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第一章 銀の訪れ
第十四話 くそ男の恋
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「ある、しや、さーめら、あるしろ、たー」
一つにまとめた黒髪が、ふわりふわり。
爪先立ちの身体を、風に吹かれた木々のように左右に揺らす。
青柳は左手にのせた壺を指先でくるりと回し、とッ、と頭の上にのせる。
壺は、両側に持ち手が付いていて、異国の絵柄が彫られている。
虹色のぐにゃぐにゃした物体から、ぽんッとラユシュ老人が作りだしたものだ。
秋祭り…他の村人たちが、準備に追われる中、青柳と仁矢に任されたのは、ラユシュ老人の故郷、異国の踊りを踊ることだった。
激しい回転などがあり、身体能力の高い2人なら問題なく、派手ないい出し物になるだろう、ということになったのだ。
「ないみや、りーしら、かりゃた…何だっけ、ジジイッ!」
踊りの歌詞がわからなくなり、とりあえず青柳は頭の上で壺を回す。
壺で踊るなんてわけがわからない、なんかカッコ悪いし、重いと思っている。
だが、ちゃんとやらないと飯抜きとラユシュ老人が言うので、異国風の食事に毒された青柳は、今や壺を自らの身体の一部であるかのように扱えるまでに成長した。
が、踊りと合わせて歌う歌が、呪文だった。
言葉も拍子も音程も聞き慣れない、異国の歌。
「はぁ~、君は何回言っても覚えないなぁ」
ラユシュ老人は、大きなため息をつく。
「あんたの国の言葉、知らねーし。意味わかんねーから、覚えられねーんだよッ!」
鼻息荒く文句を言う青柳。
秋祭りで披露する踊りの練習は、毎日早朝と夕方にする。
どうしても、青柳の身体は、日中、薬売りに向かってしまうので、仕方が…
(なくねーよ!!どんだけ薬売りてーんだ、このクソ鬼野郎はッ!!)
首にぶら下がる虹色の玉をひっつかんで、どっかに叩きつけたいが、そのとたん、この前のような、怒れる鬼神みたいなのが発生したら真面目にヤバいので、青柳の舌打ちが増えるばかり。
「うーむ、言葉の意味か、そうだな、村の皆もわかる方がいいな。よし、教えよう。仁矢くん、君も来なさい、歌について教えるよ!」
「今から?もう、暗いぜ!明日でいいだろ?晩飯にしようぜ!」
「祭りまで、あまり日がないのだ。仁矢くん、仁矢くん?」
ラユシュ老人は、家の庭から少し離れたところにいる仁矢に呼びかけたが、反応がない。
仁矢は、青柳よりも歌も踊りも覚えが早く、安心して自由に練習をさせていたのだが…
「仁矢くん?どうしたんだ?ケガでもしたのかい?」
岩を砕く身体の持ち主が、踊りの練習で?と思わないでもなかったが、ラユシュ老人は焦った。
いつもは他者を見下す絶世美女な青年仁矢が、木の幹にすがりつきながら座り込み、顔をぐちゃぐちゃにして泣いていたのだ。
「…ケガなんか、してないわ……ケガなんか…………………………
…………………………………………………したわッ!!!」
わーッとさらに泣き出した仁矢に、ラユシュ老人はオロオロしだした。青柳は、そんな仁矢に心底嫌そうな顔をしている。
「どこだい?どこをケガしたんだ?私なら何でも治せる!言ってごらん!どこが痛いんだ?!」
青柳は、スタスタと泣きわめく仁矢に近寄る。
仁矢の側には、いつもは着ていない黒い上等な羽織がぐちゃぐちゃになって落ちていた。
「晩飯ッ!!!!!」
青柳はそう叫ぶと、仁矢の襟首を掴み、今やまったく落ち着かない異国情緒溢れる我が家へと引きずる。
「離せよ、寝グソ野郎…!!くそッ、くそッ、何で、何で、オレじゃダメなんだぁ~!!」
元の男言葉で泣きわめく仁矢に、ラユシュ老人は首をかしげ、青柳は、仁矢の頭を砕きたくなった。
その子は、仁矢にとって、宝石だった。
キラキラした陽の光のような女の子。
5歳の時に初めて見た時から、12年間ずっと好きだ。
大きな潤んだ目が、花びらのような口びるが、澄んだ声が、仁矢の心を熱くする。
きれいな花を摘んで、会いに行く。
美味しい果物や、野菜を持って会いに行く。
きれいな簪を持って、会いに行く。
彼女が好きで会いに行く。
けれど、彼女は受け取らない。
困ったように笑うだけ。
花のように笑う彼女を知っている。
他の男には向けるそれを、彼女は、仁矢にしてくれない。
一度も。
「他の男って、アンタのことじゃないんだからねぇッ!!!!」
机に突っ伏し、ぐちぐち泣いていた仁矢は、突如、晩飯の焼いた厚切り肉にかじりつく青柳に向かって吼えた。
「…あ?……あ~……はぁ~」
(オレ女だけど…まあ…)
「…とりあえず死ねよ、クソ男。月ちゃんに迷惑かけてんじゃねー月ちゃんがてめえなんか好きになることなんか万が一にもねーんだよ」
「ころす」
「待ちたまエーーーーーーッ!!!!」
二人の本気の殺意を感じとったラユシュ老人は、慌てて鍋のお玉で二人の頭を打つ。
机に崩れ落ちる二人。
「とにかく、仁矢くんの気持ちはよくわかる。好きな人に振り向いてもらえないなんて、とても辛いからねぇ。」
「そうなんだよッッ!!オレッ!!つらいッ!!すげぇ、美形になったし、強くなったし、ようやく振り向いてもらえるかもしれないと思ったんだ!!だから、山で狩った角熊担いで会いに行ったんだ!」
「…角熊?…あれは、仁矢くんの背丈の倍はあるよね?…角は、君のその腕くらいあるよね?」
「そしたら、月子さん、ピシャリ!って、ピシャリ!って、扉しめちゃってッ!!!イヤァァァァァァァ!!!!」
「…それは、きっと、角」
「やっぱり、アタシが美しくなりすぎたからー!!!そうよねー、自分より美しい男なんて嫌よねー!でもッ、オレにとってッ!世界一はッ!月子さんなんですぅー!!!うああアアアア!!!」
「…ええー」
バンッッ!!
青柳は机を両手で叩き、仁矢を睨み付けた。
「ふざけるなよ、月ちゃんはお前よりもきれいだ。」
「月ちゃんは、困っている人がいたら助けるヤツだ。
誰かが傷ついたら、自分のことのように涙するヤツだ。
優しいヤツだ。
それをお前はなんだ?
オレは、見たぞ?
お前は、ジジババや、ガキや、弱そうなヤツを傷付けていたじゃないか。
楽しんでなぶってたじゃないか。
お前に、月ちゃんの側にいる資格はない。
優しい月ちゃんの側にいる資格はない。
てめえは、月ちゃんを不幸にするだけだッ。
月ちゃんに、好きになって欲しいだって?
………ふざけんなッ!!!」
青柳は、がたりと椅子を鳴らし、2階の自室へ上がっていった。
「……。」
茫然とする仁矢。
「仁矢くん」
ラユシュ老人は、仁矢の肩をぽんぽんと叩いた。
「これからさ、変わればいいんだ。これからだ。大丈夫だよ、君ならきっと大丈夫。」
三泉神社の竜神、白雲は、小さなウサギのような体をフワフワと空中に浮かべ、上機嫌だった。
祭りのために、赤や緑や白や黄色の布で、美しく境内が飾り付けられた。
祭りの当日は、お供え物で、たくさんの野菜や果物、珍しいお菓子もあるにちがいない。
竜神は、甘いお菓子が大好きだ、きれいだともっと嬉しい。
それにもっと嬉しいのは、神社にたくさんの村人が会いにきてくれることだ。
村人たちを赤ん坊の頃から知っている。
竜神にとっては、ずっと見守ってきた子供のようなものなのだ。
【ふふふ…。】
〈…しばし、よろしいか、竜よ…〉
低い声がしたのは、森の大木のてっぺん。
赤い狼がいた。
小さな竜は、つぶらな赤い目を細めて睨み付けた。
【…………気にくわないヤツが来たな。この地に何の用だ。】
〈鬼を探している。〉
【鬼?!】
灰色の小鬼が、頭に浮かぶ。
しかし…
〈ああ、でかい芋虫だ。〉
大いなる厄介事のことではなく、白雲は、ほっとする。
芋虫の件は、おそらく最近村に住む異国の老人僧の関係だ。
(あれは、人間だ。少し変だが…)
【…その芋虫が、この地に来ていると?】
〈おそらく…。ヤツの食いカスをたどったところ、この地にたどり着いた。〉
【食いカス…】
〈ヤツは、都から逃げ出した後、人間や動物を食い散らかしていた。…都で生まれた時は、小さかったのに、今は大岩ほどのようだ。〉
【…都で…?どうやって生まれたのだ?】
赤い狼は、フサフサのしっぽを一振りし、首を傾げた。
〈やけに食いつくな?見たのか?〉
【我が住処に!我の村に、災いをもたらすかもしれんからなッ!わかっているだろうが、我は、我のモノに手を出すヤツは誰であろうと許さん!
…………………………詳しく聞いて何が悪いッ!】
〈確かに、悪逆無道の竜ならば…〉
赤い目に闇をのせ、牙を鳴らす竜に、狼は頷く。
〈その芋虫は、異国の鬼の腕だったのだ。〉
一つにまとめた黒髪が、ふわりふわり。
爪先立ちの身体を、風に吹かれた木々のように左右に揺らす。
青柳は左手にのせた壺を指先でくるりと回し、とッ、と頭の上にのせる。
壺は、両側に持ち手が付いていて、異国の絵柄が彫られている。
虹色のぐにゃぐにゃした物体から、ぽんッとラユシュ老人が作りだしたものだ。
秋祭り…他の村人たちが、準備に追われる中、青柳と仁矢に任されたのは、ラユシュ老人の故郷、異国の踊りを踊ることだった。
激しい回転などがあり、身体能力の高い2人なら問題なく、派手ないい出し物になるだろう、ということになったのだ。
「ないみや、りーしら、かりゃた…何だっけ、ジジイッ!」
踊りの歌詞がわからなくなり、とりあえず青柳は頭の上で壺を回す。
壺で踊るなんてわけがわからない、なんかカッコ悪いし、重いと思っている。
だが、ちゃんとやらないと飯抜きとラユシュ老人が言うので、異国風の食事に毒された青柳は、今や壺を自らの身体の一部であるかのように扱えるまでに成長した。
が、踊りと合わせて歌う歌が、呪文だった。
言葉も拍子も音程も聞き慣れない、異国の歌。
「はぁ~、君は何回言っても覚えないなぁ」
ラユシュ老人は、大きなため息をつく。
「あんたの国の言葉、知らねーし。意味わかんねーから、覚えられねーんだよッ!」
鼻息荒く文句を言う青柳。
秋祭りで披露する踊りの練習は、毎日早朝と夕方にする。
どうしても、青柳の身体は、日中、薬売りに向かってしまうので、仕方が…
(なくねーよ!!どんだけ薬売りてーんだ、このクソ鬼野郎はッ!!)
首にぶら下がる虹色の玉をひっつかんで、どっかに叩きつけたいが、そのとたん、この前のような、怒れる鬼神みたいなのが発生したら真面目にヤバいので、青柳の舌打ちが増えるばかり。
「うーむ、言葉の意味か、そうだな、村の皆もわかる方がいいな。よし、教えよう。仁矢くん、君も来なさい、歌について教えるよ!」
「今から?もう、暗いぜ!明日でいいだろ?晩飯にしようぜ!」
「祭りまで、あまり日がないのだ。仁矢くん、仁矢くん?」
ラユシュ老人は、家の庭から少し離れたところにいる仁矢に呼びかけたが、反応がない。
仁矢は、青柳よりも歌も踊りも覚えが早く、安心して自由に練習をさせていたのだが…
「仁矢くん?どうしたんだ?ケガでもしたのかい?」
岩を砕く身体の持ち主が、踊りの練習で?と思わないでもなかったが、ラユシュ老人は焦った。
いつもは他者を見下す絶世美女な青年仁矢が、木の幹にすがりつきながら座り込み、顔をぐちゃぐちゃにして泣いていたのだ。
「…ケガなんか、してないわ……ケガなんか…………………………
…………………………………………………したわッ!!!」
わーッとさらに泣き出した仁矢に、ラユシュ老人はオロオロしだした。青柳は、そんな仁矢に心底嫌そうな顔をしている。
「どこだい?どこをケガしたんだ?私なら何でも治せる!言ってごらん!どこが痛いんだ?!」
青柳は、スタスタと泣きわめく仁矢に近寄る。
仁矢の側には、いつもは着ていない黒い上等な羽織がぐちゃぐちゃになって落ちていた。
「晩飯ッ!!!!!」
青柳はそう叫ぶと、仁矢の襟首を掴み、今やまったく落ち着かない異国情緒溢れる我が家へと引きずる。
「離せよ、寝グソ野郎…!!くそッ、くそッ、何で、何で、オレじゃダメなんだぁ~!!」
元の男言葉で泣きわめく仁矢に、ラユシュ老人は首をかしげ、青柳は、仁矢の頭を砕きたくなった。
その子は、仁矢にとって、宝石だった。
キラキラした陽の光のような女の子。
5歳の時に初めて見た時から、12年間ずっと好きだ。
大きな潤んだ目が、花びらのような口びるが、澄んだ声が、仁矢の心を熱くする。
きれいな花を摘んで、会いに行く。
美味しい果物や、野菜を持って会いに行く。
きれいな簪を持って、会いに行く。
彼女が好きで会いに行く。
けれど、彼女は受け取らない。
困ったように笑うだけ。
花のように笑う彼女を知っている。
他の男には向けるそれを、彼女は、仁矢にしてくれない。
一度も。
「他の男って、アンタのことじゃないんだからねぇッ!!!!」
机に突っ伏し、ぐちぐち泣いていた仁矢は、突如、晩飯の焼いた厚切り肉にかじりつく青柳に向かって吼えた。
「…あ?……あ~……はぁ~」
(オレ女だけど…まあ…)
「…とりあえず死ねよ、クソ男。月ちゃんに迷惑かけてんじゃねー月ちゃんがてめえなんか好きになることなんか万が一にもねーんだよ」
「ころす」
「待ちたまエーーーーーーッ!!!!」
二人の本気の殺意を感じとったラユシュ老人は、慌てて鍋のお玉で二人の頭を打つ。
机に崩れ落ちる二人。
「とにかく、仁矢くんの気持ちはよくわかる。好きな人に振り向いてもらえないなんて、とても辛いからねぇ。」
「そうなんだよッッ!!オレッ!!つらいッ!!すげぇ、美形になったし、強くなったし、ようやく振り向いてもらえるかもしれないと思ったんだ!!だから、山で狩った角熊担いで会いに行ったんだ!」
「…角熊?…あれは、仁矢くんの背丈の倍はあるよね?…角は、君のその腕くらいあるよね?」
「そしたら、月子さん、ピシャリ!って、ピシャリ!って、扉しめちゃってッ!!!イヤァァァァァァァ!!!!」
「…それは、きっと、角」
「やっぱり、アタシが美しくなりすぎたからー!!!そうよねー、自分より美しい男なんて嫌よねー!でもッ、オレにとってッ!世界一はッ!月子さんなんですぅー!!!うああアアアア!!!」
「…ええー」
バンッッ!!
青柳は机を両手で叩き、仁矢を睨み付けた。
「ふざけるなよ、月ちゃんはお前よりもきれいだ。」
「月ちゃんは、困っている人がいたら助けるヤツだ。
誰かが傷ついたら、自分のことのように涙するヤツだ。
優しいヤツだ。
それをお前はなんだ?
オレは、見たぞ?
お前は、ジジババや、ガキや、弱そうなヤツを傷付けていたじゃないか。
楽しんでなぶってたじゃないか。
お前に、月ちゃんの側にいる資格はない。
優しい月ちゃんの側にいる資格はない。
てめえは、月ちゃんを不幸にするだけだッ。
月ちゃんに、好きになって欲しいだって?
………ふざけんなッ!!!」
青柳は、がたりと椅子を鳴らし、2階の自室へ上がっていった。
「……。」
茫然とする仁矢。
「仁矢くん」
ラユシュ老人は、仁矢の肩をぽんぽんと叩いた。
「これからさ、変わればいいんだ。これからだ。大丈夫だよ、君ならきっと大丈夫。」
三泉神社の竜神、白雲は、小さなウサギのような体をフワフワと空中に浮かべ、上機嫌だった。
祭りのために、赤や緑や白や黄色の布で、美しく境内が飾り付けられた。
祭りの当日は、お供え物で、たくさんの野菜や果物、珍しいお菓子もあるにちがいない。
竜神は、甘いお菓子が大好きだ、きれいだともっと嬉しい。
それにもっと嬉しいのは、神社にたくさんの村人が会いにきてくれることだ。
村人たちを赤ん坊の頃から知っている。
竜神にとっては、ずっと見守ってきた子供のようなものなのだ。
【ふふふ…。】
〈…しばし、よろしいか、竜よ…〉
低い声がしたのは、森の大木のてっぺん。
赤い狼がいた。
小さな竜は、つぶらな赤い目を細めて睨み付けた。
【…………気にくわないヤツが来たな。この地に何の用だ。】
〈鬼を探している。〉
【鬼?!】
灰色の小鬼が、頭に浮かぶ。
しかし…
〈ああ、でかい芋虫だ。〉
大いなる厄介事のことではなく、白雲は、ほっとする。
芋虫の件は、おそらく最近村に住む異国の老人僧の関係だ。
(あれは、人間だ。少し変だが…)
【…その芋虫が、この地に来ていると?】
〈おそらく…。ヤツの食いカスをたどったところ、この地にたどり着いた。〉
【食いカス…】
〈ヤツは、都から逃げ出した後、人間や動物を食い散らかしていた。…都で生まれた時は、小さかったのに、今は大岩ほどのようだ。〉
【…都で…?どうやって生まれたのだ?】
赤い狼は、フサフサのしっぽを一振りし、首を傾げた。
〈やけに食いつくな?見たのか?〉
【我が住処に!我の村に、災いをもたらすかもしれんからなッ!わかっているだろうが、我は、我のモノに手を出すヤツは誰であろうと許さん!
…………………………詳しく聞いて何が悪いッ!】
〈確かに、悪逆無道の竜ならば…〉
赤い目に闇をのせ、牙を鳴らす竜に、狼は頷く。
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