ってきたのは、金色が混ざったのような栗色の髪を一つに結い上げた優しげな緑の目をした美しい女性でした。
わたくしは王妃教育で身につけたお辞儀をしながら、
「ユリア アーベントロートです。
よろしくお願いします。」
と、言いました。
「ソラです。よろしくね?」
前の家庭教師と違う何かを感じます。
なんでしょう?
優しそう、とかそんなんじゃありません。
もっと根本的な…
「どうしました?ユリアさん」
心配されてしまいました。最近は良く考えていることが顔に出てしまいますね。
もう一回鍛え直さなければ…
「すみません。
少し、考え事をしていました。」
「そうですか。
では、はじめましょうか。」
それから礼儀作法から勉強まですべてをざっとした感じでやりました。
「すごいですね。すべて完璧です。
(特に礼儀作法、あれは王妃教育で習うものが混ざってるわね。わたくしの娘は天才だわ。)」
「ありがとうございます。
(まあ、当たり前ですね。前の生での知識がありますから。)」
二人してドヤ顔をしている姿は、さぞかしおかしな光景だっただろう。
「ここまで出来てしまうと今日はもう教えることがないわね。
では代わりに、冒険をしに行きましょう!」
「冒険、ですか?」
どういう意味でしょう?冒険とは。でも面白そうです。
「(ΦωΦ)フフフ…
この公爵邸って庭も広いじゃない?
普段見ないところに注目しながら歩いてみてご覧なさい。
そしたら、新しいことに気づくことができるでしょう。(もしかしたらだけどね!)」
「なんか怪しい笑みですが…面白そうです。
やってみましょう。」
「そうこなくっちゃ!」
わたくしたちは外に出ます。
そして先生についていきます。
一体どこに行くのでしょう。
!!道じゃないところに行くのですか?
……なる程たしかにここなら、普段見ないところになりますね。
「ユリアさん、ここからはこの森の中に入ります。
道なきところを進むので、迷子にならないようわたくしにピッタリついてきてくださいね。」
次に入るのは、ここですか?
ここって屋敷から出るために通る、小さな森ですよね。
道があってもわかりづらいのに、道がないところに進むなど…
「ユリアさん、顔に出てますよ。
だから言ったじゃないですか。
わたくしにピッタリついてきてくださいねって。」
また顔に出てしまっていましたか。
最悪です。身につけたことを忘れるなんて…
いつからこんなにわたくしはバカになったのかしら?
「はい、わかりました。」
「考え事をしていると見失いますよ。」
そんなやり取りをしながら、森の中に入っていきました。
冒険?の始まりです。
先生の言ったとおり、新しいことに気づければなにか奇跡のような素敵なことが起こるような気がします。
(さぁて、ユリアは、見つけることができるのかしらね?)
ここからは完璧オリジナルの自信ありです。
もう似すぎた作品ではありませんよ~
感想よかったら書いてください。
(嬉しいですし、似てないかも知りたいですし。)
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やっと治りましたよ。
筋肉痛。
それで、今日は家庭教師が来るらしいです。
前の生でも家庭教師はきましたね。
王宮で、でしたが。
パパが選んだ人らしいのでとても楽しみです。
その頃 執務室にて。
「ソアラ、全く君というやつは。
まぁ、生きていたから良かったが。
流石にびっくりしたぞ。」
「いいじゃない。事故でわたくし以外みんな死んでしまって、生き残ったわたくしも重症で動けなかったんですから。
でも、!そこで救世主が現れたんです!
生き残ったわたくしを見つけ出して手当をしてくれたのよ。」
「どうして治ったところで帰ってこなかった。」
「だって、せっかく貴族のしがらみから開放されたんですよ!
楽しまないと損じゃない!
だからほら、たくさんお土産買ってきたのよ!」
「残されたユリアのことを考えなかったのか?」
「子供は、親がいないと、代わりにしっかりした子に育ちますから。
甘えないで、真面目にコツコツと積み重ねることができる子になるのよ。
実際そうでしょう?」
「まあそうだが…子供の幸せを願うのは、親の役目じゃないのか?」
「ふふふ。だから帰ってきましたー!
風の噂で聞いたのよ!
あなたとユリアが仲良さそうに歩いてたって!
本当はもっと旅を続けるつもりだったんだけど面白そうだから帰ってきたわ!」
「面白そうだったら帰ってくるのか…」
「まあ、とりあえずユリアの家庭教師になったのだから正体は内緒にしててね。
後で盛大に発表するの。」
「わかった…わかったから、な?」
「わかってるわよ。
もう勝手にいなくなったりしないわ。」
(前の生では帰ってきたら二人ともいなくなってたし。
本当は、ユリアの「役」が決まらないうちに帰ってきただけなのよね。
まぁ、面白そうってのも嘘じゃないし。)
そう、この母も時間がさかのぼっていたのだ。
運命とは、どうしてこれ程にも気まぐれなのか。
ただ、その運命のおかげでユリアの家族は一つになれたと言っても過言ではない。
部屋で家庭教師が来るのを待っていますと
『コンコン』
ノックされました。いよいよですね!
「どうぞ。」
『ガチャ』
「失礼します。」
入ってきたのは、金色が混ざったのような栗色の髪を一つに結い上げた優しげな緑の目をした美しい女性でした。
わたくしは王妃教育で身につけたお辞儀をしながら、
「ユリア アーベントロートです。
よろしくお願いします。」
と、言いました。
「ソラです。よろしくね?」
前の家庭教師と違う何かを感じます。
なんでしょう?
優しそう、とかそんなんじゃありません。
もっと根本的な…
「どうしました?ユリアさん」
心配されてしまいました。最近は良く考えていることが顔に出てしまいますね。
もう一回鍛え直さなければ…
「すみません。
少し、考え事をしていました。」
「そうですか。
では、はじめましょうか。」
それから礼儀作法から勉強まですべてをざっとした感じでやりました。
「すごいですね。すべて完璧です。
(特に礼儀作法、あれは王妃教育で習うものが混ざってるわね。わたくしの娘は天才だわ。)」
「ありがとうございます。
(まあ、当たり前ですね。前の生での知識がありますから。)」
二人してドヤ顔をしている姿は、さぞかしおかしな光景だっただろう。
「ここまで出来てしまうと今日はもう教えることがないわね。
では代わりに、冒険をしに行きましょう!」
「冒険、ですか?」
どういう意味でしょう?冒険とは。でも面白そうです。
「(ΦωΦ)フフフ…
この公爵邸って庭も広いじゃない?
普段見ないところに注目しながら歩いてみてご覧なさい。
そしたら、新しいことに気づくことができるでしょう。(もしかしたらだけどね!)」
「なんか怪しい笑みですが…面白そうです。
やってみましょう。」
「そうこなくっちゃ!」
わたくしたちは外に出ます。
そして先生についていきます。
一体どこに行くのでしょう。
!!道じゃないところに行くのですか?
……なる程たしかにここなら、普段見ないところになりますね。
「ユリアさん、ここからはこの森の中に入ります。
道なきところを進むので、迷子にならないようわたくしにピッタリついてきてくださいね。」
次に入るのは、ここですか?
ここって屋敷から出るために通る、小さな森ですよね。
道があってもわかりづらいのに、道がないところに進むなど…
「ユリアさん、顔に出てますよ。
だから言ったじゃないですか。
わたくしにピッタリついてきてくださいねって。」
また顔に出てしまっていましたか。
最悪です。身につけたことを忘れるなんて…
いつからこんなにわたくしはバカになったのかしら?
「はい、わかりました。」
「考え事をしていると見失いますよ。」
そんなやり取りをしながら、森の中に入っていきました。
冒険?の始まりです。
先生の言ったとおり、新しいことに気づければなにか奇跡のような素敵なことが起こるような気がします。
(さぁて、ユリアは、見つけることができるのかしらね?)
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※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
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